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第1部
その50 まさに極悪
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飯盒炊飯もとい飯盒炊爨も終わらせ我々の班はカレーが出来上がる頃になったところでヒロインが話しかけてきやがった。
「わぁ~リリアナ様カレー作りお上手ですね~」
「あら、ありがとう」
「あのぉ~? これぇ 私が作ったことにしていいですかぁ?」
なんか言ってる。
「言ってる意味がわかりませんが……直ぐにバレると思いましてよ?」
「バレるわけないじゃないですかぁ~ 可愛いヒロインが作ったカレーならぁ~みぃ~んな大喜びでぇーパクパク食べてくれますぅ~」
…いちいち語尾伸ばすのうぜぇな…。
「あなたが「作った」と言って騙される殿方達ではありませんわよ」
「はぁん? そんなの私が決めることよ! 」
ん?今こいつなんて言った?「私が決めること?」どういうことだ?
もしかして私を罠に誘導しようとしてる? いいだろうその罠にわざとハマってやんよ けけけけけ…おっとお下品な笑い方をしてしまった。
「………まあ、いいでしょう 鍋はあなたに任せます私はルッソ様の方を手伝ってきますのでお願いしますね」
「え、ちょっ やっぱ私もそっちが…」
「あら、自身がやりたいと言ったことを覆すおつもりですか? 」
「わ…私の男よ! 手を出さないで!」
「はぁ? 「私の男」?「手を出すな」? 誰が誰の? 思い上がりも甚だしいですわよルッソ様は私の婚約者で私のものです他の誰でもない私の者です」
「ふ…ふざけんな! このドブス!このアバズレ女!」
そう言って極悪ヒロインはかき混ぜていた鍋を私の方へとぶちまけたが私は間一髪で避けたものの右足を捻挫した上に飛び散ったカレーのルーが少しかかり火傷をおった。
コイツ…マジか……逆ギレもここまで来ると清々しいな。
「アンタはここで無様に蹲ってなさい! 私はルッソのところに行ってきてあげるから! そして思い知らせてあげる!私に逆らったことをね!」
極悪ヒロインコゼットは甲高く笑いながらルッソ達のいる林の奥まで走っていった。
「なにかしてくると思ってたけどまさかカレーをぶちまけるとか頭イカレてんな…」
それにしてもどうしよう、避けた瞬間に脚を捻挫してその上火傷動こうにも痛くて上手く立ち上がれないし、ほかの班が運良くここに来てれればいいけど…
……ヒロインが何故この場所がいいと言ったのかよく分かった。
カレー作りになんで、離れた場所で作るのか疑問だったが。
今となっては最初から私を林で置き去りにする気だったんだな。
「ホント、極悪だな。」
ポツリと呟くもその声も風の音でかき消された気がした。
「わぁ~リリアナ様カレー作りお上手ですね~」
「あら、ありがとう」
「あのぉ~? これぇ 私が作ったことにしていいですかぁ?」
なんか言ってる。
「言ってる意味がわかりませんが……直ぐにバレると思いましてよ?」
「バレるわけないじゃないですかぁ~ 可愛いヒロインが作ったカレーならぁ~みぃ~んな大喜びでぇーパクパク食べてくれますぅ~」
…いちいち語尾伸ばすのうぜぇな…。
「あなたが「作った」と言って騙される殿方達ではありませんわよ」
「はぁん? そんなの私が決めることよ! 」
ん?今こいつなんて言った?「私が決めること?」どういうことだ?
もしかして私を罠に誘導しようとしてる? いいだろうその罠にわざとハマってやんよ けけけけけ…おっとお下品な笑い方をしてしまった。
「………まあ、いいでしょう 鍋はあなたに任せます私はルッソ様の方を手伝ってきますのでお願いしますね」
「え、ちょっ やっぱ私もそっちが…」
「あら、自身がやりたいと言ったことを覆すおつもりですか? 」
「わ…私の男よ! 手を出さないで!」
「はぁ? 「私の男」?「手を出すな」? 誰が誰の? 思い上がりも甚だしいですわよルッソ様は私の婚約者で私のものです他の誰でもない私の者です」
「ふ…ふざけんな! このドブス!このアバズレ女!」
そう言って極悪ヒロインはかき混ぜていた鍋を私の方へとぶちまけたが私は間一髪で避けたものの右足を捻挫した上に飛び散ったカレーのルーが少しかかり火傷をおった。
コイツ…マジか……逆ギレもここまで来ると清々しいな。
「アンタはここで無様に蹲ってなさい! 私はルッソのところに行ってきてあげるから! そして思い知らせてあげる!私に逆らったことをね!」
極悪ヒロインコゼットは甲高く笑いながらルッソ達のいる林の奥まで走っていった。
「なにかしてくると思ってたけどまさかカレーをぶちまけるとか頭イカレてんな…」
それにしてもどうしよう、避けた瞬間に脚を捻挫してその上火傷動こうにも痛くて上手く立ち上がれないし、ほかの班が運良くここに来てれればいいけど…
……ヒロインが何故この場所がいいと言ったのかよく分かった。
カレー作りになんで、離れた場所で作るのか疑問だったが。
今となっては最初から私を林で置き去りにする気だったんだな。
「ホント、極悪だな。」
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