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1-7 一方その頃リンダは不気味

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どうしてこんなことになったのよ!

私はアールレイ公爵令嬢で世界でただ1人としかいない絶世の美女で次期王妃よ!

なんで私が牢屋なんかに入らなきゃいけないのよ!意味わかんない!

「ねぇ~ん? そこのあなた~? リンダつかれちゃったぁ~ だ・し・てぇん?」


ふふふ、こうして色仕掛けをすればどんな男も私にイチコロだったわ

※カインだけです。


「あ?」

「何言ってんだこの醜女は」


は?  なに…? なんで醜女ブスになるのよ?

「え…あの…きょ…巨乳よ!ほら…ほら!」

私はこれでもかと言うくらい谷間を揺らし兵士に見せつけた。


「おい、もう無視しようぜ コイツは頭がおかしい」

「そうだな あっ、それより聞いたか 失踪中のルーチェ・アールレイ公爵令嬢様、未だに見つかっていないらしいぜ」

「可哀想にな偽物王子にしばかれた挙句家族からも見放されて1人孤独に…」


なんで牢屋に入っている私よりもアレルーチェの話になるのよ! 
しかも偽物王子って何よ! カイン様のことをそんなふうに言うなんてコイツら不敬って言葉を知らないの!?

「聞いた話によると本物の王子は平民として今も暮らしているらしいぜ」

「陛下たちは本物を迎え入れるって話も聞いたな」

「そうだなあんなボンクラよりも本物の方がまだ国は平和になるってもんだ」


兵士たちの談笑に怒りが込み上げてくる。
ふざけんじゃないわよ! カイン様が偽物なんてあるはずがない! それにその平民の男がどうして本物の王子っていことになるのよ! おかしいわよ!

ここから出たらこいつらを真っ先に処刑してやるわ!
私をここまでコケにしたことを後悔してやるんだから!



…そう! 何をしてでもここから出てやるんだから!


よくありがちな脱出方法だと髪飾りのピンを使うとか食事に出されたスプーンやフォークという手段よね!

ふふ! こんなにも脱出方法を思いつく私ってやっぱり賢いわ! 

カイン様もますます私に惚れ直すこと間違いなしね!
いやん!そう思うと妄想が止まらないぃ~!




「あのデブ今度は「ブヒブヒ」言いながら体くねくねしてんぞ…」

「ほっとけ それよりこの後マルス様がここに来る」

「マルス様が? なんでまた…」

「さあ? 尋問じゃないのか?」



マルス王子がここに来る!?
あ! もしかして囚われの美しき私を助けに来てくれるのね! やだ…!2人のイケメンがリンダを奪い合うだなんてダメよ…ダメダメっ リンダ困っちゃうぅ~



((まじで早く来ないかなマルス様…))


リンダの不気味さにそう思った兵士たちであった。
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みんなの感想(1件)

なゆ
2021.08.12 なゆ

続きが読みたいです

みさにゃんにゃん
2021.08.12 みさにゃんにゃん

頑張って続き書くのでもう暫くお待ちください!
(ó﹏ò。)💦💦

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