極悪ヒロインVS性悪妹の争いは見てて飽きないむしろもっとやれ

みさにゃんにゃん

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第1部

その42 久しぶりのヒロイモキタ━━━━━━━━━━━━!

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アデラントさんたちの話を終わらせたあと、私は何気なく以前妹達が言い争っていた人気のない小さな小池に立ち寄るとあの二人がいた。

お?これはもしや?と思い近づくとやはりビンゴ~!
久しぶりにヒロインVS妹のバトルファイトが始まっていた。



「コゼット・マーブル! アンタいい加減にしなさいよ!」

「え?何アンタ?私のファン? キャッモテる女は辛いわね!」

「あんた何言ってんのよ! ふざけんじゃないわよ! ほんっとアンタって目障りですわ! 」

「「目障りだから」?なぁに? 私になにかするの?」

「ぐっ…本当に憎たらしい平民女ですわ…! あなたさえいなければ全てが順調でしたのに!」

「キモッ 逆恨みじゃ~ん あっ そうそうどうなったの?キモ豚と結婚するんだよね?おめでと~!」

「そんなもの破談になりましたわ! 元の通りスティファー伯爵令息のままよ! 」

「………は? なにそれ? なんでキモ豚じゃない訳?ルッソがド田舎のキモ豚公爵の所に嫁ぐよう言ったじゃない!」

「はん! そんなの知りませんわ! あなたの記憶違いではなくて?」

いや、さっきまで「そんなもの破談になりましたわ!」ってすごい剣幕で叫んでたやん3歩歩いたら忘れるニワトリか、いや?もしくはわざとすっとぼけてる?

あ~、マリアンナなら有り得る…。


「だいたいなんですの?貴女は! 平民の分際で高貴なこのマリアに話しかけるなんて普通はありえないですわよ! 平民は貴族に話しかけることはまず不可能ですのに、まあ?でも? 学園内にいる時なら別ですがね」

「あんた何言ってんの?人間はもともと貴族も平民も関係なかったじゃんそれを勝手に決めて上下関係決めたのはあんたら貴族じゃん ホント勝手すぎじゃね?」  

お前の口調無礼過ぎな、いくら第2悪役令嬢だからと言って仮にもマリアンナは公爵令嬢、平民から上から目線でしかもタメ口となるとマリアンナにとってはどんどんお熱が上がるいい種だ。

「あなた…いい加減に…!」

マリアンナが1歩踏み出した瞬間ヒロインはニヤリと笑いわざと小池に飛び込んだ。

この後の展開予想できる…。


近くを通った洗脳されたルッソにあることないこと言って味方になってもらいその後影でイチャイチャしてんだろどーせ、でも残念だったなお前のルッソは既に解かれてんだよ、っと誰か来た。

あ?あれって生徒会長?  なんで生徒会長がこんなところに?めっずらし~。


「なんの騒ぎです? 池に飛び込んだのは誰ですか?」

「この平民女が勝手に飛び込みましたわ」

「……君の言い分は信用出来ない」

「は?」

え?

ん?え?は? ええ?生徒会長今なんて言った?
私の聞き違いじゃなければ「君の言い分は信用出来ない」とか言ってなかったか?
どんだけ妹悪評広まってんだよ! 生徒会長の耳まで届いてる始末だし!

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