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第30話 皆がこの程度で諦めるワケないもの
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市民が城より出現した巨大生物から逃げるようにして逃げ惑う。
きっと彼等は「王都はもうダメだ」などと思っているに違いない。
だから走る先はいずれも街の外へ向けて。
誰一人としてもうこの街を守ろうと思う者はいなかったのだ。
街を守る為の兵士でさえも例外なく。
だがその中に、自ら流れに逆らう者達がいた。
「ミルカ殿! 無事か!?」
「ラギュースさん、来てくれたのね!」
そう、ラギュース達が私の下へはせ参じたのだ。
察するに、相手にしていた兵達もが逃げてしまったのだろう。
「あれは一体何なのだ!?」
「あれは国王よ。やっぱり寄生型魔物に憑りつかれていたの。しかも進化してああなってしまった」
「なんて事だ……手遅れどころではないな、あれは」
すでに城は破壊しつくされ、巨体がゆらりとしながら第一城壁へ手をかけていた。
その城壁も軽々と押し潰して崩しているけれど。
おそらくは私を認識して追いかけようとしているのだと思う。
動きはすごく遅いけれど、力はもはや未知数ね。
「ではこれより、あれを『シャウグハイ』と呼称する! ヴァルグリンドナイツ総員突撃、シャウグハイを撃滅せよ!」
「待ちなさい、正気なの!? あんな相手にただの人が太刀打ちできるとは――」
「できるかどうかではない。やらねばならぬのだ。それがこの国を愛し、守ってきた我等の使命なのだから!」
「ラギュースさん……」
しかしそんな未知数な相手にもラギュース達はためらわなかった。
皆が揃って剣や槍をかかげて叫び、馬を駆って突撃していったのだ。
私が唖然と立ち尽くしていようが構う事なく。
「みんなねぇ、この国が大好きなのよぉ」
「ママ上……」
「だから、きっとミルカちゃんが先導してくれた事を嬉しく思っているんじゃないかしらぁ。それで今度は自分達の番だって思っているのねぇ」
「ご主人様はそれだけ象徴的で美しいですから! 一生付いていきまぁす!」
続いてママ上と叔母上まで歩いてやってきて、こんな事まで教えてくれた。
ママ上にいたっては、自慢の大杖をクルクルと軽快に振り回してやる気満々だ。
みんな、本当に一緒に戦うつもりなんだ。
心より、この国を守りたいと願っているから。
ありがとう……皆。
貴方達こそ、この国を守る本当の騎士よ。
「あのぉ~自分はぁ逃げてもいいですか~?」
「お前もう帰れ」
ただしレスティ、テメーはダメだ。
なので懇願するようにひざまずいていた彼女を見下し、綺麗な顔にツバを吐く。
すると「あぁりがとうございまッしたぁ~!!」などと叫びながら民衆に混じってソッコーで消えていった。
「さて、これで露払いはできた。あとはあの化け物をなんとかして倒せばいいだけね」
そこで私は再びドレスギアで空へと舞い上がる。
シャウグハイへと向け、低空飛行で建物の上を抜けて真っ直ぐと。
すると彼方ではすでに光や矢弾がいくつも飛んでいた。
どうやら早くも戦いが始まっていたみたいだ。
おそらくは幾らか防衛部隊が残っていたのだろう。
それに気付いた私はまず先行していたラギュース達の頭上へ。
「この国の兵士もまだ捨てたものじゃないわね。……ラギュースさん!」
「ミルカ殿!? まさか本当に空を飛べるとは!?」
「すでに防衛部隊が戦いを始めているわ! はやく彼等と合流して足止めを!」
「了解した! ハイヤーッ!」
あとは戦況と役目を伝えて急がせる。
悠長にしていたら防衛部隊がやられて戦力が落ちてしまいかねないから。
ラギュースほどの手練れなら、きっと防衛部隊を正しく導いてくれるだろうし。
「さすがの私もぉ、三歳児とは思えなくなってきたわぁ」
「いっ!? ママ上ェ!?」
そうしたら突然、背後からママ上の声が聴こえてきて。
それでふとくるりと空へ振り向けば、なんとママ上が杖に乗って飛んでいた。
しかも必死にしがみ付いた叔母上がセットで。
「なんで飛んでるの!?」
「なんかミルカちゃんの飛ぶ所をみたらぁ、つい閃いちゃってぇ~」
「天才か!」
「メーネス姉さんは魔術の天才なんですぅ! けどぉ、自我が究極に強過ぎてどこも雇ってくれなくてェ~~~!」
「あらぁイーリスちゃん、ここで堕とされたいかしらぁ? うっふふふ」
「これは本当にやりかねない顔だわ!」
本当は普通に空を飛ぼうとすると、魔力がすぐ枯渇しちゃうはずなんだけど。
けどママ上はそれをなせるくらいの膨大な魔力を持ちあわせているのだろう。
そんな人がどうしてパパ上と結婚したのか、不思議でしょうがない。
とはいえ今は頼もしい戦力だ。
叔母上も一度手合わせをして、それなりに使える事もわかっているし。
「なら二人は防衛部隊の援護をおねがい!」
「それよりもぉ、独自攻撃に特化した方がいいと思うのぉ」
「あ~もう、好きにして!」
「はぁい!」
予想通り扱いづらいけれど、この際はもう仕方がない。
諦めて二人のやりたいようやらせる事にした。
そうして二人が飛び去った所で、私も飛行速度を上げる。
あのデカブツをすぐにでも城跡へ追い返さなければならないからね。
街にはまだ多くの人達が残っている。
けど退避させる時間も労力も足りない。
だったら、これ以上被害を拡げなければいいのだ。
「すぅ~……この場にいる全兵士に告ぐ!! これよりあの化け物を城へと押し戻す!! なんとしてでも居住区へ行かせるなあッ!!!!!」
そのためにも、すべての兵士達の協力が必要不可欠。
だからこそ自らこう叫び、彼等の意思を合わせる。
あとは彼等の愛国心を信じて、私も全力を出すだけだ。
こうして巨大甲虫人シャウグハイとの決戦が今始まる。
この人類の行く末にもつながりかねない相手を前に、私達は一体どれだけ戦えるのだろうか……。
きっと彼等は「王都はもうダメだ」などと思っているに違いない。
だから走る先はいずれも街の外へ向けて。
誰一人としてもうこの街を守ろうと思う者はいなかったのだ。
街を守る為の兵士でさえも例外なく。
だがその中に、自ら流れに逆らう者達がいた。
「ミルカ殿! 無事か!?」
「ラギュースさん、来てくれたのね!」
そう、ラギュース達が私の下へはせ参じたのだ。
察するに、相手にしていた兵達もが逃げてしまったのだろう。
「あれは一体何なのだ!?」
「あれは国王よ。やっぱり寄生型魔物に憑りつかれていたの。しかも進化してああなってしまった」
「なんて事だ……手遅れどころではないな、あれは」
すでに城は破壊しつくされ、巨体がゆらりとしながら第一城壁へ手をかけていた。
その城壁も軽々と押し潰して崩しているけれど。
おそらくは私を認識して追いかけようとしているのだと思う。
動きはすごく遅いけれど、力はもはや未知数ね。
「ではこれより、あれを『シャウグハイ』と呼称する! ヴァルグリンドナイツ総員突撃、シャウグハイを撃滅せよ!」
「待ちなさい、正気なの!? あんな相手にただの人が太刀打ちできるとは――」
「できるかどうかではない。やらねばならぬのだ。それがこの国を愛し、守ってきた我等の使命なのだから!」
「ラギュースさん……」
しかしそんな未知数な相手にもラギュース達はためらわなかった。
皆が揃って剣や槍をかかげて叫び、馬を駆って突撃していったのだ。
私が唖然と立ち尽くしていようが構う事なく。
「みんなねぇ、この国が大好きなのよぉ」
「ママ上……」
「だから、きっとミルカちゃんが先導してくれた事を嬉しく思っているんじゃないかしらぁ。それで今度は自分達の番だって思っているのねぇ」
「ご主人様はそれだけ象徴的で美しいですから! 一生付いていきまぁす!」
続いてママ上と叔母上まで歩いてやってきて、こんな事まで教えてくれた。
ママ上にいたっては、自慢の大杖をクルクルと軽快に振り回してやる気満々だ。
みんな、本当に一緒に戦うつもりなんだ。
心より、この国を守りたいと願っているから。
ありがとう……皆。
貴方達こそ、この国を守る本当の騎士よ。
「あのぉ~自分はぁ逃げてもいいですか~?」
「お前もう帰れ」
ただしレスティ、テメーはダメだ。
なので懇願するようにひざまずいていた彼女を見下し、綺麗な顔にツバを吐く。
すると「あぁりがとうございまッしたぁ~!!」などと叫びながら民衆に混じってソッコーで消えていった。
「さて、これで露払いはできた。あとはあの化け物をなんとかして倒せばいいだけね」
そこで私は再びドレスギアで空へと舞い上がる。
シャウグハイへと向け、低空飛行で建物の上を抜けて真っ直ぐと。
すると彼方ではすでに光や矢弾がいくつも飛んでいた。
どうやら早くも戦いが始まっていたみたいだ。
おそらくは幾らか防衛部隊が残っていたのだろう。
それに気付いた私はまず先行していたラギュース達の頭上へ。
「この国の兵士もまだ捨てたものじゃないわね。……ラギュースさん!」
「ミルカ殿!? まさか本当に空を飛べるとは!?」
「すでに防衛部隊が戦いを始めているわ! はやく彼等と合流して足止めを!」
「了解した! ハイヤーッ!」
あとは戦況と役目を伝えて急がせる。
悠長にしていたら防衛部隊がやられて戦力が落ちてしまいかねないから。
ラギュースほどの手練れなら、きっと防衛部隊を正しく導いてくれるだろうし。
「さすがの私もぉ、三歳児とは思えなくなってきたわぁ」
「いっ!? ママ上ェ!?」
そうしたら突然、背後からママ上の声が聴こえてきて。
それでふとくるりと空へ振り向けば、なんとママ上が杖に乗って飛んでいた。
しかも必死にしがみ付いた叔母上がセットで。
「なんで飛んでるの!?」
「なんかミルカちゃんの飛ぶ所をみたらぁ、つい閃いちゃってぇ~」
「天才か!」
「メーネス姉さんは魔術の天才なんですぅ! けどぉ、自我が究極に強過ぎてどこも雇ってくれなくてェ~~~!」
「あらぁイーリスちゃん、ここで堕とされたいかしらぁ? うっふふふ」
「これは本当にやりかねない顔だわ!」
本当は普通に空を飛ぼうとすると、魔力がすぐ枯渇しちゃうはずなんだけど。
けどママ上はそれをなせるくらいの膨大な魔力を持ちあわせているのだろう。
そんな人がどうしてパパ上と結婚したのか、不思議でしょうがない。
とはいえ今は頼もしい戦力だ。
叔母上も一度手合わせをして、それなりに使える事もわかっているし。
「なら二人は防衛部隊の援護をおねがい!」
「それよりもぉ、独自攻撃に特化した方がいいと思うのぉ」
「あ~もう、好きにして!」
「はぁい!」
予想通り扱いづらいけれど、この際はもう仕方がない。
諦めて二人のやりたいようやらせる事にした。
そうして二人が飛び去った所で、私も飛行速度を上げる。
あのデカブツをすぐにでも城跡へ追い返さなければならないからね。
街にはまだ多くの人達が残っている。
けど退避させる時間も労力も足りない。
だったら、これ以上被害を拡げなければいいのだ。
「すぅ~……この場にいる全兵士に告ぐ!! これよりあの化け物を城へと押し戻す!! なんとしてでも居住区へ行かせるなあッ!!!!!」
そのためにも、すべての兵士達の協力が必要不可欠。
だからこそ自らこう叫び、彼等の意思を合わせる。
あとは彼等の愛国心を信じて、私も全力を出すだけだ。
こうして巨大甲虫人シャウグハイとの決戦が今始まる。
この人類の行く末にもつながりかねない相手を前に、私達は一体どれだけ戦えるのだろうか……。
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