本編完結【R18】地味すぎる転生悪役令嬢、攻略対象と関わらずに…俺様ヤンキー公爵に絡まれる。Why?

syarin

文字の大きさ
136 / 354
後期だ!(まだ始まってない)

137: 満腹地味令嬢は夢の中、ヤンキーの誘導に嵌められる。

しおりを挟む


食事は明け方からドラゴンステーキだった。

素敵ィ!!

食前の祈りと頂きますをして、アレックスが一口分切り分けた所で、

ドスウッッとアレックスのステーキにフォークを突き刺す。

呆然とするアレックスの瞳を瞳孔開き気味に見詰めたまま、

切り分けた一口分を残して、ステーキをテーブルに汁が垂れるのも気にせず私の皿に移動させる。



さて、頂きます。

私は何事も無かったようにステーキを食べ始めた。

そんな私をアレックスは黙って見詰め、一口分のドラゴンステーキとパン、付け合わせを食べた後、お茶とお菓子を食べていた。

笑いを堪えていたのか、肩がブルブルと震えていた。


ふーんだ!

私はというと、大きめに切り分けた一口を頬張って、肉汁が口の中で迸ったのを感じた瞬間、
アレックスへの怒りなど忘れ、ただひたすら噛んで呑み込む機械と化し、その豊潤な旨味を味わい続けた。

がふがふ、がぶりがぶりと肉を喰らい続け、あっという間に2人前(ー1口分)を平らげてしまった。

アレックスが淹れてくれたお茶を美味しく頂いて、お菓子をモリモリ食べる。

ポルボローネ美味し!

あ、マカロン♡
このマカロン最高!ピユール・へルメみたい!

幸せじゃー!!


アレックスがお菓子を差し出しながらクスクス笑っていたが、気にせず心行くまで食べた。

満腹になり、落ち着いたと思ったら、途端に目がしぱしぱしだす。

目を擦れば、すぐにアレックスが気付いて声を掛けてくる。

「眠い?寝るか?」

「……眠い。けど、お風呂入ってから寝たい。です。」

ちょっとクラクラしながらそう言うと、すぐに入浴の準備をされ、抱っこでバスルームに連れられる。

暖かい湯船に浸かり、バスタブの縁に頭を預けて頭を洗って貰えば、

もう、天国でおじゃるよ……。

アレックスが、優しく頭皮マッサージしながら聞いてくる。



「フェロー、キモチイイ、か?」

「ふぁぃ、キモチイーれす…です。」

頑張って喋らないと呂律が回らない位眠い。

いや、
ほぼ寝ている。

「フェロー…首筋も凝ってるな…揉んでやろう。」

「んふぁぃ……」

「フェロー、…キモチイイ、か?」

「ふぁ…ぃ。キモチーれす……。」

「フェロー……?ココは?……キモチ…イイか?」

「ふぇ……ぃ」

「フェロー…?……イイのか?」

「ふぁ、……チーですぅ……」



「フェロー…………いい、か?」


「フェロー?」

「はっ?ふぁぃ、…はぃ、いーれすぅ……。」

結構しっかり眠り掛けていた私は、アレックスの呼び掛けに慌てて返事する。



クス。と、アレックスが笑った気がした。


しおりを挟む
感想 122

あなたにおすすめの小説

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる

狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。 しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で……… こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。

処理中です...