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13: 最終話 王様の首にリボンタイを♡
しおりを挟む「さ、王様♡お召し物をどうぞ…。」
今日も今日とてオタィシは王様にドエロい下着と、今日は尻筋に邪魔されないデザインのエネマグラを装着させ、見えない服を着せる振りをしていきます。
「……あっ♡…ぁ、……んぅ……♡」
すっかり開発された王様の前立腺に、クリティカルフィットしたエネマグラが早速王様の性感を高めて行き、王様は直ぐに膝がガクガクしてまともに立てなくなってしまいました。
「おや、昨日の成果か、早速知力が活性化してますね!このまま頑張ってイキましょう♡」
そう言いながら、オタィシはスルリと王様の首に手触りの良いリボンタイを結びます。
「あっああっ…♡こ、れは……??」
リボンに驚いた王様がオタィシと目を合わせながらイッたので、オタィシは感動の余りちょっと前屈みになってしまいました。
「……ッ!……ぁ、コれはですね……エヘン…」
オタィシ、何とか平静を装いましたが少し声が裏返りかけです。
「これはリボンタイですよ。ハンケチを首に巻いたと思いました?王様は余りリボンタイをお召しになりませんものね……。このシャツと共布でリボンタイを作っていまして。ほら、こうすればシャツだけの時より柔らかい印象になりますでしょう?」
オタィシは何とかシャツと共布のリボンタイを首もとに結んだ演技を繰り広げ、リボンタイとシャツの袖口に同じ刺繍が入っているかの様な手振りで鏡の中の王様に見せました。
王様はそれを瞳を潤ませて嬉しそうに見つめます。
「……見えた…!凄い!なんて軽くて艶やかな生地に繊細な刺繍なんだろう!………美しいな。」
王様はとても嬉しそうにリボンタイを撫で、同じ生地で作られたシャツの着心地を想像しました。
(賢くなったら、こんな素晴らしい洋服に毎日身を包めるのか…!)
俄然ヤル気になった王様。
もう、すっかり昨夜の出来事は夢だと信じてます。
「おや…?もしかして、王様…、このリボンタイは触り心地迄ちゃんと認識出来るのですか??
………王様!これはいかがですか?此方は??ほら、触ってみてください!」
心から嬉しい!といった感じでオタィシは次から次へと何もかかっていないハンガーを見せ、シャツやタイ、ハンケチなどを王様に触らせる演技をしました。
「すまない……どうやらこのリボンタイだけしか触れないみたいだ。しかし……このリボンタイはとってもハッキリ見える。とても美しくて軽い生地だな、オタィシよ。」
「はっ、ありがたきお言葉……。」
オタィシは嬉しそうに言う王様に、濃緑の瞳を蕩けさせて嬉しそうに跪きました。
柔らかな淡い青みがかった灰色の生地に灰紺と濃緑の刺繍の施されたリボンタイ、それは、オタィシから王様への贈り物でした。
ダンジョンの奥深くにいるアラクネの幼体の糸袋を切り取って保存魔法で鮮度を保ちながら持ち帰り、特殊な釜で染料と混ぜてから細い糸にする、とても希少な糸で作られたリボンタイでした。
正に、リボンタイ1つで国1つ買える程の値が付くシロモノです。
(ああ、私の色を纏ってあんなに嬉しそうにしてくれている……。頑張って作った甲斐が有ったというものだ…♡)
リボンタイは王様の為なら何でも出来ちゃうオタィシがダンジョンでアラクネの幼体を狩って、隣国一の機織り職人と刺繍職人の生殺与奪を握る所から始めた手作りプレゼントだったのです。
一度結べばオタィシが解くまで解けず、様々な防御魔法とGPS機能を備えた優れものです。
そうです、リボンタイとは仮の姿。正体はオタィシによる王様の為の首輪だったのです。
そうとも知らず、ドエロい下着一丁で嬉しそうにリボンタイを引っ張って刺繍を嬉しそうに眺めたり、指を滑らせて滑らかで心地好い肌触りを味わう王様は、まるで首に鈴を付けられて喜ぶ仔猫の様だとオタィシは思いました。
「やはり、反動で魘されてしまいましたが、私の知力回路と王様の知力回路を結ぶのは効果が有ったようですね…。今宵は如何致しますか?」
なんて真面目くさってオタィシが聞けば、王様は向日葵の様な満面の笑みで応えました。
「そうだな、今宵も宜しく頼む、オタィシよ。私は早くこの生地のシャツを着る喜びを味わいたい♪」
(……くぅっ♡陰り一つない満面の笑みで閨のオネダリ…!ハァハァ堪らん♡ハァハァ可愛い♡♡ココ♡可愛いよ♡♡)
オタィシは特殊性癖の持ち主でした。
「ではまた夜に…♡さ、王様、食堂へ参りましょう。」
「んぁっ…ぁあっ!」
リボンタイの喜びで一旦収まっていた王様の性感を、さりげなく尻に手が当たった振りして刺激し、オタィシは王様を伴って食堂へと向かいます。
「ぁ、あ、んぁぁ…っ…ふぅ、ん……♡」
静かな廊下に王様の微かな喘ぎ声が反響します。
こうして、今日も王様のイキまくり♡な長~い一日が始まるのでした。
~Fin~
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こんなアホな話を最後まで読んで下さってありがとうございます( ≧∀≦)
個人的に楽しかったので、一旦この辺で切って、時々思い出した様に王様にエロい事をさせていこうと思います。
いつも読んで下さってる方!ありがとうございます♪(*´∀`)
応援ありがとうございます!
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みんなの感想(4件)
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作者さまの発想、天才すぎませんかwww
ありがとうございます、だいすきですw頑張ってください٩( •̀ω•́ )ﻭ
紅玖さん、ありがとうございます。:+((*´艸`))+:。
最近バタバタしてますが、落ち着いたら又続き書く予定です♪
読んでくださってありがとうございます。:+((*´艸`))+:。
初コメ失礼します。
いやもう、アホの王様と腹黒王太子最高です💕
政務中、王様の痴態に思わず手を出してしまう臣下はいないのでしょうか…
や、もしいても王太子が許さないですね😁
終わりということですが、そんな事おっしゃらずに最終的に結婚に至るまで楽しみにしておりますので、どうぞ続きをお恵みください😆
悠蘭さん、ありがとうございます( *´艸)
政務中、それはもう大臣も宰相も生殺しですww只、おっしゃる通りおさわりは許されてないので、皆手は出せないです。
オタイシがギャラリーがいる方が燃えるとか言う変態だった為に皆とんだ災難ですww
ありがとうございます( *´艸)またチョロチョロ話を進めて行くのでお付き合い下さい♡♡
syarinさんの欲求不満はこんなおゲレツエロで満たせるのですね…………ムホホ❤❤
⤴💞
メルカリさん、ありがとうございます♡
オホホそうなんです~www(*ノ▽ノ*)
本当、何かめっちゃ楽しかったですww