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プロローグ

2.プロローグ(下

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「優遇内容は
・強い魔物の以内街に転送します
・異世界人だと傍から見てわからないような服をあげます
・魔法を使えるように魔力を増やしてあげます
・固有能力を一つあげます

文句は言わせません 普通は王に謁見して政治的なものに組まれる所から始まりますからね?
思い描いていたファンタジーと違う とメンタルダウンした勇者も多いとかなんとか……」

「…… 魔力を増やす…… は MPを増やす感じかな……?
ん? …… 今着てる服はどうなるの?」
「没収です。」
「はい。
あと固有能力ってなに?」

「えーっと 私が今あげれるのはー
あー 守屋君があとにひかえてるから……

これとこれとこれだけか すっくな」
「ほんとに優遇されてます?」
「できる範囲で!!!
とりあえずどれか選んで」
「えーっと……?
乾坤一擲(スマッシュ)
1日に1発 攻撃の威力を上げられる

ペンは剣よりも強し(ソードブレイカー)
どんな強い剣でもペンで受ければ平気

渇かず飢えず(トーパー)
1週間くらいなら飲み食いしなくても平気!

……
ペンは剣よりも強しの意味がわからないんですが」

「あ そろそろ守屋君が起きる もう時間ない
えーっと ペンは剣よりも強し ねわかった!!

よし それではいい異世界ライフを!
応援はしてあげるよー」
ここで意識が暗転した。

はい 目が覚めました!
村じゃないです! 森です
言ってしまえば魔物のいそうな森です
あ もしかしたら森の中に村があるのかなー? いや 危ないから行かないけども 

そういえば格好は……
黒いコートに 黒いマント 
ふっつうに怪しい格好である
これ絶対に目立つよね

……………… 重要なことに気づいてしまった

固有能力の意味がない
この世界にそんなペンとかあるのかなぁ……?

とかそんなことを考えていると……
「よっしゃー ラッキー 突然このあたりからなかなか大きな魔力反応を発見~
これで 当面の生活費の心配はないな……」
とかいう女性の声が聞こえた

数秒後 その女性の姿が見えたのですが……
服は……黒いな…… 中折帽子に服にスカートに全部黒い あー この世界の人はみんな服が黒いのかな? 
手に持ってるダウジングマシンみたいなのが気になるけど というかめっちゃこっち向いてるけど

「ねえ 君ー なんか石みたいなの拾ってないかなー?」
「拾ってないですけど……」
「ちょっとこっちに移動してみて?」
移動してもダウジングマシンはこっちを向き続ける
「…………(暗黒微笑)」
「あのー どうしたのですか?」
「突然このあたりに来た魔力…… 大方魔石だろうけど…… が飛んできて その魔力の方をこの棒が向くようにしてるんだよ 今」
「はい」
「石よこせ」
「持ってないです」
「こっちは生活費がかかってるんだ 出せばそんな手荒なこととかしないから…… しないから……
………………ん?
あれ? 意思を隠す場所よくよく考えるとどっかから転移してきた……? 
もしかして スパイの類……?
町長に突き出せば謝礼金が……
よし 所属を名乗れ!!」
「……………………? 所属?」
「よもや異世界人か?」
「ノーコメントで」
「いい拾い物をしたな これは
ちょっと私の家まできますか?
ちょっとOHANASHIしましょうよ
いや よくわからないことばかりだと思いますし」

なおこのあと街まで連れてってもらうことで双方合意
そのまま家まで連れてかれた
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