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Xmas!! 旅だ!旅行だ!年末年始だ☆
296: 聖なる夜は、地味令嬢とヤンキーの被る夜。
しおりを挟む「フェロー………クリスマスプレゼント、受け取ってくれるかい?」
キターーー!!
私はアレックスが胸元から出して差し出すクリスマスらしい装飾のなされた封筒をそっと、受け取った。
封筒は、ちょっとホカホカしてた。
ドキドキしながら確認する。
ていうか、封筒でプレゼントって……一体?と思いつつ中の紙を開くと、何だか契約書面の様だった。
……………?うん?これって……??
私が最近見たものにとても似ているその書類を読み進めると、名義人はフェリシアムンストーンと書いてあった。
魔力の蔦で留めてあったシンプルな鍵が1つ、ポロリと触れた途端に手に落ちてくる。
「……その。クリスマスプレゼントに何をあげたら良いのかよく判らなくて…。小さな家なんだが、割とオブシディアン領の中では風光明媚で住み心地の良いところでな…。まぁ、別荘の1つにどうかと思って……フェロー?」
アレックスがもごもごゴニョゴニョと言いながら私を見て、私の異変に気が付いたらしい。
私は、何て言うかもう、真っ赤で口も聞けないしまともにアレックスも見れない。はゎゎゎゎゎゎ………でも、何かウケる。アハハ…
ええい、このまま渡してしまえ。
「………どうやら、私達は似た者カップルみたいですね………。」
私が差し出した小さなプレゼントボックスを開け、指輪でも入ってそうなビロードの小箱をぱかりと開けたアレックスが、中から、♡に見えなくもない唐草模様の飾りがついた鍵を取り出す。
「……同じく、クリスマスプレゼントに何をあげたら良いかよく判らなくなって…。小さな家ですが、割とムンストーン領の中では風光明媚で住み心地の良いところで…。まぁ、別荘の1つにどうかと思って……。その、我が領に別荘があれば、学園以外でも逢いやすいかと……。」
「どうやら考えることは一緒みたいだな………。」
その言葉にアレックスを見たら、アレックスも真っ赤になっていた。
うん。気合いを入れたプレゼントが被るととても恥ずかしいです。
クリスマスプレゼントに別荘をプレゼントするとか金満すぎやしないか、なんて思ったけど、まさか贈りあっちゃうとか。とんだ金満カップルだ。
でもまぁ、仕方無いよね。
私、なんでもない時にホイホイマジックボックスあげてたけど、あれの価値が一般的に見ると大金貨何枚とかだから、ハードルが無駄に高くなっちゃって、何あげたら良いか本当に判らなくなっちゃったんだけど、多分、向こうも同じだったんだろうな。
これはフェリたんが悪かったと思います。
その後はお互いの別荘の内装とか、付けたオプションとかの話で盛り上がった。
オブシディアン領の別荘は、金とティファニーブルーを中心にしたインテリアで、コロンとしたソファとテーブルセットがあるらしい。何だか行くのが楽しみ。
ムンストーン領の別荘は、少しクラシカルな内装で、寝心地良さそうなディープパープルの寝椅子がインテリアのアクセントになってる。後、馬小屋付けといたよ。
「楽しみだ!今度、是非案内してくれ。ムンストーンの屋敷からは近い?」
「一見遠いんですが、山の中に抜け道があって、そこを突っ切ればすぐです。と言っても、遠い方の道で馬で30分、抜け道が10分です。」
「フェローにあげた別荘とほぼ同じだ。本当に考えることは一緒だな……。」
何だか可笑しくて、2人してお腹を抱えて笑った。
あーあ、半年前はこんなバカップルになるなんて想像もしてなかったな。
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