18 / 45
第18話 ドキドキ! ワクワク? ダンジョン探検隊!
しおりを挟む
「ミルカ企画プレゼンツ☆ ドキドキ! ワクワク? ダンジョン攻略~~~!!」
という訳で私は今、冒険者達を引き連れてダンジョン前へとやってきた。
要救助者救出という名目のもと、エルエイスも同伴で。
それというのも、魔導人形でのダンジョン攻略はまだ無理だと判断したから。
まだ持続稼働時間に難があって最大一時間が限度と、途中でのエネルギー切れは避けられない。
本来なら長時間稼働型の魔導人形が必須となる。
けど実はまだ長時間稼働型はまだ完成していない。
計画が前倒しになり、開発が間に合っていないのである。
そこで私自身が思い切って手を挙げた!
手持ちの魔導人形は私の指示で動かせられるものしか無い。
それでも充電する必要もあるので、なら私が直接来ようって事になったのだ。
なにより困った人は助けなければ。
命の危機に晒されている人を見過ごす訳にはいきません!
「ミ、ミルカ殿、あまり遊んでいられる余裕は――」
「何を言うのです。常に平常心を持たなければ、いざという時に背中を狙われかねませんよ? 冒険者たるもの、戦いの心得くらいご存知でしょう?」
「た、確かに……失礼した」
――なぁんてうっそぉ~~~んっ!
本当は宣伝の為でしたぁ~~~!
魔導人形のすごさをここでアピールしてぇ、今後の販路拡大を狙うのです!
その時のためにと、実は動画撮影用魔導人形『録れる君』を造っておきました。
頭部が魔導カメラになっていて両手でピントを合わせてくれる仕様を!
これなら魔導人形の活躍をあます事無く撮影できるのだー!
なおこれを造っていたから長時間稼働型の開発も遅れましたごめんなさい。
「こうして特派員は遂に未踏のダンジョンへと突入する。果たして、中は一体どのようになっているのか」
「いや、先日俺達が入ったんだが」
「そこ、TPOをわきまえてもらえませんか?」
「す、すまない……(て、てぃーぴーおー?)」
よけいな横やりが入ったけれど、撮影自体は問題無い。
後でカットして編集しておこう。
それで気を取り直し、魔導人形達をまず五体ほど放流してからダンジョンへ突入。
性能的にはまぁ攻略に支障無いだろう。
「特派員の進んだ先には魔物の群れが! しかし立ち向かうはこの魔導人形――」
「……人形、もう行ったけど」
「アーーーッ! そうだったー! バトルプログラムに従うから立ち止まってくれないの忘れてたーーーッ!!」
けど魔導人形達は戦う道具なので撮影なんて待ってはくれない。
おかげで雄姿を撮影する間もなく、奥でもう戦闘を始めているという。
暗闇の中で無駄に戦闘音だけが響いて来て、とてもむなしい。
仕方ないので諦め、ダンジョンへ一歩を踏み出した。
中は普通の洞窟状でそれなりに広い。
横幅でも大人が三人分、手を広げられるくらいの大きさだ。
そんな中に少しずつカンテラを向けながら進むと、さっそく魔物の死骸が。
どれも容赦なく頭部やら身体を吹き飛ばされて原型も留めていない。
さすが我が魔導人形軍団、圧倒的ではないかー!
「なんてすさまじい戦闘力だ。これが魔導人形か……」
「もし一般販売が始まったらぜひともごひいきに」
「こんなのが流通したらそれこそ俺達は失業だぜ」
「もう次の職を探しておいた方がいいかもな」
しかしここで耳を立てる事も忘れない。
そうか、魔導人形を実装する事で失職者も出かねないんだ。
これはやり過ぎると反感を買いそうだから、そのフォローも考えないと。
例えば一人一体限定とか。
人形トレーナーバトル大会開催とか。
人形を使う職業の斡旋とかもよさそう。
フフ、それに合わせてバリエーションを増やすのもいいわね……!
そんなよこしまな事を考えつつダンジョンを進む。
魔導人形が分かれ道も探索してくれるので、進む道もバッチリだ。
彼等の情報は魔力伝搬でリアルタイムに届けてくれるからね。
そして今、さっそくと重要な情報が入ってきた。
「待って」
「どうした?」
「……見つけた。生存者、三人」
「なにッ!?」
「十五人中、生きているのはたった三人か」
「だが生きているだけでも儲けものだ」
どうやら人形が生存者を助けたらしい。
そこで私は第二・第三陣を放流し、第一陣と合流させる。
するとさっそく第一陣が戻って来た。
しっかりと生存者の道案内・護衛を行いながら。
「ア、アイーダかッ!」
「ジーナルス!? 皆!? 助けに来てくれたのね!」
そうして出会うや否やジーナルスと救助者の一人が駆け寄って抱き合う。
どうやら二人はそれなりに良い仲みたいね。
なるほど、それであんなに焦っていたって訳か。
まだわからない感情だけど、なんだかうらやましい。
ただ、なんかちょっと違和感がある。
あまりにもあっさりとし過ぎているような……。
「よし、一度戻ろう。攻略は立て直してからでも遅くはない」
「ええそうしましょ! もうここにいたくはないわ!」
「早く人がいる所に帰りたい!」
そんな不安をよそに、ジーナルス達は踵を返していて。
一方で、この半端さを前に振り返る事を拒否する私がここにいる。
何事も「深追いするな」とは言うが、それはしょせん一般論に過ぎない。
私ならこのダンジョンを一人で攻略する事など造作もないのだから。
なまぬるい事をしていないでスパッと終わらせた方がいいのだと。
「なら貴方達だけで帰ってください。私はこのまま進みます」
「ミ、ミルカ殿!?」
「あの娘は一体何を言って……? 帰りましょう?」
……そうか、これが凡人との認識の差なんだ。
彼等にとっては戻るのが当たり前で、事を済ますなんてどうでもいい。
そんな人達ばかりだからいつまでたっても魔物は減らないのだろう。
「――なら、私だけでも行く。プロモーション撮影も叶わないのなら、せめてここを潰してから帰るわ。タダ働きはごめんなので」
現にこう返した私に対して、ジーナルス達はただ閉口するばかりだ。
だから私は一人で踏み出した。
賛同してくれない彼等に寂しさや怒りを覚えそうだったから。
中途半端に戦う事しかできない、そんな凡人の弱さにあきれてしまって。
けど、そんな雑念が私の意識を逸らしてしまっていたのだろう。
それの存在にまったく気付けなかったのだ。
頭上から巨大な牙蚯蚓が大口を開いて迫っていた事に。
「ううッ!? 大回旋牙蚯蚓!?」
しかし気付いた時にはもう遅く。
私はそのまま巨大なワームに丸のみされてしまったのだった。
という訳で私は今、冒険者達を引き連れてダンジョン前へとやってきた。
要救助者救出という名目のもと、エルエイスも同伴で。
それというのも、魔導人形でのダンジョン攻略はまだ無理だと判断したから。
まだ持続稼働時間に難があって最大一時間が限度と、途中でのエネルギー切れは避けられない。
本来なら長時間稼働型の魔導人形が必須となる。
けど実はまだ長時間稼働型はまだ完成していない。
計画が前倒しになり、開発が間に合っていないのである。
そこで私自身が思い切って手を挙げた!
手持ちの魔導人形は私の指示で動かせられるものしか無い。
それでも充電する必要もあるので、なら私が直接来ようって事になったのだ。
なにより困った人は助けなければ。
命の危機に晒されている人を見過ごす訳にはいきません!
「ミ、ミルカ殿、あまり遊んでいられる余裕は――」
「何を言うのです。常に平常心を持たなければ、いざという時に背中を狙われかねませんよ? 冒険者たるもの、戦いの心得くらいご存知でしょう?」
「た、確かに……失礼した」
――なぁんてうっそぉ~~~んっ!
本当は宣伝の為でしたぁ~~~!
魔導人形のすごさをここでアピールしてぇ、今後の販路拡大を狙うのです!
その時のためにと、実は動画撮影用魔導人形『録れる君』を造っておきました。
頭部が魔導カメラになっていて両手でピントを合わせてくれる仕様を!
これなら魔導人形の活躍をあます事無く撮影できるのだー!
なおこれを造っていたから長時間稼働型の開発も遅れましたごめんなさい。
「こうして特派員は遂に未踏のダンジョンへと突入する。果たして、中は一体どのようになっているのか」
「いや、先日俺達が入ったんだが」
「そこ、TPOをわきまえてもらえませんか?」
「す、すまない……(て、てぃーぴーおー?)」
よけいな横やりが入ったけれど、撮影自体は問題無い。
後でカットして編集しておこう。
それで気を取り直し、魔導人形達をまず五体ほど放流してからダンジョンへ突入。
性能的にはまぁ攻略に支障無いだろう。
「特派員の進んだ先には魔物の群れが! しかし立ち向かうはこの魔導人形――」
「……人形、もう行ったけど」
「アーーーッ! そうだったー! バトルプログラムに従うから立ち止まってくれないの忘れてたーーーッ!!」
けど魔導人形達は戦う道具なので撮影なんて待ってはくれない。
おかげで雄姿を撮影する間もなく、奥でもう戦闘を始めているという。
暗闇の中で無駄に戦闘音だけが響いて来て、とてもむなしい。
仕方ないので諦め、ダンジョンへ一歩を踏み出した。
中は普通の洞窟状でそれなりに広い。
横幅でも大人が三人分、手を広げられるくらいの大きさだ。
そんな中に少しずつカンテラを向けながら進むと、さっそく魔物の死骸が。
どれも容赦なく頭部やら身体を吹き飛ばされて原型も留めていない。
さすが我が魔導人形軍団、圧倒的ではないかー!
「なんてすさまじい戦闘力だ。これが魔導人形か……」
「もし一般販売が始まったらぜひともごひいきに」
「こんなのが流通したらそれこそ俺達は失業だぜ」
「もう次の職を探しておいた方がいいかもな」
しかしここで耳を立てる事も忘れない。
そうか、魔導人形を実装する事で失職者も出かねないんだ。
これはやり過ぎると反感を買いそうだから、そのフォローも考えないと。
例えば一人一体限定とか。
人形トレーナーバトル大会開催とか。
人形を使う職業の斡旋とかもよさそう。
フフ、それに合わせてバリエーションを増やすのもいいわね……!
そんなよこしまな事を考えつつダンジョンを進む。
魔導人形が分かれ道も探索してくれるので、進む道もバッチリだ。
彼等の情報は魔力伝搬でリアルタイムに届けてくれるからね。
そして今、さっそくと重要な情報が入ってきた。
「待って」
「どうした?」
「……見つけた。生存者、三人」
「なにッ!?」
「十五人中、生きているのはたった三人か」
「だが生きているだけでも儲けものだ」
どうやら人形が生存者を助けたらしい。
そこで私は第二・第三陣を放流し、第一陣と合流させる。
するとさっそく第一陣が戻って来た。
しっかりと生存者の道案内・護衛を行いながら。
「ア、アイーダかッ!」
「ジーナルス!? 皆!? 助けに来てくれたのね!」
そうして出会うや否やジーナルスと救助者の一人が駆け寄って抱き合う。
どうやら二人はそれなりに良い仲みたいね。
なるほど、それであんなに焦っていたって訳か。
まだわからない感情だけど、なんだかうらやましい。
ただ、なんかちょっと違和感がある。
あまりにもあっさりとし過ぎているような……。
「よし、一度戻ろう。攻略は立て直してからでも遅くはない」
「ええそうしましょ! もうここにいたくはないわ!」
「早く人がいる所に帰りたい!」
そんな不安をよそに、ジーナルス達は踵を返していて。
一方で、この半端さを前に振り返る事を拒否する私がここにいる。
何事も「深追いするな」とは言うが、それはしょせん一般論に過ぎない。
私ならこのダンジョンを一人で攻略する事など造作もないのだから。
なまぬるい事をしていないでスパッと終わらせた方がいいのだと。
「なら貴方達だけで帰ってください。私はこのまま進みます」
「ミ、ミルカ殿!?」
「あの娘は一体何を言って……? 帰りましょう?」
……そうか、これが凡人との認識の差なんだ。
彼等にとっては戻るのが当たり前で、事を済ますなんてどうでもいい。
そんな人達ばかりだからいつまでたっても魔物は減らないのだろう。
「――なら、私だけでも行く。プロモーション撮影も叶わないのなら、せめてここを潰してから帰るわ。タダ働きはごめんなので」
現にこう返した私に対して、ジーナルス達はただ閉口するばかりだ。
だから私は一人で踏み出した。
賛同してくれない彼等に寂しさや怒りを覚えそうだったから。
中途半端に戦う事しかできない、そんな凡人の弱さにあきれてしまって。
けど、そんな雑念が私の意識を逸らしてしまっていたのだろう。
それの存在にまったく気付けなかったのだ。
頭上から巨大な牙蚯蚓が大口を開いて迫っていた事に。
「ううッ!? 大回旋牙蚯蚓!?」
しかし気付いた時にはもう遅く。
私はそのまま巨大なワームに丸のみされてしまったのだった。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
父が死んだのでようやく邪魔な女とその息子を処分できる
兎屋亀吉
恋愛
伯爵家の当主だった父が亡くなりました。これでようやく、父の愛妾として我が物顔で屋敷内をうろつくばい菌のような女とその息子を処分することができます。父が死ねば息子が当主になれるとでも思ったのかもしれませんが、父がいなくなった今となっては思う通りになることなど何一つありませんよ。今まで父の威を借りてさんざんいびってくれた仕返しといきましょうか。根に持つタイプの陰険女主人公。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
私がいなくなっても構わないと言ったのは、あなたの方ですよ?
新野乃花(大舟)
恋愛
ミーナとレイノーは婚約関係にあった。しかし、ミーナよりも他の女性に目移りしてしまったレイノーは、ためらうこともなくミーナの事を婚約破棄の上で追放してしまう。お前などいてもいなくても構わないと別れの言葉を告げたレイノーであったものの、後に全く同じ言葉をミーナから返されることとなることを、彼は知らないままであった…。
婚約破棄られ令嬢がカフェ経営を始めたらなぜか王宮から求婚状が届きました!?
江原里奈
恋愛
【婚約破棄? 慰謝料いただければ喜んで^^ 復縁についてはお断りでございます】
ベルクロン王国の田舎の伯爵令嬢カタリナは突然婚約者フィリップから手紙で婚約破棄されてしまう。ショックのあまり寝込んだのは母親だけで、カタリナはなぜか手紙を踏みつけながらもニヤニヤし始める。なぜなら、婚約破棄されたら相手から慰謝料が入る。それを元手に夢を実現させられるかもしれない……! 実はカタリナには前世の記憶がある。前世、彼女はカフェでバイトをしながら、夜間の製菓学校に通っている苦学生だった。夢のカフェ経営をこの世界で実現するために、カタリナの奮闘がいま始まる!
※カクヨム、ノベルバなど複数サイトに投稿中。
カクヨムコン9最終選考・第4回アイリス異世界ファンタジー大賞最終選考通過!
※ブクマしてくださるとモチベ上がります♪
※厳格なヒストリカルではなく、縦コミ漫画をイメージしたゆるふわ飯テロ系ロマンスファンタジー。作品内の事象・人間関係はすべてフィクション。法制度等々細かな部分を気にせず、寛大なお気持ちでお楽しみください<(_ _)>
【完結】オトナのお付き合いの彼を『友達』と呼んではいけないらしい(震え声)
佐倉えび
恋愛
貧乏子爵家の三女のミシェルは結婚する気がなく、父親に言われて仕方なく出席した夜会で助けてもらったことをきっかけに、騎士のレイモンドと大人の恋愛をしていた。そんな関係がずるずると続き、四年が経ってしまう。そろそろ潮時かと思っていたころ、レイモンドを「友達」と言ってしまい、それを本人に聞かれてしまった。あわや『わからせ』られてしまうかと身構えていたら、お誘いがパタリと止み、同時にレイモンドの結婚話が浮上する。いよいよレイモンドとの別れを覚悟したミシェルにも結婚話が浮上して……?
鈍感な我がままボディヒロイン×冷静沈着な計算高いどSヒーロー。
*ムーンライトノベルズにもタイトルを少し変更してR18版を掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる