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3回目 Confrontation(対峙)
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ここからは七華視点で行きます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新入生歓迎会のその翌日私の前に花形撫子が立ち塞がった。
「あら、なにか御用?」
「うるさい! よくも私に恥をかかせたわね! あんたなんなのよ!? モブはモブらしく…!」
「上級生に対してその態度は何?ブローチを見る限り1年よね? それに貴族ならそれなりの礼儀はわきまえてるはずよね? 貴女は今では何をしてきたの?」
普通ならただ黙って相手の出方を伺うがコイツはシナリオをめちゃくちゃにする害虫そのものだ言うことは言わないと分からないでしょ。
しかし私の発言に対し思わぬ返しが来たのだった。
「うっさいのよ!このブス! なんであんたみたいな平民ブスが副会長なのよ! 本当なら私がヒロインより先にその椅子に座ってるはずだったのに!生徒会を今すぐやめて私に副会長の座を渡しなさいよ!命令よ!」
「例え貴女にその権利があったとしてもここは学園貴族だろうが平民だろうが皆平等に通っているの
あなたを中心に世界が回るとか思わないで。」
私は彼女の耳元でそう言って去ろうとしたが撫子に思い切り突き飛ばされてしまった。
「私に説教してんじゃないわよ! 次邪魔したら許さないから!」
撫子は少し晴れやかな表情を浮かべ去っていった。
あんのクソガキ…と思いながら私はゆっくりと立ち上がり制服に着いた砂埃を払い落とす。
ほんっと、いい性格してるわ 悪い意味で。
「(やはり話しかけない方が正解だったか…でもあのまままた放置しておくとまた那莉愛は破滅エンドまっしぐら )まあ、犠牲はつきものか」
少し歩き出すと後ろから「姉さん」と呼ぶ声に気が付き振り返るとそこには私の双子の弟紫苑が立っていた。
「紫苑」
「あの1年姉さんを突き飛ばすなんてやるねなかなかどうして無礼だし。」
「ここでの私たちは偽りの存在でしょ忘れたの?」
「そうだったね、なんでそんな面倒なことしたわけ?」
この質問も3回目かやはりシナリオ通りか。
「前にも言ったでしょ? 私たちはクリサンセサム帝国の第8皇子と第8皇女王族は学生の間身分を偽り勉学を励むべきだって。」
「そんなこと飽きるくらい聞いたよ、なんで王族だけ? 他の貴族は偽ってないじゃないか」
「はぁー…王族がこの学園に何人いると思う? もしそのまま身分も偽名も偽らずに通ってみなさい立ち待ちヒットマンや他の生徒の注目の的よ」
と言うが実際亮玖殿下の暗殺イベントがあってヒロインが命をかけて守り亮玖殿下がヒロインに惹かれ…あれ?なんで惹かれたんだっけ…あの時は遠くで見てたから……でも行動を起こしたのはヒロインもどきだからな、何を血迷ったか殿下はあの厚化粧女に心を奪われたんだっけな…アホかよ………ん? そういえば撫子の花言葉って【無邪気】【純愛】【純粋で燃えるような愛】……いやいや、まさかな。
【純愛】というスキルは確かにあるがそれは自分自身のテンションを上げる一時的な……いやもしかしたらバックフラワースキルか…でも裏花言葉の撫子の言葉に変なものは無いはずだが…私が知らないだけ?
「……さん…姉さん 姉さん!」
「! え?なに?」
紫苑の声にハッと気が付き紫苑の方を一気に振り向く
「な…なに? って、近!」
「姉さんどうしたの?表情ころころころころ変わっていってたけど」
「な…なんでもないわよ」
くそう、相変わらず顔良すぎでしょ
「【追憶】」
「こら!フラワースキルを使うな!」
ピンッと紫苑のおでこにデコピンをかます。
「だって姉さんさっきから変だったから」
「だからって勝手に人の頭の中を除くのはダメだから、プライバシーの侵害よ」
「むう、分かった ………でも心配なんだ。」
そう言いながら紫苑は私の髪を指先で撫でながら恍惚の表情で私を見つめてくる。
いや、ちょっと待って? なんで実の姉にそんな表情できるわけ? 怖こいつ怖。
「あのさ、私そろそろ教室行きたいんだけど?」
「……うん、分かった またね姉さん」
そう言って紫苑は私の髪にキスをした。
流石攻略キャラなだけあってときめかせる天才だな。
不覚にもときめいてしまった…。
----------------------------------------------------------
・フラワースキル
自身の名前に込められた【花言葉】所謂【フラワースキル】というものが存在する。
名前に限らず苗字に花名が入っていればフラワースキルは使える。
(追記あるかもしれないのでここで保留)
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新入生歓迎会のその翌日私の前に花形撫子が立ち塞がった。
「あら、なにか御用?」
「うるさい! よくも私に恥をかかせたわね! あんたなんなのよ!? モブはモブらしく…!」
「上級生に対してその態度は何?ブローチを見る限り1年よね? それに貴族ならそれなりの礼儀はわきまえてるはずよね? 貴女は今では何をしてきたの?」
普通ならただ黙って相手の出方を伺うがコイツはシナリオをめちゃくちゃにする害虫そのものだ言うことは言わないと分からないでしょ。
しかし私の発言に対し思わぬ返しが来たのだった。
「うっさいのよ!このブス! なんであんたみたいな平民ブスが副会長なのよ! 本当なら私がヒロインより先にその椅子に座ってるはずだったのに!生徒会を今すぐやめて私に副会長の座を渡しなさいよ!命令よ!」
「例え貴女にその権利があったとしてもここは学園貴族だろうが平民だろうが皆平等に通っているの
あなたを中心に世界が回るとか思わないで。」
私は彼女の耳元でそう言って去ろうとしたが撫子に思い切り突き飛ばされてしまった。
「私に説教してんじゃないわよ! 次邪魔したら許さないから!」
撫子は少し晴れやかな表情を浮かべ去っていった。
あんのクソガキ…と思いながら私はゆっくりと立ち上がり制服に着いた砂埃を払い落とす。
ほんっと、いい性格してるわ 悪い意味で。
「(やはり話しかけない方が正解だったか…でもあのまままた放置しておくとまた那莉愛は破滅エンドまっしぐら )まあ、犠牲はつきものか」
少し歩き出すと後ろから「姉さん」と呼ぶ声に気が付き振り返るとそこには私の双子の弟紫苑が立っていた。
「紫苑」
「あの1年姉さんを突き飛ばすなんてやるねなかなかどうして無礼だし。」
「ここでの私たちは偽りの存在でしょ忘れたの?」
「そうだったね、なんでそんな面倒なことしたわけ?」
この質問も3回目かやはりシナリオ通りか。
「前にも言ったでしょ? 私たちはクリサンセサム帝国の第8皇子と第8皇女王族は学生の間身分を偽り勉学を励むべきだって。」
「そんなこと飽きるくらい聞いたよ、なんで王族だけ? 他の貴族は偽ってないじゃないか」
「はぁー…王族がこの学園に何人いると思う? もしそのまま身分も偽名も偽らずに通ってみなさい立ち待ちヒットマンや他の生徒の注目の的よ」
と言うが実際亮玖殿下の暗殺イベントがあってヒロインが命をかけて守り亮玖殿下がヒロインに惹かれ…あれ?なんで惹かれたんだっけ…あの時は遠くで見てたから……でも行動を起こしたのはヒロインもどきだからな、何を血迷ったか殿下はあの厚化粧女に心を奪われたんだっけな…アホかよ………ん? そういえば撫子の花言葉って【無邪気】【純愛】【純粋で燃えるような愛】……いやいや、まさかな。
【純愛】というスキルは確かにあるがそれは自分自身のテンションを上げる一時的な……いやもしかしたらバックフラワースキルか…でも裏花言葉の撫子の言葉に変なものは無いはずだが…私が知らないだけ?
「……さん…姉さん 姉さん!」
「! え?なに?」
紫苑の声にハッと気が付き紫苑の方を一気に振り向く
「な…なに? って、近!」
「姉さんどうしたの?表情ころころころころ変わっていってたけど」
「な…なんでもないわよ」
くそう、相変わらず顔良すぎでしょ
「【追憶】」
「こら!フラワースキルを使うな!」
ピンッと紫苑のおでこにデコピンをかます。
「だって姉さんさっきから変だったから」
「だからって勝手に人の頭の中を除くのはダメだから、プライバシーの侵害よ」
「むう、分かった ………でも心配なんだ。」
そう言いながら紫苑は私の髪を指先で撫でながら恍惚の表情で私を見つめてくる。
いや、ちょっと待って? なんで実の姉にそんな表情できるわけ? 怖こいつ怖。
「あのさ、私そろそろ教室行きたいんだけど?」
「……うん、分かった またね姉さん」
そう言って紫苑は私の髪にキスをした。
流石攻略キャラなだけあってときめかせる天才だな。
不覚にもときめいてしまった…。
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・フラワースキル
自身の名前に込められた【花言葉】所謂【フラワースキル】というものが存在する。
名前に限らず苗字に花名が入っていればフラワースキルは使える。
(追記あるかもしれないのでここで保留)
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