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後期だ!(まだ始まってない)
117: 揶揄われ地味令嬢、ヤンキーはこの上なく愉しい。
しおりを挟む「ハハハ…そうむくれるなよ…。可愛い性悪猫。」
睨む私の瞳に溜まった涙をそっと吸い取り、
瞼に口付けてくる。
いやまぁ、目に近付いて来るのが怖くて目を瞑るから、
殆んど普通に涙として零れてったけど。
睫毛なんかに残ったモノは吸いとられた。
良く官能小説で見る表現だから使ってみたけど、皆こんなもんだよね?え?違うの?
「……今日、私、2回もバカって言われちゃいましたよ。」
「何だよ、それで拗ねてるのか?じゃぁ、言い直すよ。
スナオ。スナオで可愛いよ、フェリシア。」
明らかに揶揄ってる猫なで声なんですけど。
「言葉で責められるのが大好きな淫乱ちゃん。
前、俺に言われた言葉がお気に入り過ぎて、
うっかり俺に同じ台詞言っちゃう位おバカスナオな所が、マジで可愛いよ♡」
んんっ!??
「いやー。自分の吐いた台詞を返されるとか
どんな羞恥プレイかと思ったけど、
ココ一番!と思って、
一番自分が感じた台詞を言ってくれたと思えば、
まぁ、悪かないよ。
試しに、もう一回言ってみたけど、
まさか本当に俺の瞳を見てイってくれるなんてなー。
可愛いイキ顔しっかり見れたよ。ありがとうな。」
えっ!?嘘、私、アレックスに言われた台詞をアレックスに言ったの??マジ??それはバカだわー。
凄くバカだわー。
あ、そーいえば、言われた気がするぅ。
イジメと違って言った方はしっかり覚えてるもんなんだなー。
イかされた方はイかされ捲って朦朧としてるから、あんまりハッキリ覚えてないんだけど……。
え、それなのに、私、アレックスがハッキリ判るほどに丸パクリしたの?ヤバくね?
「あのイく時にさ、口の中で少し丸まった舌がちょろっと覗くの、あれが可愛いんだよなー。」
もう、やめちぇ。
自分がイく時の詳細とか要らない、反応を愉しむな!
「なぁ、俺に言葉で責められてキモチ良かったか?
淫乱ちゃん。
はぁ…♡本当にスナオで可愛いよ。フェリシア。」
ムッキーー!
「スナオで可愛い淫乱ちゃんにイイコト教えてあげよう。」
えへん、とばかりに胸を反らして人差し指を立ててアレックスが言う。めっちゃニマニマしよって!
うっっっざーーーー!!
「世の中にはSとMという概念があってだな?
この2つは大体正反対な性質を持ってるから、
Mが悦ぶ事をSにしても同じ様には喜べないんだよ。
ま、俺らがそのSとMかは良く判らんが、
大体似たよーなもんだろ。」
意外だ、そこはハッキリ断言しないんだな。
今までSとかMなんて気にしたこと無かったのかも?
まぁ、自称どSに変に痛くされるより、断然好感持てるよね。
「んーー?おバカスナオな淫乱ちゃんにはちょーっと難しかったかなー?アッハッハ!いてっ!ハッハッハ!」
さっきから、ちょっと軽薄な感じにつらつらと宣い、揶揄ってくるアレックスに本当に腹が立ったので、
ベシベシと叩くも、愉しそうに笑いながら手首を掴まれ、叩けなくされてしまった。
ええい!そこに直れ!抵抗するな!あっちこっち手形モミジを散らしてやるぅ!
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