ツンデレの姉は末の妹が大好きで仕方がない

みさにゃんにゃん

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次女の怒りを買った子爵令嬢

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「聞こえなかったのか? 「よく喋る口だな」と言ったんだ それにお前は誰だ? 見かけない顔だが」

「シャ····シャシャ様 こちらの方はアイリーン様と言ってテミー子爵家の·····」

「テミー? ああ、不正には不正を重ね王家にバレていない成り上がりの不正貴族か」

「な·····なんですって!?  不正なんてそんな真似····!」

「そうか、テミー家は昔から悪評が高いと言われて来たがそうではないんだなそれは失敬」

「本当ですわよ! この私に不正なんていい度胸ですわ!」

「「この私」ねえ、 子爵の分際で公爵家に楯突くなんて威勢がいいじゃないか」

「た····たかが身分が高いだけであんたは偉くないでしょ! 何を·····」

「偉いし、少なくともお前みたいなビチグソ髪に巻いてるやつよりかは権力あるし」

「ビ·····ふ、ふん!公爵家の令嬢がそんなはしたない言葉使いだなんてお里が知れますわね!」

「その言葉そっくりそのまま返してやるが? というか全部お前に帰ってくるぞ分からないのか厚化粧女」

シャシャの発言で周りの令嬢はクスクスと笑いだしアイリーンは顔を真っ赤にし近くにあったティーポットを手に取りシャシャに向けて紅茶をぶっかけた。

「この私に恥をかかせたことを後悔させてやるわ!」

「それはこっちのセリフだ随分と調子に乗ってくれたなテミー子爵令嬢殿」

紅茶まみれになりアイリーンを氷のような視線を向けたあと白衣のポケットから小さなボタンを取り出しそれを躊躇いもなく押した。


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