極悪ヒロインVS性悪妹の争いは見てて飽きないむしろもっとやれ

みさにゃんにゃん

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第1部

その31 厄介事を増やすなぁぁぁぁ!!

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「そうかそうか、マリアンナは僕に会いたくなかったんだねよーくわかったよ」

ニコニコと笑っているけど目の奥は笑ってない兄に少しばかり恐怖を感じる。

「とりあえず僕は父上達に挨拶するから一緒に行こうね、2人とも?」

「は、はい…」

もうマリアンナは怯えて返事するのも忘れとるがな。


そして私たちは父母達のいる応接室へ向かったすぐさまテラスへと移動になった。
忙しないな。



「アーサー 久しぶりだね、今日はどうしたんだい?」

「はい、帝国での留学期間が終わったので戻ってきました。」

「そうか、帝国での暮らしはどうだったんだ? 剣の腕は落ちていないだろうな」

「大丈夫ですよ母上、帝国では欠かさず稽古を怠らずにいましたので、そうだ! 母上今から手合わせでも…」

「アーサー落ち着きなさい そう直ぐにしなくとも良いさ、まずは旅の疲れを癒すのが先だよ」

「父上…分かりました。」

先程から「帝国」だの「留学」だの言ってるけど兄は私が9歳の時当時兄は12歳という若さで帝国…つまりキチガイショタっ子の母国へ留学した。
理由は帝国の経済学や色んなことを学びたいことでアーサーは帝国に留学した、というのを公式設定でちらっと見た事ある。

合ってるかな…明日メイリンちゃんに確認しよ。

「それにしてもよくアーサーが帰ってくるということを知っていたな我々は知らなかったのに。」

「私もマリアンナから聞くまでは知りませんでした。」

「どうしてマリアンナだけが知っていたんだ?」

「そ…れは…」

「答えろマリアンナ」

「まあまあ、母上、マリアンナにだけ事前に伝えておいたんですよ 僕が帰ってくるまでみんなに内緒にしてくれって サプライズは成功したみたいだね、ありがとうマリアンナ ふふふ。」

「みぎゃあっ!」

「どうした?! マリアンナ! 」

「い…いえ、今お兄様がマリアの足をぉぉぉぉぉ!!」

「マリアンナ久しぶり僕に会えて嬉しいの? そんな猫みたいな声出して ふふふ。」


目が笑ってない笑ってない…この妹にしてこの兄ありだな…。
私は見てしまったアーサーがマリアンナの右足を思い切り踏んでいる所を… 余計なことを言うなって言うかのように思い切り、ね。


「そうだもう1つ報告があるんです。」

「報告?」

なんだか嫌な予感が…。


「実はこの度スターマルス学園の教師になったんです」

何ィ!?

「ええええええ!!? な、なぜお兄様が教師に!?」

これには私も同感だ…アーサーって教師キャラだっけ? 違うよな…? 
アーサールートどのルートによっては役職が違ったような…? 青緑だとやっぱり違った役職だったけどピンクだと教師やるの? ああー…こんなことなら全部やればよかった…。

後悔あとに立たずとはまさにこの事だ。
明日メイリンちゃんに聞いてみるか。


それにしても…厄介事がまた増えたんだよなぁぁぁ…!
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