53 / 59
第四章
第52話 そして物語は冒頭と繋がった
しおりを挟む
ガルテニア王国王城、謁見の間。
磨かれた大理石の壁と床にステンドグラスから日光が注ぎ、まるで空間そのものが輝いているかのようだった。
その建築技術は既に失われているが、美しさは今なお色褪せることなく活き続けている。
まさに歴史の長いガルテニア王国を象徴するに相応しい様相と言えよう。
「おほぉ~~~ついに来たか! 待ちわびたぞぉ~~~!」
そんな場に本城の当主であり国を治める国王、ガルテニアス十三世の醜い声が響き渡った。
まるで売女を待ちかねていたかのような気品溢れない一声だ。
国王は今年で齢五二歳とそれなりに高齢。
しかしエーフェニミスを見た途端に男の本性を曝けだすほど本能的。
故に彼女が目前にまで連れて来られると、締まらない顔がニタニタと笑う。
さらには丸い身を乗り出させて揺らし、垂れた頬をさらに醜く歪ませてもいて。
それでもエーフェニミスを連れてきた兵は表情も変えず、彼女を床へ伏せさせつつ一礼して場を去る。
そして残された彼女との対面に、とうとう国王の情欲が溢れ出した。
「ククク、よく来てくれたなエルフの女王。お前に会うことが幼い頃からのワシの夢でもあった。それがこうして叶うなど、まだ夢を見ているようじゃなあ……!」
遂には舌なめずりまで。
とても王とは思えない下品さだ。
「百年前の出来事はもちろん聞き及んでおる。しかしなぁ、エルフを忌避する伝説がある故、その容姿だけは唯一王族にのみ伝えられることとなったのだ」
「……」
「そしてその姿……っ! まさにあの絵画に記されたままの姿よぉ~~~!」
今この場にいるのは二人だけ。
壁の向こうにいる兵たちに話は聞こえない。
たとえ聞こえていても、国王のことを知る以上は何一つ気にも留めないだろう。
「送り出した密命部隊の消息が断った時は驚かされたが、バーギュの奴が捕まえたと聞いた時には天にも昇る気持ちだったわい。ふひひひっ!」
故に国王は留まるつもりなどなかった。
己の欲望を曝け出すことにも、彼女の処遇をどうするかさえも。
こうして隠し事を語ることさえも、止める者は誰一人としていない。
「な、なぜ……」
「うん?」
「なぜこのようなことをなさるのです……? わたくしたちはただ静かに暮らしたかっただけなのに……」
そんな中、エーフェニミスが弱々しく訴えを返す。
震え、怯える様子を見せながらも必死そうな小さい声で。
だがその小鳥の囀りのような声も、ただ国王の情欲を掻き立てるだけだった。
「貴様のような危険な女を放っておく訳がなかろぉ~? 故に貴様を捕まえることにした。天変地異を操る力とやら、我が王国の繁栄のためにも存分に使わせてもらうぞ。ありがたく思うがよい」
「それだけ? たったそれだけの理由なのです……?」
「――それだけではなぁい! おまけにこうも美しいとあれば手にしたくもなるであろうっ! なぁに、毎夜に目一杯愛でてやるから安心せよぉ! ぐっひひひひっ!」
一言目は建前。
二言目が本音。
そうハッキリとわかる程に態度があからさまだ。
しかし、それ以上の理由が無いということもまた明白である。
「……やはりそう、ですか」
そう悟ったが故にこの時、エーフェニミスは前触れもなくスッと立ち上がっていた。
「ぬっ!?」
これ以上の茶番は必要無いと理解したのだ。
そうして露わとなったのはピクトに見せたのと同じ、女王としての毅然な姿。
余裕さえ感じさせる微笑みまで浮かべ、先ほどとはまるで別人のよう。
その異様な変わりように、国王も思わず目を見開かせるなど動揺を見せた。
「もう少しお時間がかかるかと思いましたが、想定よりもずっと早く語って頂いてとても助かりました。おかげでわたくしも身を守るという大義名分を得ることが出来ます。感謝いたします、何代目かは知らないガルテニア国王様」
「な、なんだ貴様、急に何を……」
「ええ見ての通りです。もう偽る必要は無いと思いましてぇ……!」
しかも妙に挑発的。
ただそうして不敵に笑う様子はなぜか様となっていた。
まるで「これが本当の私である」と云わんばかりに。
「き、急に強気になりおって! 貴様一人に何が出来よう!? ワシが呼べばすぐさまこの場所に数百の兵が集まるのだぞ!?」
「そうですねぇ、確かにわたくし殺生は苦手でして。それほど多くの者達に囲まれてしまえばどうにもならないかもしれません」
「ならば大人しく――」
「で す がぁ!」
「――ッ!?」
「実はわたくし、とぉ~っても頼もしいお友達がおりましてぇ。是非とも国王様にご紹介してさしあげたくってぇ~~~! ウッフフフフッ!」
笑う。
エーフェニミスは愉快に、高らかに笑う。
今にもこの場で踊り出しそうなほどにドレスを揺らさせて。
そして両手をゆらりと上げ躍らせると、右手がふと懐の中へと潜り込む。
すると薄布の隙間から何か手鏡のような物をスッと取り出した。
緑色の枠を持つ、見るからに奇妙な物体を。
「な、なんだそれ――」
だが国王が驚く間も無く、その奇妙な手鏡はすでに蠢き始めていた。
異変に気付いた兵士たちが雪崩れ込む中、手鏡が歪んで広がり、何かを排出していく。
人の腕。
さらには頭、体。
手鏡の枠から次々にズルズルと這い出てくる。
そしてその眼が国王を捉えると、出てきた男もが目を輝かせてニタリと笑った。
「ぼぉ~くピクトえもぉ~~~ん……! サブカルの世界から来たヒト型決戦兵器だよぉぉぉ~~~ん!」
そう、ピクトである。
なんと小さな手鏡状の物体から彼が「ズルンッ!」と飛び出したのだ。
しかも続いてギネスまでが同じようにして現れる。
「そしてコイツが筋肉野郎だ」
「んもぅ! アタシだけ紹介雑じゃなぁい!?」
突然の男二人の出現に国王も兵士たちも狼狽するばかりだ。
一切の予兆すらなく現れるなど、どのような魔法を使っても有り得ないからこそ。
「な、なんなのだ貴様らは!? はっ、その服装……まさか流民かあっ!?」
「はいはい正解~! 女王様の危機に馳せ参じた野郎二人でございまぁす!」
一方のピクトはやはりいつも通り。ニヤニヤと笑いつつ拍手までする始末。
こうして軽口をも叩き、兵士たちに囲まれていようとも一切臆してはいなかった。
それは単に、こうなることを全て予測していたから。
今の状況もまたエーフェニミスが立てた作戦通りの展開だったのだ。
これを名付けて〝スケープロード作戦〟。
敢えてエーフェニミスを囮にし、一切の障害をスルーすることで一気に本丸へと到達するという奇策だったのである。
そしてその結果は既に物語の冒頭にて知れた通り。
ピクトが暴れて兵士たちを薙ぎ払い、見事国王を追い詰めたという訳だ。
故に今、ピクトは誇らしげに笑う。
ここまでに集めた絆は決して無駄ではなかったのだと。
磨かれた大理石の壁と床にステンドグラスから日光が注ぎ、まるで空間そのものが輝いているかのようだった。
その建築技術は既に失われているが、美しさは今なお色褪せることなく活き続けている。
まさに歴史の長いガルテニア王国を象徴するに相応しい様相と言えよう。
「おほぉ~~~ついに来たか! 待ちわびたぞぉ~~~!」
そんな場に本城の当主であり国を治める国王、ガルテニアス十三世の醜い声が響き渡った。
まるで売女を待ちかねていたかのような気品溢れない一声だ。
国王は今年で齢五二歳とそれなりに高齢。
しかしエーフェニミスを見た途端に男の本性を曝けだすほど本能的。
故に彼女が目前にまで連れて来られると、締まらない顔がニタニタと笑う。
さらには丸い身を乗り出させて揺らし、垂れた頬をさらに醜く歪ませてもいて。
それでもエーフェニミスを連れてきた兵は表情も変えず、彼女を床へ伏せさせつつ一礼して場を去る。
そして残された彼女との対面に、とうとう国王の情欲が溢れ出した。
「ククク、よく来てくれたなエルフの女王。お前に会うことが幼い頃からのワシの夢でもあった。それがこうして叶うなど、まだ夢を見ているようじゃなあ……!」
遂には舌なめずりまで。
とても王とは思えない下品さだ。
「百年前の出来事はもちろん聞き及んでおる。しかしなぁ、エルフを忌避する伝説がある故、その容姿だけは唯一王族にのみ伝えられることとなったのだ」
「……」
「そしてその姿……っ! まさにあの絵画に記されたままの姿よぉ~~~!」
今この場にいるのは二人だけ。
壁の向こうにいる兵たちに話は聞こえない。
たとえ聞こえていても、国王のことを知る以上は何一つ気にも留めないだろう。
「送り出した密命部隊の消息が断った時は驚かされたが、バーギュの奴が捕まえたと聞いた時には天にも昇る気持ちだったわい。ふひひひっ!」
故に国王は留まるつもりなどなかった。
己の欲望を曝け出すことにも、彼女の処遇をどうするかさえも。
こうして隠し事を語ることさえも、止める者は誰一人としていない。
「な、なぜ……」
「うん?」
「なぜこのようなことをなさるのです……? わたくしたちはただ静かに暮らしたかっただけなのに……」
そんな中、エーフェニミスが弱々しく訴えを返す。
震え、怯える様子を見せながらも必死そうな小さい声で。
だがその小鳥の囀りのような声も、ただ国王の情欲を掻き立てるだけだった。
「貴様のような危険な女を放っておく訳がなかろぉ~? 故に貴様を捕まえることにした。天変地異を操る力とやら、我が王国の繁栄のためにも存分に使わせてもらうぞ。ありがたく思うがよい」
「それだけ? たったそれだけの理由なのです……?」
「――それだけではなぁい! おまけにこうも美しいとあれば手にしたくもなるであろうっ! なぁに、毎夜に目一杯愛でてやるから安心せよぉ! ぐっひひひひっ!」
一言目は建前。
二言目が本音。
そうハッキリとわかる程に態度があからさまだ。
しかし、それ以上の理由が無いということもまた明白である。
「……やはりそう、ですか」
そう悟ったが故にこの時、エーフェニミスは前触れもなくスッと立ち上がっていた。
「ぬっ!?」
これ以上の茶番は必要無いと理解したのだ。
そうして露わとなったのはピクトに見せたのと同じ、女王としての毅然な姿。
余裕さえ感じさせる微笑みまで浮かべ、先ほどとはまるで別人のよう。
その異様な変わりように、国王も思わず目を見開かせるなど動揺を見せた。
「もう少しお時間がかかるかと思いましたが、想定よりもずっと早く語って頂いてとても助かりました。おかげでわたくしも身を守るという大義名分を得ることが出来ます。感謝いたします、何代目かは知らないガルテニア国王様」
「な、なんだ貴様、急に何を……」
「ええ見ての通りです。もう偽る必要は無いと思いましてぇ……!」
しかも妙に挑発的。
ただそうして不敵に笑う様子はなぜか様となっていた。
まるで「これが本当の私である」と云わんばかりに。
「き、急に強気になりおって! 貴様一人に何が出来よう!? ワシが呼べばすぐさまこの場所に数百の兵が集まるのだぞ!?」
「そうですねぇ、確かにわたくし殺生は苦手でして。それほど多くの者達に囲まれてしまえばどうにもならないかもしれません」
「ならば大人しく――」
「で す がぁ!」
「――ッ!?」
「実はわたくし、とぉ~っても頼もしいお友達がおりましてぇ。是非とも国王様にご紹介してさしあげたくってぇ~~~! ウッフフフフッ!」
笑う。
エーフェニミスは愉快に、高らかに笑う。
今にもこの場で踊り出しそうなほどにドレスを揺らさせて。
そして両手をゆらりと上げ躍らせると、右手がふと懐の中へと潜り込む。
すると薄布の隙間から何か手鏡のような物をスッと取り出した。
緑色の枠を持つ、見るからに奇妙な物体を。
「な、なんだそれ――」
だが国王が驚く間も無く、その奇妙な手鏡はすでに蠢き始めていた。
異変に気付いた兵士たちが雪崩れ込む中、手鏡が歪んで広がり、何かを排出していく。
人の腕。
さらには頭、体。
手鏡の枠から次々にズルズルと這い出てくる。
そしてその眼が国王を捉えると、出てきた男もが目を輝かせてニタリと笑った。
「ぼぉ~くピクトえもぉ~~~ん……! サブカルの世界から来たヒト型決戦兵器だよぉぉぉ~~~ん!」
そう、ピクトである。
なんと小さな手鏡状の物体から彼が「ズルンッ!」と飛び出したのだ。
しかも続いてギネスまでが同じようにして現れる。
「そしてコイツが筋肉野郎だ」
「んもぅ! アタシだけ紹介雑じゃなぁい!?」
突然の男二人の出現に国王も兵士たちも狼狽するばかりだ。
一切の予兆すらなく現れるなど、どのような魔法を使っても有り得ないからこそ。
「な、なんなのだ貴様らは!? はっ、その服装……まさか流民かあっ!?」
「はいはい正解~! 女王様の危機に馳せ参じた野郎二人でございまぁす!」
一方のピクトはやはりいつも通り。ニヤニヤと笑いつつ拍手までする始末。
こうして軽口をも叩き、兵士たちに囲まれていようとも一切臆してはいなかった。
それは単に、こうなることを全て予測していたから。
今の状況もまたエーフェニミスが立てた作戦通りの展開だったのだ。
これを名付けて〝スケープロード作戦〟。
敢えてエーフェニミスを囮にし、一切の障害をスルーすることで一気に本丸へと到達するという奇策だったのである。
そしてその結果は既に物語の冒頭にて知れた通り。
ピクトが暴れて兵士たちを薙ぎ払い、見事国王を追い詰めたという訳だ。
故に今、ピクトは誇らしげに笑う。
ここまでに集めた絆は決して無駄ではなかったのだと。
1
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる