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第1部
その66 バカはお前じゃ
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それから日はどんどん変わり気づけば星祭当日。
星祭何をすればいいのか聞かされてないけどここでニコニコ笑って立ってればいいのかな?
「まあ、ご覧になってあれが今年の星乙女だそうよ」
「とても美しいですわね」
道行く人にそう言われるととてもむず痒い。
それにしてもこの星祭の星乙女の衣装なんかデザインがウェディングドレス風のような…?
「まあまあ! ルーロさん!よく似合っているじゃない! これで観客の視線を独り占め出来るわね!」
独り占めねえ、まあ、ヒロイン(コゼット)の視線も含まれるだろうな~。
そう老け込んでいるとどこからか耳障りなあの声が響き渡る。
「どうして!? 私はヒロインなのよ! どうしてヒロインであるこの私が星乙女じゃないの!?」
「星乙女は厳重な審査の結果で決まることです貴女は相応しくなかった、それだけでは?」
「嘘!そんなの嘘! ヒロインが星乙女に選ばれないなんてそんなのありえない! ちょっと!さっさとバグ修正しなさいよ! ねえ!聞いてんの!?」
ヒロインが先生に無理なイチャモンを付けてきやがってる…もうここまで来ると清々しいほどだ。
「リリアナ・ルーロォォォォ!!」
うおっ!見てたのバレた!
コゼットはズンッズンッとこちらに向かって早歩きでやってきた。
はい、リリアナモードで冷静に。
「様をつけなさい、私はあなたに呼び捨てで呼ばれる筋合いはなくってよ? 」
「そんなことはどーでもいいのよ! なんで悪役令嬢ごときが星乙女になってんのよ! なるのはこの私でしょ!?」
「私はただの代打故、代役の星乙女ですわ」
「じゃあ私が今から本物の星乙女よ!その衣装脱ぎなさいよ!ヒロインとして命令よ!」
ヒロインに何の権限があって公爵令嬢に命令できんねん。
「貴女は馬鹿ですか? 何故なんの権力も持たない平民の貴女に命令され動かなくてはなりませんの?
それにあなた自分の立場をわかってての発言ですか?」
「分かってるわよ! あんたこそ馬鹿なんじゃない?
私はヒロインとして命令してんのよ! や~っぱリリアナ・ルーロは馬鹿だ。」
「前にも言いましたがここは現実乙女ゲームの世界にもした世界だと何回言えば気が済むんですか?
それに私は前にも言いましたよね? 不敬罪になっても知らないわよって まさか忘れた? ああ、勝がないわよねあなたみたいに脳みそスッカラカンの人に言っても無駄でしたわおほは」
「ふざけんじゃないわよ! 言いたい放題言いやがって! 見てなさいよ!必ずあんたを潰して私が星乙女に返り咲いてやるんだから!」
いや、そう言われてもそもそも選ばれてすらない奴が返り咲くって言われてもなあ、反応に困るだけ。
私は去り行くヒロインを静かに見送った。
星祭何をすればいいのか聞かされてないけどここでニコニコ笑って立ってればいいのかな?
「まあ、ご覧になってあれが今年の星乙女だそうよ」
「とても美しいですわね」
道行く人にそう言われるととてもむず痒い。
それにしてもこの星祭の星乙女の衣装なんかデザインがウェディングドレス風のような…?
「まあまあ! ルーロさん!よく似合っているじゃない! これで観客の視線を独り占め出来るわね!」
独り占めねえ、まあ、ヒロイン(コゼット)の視線も含まれるだろうな~。
そう老け込んでいるとどこからか耳障りなあの声が響き渡る。
「どうして!? 私はヒロインなのよ! どうしてヒロインであるこの私が星乙女じゃないの!?」
「星乙女は厳重な審査の結果で決まることです貴女は相応しくなかった、それだけでは?」
「嘘!そんなの嘘! ヒロインが星乙女に選ばれないなんてそんなのありえない! ちょっと!さっさとバグ修正しなさいよ! ねえ!聞いてんの!?」
ヒロインが先生に無理なイチャモンを付けてきやがってる…もうここまで来ると清々しいほどだ。
「リリアナ・ルーロォォォォ!!」
うおっ!見てたのバレた!
コゼットはズンッズンッとこちらに向かって早歩きでやってきた。
はい、リリアナモードで冷静に。
「様をつけなさい、私はあなたに呼び捨てで呼ばれる筋合いはなくってよ? 」
「そんなことはどーでもいいのよ! なんで悪役令嬢ごときが星乙女になってんのよ! なるのはこの私でしょ!?」
「私はただの代打故、代役の星乙女ですわ」
「じゃあ私が今から本物の星乙女よ!その衣装脱ぎなさいよ!ヒロインとして命令よ!」
ヒロインに何の権限があって公爵令嬢に命令できんねん。
「貴女は馬鹿ですか? 何故なんの権力も持たない平民の貴女に命令され動かなくてはなりませんの?
それにあなた自分の立場をわかってての発言ですか?」
「分かってるわよ! あんたこそ馬鹿なんじゃない?
私はヒロインとして命令してんのよ! や~っぱリリアナ・ルーロは馬鹿だ。」
「前にも言いましたがここは現実乙女ゲームの世界にもした世界だと何回言えば気が済むんですか?
それに私は前にも言いましたよね? 不敬罪になっても知らないわよって まさか忘れた? ああ、勝がないわよねあなたみたいに脳みそスッカラカンの人に言っても無駄でしたわおほは」
「ふざけんじゃないわよ! 言いたい放題言いやがって! 見てなさいよ!必ずあんたを潰して私が星乙女に返り咲いてやるんだから!」
いや、そう言われてもそもそも選ばれてすらない奴が返り咲くって言われてもなあ、反応に困るだけ。
私は去り行くヒロインを静かに見送った。
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