【完結済】サバイバル奮闘記 転生悪役令嬢の逆転劇

忠野雪仁

文字の大きさ
41 / 74
ルート別

40.食料確保②

しおりを挟む
次の日、朝起きると自分の中に何かが芽生えた事が分かった、
きっと『格納』の能力だろう。

能力については、未知な部分が多く色々な諸説がある。
解明できれば国家的にもかなりの利益を生み出す為に、
各国共に研究をしているが、少なくとも表向きは以前謎のままである。

今回の用に能力の木の実として出回るのは初めてでは無いだろうか。
私は特に能力の実など食べていない、お義兄様やルイード様も記憶にないそうだ。
これだけ能力を持っている人間が集まるのは異例と言えば異例な事態。

考えても仕方が無いけど、もし子供が生まれたら能力は受け継ぐのだろうか。
過酷な環境なので生き抜く手段を残してあげたい気持ちがある。
仮にお義兄様とルイード様の子供が出来たとして、
同じ母親どうしの子供が結婚するのは平気だろうか。
まだそこまでの行為に至っていないけど、つい先を考えてしまう。

この島内で解決するとしたら、聖女と王太子もしくは、
聖女とダンさんの子になるんだけど、どちらにせよ聖女の血が入ってしまう。
でも、乙女ゲームで転生者といれかわる前は、凄く良い人だったので平気なのかも。

取りあえず今は仕方ないけど、魔法や能力に頼らない知識や生活基盤を整えていこうとは思っている。
先ずは地熱の利用をしたい、と言うのも鑑定である程度分かったのがこの島の中心に火山がある事。
活火山では無いけど死火山でもなさそうだ、内部にマグマを蓄えているかも知れない。

私の鑑定で鑑定範囲を地下に伸ばせば、温水脈を探す事が出来るかも。
上手く行けば、温水路を張り巡らせて、ある程度の面積の畑で冬の間も作物が安定して採れるかもしれない。
一部区画は、更にビニールハウスみたいにしたいんだけど、ビニールは作りかたが分からない。
原料は石油だと思うけど、そもそも石油が取れない。
私はこの世界の設定を知らないので、見当もつかないために外周りが多い二人に、
それっぽい物があったら持って帰ってきて欲しいとお願いしてある。

朝食後の打ち合わせで私は自分の考えを二人に話した。
今まで話し合いは何となく夕食後にその日報告と共にしていたんだけど、
最近の夜は、それ以外の営みに関する攻防がある為、何となく朝食後の時間にずれた。

「私は、探索地域拡大と塩の確保と植物採取ですね。
探索地域生活ですがこれ以上森の中央に向かうと大型の獣がいそうですので、
ひとまずは、横方向に広げていきます。
遺憾ですが地図を作っていきますので、絵画を額縁とセットで一枚使わせて下さい。
塩は備蓄を含めてある程度たまったら定期的に作る程度にとどめますね。
採取は、昨日森で初めて見かけた物がありますので、
手が空いた時にでも鑑定をお願いします」

「最後に俺だが、もう少し森を焼いて柵を作ってから出かける。
家畜になりそうな獣がいたら気絶させて飼育用に捕獲して見る。
魚は最終的には小舟を作って釣り竿か網でも作っていく方向にシフトさせたいが、
今は備蓄優先だな」

最終的には資源循環型農業を目指したいけど、
まだまだ着手したばかりで精一杯なのは仕方がない。

ただでさえ余裕が無いのに聖女達からの防衛も考える必要があるから頭が痛いわ。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

感情の無い聖女様は、公爵への生贄にされてしまいました

九条 雛
恋愛
「――私など、ただの〝祈り人形〟でございます。人形に感情はありませぬ……」 悪逆非道の公爵の元へと生贄として捧げられてしまった聖女は、格子の付いた窓を見上げてそう呟く。 公爵は嗜虐に満ちた笑みを浮かべ言い放つ。 「これからは、三食きちんと食べてもらおう。こうして俺のモノとなったからには、今までのような生活を送れるとは思わぬことだな」 ――これは、不幸な境遇で心を閉ざしてしまった少女と、その笑顔を取り戻そうとする男の物語。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

異世界召喚されたアラサー聖女、王弟の愛人になるそうです

籠の中のうさぎ
恋愛
 日々の生活に疲れたOL如月茉莉は、帰宅ラッシュの時間から大幅にずれた電車の中でつぶやいた。 「はー、何もかも投げだしたぁい……」  直後電車の座席部分が光輝き、気づけば見知らぬ異世界に聖女として召喚されていた。  十六歳の王子と結婚?未成年淫行罪というものがありまして。  王様の側妃?三十年間一夫一妻の国で生きてきたので、それもちょっと……。  聖女の後ろ盾となる大義名分が欲しい王家と、王家の一員になるのは荷が勝ちすぎるので遠慮したい茉莉。  そんな中、王弟陛下が名案と言わんばかりに声をあげた。 「では、私の愛人はいかがでしょう」

捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています

h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。 自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。 しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━? 「おかえりなさいませ、皇太子殿下」 「は? 皇太子? 誰が?」 「俺と婚約してほしいんだが」 「はい?」 なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。

婚約破棄されたので、隠していた聖女の力で聖樹を咲かせてみました

Megumi
恋愛
偽聖女と蔑まれ、婚約破棄されたイザベラ。 「お前は地味で、暗くて、何の取り柄もない」 元婚約者である王子はそう言い放った。 十年間、寡黙な令嬢を演じ続けた彼女。 その沈黙には、理由があった。 その夜、王都を照らす奇跡の光。 枯れた聖樹が満開に咲き誇り、人々は囁いた。 「真の聖女が目覚めた」と——

追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている

潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

処理中です...