蘇り令嬢の幸せな結婚

よしゆき

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 仕事があるからと、マルクスは日中は外に出ている。その間、セルマは部屋の中で一人きりで過ごす。部屋には古代魔法について書かれた本が沢山あって、それを読んでいたらあっという間に時間は過ぎた。
 マルクスがしっかりと言い聞かせているのか、使用人がセルマのいる部屋に近づく気配はなかった。部屋の掃除はセルマがしている。はじめはマルクスがしていたが、セルマが自分ですると言ったのだ。
 一度だけ部屋のドアを開けてみようとした事がある。けれど開かなかった。恐らくマルクスが外側からドアを施錠しているのだ。
 実質セルマは閉じ込められているような状態だった。
 今のところ問題は起きていないが、このままでいいとも思えない。
 しかし何もできないまま、時間だけが過ぎていく。
 そんな時、帰ってきたマルクスが満面の笑顔で言った。

「セルマ、今日から俺達は夫婦だよ!」

 彼の手には結婚証明書が掲げられていた。そこにはマルクスとセルマが夫婦である事を証明すると書かれている。
 セルマは一瞬頭が真っ白になった。

「夫婦……って……え? ど、どうして……っ」
「どうしてって、約束しただろう? 学校を卒業したら結婚するって。大丈夫だよ、卒業式には参加できなかったけれど、セルマもちゃんと卒業した事になってるからね」

 そんな事は心配していない。
 確かに結婚の約束はした。でもこんな事になって、まさか彼がまだ自分と結婚しようと考えていたなんて思いもしなかった。勝手に結婚の手続きを済ませてしまうなんて。わかっていたら全力で止めたというのに。

「だ、ダメよ、マルクス、さすがに結婚はまずいわ」
「どうして? セルマ、俺と結婚できて嬉しくないの? やっぱりもう、俺の事が嫌いになってしまったの?」

 彼は本気でわかっていないのだろうか。今のセルマと結婚するなんて、正気の沙汰ではない。

「違うわ、そうじゃない……。私、人間じゃないのよ。化け物なの。そんな私と結婚なんて……ダメに決まってるじゃない」
「言ってるだろう、化け物なんかじゃない。セルマはセルマだよ」
「でも、人間じゃないわ」
「体も、心も、セルマなのに?」

 彼の瞳は真摯で、戸惑うほどに純粋だ。こんなに変わってしまったセルマを、以前と変わらず愛し受け入れてくれる。
 でもセルマは、自分で今の自分を受け入れられない。自分の姿を見たくなくて、ずっと鏡も見れずにいる。

「違うもの……。普通の人間と、全然……」
「どこが違うの?」
「……目が、違うわ。それに、鱗も生えてる……」
「後は?」
「後は……お腹が空かないし……それに、そうよ、水の中で呼吸ができるの」
「そうなの? じゃあもうセルマが溺れる心配はないんだね」
「そうじゃなくて……っ」

 声を荒げそうになり心を落ち着ける。ちゃんと冷静に説得しなくては。

「私、もう人前に出られないのよ。それはわかるでしょう? マルクスが私をセルマだと言ってくれても、他の人は私を化け物としか見てくれないわ」
「セルマが人前に出る必要はないよ。他の誰とも会わなくていい。君を目に映していいのも、会話をするのも俺だけ。セルマはそれじゃあ不満なの?」
「そうじゃないの……。でもおかしいでしょう、誰にも紹介できない妻なんて。きっと怪しまれる。だからね、やっぱり私達、一緒にいない方がいいわ……」

 離れがたくてここまで来てしまったけれど。本当は森で再会したあの時、ちゃんと断らなくてはならなかったのだ。もう一緒にはいられないのだと。辛くても悲しくてもきちんと伝えなくてはならなかった。

「どうしてそんな事を言うの?」

 マルクスの瞳が絶望に翳る。
 セルマの胸も痛んだ。彼を傷つけたいわけではない。セルマだって、できるのならずっとマルクスの傍にいたいのだ。

「お願い、わかって、マルクス……」
「もしかしてセルマ、俺から離れようとしているの?」
「それは……っ」

 強く肩を掴まれる。狂気を感じさせる彼の視線に、セルマは言葉を詰まらせた。

「そんなの絶対許さない。もう二度と君を手離さない。何があっても、セルマが何者になったとしても、俺は絶対に君を離さない」
「ま、マルクス……あっ!?」

 ベッドに押し倒される。

「待って、落ち着いて、マルクス……っ」
「嫌だよ、セルマ。どうして俺から離れようとするの。君が行方不明になって……もう二度と君に会えないんじゃないかと思うと怖くて……セルマに会いたくて会いたくて気が狂いそうだった……。もうあんな思いはしたくない」

 覆い被さってくるマルクスの表情はあまりにも苦しそうで。彼の切実な感情が伝わってくる。
 セルマは知っているのだ。彼がどれだけ必死に自分を捜してくれていたのかを。毎日毎日、雨の日だって、体を泥だらけにしながら捜してくれていた。セルマはそんな彼の姿をずっと見ていた。
 だからこそ痛いくらいに彼の気持ちがわかる。

「マルクス……」
「ダメだよ、セルマ。俺から離れるなんて許さない」
「んん……っ」

 噛みつくような勢いでキスをされる。深く深く唇を重ねられ、口の中を彼の舌で犯される。ぐちゃぐちゃに掻き回されて、呼吸すらままならない。

「んっ、は……ぁっ、んっ、んんんっ」

 貪るような口づけに頭がくらくらした。口を閉じられず、唾液が溢れて顎を伝う。それを拭う余裕もないほどに、何度も何度も角度を変えて、激しく濃厚なキスをされる。

「んくっ、んっ、ふぅっ、んっんっ」
「はぁ……ん、セルマ……っ」

 まるで自分の思いをぶつけるような彼の口づけは長い時間続いた。拒む事を許さないとでもいうように頬を彼の両手に包まれて、セルマは溺れるように彼の唇を受け入れる。

「ぅんっ、んっ、はっ、ぁんんっ」
「ふ……んっ……セルマ……」

 余すところなく口腔内を舐め回され、口の中を全て彼に暴かれる。
 苦しくて、恥ずかしくて、でもぞくりと背中が震えるほどに気持ちいい。肌が粟立ち、全身が熱を帯びていく。
 長い長い口づけを終え、すっかり力の抜けたセルマの体から衣服が剥ぎ取られていく。

「あ、やっ、だめ……っ」

 制止の声を上げるけれど、抵抗できない。
 キスだけで終わらない事にセルマは焦った。服を脱がされる事で彼が何をしようとしているのかを察し、恐怖に戦慄く。
 こんな、化け物になってしまった体で。
 愛する人に抱かれるなんて。

「や、やっ、見ないで、やめて、マルクス……っ」

 鱗が散らばる体。人間じゃない、化け物の体。
 見られたくない。触られたくない。
 しかしマルクスはセルマの言葉を聞き入れず、あっさりと衣服を脱がせてしまう。
 全裸に剥かれ、セルマの瞳に涙が滲む。

「いや、マルクス……お願いだから……」
「隠しちゃダメだよセルマ。全部見せて。触らせて」
「ひぅ……っ」

 つう……と首筋を舐め上げられ、肩が震えた。

「や……マルクス……こんな体……貴方に見せられない……お願い、見せたくないの……」

 掠れる声で懇願する。

「まだそんな風に思ってるの? 言ってるだろう、セルマはセルマだ。何も変わらない。たとえどんな姿になっても、俺はセルマを愛してる」

 彼の唇が肌の上を滑り、ぞくぞくと淫靡な感覚が湧き上がる。駄目なのに、体が反応してしまう。彼に愛される事に心が喜んでしまう。

「ひっ、ぁっ、マルクス……っ」

 舌と指で肌を愛撫され、甘い声が漏れる。羞恥と快感に全身が熱くなる。
 鱗が生えた不気味な体に、彼は厭う事なく触れてくる。愛おしむように、丁寧に優しく、唇を落とし、舌先でなぞり、指を這わせる。
 こんな化け物の体を、彼は本当に愛してくれている。

「あぁっ、あっ、マルクスぅ……」

 彼の愛撫に胸の突起がツンと尖り、それが感じている事を主張しているようで堪らなく恥ずかしい。

「ああ、嬉しいよ、セルマ……。漸く夫婦になれて、こうして君に触れられる……。この日がずぅっと待ち遠しかった。君の心も体も全て、俺のものにしたい……」

 うっとりと囁いて、彼はセルマの体の隅々に唇で、指で触れていく。セルマの頭のてっぺんから爪先まで、彼の触れていないところがなくなるまで、触れようとしてくる。

「やぁっ、そんなところ、やめてぇ……っ」

 脚の間にまで顔を埋められ、セルマはあまりの羞恥に悲鳴じみた声を上げた。

「やめないよ。ここもいっぱい触れて、愛したいから」
「ひあぁっ」

 内腿を舌が這い、そのまま花弁まで舐め上げられる。

「だめ、だめっ、マルクス、やぁっ、だめぇっ」

 ぴちゃぴちゃと音を立ててねぶられ、恥ずかしくて、けれど堪らなく気持ちよくて、セルマは甘く蕩けた声を上げてしまう。

「ひぁっ、ああぁっ」

 舌先で敏感な花芽を転がされ、セルマは背中を仰け反らせ快楽に喘ぐ。

「んゃぁっ、マルクス、だめ、やめてぇ、あぁっ」

 何度やめてと訴えても彼の愛撫が止まる事はなかった。ちゅうっと肉粒に吸い付かれ、強烈な快感が駆け抜ける。

「あああぁ……っ」

 目を見開き、ガクガクと体を震わせる。花弁から蜜がとろりと溢れた。
 絶頂を迎えた事にも気づかず、セルマは荒い息を吐く。
 強すぎる刺激に呆然とするが、休む間もなく更なる快楽を与えられる。

「やぁっ、だめ、マルクスぅっ、んあぁ……っ」

 ぐちゅりと濡れそぼった花弁の奥へ舌を差し込まれる。

「そんな、あっ、だめぇっ、あっ、あっ、あぁんっ」

 胎内を舐められる感覚にセルマは身をくねらせる。熱くて柔らかい舌が中で蠢く快楽と羞恥に涙が零れた。

「ひぅんっ、んっ、や、マルクス、もう、もう、やめ、ああぁっ」

 かぶりを振り、髪を乱して身悶える。シーツをかきむしり、終わらない快感の波に溺れた。
 舌を引き抜かれたと思えば、今度は指で中をぐちゅぐちゅと掻き混ぜられる。

「ひあっ、や、だめ、だめなの、マルクスぅっ、あっあっ、ひあぁんっ」
「ここが気持ちいいの、セルマ? ここ、擦ると中がぎゅうって締まるね。ヒクヒク震えて、どんどん濡れて、とろとろになっていくね」
「あっあっあっ、んんんっ、そんな、こすっちゃ、あっあっ、だめぇっ、あっ、あ──っ」

 敏感な箇所を指で執拗に擦られて、セルマは繰り返し絶頂へと上り詰めた。
 脚を大きく広げ、腰を突き出し、そんな自分の痴態を恥じる余裕もない。ひっきりなしに与えられる快楽にひたすら翻弄され続けた。
 たっぷりと時間をかけて指で中を犯され、漸くそれが終わる頃には、セルマはくたりとシーツに身を預けていた。
 頬を紅潮させ、必死に呼吸を整えるセルマを見下ろし、マルクスは恍惚とした笑みを浮かべる。

「ああ……可愛い……綺麗だよ、セルマ。快感に乱れる君はすごくすごく美しい……」

 火照った頬に彼の唇がちゅ、ちゅっと触れる。彼の唇の感触が心地よくて、セルマはとろりと目を閉じた。
 唇が離れていき、それから衣擦れの音が聞こえた。ふと瞼を開けると、マルクスが衣服を脱いでいるのが目に入る。
 そこで状況を思い出しセルマはハッとした。

「ま、マルクス……っ」

 体を起こそうとするが、力が抜けて動けない。
 衣服を全て脱ぎ捨てたマルクスに両脚を抱えられる。

「だ、め……待ってっ、マルクス……」
「もう待てない。君と一つになれるこの時を、気が狂いそうになるくらい待っていたんだから」
「んうぅっ」

 固く反り返った陰茎の先端を、ぐりぐりと花弁に押し付けられる。性器同士が触れ合い、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が響く。

「だめ、だめぇっ……」

 セルマは悲愴な声を上げる。
 一度死んだ体で、子供を孕めるのかはわからない。食事も必要としないような体で、身籠る事など可能なのか。
 けれどもし、できるとしたら。
 この化け物の体で、彼の子供を孕んでしまったら。
 それだけは絶対に駄目だ。化け物の自分を匿っているというだけで彼の身を危険に晒しているというのに。

「だめなの、マルクス、お願いぃ……っ」

 セルマの哀願に、マルクスは微笑んだ。見惚れるほど綺麗な笑顔を浮かべ、そして。

「ひっ、あああぁ……!」

 まるでセルマの言葉など聞こえていなかったかのように、マルクスはあっさりと陰茎を突き入れた。
 絶望と、痛みと、そして愛する人に抱かれるどうしようもない喜び。こんな状況で喜んでしまう自分の浅ましさ。色んな感情でぐちゃぐちゃになる。

「んあっ、あっ、ああぁっ」

 ぬかるんだ隘路を掻き分け、熱塊が更に奥へと入ってくる。

「ああ……やっと君と一つになれた……。嬉しいよ、セルマ……」

 マルクスは嬉しそうに目を細め、感嘆の溜め息を漏らす。
 セルマだって嬉しい。嬉しいけれど、駄目なのだ。こんな事、許されない。

「あっあっ、だめ、マルクス、んぅっ、これ以上は、あっあっ、んんっ」
「何を言ってるの。ここで終わらせるわけないだろう。さあ、一緒に気持ちよくなろうね、セルマ……」
「ひあぁ……っ」

 マルクスは腰を揺すり、胎内の敏感な箇所を擦り上げた。
 痛みを上回る快感に襲われる。腹の奥が疼き、もっととねだるように肉壁が陰茎に絡み付く。
 マルクスは息を詰め、瞳に歓喜を滲ませる。

「っ、はあっ……感じてくれているんだね、セルマ……。嬉しい、もっともっと感じて、セルマ、セルマ……っ」
「あぁっ、だめ、あっあっあっ、そんなに、されたら、ああぁっ、んっ、だめぇっ」

 きつく抱き締められ、激しく中を擦られる。強い快楽に戦慄き、セルマは甲高い嬌声を部屋に響かせた。
 止めなくてはと思うのに止める事ができない。罪悪感。自己嫌悪。湧き上がるたび、快感に塗り潰されていく。

「愛してる、セルマ、セルマっ……離さない、絶対に……愛してる、愛してるんだ、セルマ……俺から、離れないで……っ」
「ああぁっ、マルクス……っ」

 離れなくてはという思いも、このまま離さないでほしいという思いも、どちらもセルマの本当の気持ちだ。
 彼の背中にしがみつきたい。けれど彼に甘えるような事はできなくて、セルマはシーツをきつく握る。

「セルマ、セルマ……っ」
「ひっ、あっあっあっ、あぁっ」

 何度も何度も、求めるように名前を呼ばれる。
 内奥を穿つ動きは徐々に激しくなっていく。それは行為の終わりが近い事を表していた。

「んぁっあっ、だめ、だめ、マルクス、んんっ、お願い、お願いだからっ、あっあっ、なか、中には……あっあっあぅんっ」
「どうして? 俺達はもう夫婦なんだよ。ダメな事なんて何もないよ」

 抽送はどんどん速くなっていくが、彼が離れようとする気配はない。

「だめぇっ、だめなの、本当に、あぁっ、マルクス、お願い、あっんっ、んあぁっ」

 セルマの言葉とは裏腹に、彼の熱を埋め込まれた肉筒は精をねだるように中を締め付け蠢いた。

「っは……ふふ、そんなにぎゅうぎゅう締め付けて……嬉しいよ、セルマも俺を求めてくれてるんだね……。気持ちよくて、はあっ……もう、出そうだ……」
「違うの、あっ、あっ、だめ、だめっ、中に出しちゃ、あぁっ」

 必死にかぶりを振るけれど、マルクスは止まってくれない。それどころかセルマの脚を抱え直し、射精へ向けて腰を打ち付けてくる。
 抉るように中を擦られて、セルマも強烈な快感に絶頂へと導かれる。

「ひっあっ、だめ、んっ、あっ、あ────っ」
「っ、セルマ……っく……」

 どちゅっと最奥を突き上げられ、同時にどくどくと熱いものを注がれる。

「あっ……あぁ……」

 絶望と、愛する人の体液を受け入れる喜びに浸り、セルマはぶるぶると身を震わせた。
 涙に濡れるセルマの頬を手で包み、マルクスは微笑む。

「愛してるよ、セルマ……。ずっと一緒にいよう」

 狂愛に満ちた囁きと共に唇にキスを落とされる。彼の口づけは、視線は、声音は、どこまでも甘く、決して離すまいとするかのようにセルマに絡み付くのだった。





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