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幼馴染みに恋人を作らせない大作戦
好きな人が女子に告白されている現場を目撃する。その女子と付き合ってほしくない受けと、そもそも付き合う気などない攻めのアホエロ。
高校生
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ある日直央は校内でとんでもない光景を目撃する。幼馴染みの佑吾が校内一の美少女と言われている遠山に告白されていたのだ。
強いショックを受けた直央はその場から逃げ出した。
佑吾とは幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。小、中、髙と学校も同じで、今でもその関係は変わらない。
直央は男らしくて頼りがいのある佑吾の事が好きだった。はじめはただの友達だったが、いつしか彼に恋愛感情を抱いていた。
好きな人が可愛い女子から告白されていた。まさか付き合うのだろうか。付き合ってしまうのだろうか。
そうしたら、今度から登下校も直央ではなく彼女とする事になるのか。休み時間も昼休みも彼女と過ごし、休日も彼女とデートするから直央とは遊べなくなってしまうのか。
直央の前で手を繋いだり腕を組んだり、イチャイチャとスキンシップするのだろうか。
そんなのは嫌だ。
佑吾に彼女ができるなんて耐えられない。
もちろん、イケメンの佑吾にいつまでも恋人ができないわけがない事はわかっていた。だから、大学は絶対に彼とは違うところを選ぶつもりでいた。彼が恋人を作って、その恋人とのラブラブっぷりを見せつけられたら泣いてしまうとわかっていたから。
高校を卒業するまでは恋人は作らずにいてほしかったのに。
あんな可愛い女子に告白されてしまっては、もうそれも無理かもしれない。
嫌だ。絶対に嫌だ。佑吾が彼女と仲睦まじくしている姿を傍で見るなんて。
だから、直央は全力で阻止する事にした。佑吾が遠山と付き合うのを。
全くもって自分勝手な考えだというのは自覚しているけれど、直央はそうせずにはいられなかった。
放課後、直央が「話したい事がある」と言えば、佑吾は何の警戒心も抱かず家に招いてくれた。
彼の両親は仕事で家にはいない。佑吾の部屋に入るなり、直央は彼をベッドに押し倒した。
「うおっ……!? と、なんだよ直央、急に……」
彼はモヤシ体型の直央と違い、身長も高くて体もしっかりと鍛えている。直央に押し倒す事ができたのは、彼が全くの無抵抗だからだ。直央に危害を加えられるなど思ってもいないのだろう。
上に覆い被さり、困惑している彼を見下ろす。
「直央?」
「……佑吾、きょ、今日……遠山さんに、告白、されてたよね……?」
「遠山ぁ? …………ああ、確かにされたな」
眉を顰めた佑吾だが、すぐに思い出したように頷いた。
やはり、見間違いではなかったのだ。彼が遠山に告白されたのは間違いのない事実なのだ。
あんな可愛い女子に告白されて、断る男がいるだろうか。ここで阻止しなければ、きっと佑吾は彼女と付き合ってしまう。
直央は震える手をポケットに入れた。スマホを取り出し、画面を操作する。
これからする事を考えると、心臓が破裂しそうなほどバクバクと脈打った。
「ゆ、佑吾……遠山さんと、付き合わないで……っ」
「あ?」
怪訝な表情を浮かべる佑吾に思い切って顔を近づける。口に……と思ったけれど、それはさすがに申し訳なさすぎると思い直す。
直央は佑吾の唇の端ギリギリのところに、ちゅっと口づけた。その瞬間を、スマホのカメラにおさめる。
素早く顔を離し、ポカンとしている佑吾にスマホの画面を見せつけた。
「ととと遠山さんと付き合ったら、この写真、ばらまくから!!」
「…………ばらまくって、そんなブレブレの写真ばらまいてどうすんだ?」
「……えっ?」
呆れたような顔で冷静に言われ、慌てて確認したらブレまくって何が写っているのかわからない画像になっていた。
「それじゃ、誰が写ってんのかもわかんねーだろ」
「うっ……だ、だって、緊張して、手が震えて……」
「ったく、しょーがねーな」
そう言って佑吾は直央の手からスマホを奪う。
あっと声を上げる直央の後頭部を佑吾の掌が掴んだ。そのままぐっと引き寄せられる。
再び二人の顔が近づき、思わず目を瞑れば唇を重ねられた。
「…………んんっ!?」
ぎょっとして反射的に離れようとするけれど、後頭部を押さえられていて離れられなかった。
「んっ……んっ……」
ぴったりと重なった唇の感触に、羞恥と歓喜と困惑で頭の中がぐちゃぐちゃになる。
はむりと唇を食まれ、動揺する直央はされるがままだ。肉厚の舌に唇を割られても抵抗できず、入り込んできた舌に口腔内を蹂躙される。
「んっ……んんーっ、はっ、ぁ、ぅんんっ」
くちゅくちゅと濡れた音を立てて舌が口の中を動き回る。舌が舌に絡み付いて、恥ずかしさとぞくぞくするような感覚に頭がくらくらした。
ぢゅるぅっと直央の舌を吸い上げてから、佑吾は唇を離す。
顔を真っ赤にして息を整えていると、佑吾がスマホを返してくる。
「ほら、動画で撮ってやったぞ」
「えっ……?」
確認すれば、直央と佑吾が舌を絡め合いキスをしているところがしっかりとおさめられていた。動画なのでぴちゃぴちゃと卑猥な音まで聞こえる。
「こ、こんな恥ずかしい動画、誰にも見せられないよ……!!」
「なんだよ、せっかく撮ってやったのに」
彼を脅す材料として直央とキスしてる写真はほしかったけれど、これはいやらし過ぎて使えない。
「じゃあ、もう諦めんのか?」
「ま、まだだよ!」
ニヤニヤしている佑吾のワイシャツの前を寛げる。肌を晒し、顔を近づけた。
胸元の辺りに唇を寄せ、吸い付く。キスマークの付け方を事前に調べておいたのだ。
唇を離せば、僅かに赤い痕が残っている。
直央はスマホのカメラを鏡代わりにして彼にその痕を見せた。
「遠山さんと付き合ったら、制服で隠せない、見える場所に、き、キスマーク、残してやるんだから……っ」
「キスマーク? これが? 小さすぎんだろ。こんなん見られたって、誰もキスマークなんて思わねーよ」
「えっ……!?」
「しょーがねーな。ったく、俺が手本見せてやるから」
そう言って、今度は佑吾が直央のワイシャツのボタンを外し前を開く。
「えっ……」
「ほら、早くこっち」
「えっ、えっ……?」
佑吾の大きな掌が直央のうなじを掴み、ぐっと自身に近づける。首筋に彼の吐息がかかった、と思ったら唇が触れた。
「ひゃっ、わ、んんっ」
ぢゅうぅっと強く皮膚を吸い上げられる。ちくっとした僅かな痛みと、肌を吸われるぞくりとするような感覚に体が震えた。
ちゅうっ、ぢゅうっ、ちゅぱっと音を立てながら、佑吾は何度も首筋に吸い付いてきた。彼の熱い唇の感触に肌がじんじんと火照っていく。
「……ん、できたぞ」
満足そうに頷き、佑吾は同じようにスマホのカメラを使って直央に首筋を見せた。
「わ……こ、こんなに……」
自分の首筋に残るたくさんの赤い痕を見て、直央は頬を紅潮させた。自分がつけたのとは違う。大きくて、赤い色も濃い。これがキスマークなのだ。
完全に制服では隠れない場所にキスマークを残されたという事に気づかずに、直央はただ感心してしまう。
「ほら、直央も同じようにしてみろよ」
「う、うん……っ」
佑吾に促され、直央は再び挑戦する。しっかりと鍛えられた彼の胸に顔を埋め、ちゅうちゅうと吸い付く。
「んっ……んっ……」
繰り返し懸命に皮膚を吸い上げるけれど、一向に佑吾がつけてくれたようなキスマークにならない。
「うっ……く……佑吾と同じように、できない……なんで……!?」
焦る直央を見上げ、佑吾はくつくつと笑う。
「できないなら、仕方ねーな。諦めろ」
「く、う……ま、まだだよ! 遠山さんと付き合ったら、佑吾のち、ちち、乳首! 舐めてやるんだから……!!」
「別にいいぜ」
「……ええっ!?」
さらりと言われ、直央は目を丸くする。
「ちく、乳首だよ!? 舐められてもいいの!?」
「いいって言ってんだろ。舐めてみろよ、ほら」
佑吾はワイシャツの前を開き、肌を露出する。
ここで引き下がるわけにはいかない。直央は顔を真っ赤にしつつ彼の乳首をぺろりと舐めた。ペロペロと舌を動かす。
恥ずかしさと何とも言えない感情が込み上げ、それでも懸命に彼の乳首をねぶった。
やがて佑吾が「ふはっ」と吹き出す。
「んだよ、その舐め方。子猫かっつの」
「へ……?」
「こっち来い。俺が教えてやるから」
「わっ……!?」
彼の顔の上に胸元が来るように体を引っ張られた。
ワイシャツをはだけられ、露になった胸元に佑吾が唇を寄せる。
「いいか、乳首はこうやって舐めるんだよ」
「ひぁっ……!?」
彼の大きな舌で、乳輪ごと乳首を舐め回される。突起を押し潰すようにねぶられ、直央の口から甘ったるい声が漏れてしまう。
「んあっ、あっ……あぁんっ」
舌先で弾くようにれろれろと舐められる。まさしく愛撫と呼べるそれは、直央とはまるで違う舐め方だった。
「ん……勃ってきたな」
彼の言葉通り、舌で刺激された乳首はツンと尖りはじめていた。
佑吾は口を開き、はむりとそこへしゃぶりつく。
「ひあぁ……っ」
熱い粘膜に包まれ、甲高い声が上がる。
「あっあっ、んあぁっ……ゆ、わぁっ、あっんっ、だめ……あんっ」
ぢゅるぢゅるっと音を立てて乳首を吸われ、快感に背中が仰け反る。
「あっ、ひぃんっ……だめ、だめぇ、吸っちゃ……ひあぁっ、噛んじゃ、やだぁっ……」
敏感な突起を甘噛みされ、鋭い刺激に体がビクビク跳ねた。
固く膨らんだ乳首にコリコリと柔らかく歯を立てられて、強すぎる快楽に涙が滲む。
吸ったり噛んだり、明らかに「舐める」という行為から逸脱していたが、最早直央はそれに気づいていなかった。
「あんっ、あぁっ、ゆうわぁっ、あっあっんんっ、……だめ、もうっ、あっやっ」
一際強く吸い上げ、ぢゅぱっと音を立てて佑吾は乳首から口を離した。
解放され、直央はふう、ふう、と荒い息をつく。
「見てみろよ、直央」
「ぁえ……?」
「お前の乳首、片方だけ赤く腫れてエロい事されたの丸わかりだぞ」
「えっ……?」
ニヤリと笑う佑吾に指摘され視線を落とせば、自分の乳首が目に入る。片方だけが濃く色づき、ぷっくりと膨れている。
「誰かに見られたら、しゃぶられまくったって一発でバレるだろうな」
確かに、明らかに見た目が違うのだ。これでは不自然過ぎる。
「や、やだ、そんなのバレたら恥ずかしいよ……っ」
「じゃあ、どうする直央?」
「こっちも……もう片方も吸って……」
お願いすれば、佑吾はにんまりと唇に弧を描く。
「いいぜ。ほら、乳首口元に持ってこいよ」
「ん……」
彼の唇へ、もう片方の乳首を近づけた。すぐに舌を伸ばされ、舐め回される。
「ふ、あっあっ、んぁっ、あぁっ」
佑吾はぢゅぷぢゅぷと乳首に吸い付きながら、散々しゃぶり尽くした方を指で刺激してくる。
「ひっ、あっ、だめぇっ、そんな……両方、しちゃ、あっあっあっん~~っ」
片方を吸い上げられ、もう片方はカリカリと爪の先で優しく引っ掻かれ、気持ちよすぎて抵抗もできない。
「ゆ、わぁっ……あっ、ひぅんっ、佑吾、佑吾……っ」
「んー?」
「あっあっ、も、もう、いいからぁ……っ」
「ダメだ。片方だけ手ぇ抜いたら意味ないだろ」
「んあ~~っ、そんなに、強く吸っちゃ……っ」
びくんっびくんっと震える直央の体をしっかりと押さえ、佑吾は時間をかけて乳首を刺激し続けた。
漸く解放された頃には両方の乳首はじんじんと熱を持ち、息を吹きかけられるだけでも感じてしまうようになっていた。
「わかったか? 乳首を舐めるっつーのはこうやんだよ」
「そ、そんな……できないよ、僕には……」
舐めたりしゃぶったり指で弄ったり、そんな高等技術は持ち合わせていない。
「だったら、これで終わりか?」
「ま、まだ! まだだから!」
「次は何だよ?」
佑吾は余裕の表情で笑っている。ここで諦めたら、彼は遠山と付き合ってしまう。
「遠山さんと付き合ったら、擽るから! イヤって言っても擽り続けるんだから!」
「別にいいぜ」
「っえ……!?」
「てか知ってるだろ。俺は擽られても平気だって」
「そ、それは……」
確かに昔、ふざけて擽り合いをした時は直央ばかりが笑い転げ悶絶し、佑吾は平然としていた。
「でもそれは子供の頃の話だし! あの時に比べたら、擽り方も上手くなってるから試してみないとわからないよ!」
「じゃあやってみろよ、ほら」
佑吾は両腕を広げ、無防備に脇腹を晒す。
ゴクッと喉を鳴らし、直央はそこへ両手を伸ばした。左右それぞれの手で、彼の脇腹をこしょっと擽る。
佑吾はピクリとも反応しなかった。
そんなわけがないと、直央は擽り続ける。強弱をつけ、つうーっと指を滑らせてみたりもした。
しかし、佑吾は声一つ上げない。
「な、なん、だと……!?」
「もう終わりか? だったら今度はこっちの番だな」
「えっ!? ウソ、待って……っ」
自分が擽られるなんて想定していなかった直央は手を伸ばされ、慌てて身を引こうとする。だが間に合わず、しっかりと両脇腹を彼の手で掴まれた。
「ひっ……!!」
直接肌に触れられ、それだけでビクリと竦み上がる。
「ま、待っ、やめ……っ」
待って、やめてほしいと訴える前に佑吾の指が動き出した。
それから数分間、直央の笑い声が部屋に響き続けた。
笑ながら許してと何度も頼み込み、漸く離してもらえた頃にはガクリと力が抜け佑吾の上に倒れ込んだ。
直央は激しく胸を上下させる。笑い疲れすぎて呼吸をするのも辛かった。
暫く動けずにいたが、徐々に呼吸も落ち着いてくる。
それを見計らったように佑吾が声をかけてきた。
「で、どうすんだ? もう終わりか?」
「ま、まだ、だよ……っ」
直央はゆっくりと上半身を起こした。
ここまでは失敗続き。これが最後の手段だ。
「遠山さんと付き合ったら、佑吾の、ち、ちんちんっ……し、扱いて……しゃ、しゃ、射精させちゃうから……!」
羞恥をこらえて言い切れば、佑吾が虚を衝かれたように黙り込んだ。
これは効果ありかと喜んだが、佑吾はすぐに楽しそうに唇の端を吊り上げた。
「へえ……。いいぜ、やってみろよ」
「えっ……!?」
あっさりと言われて、戸惑ってしまう。
「い、嫌じゃないのっ?」
「お前こそ嫌なんじゃねーの」
「まさか……っ」
探るような視線を向けられ、ぶんぶんと首を横に振る。
嫌なわけがない。そもそも嫌ならあんな事言わない。
佑吾は「はっ……」と笑みを零す。
「全力で否定するとか……」
「え……?」
「何でもねーよ。いいからやってみろ」
佑吾に手を掴まれ、下肢へと導かれる。
ここまできたら後には引けない。
生唾を飲み込み、直央はズボンのボタンに手をかけた。緊張に震える手でズボンの前を寛げる。
そして下着をずり下ろした瞬間、思わずひっ……と息を呑む。
想像よりもはるかに長くて太いものがそこにあった。とにかくでかい。目を瞠るようなでかさだ。
「何だよ、怖じ気付いたのか? 無理ならやめとけよ」
硬直する直央を見て、佑吾が揶揄うように言った。
直央は慌てて言い訳する。
「ち、違うよ、ちょっと……思ってたより大きかったからビックリしただけだし……。ちゃんとできるよっ」
「ははっ……お前ってホント素直だよな」
「え? ……え?」
「気にすんな。ほら、やるんならさっさとやれよ」
「う、うん……」
意を決し、剥き出しのそれに手を伸ばした。はじめて触れる彼の性器は、手で握ると改めてその大きさに驚かされる。
片手で擦るが、それでは刺激が足りなさすぎるように見受けられた。もう片方の手も使い、両手で擦る事にする。自分のものとは大きさが違いすぎてやりにくい。
ぎこちない動きで、それでも懸命に上下に擦る。陰茎はゆるりと勃ち上がるが、なかなか完全に勃起するには至らなかった。
「お前いつもそんなぬるい手コキしてんのか? そんなんじゃいつまで経っても射精なんてできないぞ」
「だ、だって……」
自分のではなく人のぺニスを扱くなんてはじめてなのだ。力任せに擦れば痛みを与えてしまうと思うと、力加減が難しい。
「しょーがねーから、また俺が教えてやる」
「えっ、ま、待って……っ」
しなくていい、と訴えるけれど無視されて、ズボンとパンツをずり下ろされる。
「何だよ、もう半勃ちじゃねーか」
「違っ……これは別に、佑吾のちんちんに触って興奮したとかじゃないから……っ」
何も訊かれてもいないのに慌てて言い訳を口にする。実際は彼の性器に触れて興奮していたからなのだが、そんな事がバレたら直央の気持ちまで知られてしまう。
「ただの生理現象っていうか、勝手にこうなっちゃっただけで……」
「いいから、触るぞ」
「ひゃんっ」
話を遮るように佑吾にぺニスを握り込まれた。直央のそれは彼の大きな掌にすっぽりと包まれてしまう。
「ほら、こうやって扱くんだよ」
「んっひっ、あっあっあっ……」
手の大きさが違うからなのか、自分で擦るのとは快感の強さが違う。絶妙な力加減で握り込まれたぺニスをちょうどいい速さで擦り上げられ、直央のそれはあっという間に勃起する。
「もう完勃ちしてんじゃねーか。そんなに気持ちいいのか?」
「んぁっあっ、きもちいいっ、佑吾の手、あっあっんんっ」
大して時間もかからずに、鈴口から先走りを垂れ流す始末だ。純粋に気持ちいいというのもあるが、佑吾に扱かれているという事実にどうしようもなく昂ってしまう。
「こんなにぬるぬるにさせて、そんなにいいのか?」
「ひあぁっ、だめっ、先っぽ、指でぬるぬるしちゃ……あぁっあっんんぅっ」
溢れる蜜を塗り広げるように先端を指の腹で撫で回され、蕩けるような快楽に腰がガクガクと揺れる。
身悶える直央を、佑吾は舌舐めずりしながら見つめた。
「腰へこへこしてんの、エッロ……」
「あっあっ、やあぁ……っ」
佑吾の視線を感じ、激しい羞恥に襲われる。けれど腰の動きが止められない。彼に見られて興奮して、ぺニスからもとめどなく蜜が溢れてしまう。
くちゅくちゅと濡れた音を立て、佑吾はぺニスを擦り続けた。
徐々に射精感が込み上げてくる。ぞくぞくと背筋を震わせ、訪れる絶頂に身を任せようとした時、佑吾はあっさりと手を離した。
「っあ……」
彼の手を追いかけるように、無意識に腰が動く。
射精するギリギリで放り出され、呆けたように佑吾を見れば、彼は微笑んでいた。
「ほら、これでやり方わかっただろ?」
そう言われて、そういえば射精するのは自分ではなく佑吾の方なのだという事を思い出した。彼を射精させる為の行為だというのに、すっかりそれを忘れ快楽に溺れていた。
「ぁ、う、うん……」
「だったら続き、できるよな」
「ん……」
直央は改めて彼の陰茎を握り直す。まだ何もしていないのに、それは先ほどよりも固く張り詰めていた。
彼の動きを真似て、肉棒を上下に擦る。けれど、中途半端に高められた体を持て余し、集中できない。
下腹部がじんじんして、剥き出しのぺニスが切なく疼く。
佑吾の陰茎を扱きながら、刺激を求めゆるゆると腰が動いてしまう。佑吾を射精させなくてはならないのに、自分が射精したくてたまらなくなっていた。
はしたなく腰が揺れ、その拍子に直央のぺニスの先端が彼のそれに触れる。
「んぁ……っ」
ほんの少し、軽くぶつかる程度だったけれど、大きな快感が走り抜けた。体はその快感を追い求め、彼の性器に自分の性器を擦り付けてしまう。
「ふあぁっ、あっ、あぁんっ」
彼の陰茎を扱くのも忘れ、直央は夢中で擦り付けた。濡れた先端がにゅるにゅると滑り、気持ちよさに腰が痺れる。
「んだよ、俺を射精させるんじゃなかったのか?」
「あっあっ、だって、んんっ、きもちぃっ、ひっあっあっ、ごめ、んぁっあっ、とまらな、あっ」
佑吾に呆れたように言われるけれど、もう止める事ができない。自分が気持ちよくなる事しか考えられず、へこへこと腰を揺すり痴態を晒す。
「あんっ、んっんっ、きもちいぃっ、佑吾の、ちんちんに……あっ、ぬるぬるってこすれて……きもちいいっ、あっあっあっ」
「ははっ、エッロい顔しやがって」
彼の視線と言葉が快感を増幅させ、ますます体は昂っていく。
「ひっ、んっ、きもちいっ、あっあっ、でる、いくぅうっ……」
ぶるぶるっと内腿を震わせ、直央は絶頂を迎えた。
強烈な快感の余韻に瞳を潤ませ、はあはあと荒い息をつく。
「ったく、俺を射精させるとか言ってたくせに、お前がイッてんじゃねーか」
「……あ……ぅ……」
いたたまれず身を竦める。どうしてこんな事になってしまったのだろう。佑吾を射精させるはずだったのに。
「この勃たせた俺のちんぽ、どうすんだ?」
楽しげに尋ねながら、佑吾は直央の腰を撫でる。彼の掌で直接肌に触れられ、性懲りもなくぞくんっと反応してしまった。
「それは、その……」
「責任取って射精させてくれんだろーな」
「で、でも……」
どうすればいいのかわからない。直央が手で擦って、彼をちゃんと射精に導けるのか。
「手でできないんなら、こっちで扱いてもらうからな」
「ひんっ……!?」
佑吾の大きな掌で尻臀を鷲掴みにされ、ビクッと体が跳ねた。
「えっ、こ、こっち……って……?」
「ここしかねーだろ」
「ひゃっ!?」
アナルを指で撫でられて悲鳴を上げる。
「えっ、えっ、えっ……?」
「ほら、こっち来い」
状況を理解できず困惑する直央の体を佑吾が勝手に動かした。ズボンとパンツを脱がされベッドの下に落とされ、彼の上で四つん這いにされ、彼と向かい合う体勢になる。
どこから取り出したのか、いつの間にか佑吾はローションのボトルを持っていて、それを手に出した。そしてローションでぬめった指を直央の臀部に滑らせる。
「ひぁ……っ」
ぬるぬると後孔に粘液を塗り込められる。ひくひくと蕾が収縮をはじめたら、佑吾の太い指がゆっくりと挿入された。
「ひっ、んっ、あっあっ」
「痛くないか?」
「だいじょ、ぶ……っ」
こちらの体を気遣ってくれているようで、佑吾の指の動きは丁寧で慎重だった。丹念にローションで濡らされ、中を広げられていく。
やがて指が内部の膨らみに触れた。直央がわかりやすく反応を示せば、執拗にそこを擦り回された。
「んあぁっあっ、ひっ……きもちい、そこぉっ、あんっ、んっ、あっあぁっ」
「スゲー反応。顔も蕩けきってんな」
こりゅこりゅと前立腺を弄られ、恥じらう余裕もなくはしたない喘ぎ声を上げる。
「ひっ、ぉっ、きもちぃっ、いいっ、あっあっ、ひうっ、うっ、んひぁああっ」
再び頭を擡げたぺニスから先走りを滴らせ、直央はただ快楽に悶えた。
「あっあっあっ……い、くぅっ……いく、いく、あっあっ、~~~~~~っ」
全身を痙攣させ、直央は射精を伴わず絶頂を迎えた。きゅんきゅん締まる後孔の中を指で掻き回され、終わらない快感にひたすらに翻弄される。
「あ、ひぃっ、んっおっ、あっあっあっあ~~っ」
柔らかく解れた後孔は二本、三本と指を受け入れる。彼の指を味わうように締め付け、与えられる快楽を貪る。
そんな直央を佑吾は冷静な目で見ていた。
「…………お前、ここでメスイキすんの慣れてねーか?」
「はへぇえ……っ?」
「はじめてここ弄られて、こんな感じるなんておかしいだろ」
「んぉっ? おっ、んっ、んあぁ……っ」
「感じてないで答えろよ」
「んひぃいっ、つよいっ、あぁっ、そんなにぐりゅぐりゅしちゃぁあっ、あっ」
「まさか誰かに弄らせてたわけじゃねーだろーな? あ?」
「ひぁっあっ、しない、そんなこと、ぉっ、んっ、んああぁっ」
「じゃあ何でだよ?」
「っ、し、しらなっ、あっんんっ、しらないっ、からぁっ、あっひぅんっ」
「へえ……」
佑吾はピタリと指の動きを止めた。
刺激を取り上げられた胎内が、物足りなさに疼く。
思わず縋るように彼を見れば、佑吾は無感情にこちらを見つめていた。
「正直に話さねーなら、ここで終わりな」
そう言って、後孔に埋め込んだ指を抜こうとする。
「あっ、やだぁ……っ」
直央は咄嗟に中を締め付け、それを引き止めた。
「ぬいちゃ、やだ……佑吾ぁ……っ」
「だったら、ちゃんと正直に言え」
「うっ……じ、自分で、弄ってた、から……」
知られたくなかった事実を告白すれば、佑吾は満足そうに笑みを浮かべた。
「自分で? こんな風に指ずぽずぽしてたのか?」
「ひあぁっ、あっ、そんな、はげしく、しないぃっ……あっあっんゃああっ」
三本の指を抜き差しされ、強い刺激に立てた膝がガクガクと震える。
「いく、んんんっ、んぉっ、ひっ、あっ、あ~~~~っ」
「なあ、直央」
「んぇっ? あっひっ、ああぁっ」
「何を考えながら弄ってた?」
「は、へぇっ……? なに、んっ、ひっ」
「何を想像しながら、ここに指突っ込んでたんだ?」
「な、なに、んんっ、なにもっ……ぉっ、なにも、想像、なんて、あっ、んんんぅっ」
蠢く後孔から、ゆっくりと指が引き抜かれていく。肉襞が引き止めるように絡み付くが、無情にもあっさりと指は抜かれてしまった。
佑吾は体勢を入れかえる。ベッドに仰向けになった直央の上に、彼が覆い被さる形になった。
「ゆぅ、わ……?」
「ホントに何も想像してないのか?」
「っあ……」
両脚を抱えられ、開かれた脚の間に彼の腰が押し付けられる。下腹部に完全に勃起した佑吾の陰茎が触れた。
肉棒の先端でへその辺りをグリグリと捏ねられ、直央は息を乱しその光景を凝視する。
「直央? ホントに何も考えないで指突っ込んでたのか?」
「あっ……はあっ……」
「正直に話せたら、直央のしてほしい事してやるよ」
「して……ほしいこと……」
譫言のように呟く。直央の目は彼の陰茎から離れない。
「ゆ、わの……」
「んー?」
「佑吾の、ちんちん……想像しながら、指入れてた……」
掠れる声で白状すれば、佑吾はうっそりと唇に笑みを浮かべた。
「いい子だな、直央」
「んお……っ!?」
ずぷ……っと亀頭が後孔にめり込む。その大きさに、直央は目を見開いた。
ぐりゅぐりゅと、中を押し広げるように熱塊が埋め込まれていく。胎内を圧迫するその質量に、直央は早々に音を上げた。
「ひっ、ぉっ、ま、まっへぇ……ふとっ、ふとい、ひっうぅっ……ふとすぎ、らからぁっ……こんな、ふといの、はいらな、あっひぃっ」
「何言ってんだ、まだ先っぽしか入ってねーぞ。もうちょい頑張れよ」
「うそぉっ、おぉっおっ、も、おなかいっぱい、なのに、んひっあっあっ」
結合部へ視線を向ければ、確かにまだ少ししか入っていない状態だった。
直央はもういっぱいいっぱいなのに、佑吾は許してくれない。
「お前が勃たせたちんぽだろ、責任取って扱いてくれよ」
「んひっ、待っ、あっ、ああぁ……っ」
ゆっくりとではあるが、容赦なく肉棒を中へ押し込まれる。
「ひはあぁぁ……っ」
ごりゅんっと、亀頭が前立腺を押し潰し、強烈な刺激に背中が仰け反る。
「んおっ、ぉっ、んっ、らめっ、もうむりっ、もうはいらないぃっ」
「まだ全然入ってねーぞ」
「もういっぱいだからぁっ、あひぃっ、ひっ、んぉっ、奥、いれようとしないれぇっ、も、はいんないぃっ」
「自分だけ射精して、俺は我慢しろって?」
「んんっ、だってぇ……おねが、あっ、はんぶんっ、はんぶんだけ、しごくのでゆるしてぇっ、全部は、むりだからぁっ……ちんちん、はんぶんだけしごいて、射精して、あっあっんぅっ」
経験したことのない大きさのものを胎内に挿入され、直央は涙を流し懇願した。彼の陰茎を全て入れたら壊れてしまうと思った。
「痛くはねーだろ」
「いたく、ない、けどぉっ……佑吾のちんちん、おっきすぎるからぁ、あっんっ」
汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔に、佑吾の唇が柔らかく触れる。ちゅ、ちゅ、と落とされるキスの感触は優しいけれど、彼は決して抜いてくれない。
「気持ちいいとこ擦ってやるから」
「ひんんっ、んっ、あぁっ、ゆ、わの、ふとっ、ふとすぎてぇっ、んひぃっ、しげき、つよいぃっ」
自分で弄るのとは全然違う。先ほど佑吾の指でされたのとも違う。前立腺を雁の部分で抉るように擦られ、味わった事のない強すぎる快感に怯えた。怯えながらも、体は素直に快感を貪り絶頂を繰り返すのだ。
「おぉっ、んっひっ、おっ、おっ、まっ、そんな、あっ、ひぁっ、んっ、~~~~っ、あっ、いってるのにっ、こするの、やめぇっ、んっおっおっ、んうぅ~~っ」
「ん……大分、馴染んできたな」
ぢゅぽっぢゅぽっと何度も浅く抜き差しされ、肉筒が彼の陰茎の大きさに解れていく。それを見計らい、佑吾は再び腰を進めた。
ぬぷぬぷと、肉襞を掻き分け亀頭が奥へと侵入してくる。
「んゃあっ、おくっ、はいってくるぅっ、んっおおっ、そんな、おくぅ……いれたら、あっ、こわれちゃうぅっ」
「心配すんな。壊さねーよ」
佑吾は安心させるように直央の頬に口づけながら、後孔を貫いていく。
「ひっ、んぉっ、ゆう、わの、ちんちん……おくっ、はいってきてるぅっ」
腹の奥深くまで彼の熱が埋め込まれていく。
「あと少しで全部入るからな」
「んくぅっ、んっ、待っ、もう……んおっ」
ずんっと強く腰を打ち付けられ、亀頭が最奥を穿つ。ぐぽんっと亀頭がめり込んだ。
衝撃に目を見開き、直央ははくはくと口を開閉させる。
「おっ、ぉっ……おぉ……っ」
「よしよし、頑張ったな。全部入ったぞ、直央」
「へぁあっあっ、ぜんぶ、はいった……っ?」
褒めるように頭を撫でられると、喜びに胸がきゅんきゅんする。怖かったはずなのに、彼を受け入れる事ができて嬉しくて堪らなくなってしまう。
「あうっ、んっ、んっ、ゆぅわぁっ」
「なんだ、嬉しいのか? 中、ぎゅうぎゅう締め付けてきやがって」
佑吾に嬉しそうに微笑まれると、余計に喜んで胎内が蠕動を繰り返す。
「ははっ……可愛いなぁ、直央」
「ぉっ、~~~~~~っ」
中を締め付け肉壁が擦れる刺激でいってしまう。
「スゲー痙攣……。動いてねーのにイッてんのか?」
「いくっ……ゆぅわの、ちんちんでぇっ、ちんちん、いれてるだけで、いっちゃ、ぅんっ、んっ、ん~~~~っ」
「また一人でイきまくって……。俺のちんぽ扱いて射精させてくれんだろ?」
「んひぁあっ、あっ、ちんちん、じゅぽじゅぽされたら、いくぅうっ……んっおっおっ、おぉっ……いくの、とまらなくなるぅっ」
抽挿がはじまれば、直央は絶えず絶頂へと導かれた。
「きもちいっ、~~~~っ、あぁっ、いいっ、ゆ、わぁっ、あっひぃんっ」
「なー、直央?」
「んんんっ、んっ、おっ、おっ、~~~~っ」
「何で俺に遠山と付き合ってほしくないんだ?」
「ひっ? あっ、んっ、あっあっ」
「どうしてだ?」
「はへぇ? へ、あっ、あっ、ああぁっ」
「あんな色々して、何でそこまでして遠山と付き合ってほしくないんだよ」
「そ、それはぁっ、あっ、んっ、うぅ~~っ……とも、だちっ、佑吾は、ともだちだからぁっ……かのじょ、できたら、寂しく、なるぅっ」
適当な言い訳で誤魔化そうとすれば、佑吾は腰の動きを止めた。
「ホントの事言わねーなら、もうちんぽ抜くからな」
「んぇっ、あっ、待っ、やらぁっ」
ずりずりと陰茎が抜けていく感覚に、直央は肉筒を締め付け追い縋る。
「や、抜かないで、佑吾のちんちん、僕の中で扱いてぇ、射精して……っ」
「してほしいんなら、ちゃんと言え」
「うっ……ううぅ……っ」
佑吾に嘘は通じない。
直央は十何年胸に秘めてきた思いを白状せざるを得なかった。
「す、き……佑吾が、好きだから……だから、誰かと、付き合ってほしくない……」
そんな自分勝手な理由で阻止しようとしていたのだと打ち明けたのに、佑吾は心の底から喜んでいるかのような、喜色に満ちた笑みを浮かべた。
「ゆぅわ……?」
「ふ……。何、不安そうな顔してんだよ」
「だって……んはぁあっ!?」
ぐぽぉ……っと再び男根を最奥まで突き入れられ、直央は身をくねらせた。
「ひ、おっ、~~~~っ、はっ、くひぃっ」
「ちゃんと答えられたから、望み通り直央の中でちんぽ扱いて射精してやるからな」
「んぉっ、ひっ、あっあっあっあ~~~~っ」
ずぷっずぷっと断続的に奥を何度も穿たれ、直央の思考は快楽で埋め尽くされていった。
開きっぱなしの口に佑吾の舌が差し込まれ、ぐちゅぐちゅと口腔内も掻き回される。
「んんっ、はぁっ、くぅんっんっ」
「っは……蕩けきった顔しやがって。可愛いな、直央」
「ぉっ、おっ、んっ、~~~~っ、ひっ」
「バカで可愛い……。俺が、お前以外のヤツと付き合うわけないだろ」
「んぁあっ、あっ、らめぇっ、んっ、ひはぁっ」
ぷくっと尖ったままの乳首をつままれ、更なる快感に襲われる。そのまま固く凝った乳首を捏ね回され、与えられる刺激にただ声を上げる事しかできない。
「俺がいつからお前の事、好きだと思ってんだ?」
「ひっぉおっ、んっ、んぅ~~っ、ひっ、んんっ」
「怖がらせたくないから手ぇ出さないでいてやったのに、人の気も知らないで可愛い事ばっかしやがって」
「おっ、んっ……おっおっおっ、~~~~っ」
「俺のちんぽ想像しながら指突っ込んでたとか、散々煽って……お前が悪いんだぜ。これからは、遠慮しねーからな。毎日ちんぽ突っ込んでやるから、覚悟しとけよ」
「んおぉっ、ひっ、くぅ、んっ、ああぁっ」
ばちゅばちゅっと激しく内奥を突き上げられ、直央はされるがまま快楽に溺れる。
「きもちぃっ、あっ、あっ、ゆ、わぁっ、すき、すき、あっ、あ~~~~っ」
力の入らない手でぎゅっとしがみつけば、抽挿は速くなり奥深くを抉るように貫かれる。胎内で熱が弾け、佑吾が射精したのがわかった。
吐き出される彼の精液を、直央は恍惚とした表情で受け入れる。
暫く動かず、互いに呼吸を整える。直央が落ち着いたのを見計らい、佑吾はゆっくりと体を離した。
それから佑吾に連れられ浴室へ移動する。浴槽に手をつくように言われ、彼に背中を向け腰を突き出した。柔らかく綻んだ後孔に指を入れられ、胎内の精液を掻き出される。
情事の余韻に呆けていた直央だが、体を洗われている間に意識がはっきりしてきた。
そして、重大な問題に気づく。
「あのっ、佑吾……」
「どうした?」
「その……遠山さんと、つ、付き合うの……?」
「…………あ?」
最中に彼から色々言われたのだが、直央は何も聞いていなかった。自分が何を言っていたのかもよく覚えていない。だから、遠山と付き合ってほしくなくて頑張ったアレコレは、全て失敗に終わったのだと認識していた。
背後に立つ佑吾から、どす黒いオーラが立ち上る。
「お前、今さっき俺達が何してたかわかってんのか?」
「えっ……?」
「わからせてやったつもりだったけど、全然わかってねーみたいだな」
「へ?」
「だったら、今度こそお前がわかるまでわからせてやる」
「な、なに……?」
「ちょうど明日は休みだし、徹底的に教え込んでやるからな」
「えっ、えっ、なにを……っ?」
不穏な空気を察し怯える直央を抱き上げ、佑吾は部屋に戻る。ベッドに押し倒され、すぐに佑吾が覆い被さってきた。
「一晩じゃ足りねーかもしれないから、途中でへばるなよ」
「待っ、な、なに、佑吾……っ?」
それからたっぷりと時間をかけ、体と言葉で彼の気持ちをしっかり教え込まれたのだった。
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