【完結済】サバイバル奮闘記 転生悪役令嬢の逆転劇

忠野雪仁

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39.食料確保① ☆

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コンテナの置き場所は、洞窟出て風下に調理用のコンテナとして一つを置く事にした。
雨天の調理や水回り、食器を置く場所とドライフルーツを吊す場所に使う。

何故ドライフルーツかと言うと、この島にはオレンジ色の木の実がなっていて、
貴重なビタミン類を豊富に含んでいるんだけど非常に苦い。
鑑定で調べた結果陰干しすると甘みが出て食べやすくなると分かったので、
見つけたらせっせと収穫して陰干しする事に決めた。
ビタミン不足は船乗り病として有名な脚気、口内炎などの原因になるので、
安定した摂取が必要な為に非常に有り難い。

洞窟を出て反対側に薬草栽培用と脱衣所兼お風呂場として二つのコンテナを設置し、
お義兄様の土魔法で外部をおおって洞窟の一部っぽく見えるようにカムフラージュした。

保存する場所は豊富にあるけど食料が圧倒的に少ないので、
食料の調達を手分けして行う事にした。
まずは拠点居残り組の私とルー君は畑作業。
目の前の森をお義兄様が火魔法で焼き払い、土魔法で耕し整地までしてくれた。

獲得した種や苗は食用の野菜を品種改良したと思われる物が豊富な種類あり、
さつま芋、キャベツ、ブロッコリーを植える事にした。
さつま芋は時期的に遅いが苗木や種芋を増やせれば来年以降につながる。

お義兄様は、湖に魚を取りに行ったけど嵐の後なのであまり収穫は見込めないかも知れない。
ルイード様は、移動力を活かして海水を組んでは煮込んで塩を作り、
待っている時間で森に行っては、木の実、草、キノコなどを採取しつつ、
歩いて転移できる場所を広げて貰った。

もう少しで『格納』の能力が発現しそうなので只管食料集めに皆で頑張った。

日もくれる頃に、皆が戻って来たのだけどお義兄様が野兎を狩って来てくれた、
ご丁寧に下処理も終わって適度な大きさんのブロックに分けてくれていた。
私とルイード様を気づかってくれているのと、拠点の近くで血の臭いを残すと危険なので、
そこら辺も考えてくれているみたいだ。
非常に頼りになる旦那様達と結婚出来たのは本当に幸運な事だろう。

その日の夕食は、木の枝で作った串にお肉をさして、茸と共に焼いて食べた。
味付けは塩だけだったけど、久しぶりに食べたお肉はとても美味しい。
ルー君は食べられないけど私が食べている間はずっと側で気持ち良さそうに眠っている。
神獣は土地や生き物の生気を吸って育つみたいで、育ての親である私のそばが大変お気に入りみたい。

その夜も夜のお勉強会はあった。
若い二人相手に聖女のアラレもないドレスで散々待たせてしまったので、
数日はご要望に答えたいと思うけど、
落ち着いたら少し間を開けて欲しい、心も体もいっぱいいっぱいだ。

お風呂から上がって聖女の下着とドレスに着替えて
二人が待って居てくれる洞窟の奥に向かった。
この服たちは何も守れていないどころか誘っている、
それは十分に理解しているのだけど、
裸族で移動するのはもっと嫌だった...

二人の元に向かうと後はなすがままになった。
二対一は卑怯だ、前からのお義兄様の攻撃を全力で守っていると、
後ろからルイード様が攻めてくる。
後ろに気を取られると防御が薄くなった前をお兄様が余裕で攻めてくる、悔しいけど直ぐに玉砕した。
口付けされ摘まれてると舌ですくわれる、私が一々声を上げるのを絶対にたのしんでる。
不味い、早めに一対一にしてもらわないと墜ちてしまう、
頭ピンクのお猿さん聖女みたいになるのは嫌だ。

だけどこんな素敵な二人に私一人は申し訳ないので、
翻弄されつつもなれない手つきで処理した、これでしばらくは平気なはずと勘違いしてしまった。
お二人とも本当に文系ですか、関係ないのですか、そうですか知りませんでした。

後で嫌という程、現実を思い知らされた。
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