ロイヤル・タッチ ~婚約破棄されスラムに追放された鉄仮面の元王子は、ならず者達に慕われ反乱の兵を挙げる~

牧神堂

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ホゾンの町

第38話

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 僕も馬の扱いに慣れ、偵察隊6騎は問題なく道を進んで行きます。
 ラミアさん、フィンさん、トリアさん、ルキナさん、トーマさん、そして僕。

 貧民街の外では僕は麻袋を被って異形の顔を隠します。
 アウトサイダーである賊人や貧者達と違い、普通に生活する人々の目には僕の姿は極めて奇怪な異人として映るに違いないからです。
 麻袋姿も異様ではありますが、外せない鉄仮面よりはましなのです。

「フェイスマスクタイプの目出し帽被ればいいのに。伸縮性のあるものならその仮面の上からでも大丈夫でしょ?」
 トリアさんが言います。
「あ、それが街の周辺では目出し帽が手に入らなかったんですよ」
 あと実はルナシーが編みかけてくれたことがあったのですが、お笑いマスクみたいな顔になりつつあったので途中でストップかけました。
「じゃ先のちょっと大きな町で探してみようね」
 トリアさんはいつもの薄絹のドレスではなく、ホットパンツにブーツ姿です。
 上半身は胸にさらしを巻いただけ。
「それ肌寒くないですか?」
「風が出てきたらポンチョがあるから大丈夫よ」

 ちなみにみんな長剣は腰に帯びていません。
 道中、またドモラでも余計な警戒をされないためですが、いざとなれば剣がなくても戦えるという自信の現れでもあるようです。

 ところでラミアさんですが、僕以上に異様な格好をしています。
 ガミガミ女の仮面を被っているのです。
 些細なことで口やかましく罵って喧嘩を売り、周りに迷惑をかけた女性が恥辱刑として一定期間被らされる仮面です。
 罪の軽重に応じて数種類の仮面がありますが、ラミアさんが被っているのは舌を長く突き出したオバケのようなデザインのもの。
 一番罪の重い仮面で、首から上全体を覆います。
 もちろんラミアさんがガミガミやって罰を受けているわけではありません。
 包帯姿はもはや有名になりすぎたので正体を隠すためです。
 賊の相手をしなくなった治安隊ですら、国の施設に対して派手に弓引くラミアさんを放ってはおかないでしょうし。
 普段は包帯を解いていればむしろ正体はバレないと思えるのですが、そこは言わないお約束みたいです。


 僕達は普段買い出しで訪れる貧民街周辺の町村を越えその先へ。
 警戒が増しているという王都の中心部は通らず、郊外のあまり整備されていない道を常歩で進む。
 そのため、狭い道に悪路、鬱蒼と茂る木々に挟まれる薄暗い道が続きました。
 ドモラ方面へ行く経路としては、人目につかずに最短距離で王都を抜けられるルートだそうです。

 夕方。雨が降り始めました。
 徐々に雨足は強くなっていきます。
 灰色の雲のせいで辺りはいっそう暗い。
 行く道は左側には垂直に高く切り立つ固い岩盤の崖が続き、右側には広い流土の河が流れているという険路。

 流土の河。地中を深く流れゆく泥土の河の一部が地表に現れている場所をそう呼びます。河はやがてまた地中に潜っていくのですが、それが道沿いに大河のようにゆっくりと流れている。
 例えるなら動く底無し沼のようなもので、はまったら命の危険があります。
 そんなわけで通る人も少ないこの道。ここを抜けると、少し整った街道に出るということでした。

 ずうっと遠くから悲鳴のような声がこだまして微かに聞こえてきた気がしました。
 隣りを行くフィンさんの顔を見る。
「街道で誰か賊に襲われてるね」
「えっ!」
 折悪しく雨が一気に土砂降りに。
 構わずラミアさん、続いてトーマさん、ルキナさんが全速で駆け出す。
 僕もそれに続きました。
 崖を回り込む急カーブの道。
「この先の道は……」
 フィンさんが何か叫んでいる声が後ろから聞こえてきましたが、雨と駆ける音に掻き消されます。


 先に行った三人の馬が立ちすくんでいました。
「くそっ! 戻って違う道を探す! いや、間に合わない……馬から降りる!」
 ラミアさんが鋭く言って馬から飛び降り、仮面を投げ捨て、目の前の大岩に縋り付きました。
「表面がつるっつる! くさびも打ち込めそうにないわ」
 そう、見上げるほどの巨岩が道を塞いでいるのです。
 おそらくは落石なのでしょう。左側は崖を削って密着し、右は河の方へはみ出る大きさ。高さも7、8メートルはありそうです。
 そして、その岩肌は滑らかでラミアさんでさえ登るのは容易ではないように思えます。

 ラミアさんは馬の鞍に下げた荷袋から鈎爪ロープを取り出し、岩から少し距離を取りました。
「みんな離れてて」
 鈎爪をブンブン回し始めるラミアさん。大粒の雨がロープに切断され弾けます。
 岩の頭に向け鈎爪を投げる。
 キンッ!
 固い音がして鈎爪は弾き返されてしまいました。
「きゃっ!」
 自分に向かって落ちてくる鈎爪を避けようと咄嗟に後ろへ跳びかけたラミアさんがぬかるみに足を滑らせる。
 危ない!!
 僕はラミアさんに飛びつきました。
 転倒する前に背中からその体をキャッチし、鈎爪と交差しながら空中で身を捻り自分をクッションにして地面に倒れ込む。
 地表に突き刺さる鈎爪。間一髪でした。
「あ、ありがと……大丈夫?」
 僕を下に仰向けに横たわるラミアさんの照れ臭そうな声。
「大丈夫ですよ、これくらい」
 身じろぎするラミアさん。
「あ、あの……む、胸……」
「えっ?……あ!」
 後ろからラミアさんの体に巻き付けた僕の両手は、前面でクロスして左右の胸を鷲掴みにしていました。
 どうりで……。
 妙に柔らかく手応えが希薄でしたので、思い切り力を込めて握りしめていました。
「すっ、すみません」
 ニコニコしながら黙ってじっと見下ろすトーマさんが何か怖い。
 ルキナさんは目を見開いて、なぜか鼻血を流しています。

「こんなことしちゃいられない」
 立ち上がったラミアさんは焦り声で岩へ向き直る。
 その時、僕らの頭上から突然の声。
「ここは随分前からこうなんだよねぇ。だから途中で流土の中の迂回路に入るしかなかったの」
 驚いて見上げると、フィンさんが左の崖の高所を凄い速さで移動していくところでした。
 固い崖肌にところどころ突き出るように生える岩盤樹の、幹から幹へと飛び移っていくのです。
「ラミアちゃん、競争するかぁい?」
 言いながらフィンさんはたちまちカーブの向こうに姿を消していきました。

「あたしもアレやればよかった!」
 悔しがるラミアさん。
「もうこの辺りにはすぐに飛び移れそうな所に木は生えてませんわね」
 崖を見渡して確認したルキナさんが、ラミアさんを宥める。
「岩があるなんて知らなかったのですから仕方ないですわ」
「あの木に鈎爪ロープを引っ掛けて崖を登って岩を越える」
 そう呟いてラミアさんが落ちたロープの方へ歩き出した時、唸るような不吉な音が雨音に混ざって聞こえてきました。
 上から。
 次の瞬間、数個の黒い大きな塊がドドドッと地面を直撃。

「落石ですわ!」
「うわ、当たったら死んでましたね……」
 雨で落石しやすくなっているのでしょうか。
 この道は想像以上に危険なようです。
「ああん! 何よ、もうっ!」
 ラミアさんが声を上げます。
 見ると、ロープの頭が落石に潰されて地中にめり込んでいる。

「お手上げですわね」
 天を仰ぐルキナさん。
 何てこと。すぐ向こうで襲われている人がいるのに立ち往生だなんて。
「そういえばフィンさんが流土の中の迂回路なんて言ってたね! 何だろう?」
 トーマさんが首を傾げます。
「あるのよ。ずっと戻ったところに最初の足場が」
 トーマさんの声を聞き付けて答えたのは、ちょうどやって来たトリアさんでした。
 フィンさんの馬も引いてきています。
「落石してきた大岩が幾つも流土の河に沈んでてね、そのてっぺんに馬でも乗れるような所が点々とあるの」
「そうか! つまり、馬で泥河の上を渡っていけるんだね」
「そうよ。でも、足場は流れる泥で隠れてるから場所を覚えてないと無理。それは私が先導できるけど、正確に馬をコントロールする馬術が必要ね」
 皆が僕の顔を見ました。
「それにジグザグの大回りの道になるし、雨だし、暗いし」
「難易度高いね!」
「時間をかけて慎重に渡るしかなさそうですわね」
「とりあえず賊はフィンが行ったんだから大丈夫じゃないかな。迂回路の最初のポイントまで戻りましょ」
 そう言ってからトリアさんは僕の顔を見ました。
「渡る時、アレンは私の後ろに乗るといいわ」
 うう……馬術に関してはすっかり信用を失っているようです。
「激しく跳ぶから振り落とされないように体を密着させてギュッとしてるといいわ。私の胸をギュッと……後ろから、搾るようにギュッと……」
 目を泳がせるトリアさん。
「ああ、さらしを外した方が掴みやすくて安全よね」
「ええっ? いえ、そこまでしなくても大丈夫です」
 トリアさんは少し寂しそうな顔をする。
「最初はただいつものように強い男の味見をしてみたかっただけなのに」
 何やらブツブツ言い始めました。
「……アレンとお手合わせしたい」
 トリアさんは時々発作のように組み手をやりたがるので困ります。
 そんなこと言ってる場合じゃないのに。

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