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4回 Observation committee chair(観察委員長)
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そう言えば私の記憶が正しければ今日は1年生の魔力測定の日だったっけ?
確かヒロインが最高数値を叩き出しあっという間に学園中の噂となり生徒会の耳に入り生徒会長直々に「私の補佐として生徒会に入る気は無いか?」と声がかかるんだっけ…?
でも私が今現在副会長として生徒会に所属しているため勧誘は出来ない、もし仮に椅子が残っていたとしてもあるのは誰もやりたがらない庶務だ。
所謂雑用係、もし仮にヒロインが入ってくることになれば流れ的に庶務になってもおかしくは無い
「新しい役割を作ってヒロインを勧誘するしかない…のか?」
誰もいない屋上でそうつぶやくと下から騒がしい声がする、ついにヒロインのあのイベントが来たか。
1回目と2回目は現場に立ち会わず居たからどういう状況か分からない、屋上から見える範囲で上から見るしかない。
屋上の踊り場から下を覗くと黄色い光が包まれていた。
「間違いない、ヒロインの魔力の色!」
シナリオでもヒロインの魔力の色は黄色と書かれていたからこれは間違うはずもない。
「シナリオ通りに進めばいいけど…」
私はもう少し見ていたかったが渋々屋上を後にし生徒会室へと向かいリョウクと新しい役割を作れないかを相談した。
「新しい役割?」
「ええ、新入生も入ってきた事だし、新しい役割をひとつ作ろうかと思って。」
「それは別に構わないが…雨宮は新入生を1人入れたいのか?」
するとリョウクの表情は少し険しくなった。
「ええ、今日の魔力測定で素晴らしい結果を出した 椎名たんぽぽという女生徒にね。」
ヒロインの名前を出すとリョウクの表情は少し緩んだ
「椎名と言うと…確か公爵家の令嬢で妃候補として名が上がっている貴族だったな。」
「ええ、彼女の力はきっと我々生徒会にいい影響を及ぼすかもしれないから勧誘を提案したいし、彼女を、新しい役割としてメンバーに入れたいの。」
「理由は分かった、ただ新しい役割をと言ってもそう簡単に決まるわけではあるまい、何か考えがあってそのような提案を申し出たのではあるまいな?」
意外と鋭いところがある流石殿下と言いたいがお前は撫子の嘘に振り回されて人を見る目が著しく残念になっていくんだよね、そうならないためにもヒロインこと椎名たんぽぽをリョウクといい関係にさせることが出来れば撫子の邪魔が入らずシナリオ通りに進むかもしれない。
それに悪役令嬢那莉愛の件もどうにかしなくてはならない、彼女も一応妃候補としてコイツと婚約を結んでいるからなまあ、妃候補の1人が選ばれれば片方は婚約を白紙に戻され第2候補の婚約者と結婚するという決まりがある。
まあ、那莉愛自身もリョウクのことはあまり好んでないというのは作中で画かれていてむしろ第2布陣の方に心惹かれていたんだがそれもヒロインに取られるんだよな…まあ、結局どちらを選んでも両者ウィン・ウィンの関係になる訳で損は無いから大丈夫と言いたいが撫子がなあ…。
あいつホントにどうしようか、まあ、でもあいつの狙いはリョウク殿下で周りの攻略キャラはさほど眼中に無いから大丈夫だけど…でもアイツの都合だけで2人のリョウクが取られるのは納得いかないし気に入らない。
「雨宮、どうした?」
「いえ、何も 新しい役割よね? ええ、もちろん用意しているわ、執行部顧問の先生にも先程承諾は得たわ。」
「それで新しい役割は?」
「観察委員長」
「観察委員長? なんだそれは」
「言葉通りの意味よ 問題のある生徒を観察した後問題ならば我々に知らせる…まあ、告げ口係…ね言い方は悪いけど」
「その観察委員長とやらは本当に必要な役職か?」
「………実際、は役職ならなんでもいいけど少し問題のある生徒がいるの」
「問題のある生徒? この学園にか? 誰だ? そこまで調べが着いているなら今すぐ連れてくれば…」
「まだその子は確信対象では無いわ、少し気になっていたから。」
「だから観察委員長ということか。」
「ええ、とりあえず今から噂のルーキーの元へ向かいましょ」
「僕も一緒にかい?」
私はニコリと殿下に微笑み殿下の腕を掴む
「もちろん、ですが本来ならばボスは会議室にいて欲しいものですがあなた直々に誘ってあげれば椎名公爵令嬢もお受けするけでしょう」
私がわざとらしい声を出してそう言うと殿下は苦笑いをしながら頷いた。
「分かった、お前がそうやってわざとらしくする時は問題が起こりそうな時と面倒な時だけだからな」
意外と鋭いなこいつ、ホントに偽ヒロイン騙されてた男か?
まあ、とにかく役職は違えどヒロイン保護計画は成功したも当然だな。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・観察委員長
七華が考えたヒロインのために作られた役職、内容は問題行動や違反行為、校則違反等を犯した生徒の観察、未遂でも報告は絶対。
確かヒロインが最高数値を叩き出しあっという間に学園中の噂となり生徒会の耳に入り生徒会長直々に「私の補佐として生徒会に入る気は無いか?」と声がかかるんだっけ…?
でも私が今現在副会長として生徒会に所属しているため勧誘は出来ない、もし仮に椅子が残っていたとしてもあるのは誰もやりたがらない庶務だ。
所謂雑用係、もし仮にヒロインが入ってくることになれば流れ的に庶務になってもおかしくは無い
「新しい役割を作ってヒロインを勧誘するしかない…のか?」
誰もいない屋上でそうつぶやくと下から騒がしい声がする、ついにヒロインのあのイベントが来たか。
1回目と2回目は現場に立ち会わず居たからどういう状況か分からない、屋上から見える範囲で上から見るしかない。
屋上の踊り場から下を覗くと黄色い光が包まれていた。
「間違いない、ヒロインの魔力の色!」
シナリオでもヒロインの魔力の色は黄色と書かれていたからこれは間違うはずもない。
「シナリオ通りに進めばいいけど…」
私はもう少し見ていたかったが渋々屋上を後にし生徒会室へと向かいリョウクと新しい役割を作れないかを相談した。
「新しい役割?」
「ええ、新入生も入ってきた事だし、新しい役割をひとつ作ろうかと思って。」
「それは別に構わないが…雨宮は新入生を1人入れたいのか?」
するとリョウクの表情は少し険しくなった。
「ええ、今日の魔力測定で素晴らしい結果を出した 椎名たんぽぽという女生徒にね。」
ヒロインの名前を出すとリョウクの表情は少し緩んだ
「椎名と言うと…確か公爵家の令嬢で妃候補として名が上がっている貴族だったな。」
「ええ、彼女の力はきっと我々生徒会にいい影響を及ぼすかもしれないから勧誘を提案したいし、彼女を、新しい役割としてメンバーに入れたいの。」
「理由は分かった、ただ新しい役割をと言ってもそう簡単に決まるわけではあるまい、何か考えがあってそのような提案を申し出たのではあるまいな?」
意外と鋭いところがある流石殿下と言いたいがお前は撫子の嘘に振り回されて人を見る目が著しく残念になっていくんだよね、そうならないためにもヒロインこと椎名たんぽぽをリョウクといい関係にさせることが出来れば撫子の邪魔が入らずシナリオ通りに進むかもしれない。
それに悪役令嬢那莉愛の件もどうにかしなくてはならない、彼女も一応妃候補としてコイツと婚約を結んでいるからなまあ、妃候補の1人が選ばれれば片方は婚約を白紙に戻され第2候補の婚約者と結婚するという決まりがある。
まあ、那莉愛自身もリョウクのことはあまり好んでないというのは作中で画かれていてむしろ第2布陣の方に心惹かれていたんだがそれもヒロインに取られるんだよな…まあ、結局どちらを選んでも両者ウィン・ウィンの関係になる訳で損は無いから大丈夫と言いたいが撫子がなあ…。
あいつホントにどうしようか、まあ、でもあいつの狙いはリョウク殿下で周りの攻略キャラはさほど眼中に無いから大丈夫だけど…でもアイツの都合だけで2人のリョウクが取られるのは納得いかないし気に入らない。
「雨宮、どうした?」
「いえ、何も 新しい役割よね? ええ、もちろん用意しているわ、執行部顧問の先生にも先程承諾は得たわ。」
「それで新しい役割は?」
「観察委員長」
「観察委員長? なんだそれは」
「言葉通りの意味よ 問題のある生徒を観察した後問題ならば我々に知らせる…まあ、告げ口係…ね言い方は悪いけど」
「その観察委員長とやらは本当に必要な役職か?」
「………実際、は役職ならなんでもいいけど少し問題のある生徒がいるの」
「問題のある生徒? この学園にか? 誰だ? そこまで調べが着いているなら今すぐ連れてくれば…」
「まだその子は確信対象では無いわ、少し気になっていたから。」
「だから観察委員長ということか。」
「ええ、とりあえず今から噂のルーキーの元へ向かいましょ」
「僕も一緒にかい?」
私はニコリと殿下に微笑み殿下の腕を掴む
「もちろん、ですが本来ならばボスは会議室にいて欲しいものですがあなた直々に誘ってあげれば椎名公爵令嬢もお受けするけでしょう」
私がわざとらしい声を出してそう言うと殿下は苦笑いをしながら頷いた。
「分かった、お前がそうやってわざとらしくする時は問題が起こりそうな時と面倒な時だけだからな」
意外と鋭いなこいつ、ホントに偽ヒロイン騙されてた男か?
まあ、とにかく役職は違えどヒロイン保護計画は成功したも当然だな。
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