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番外編
番外編:クロステルの告白1
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ユピテルとセグアニが激しい戦いを繰り広げていた、春の季節のこと。
私は戦勝記念のファッションショーに向けて、毎日を忙しく過ごしていた。
ファッションショーでは、前世の服飾史を駆け足で再現したいと考えている。
このユピテル共和国が古代であるならば、次はビザンツ帝国。それから中世、近世、現代とへ続く道をやりたいんだ。
舞台の上であらゆる可能性を示して、観客に夢を見せる。
舞台の服は実在するもの。夢だけでは終わらないと示したかった。
そのためにはかなりの数の衣装が必要になる。
それもビザンツ以降の服は複雑できらびやか。一着作るのも一筋縄ではいかない。
そのため私は手分けして、休むことなく衣装作りに励んだ。
どれもが変わった服なので、仕立て職人たちを困らせてしまったけど。
何度かやり取りしていると、彼らも慣れてきてくれた。
「リディアの変な服、もう諦めがついたよ」
そう言って笑っている。慣れたというより呆れたという方が正確かもしれないね。
ネルヴァとフルウィウスから援助金が出ていたので、予算の問題はなかった。
布を調達し、贅沢に魔物の絹を使って、羊毛はもちろん木綿や亜麻も取り入れて。
私はファッションショーの衣装作りに邁進していった。
クロステルは織手としても仕立て職人としても優秀で、私をずいぶん助けてくれた。
「クロステル! こことここ、縫っておいてくれる?」
「はいはい」
「これを裁断して、次はここに縫あわせて!」
「分かったよ」
折しも季節は四月に入り、アルブム山脈で執政官フェリクス率いるユピテル軍の大勝利が報じられたところだった。
きっとネルヴァが活躍したのだろう。そう思えば、衣装作りにますます熱が入る。
次に入ってきた情報は、執政官メテルスの敗走。
それでもユピテル市民は希望を失わなかった。アルブム山脈で鮮やかに勝ったフェリクスが、軍制改革を行ってユピテル軍に新風を吹き込んだ彼がいれば勝てると信じていたのだ。
「クロステルー! 魔物の絹、ちょっと足りないんだけど」
「次に届くのは十日後だ」
「それじゃ計画に支障が出ちゃう! どうしよう! どっかに余ってないかな」
いつもの元・羊毛工房で、私はバタバタと立ち働いている。
クロステルは悠然と縫い物をして、ティトスはたどたどしくも手伝ってくれている。
「絹はどのくらい必要だ?」
「幅八十インチ、長さ一メトルもあれば」
「ふむ。それなら俺の糸で織ってしまおうか」
「え?」
クロステルは立ち上がって、工房の隅に置いてあった織り機の前に立った。
この織り機は私が最初の頃に試作で作ったもので、完成品に比べると少し使いにくい。それでも一応は実用に耐える程度の性能はある。
彼が織り機に手をかざすと、細い糸がシュルシュルと出てきて縦糸がセットされていった。
「わ、すごい。どうしたの、それ」
私が覗き込むと、彼はにやりと笑う。
「俺は蜘蛛だぜ。繭なぞよりよっぽど質の良い糸を出してやれる」
「繊維鑑定!」
『原初の怪物アラクネの息子、クロステルの蜘蛛糸。絹糸と同等程度の太さに調節しており、機織りに最適。強靭でしなやか、あらゆる耐性を兼ね備える』
「おぉぉ……」
鑑定スキルで流れ込んできた情報と魔力に、私はうっとりとした。
彼の母親のアラクネよりは数段劣るけれど、上質なワインを飲んだみたいに頭が酩酊する。
「というか、機織り用の糸を出せたの? 教えてくれればよかったのに!」
「…………」
クロステルはちらりと私を見て無言でいる。
意味深な目だったが、私はさくっと無視した。
「そうしたら搾り取れるだけ搾り取って、蜘蛛糸の布を作ってもらったのに!!」
「だから嫌だったんだよ」
彼は深くため息をついた。
「お前の布と服に関する情熱には敬意を払うが、それを俺に向けるな。体が保たん」
「えーえーえー! いいじゃん、死なない程度でお願いするから。あっそうだ、従魔契約って命令できるんだよね? それじゃあこれから毎日――」
「あの!」
酔っ払って暴走しがちだった私の耳に、ティトスの声が飛び込んできた。
「二人とも、何の話をしているの……? 蜘蛛? 従魔契約?」
あっ。そうだった。
最近忙しすぎてすっかり忘れていたが、ティトスにはクロステルの正体をまだ話していなかったんだ。
心配そうにしているティトスを前にして、私とクロステルは顔を見合わせた。
「と、いうわけでな。俺はダンジョンの主の息子。今は人間に化けているが、本性は大蜘蛛だ」
織り機に糸をセットしながら、クロステルが説明した。
「縦糸はこれでよし。リディア、シャトルを貸してくれ。横糸を巻く」
「うん、これ使って」
「いやいやいや、待ってよ!」
いつもどおりの口調でやり取りする私たちに、ティトスが一生懸命ツッコミを入れている。
「クロステルが蜘蛛の魔物だって? それもダンジョンの主の息子? そんなこといきなり言われても、信じられないでしょ!」
「でも本当なの」
私の言葉にクロステルが肩をすくめる。
「別に信じなくてもいいぞ? お前に疑われたところで、痛くもかゆくもない」
「むぅ……」
ティトスは眉を寄せている。
「――その糸を見れば、ただ疑うのは間違っていると分かるよ。でももう一つくらい証拠を見せてほしい」
「と、言われてもな」
クロステルは織り機の前に座って、機織りを始めた。
ギッタン、バッタン、トントン。
無言の工房の中を、リズミカルな機織りの音が響いていった。
私は戦勝記念のファッションショーに向けて、毎日を忙しく過ごしていた。
ファッションショーでは、前世の服飾史を駆け足で再現したいと考えている。
このユピテル共和国が古代であるならば、次はビザンツ帝国。それから中世、近世、現代とへ続く道をやりたいんだ。
舞台の上であらゆる可能性を示して、観客に夢を見せる。
舞台の服は実在するもの。夢だけでは終わらないと示したかった。
そのためにはかなりの数の衣装が必要になる。
それもビザンツ以降の服は複雑できらびやか。一着作るのも一筋縄ではいかない。
そのため私は手分けして、休むことなく衣装作りに励んだ。
どれもが変わった服なので、仕立て職人たちを困らせてしまったけど。
何度かやり取りしていると、彼らも慣れてきてくれた。
「リディアの変な服、もう諦めがついたよ」
そう言って笑っている。慣れたというより呆れたという方が正確かもしれないね。
ネルヴァとフルウィウスから援助金が出ていたので、予算の問題はなかった。
布を調達し、贅沢に魔物の絹を使って、羊毛はもちろん木綿や亜麻も取り入れて。
私はファッションショーの衣装作りに邁進していった。
クロステルは織手としても仕立て職人としても優秀で、私をずいぶん助けてくれた。
「クロステル! こことここ、縫っておいてくれる?」
「はいはい」
「これを裁断して、次はここに縫あわせて!」
「分かったよ」
折しも季節は四月に入り、アルブム山脈で執政官フェリクス率いるユピテル軍の大勝利が報じられたところだった。
きっとネルヴァが活躍したのだろう。そう思えば、衣装作りにますます熱が入る。
次に入ってきた情報は、執政官メテルスの敗走。
それでもユピテル市民は希望を失わなかった。アルブム山脈で鮮やかに勝ったフェリクスが、軍制改革を行ってユピテル軍に新風を吹き込んだ彼がいれば勝てると信じていたのだ。
「クロステルー! 魔物の絹、ちょっと足りないんだけど」
「次に届くのは十日後だ」
「それじゃ計画に支障が出ちゃう! どうしよう! どっかに余ってないかな」
いつもの元・羊毛工房で、私はバタバタと立ち働いている。
クロステルは悠然と縫い物をして、ティトスはたどたどしくも手伝ってくれている。
「絹はどのくらい必要だ?」
「幅八十インチ、長さ一メトルもあれば」
「ふむ。それなら俺の糸で織ってしまおうか」
「え?」
クロステルは立ち上がって、工房の隅に置いてあった織り機の前に立った。
この織り機は私が最初の頃に試作で作ったもので、完成品に比べると少し使いにくい。それでも一応は実用に耐える程度の性能はある。
彼が織り機に手をかざすと、細い糸がシュルシュルと出てきて縦糸がセットされていった。
「わ、すごい。どうしたの、それ」
私が覗き込むと、彼はにやりと笑う。
「俺は蜘蛛だぜ。繭なぞよりよっぽど質の良い糸を出してやれる」
「繊維鑑定!」
『原初の怪物アラクネの息子、クロステルの蜘蛛糸。絹糸と同等程度の太さに調節しており、機織りに最適。強靭でしなやか、あらゆる耐性を兼ね備える』
「おぉぉ……」
鑑定スキルで流れ込んできた情報と魔力に、私はうっとりとした。
彼の母親のアラクネよりは数段劣るけれど、上質なワインを飲んだみたいに頭が酩酊する。
「というか、機織り用の糸を出せたの? 教えてくれればよかったのに!」
「…………」
クロステルはちらりと私を見て無言でいる。
意味深な目だったが、私はさくっと無視した。
「そうしたら搾り取れるだけ搾り取って、蜘蛛糸の布を作ってもらったのに!!」
「だから嫌だったんだよ」
彼は深くため息をついた。
「お前の布と服に関する情熱には敬意を払うが、それを俺に向けるな。体が保たん」
「えーえーえー! いいじゃん、死なない程度でお願いするから。あっそうだ、従魔契約って命令できるんだよね? それじゃあこれから毎日――」
「あの!」
酔っ払って暴走しがちだった私の耳に、ティトスの声が飛び込んできた。
「二人とも、何の話をしているの……? 蜘蛛? 従魔契約?」
あっ。そうだった。
最近忙しすぎてすっかり忘れていたが、ティトスにはクロステルの正体をまだ話していなかったんだ。
心配そうにしているティトスを前にして、私とクロステルは顔を見合わせた。
「と、いうわけでな。俺はダンジョンの主の息子。今は人間に化けているが、本性は大蜘蛛だ」
織り機に糸をセットしながら、クロステルが説明した。
「縦糸はこれでよし。リディア、シャトルを貸してくれ。横糸を巻く」
「うん、これ使って」
「いやいやいや、待ってよ!」
いつもどおりの口調でやり取りする私たちに、ティトスが一生懸命ツッコミを入れている。
「クロステルが蜘蛛の魔物だって? それもダンジョンの主の息子? そんなこといきなり言われても、信じられないでしょ!」
「でも本当なの」
私の言葉にクロステルが肩をすくめる。
「別に信じなくてもいいぞ? お前に疑われたところで、痛くもかゆくもない」
「むぅ……」
ティトスは眉を寄せている。
「――その糸を見れば、ただ疑うのは間違っていると分かるよ。でももう一つくらい証拠を見せてほしい」
「と、言われてもな」
クロステルは織り機の前に座って、機織りを始めた。
ギッタン、バッタン、トントン。
無言の工房の中を、リズミカルな機織りの音が響いていった。
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