無能と罵られパーティーを追放された勇者、実は最強

スフレト

文字の大きさ
23 / 28

23話 リミットブレイク

しおりを挟む
『おい!無視するなと言っているだろ!』

 え?さっきからずっと話しかけてたの?
 攻撃してくる気配がないから考え事してたんだけど...
 なんか怒ってるみたいだし...

『もういい!無視するなら容赦しねぇ!』

 そういってリヴァイアサンは突進してくるが、それをクロウは顔色一つ変えずに避ける。
 クロウは反撃しようとするが、ステータスの差が大きすぎるため、目では追えているが、体は追いつけていない。
 その後も、何度もリヴァイアサンが攻撃してきたときにすぐに避けて攻撃をしようとするが、やはり体が追いついていかず、ぎりぎり避けられるが、攻撃するところまでには至らない。
 このままじゃ攻撃され続けていつか負ける...
 何か打開策はないか必死に考えるが、何も思いつかない。
 もしかしたらと思い、神様に与えられた新スキルを見てみる。
 すると、なんと今の状況を変えるためにあるかのようなスキルがあった。

――――――――――――
「リミットブレイク」
ステータスが一定時間上昇する。
スキル持続時間を短くすればするほど
ステータス上昇倍率が大幅に上がる。
スキル使用後、スキル使用の反動で、
数時間動けなくなる。
――――――――――――

 おぉ!これなら、勝てるかも、、、と思ったけど、ステータスを大幅に上げただけじゃ時間が足りなくて、倒せないかもしれな、、あっ!そういえば、十分だけ時間止められるじゃん!
 よし!これなら勝てる!
 ステータス1000倍でスキル持続時間一秒。
 スキル『リミットブレイク』重ねて、『下位神の領域』時間停止!
 リヴァイアサンがクロウに攻撃する直前で時間が止まった。
 クロウのみが動ける状態になる。
 そして、『スキルウェポンマスター』によって、聖剣の力を解放する。
 すると、聖剣は輝き、クロウのステータスが五倍になる。
 これで、五千倍だ。
 クロウは聖剣を握り、聖剣にクロウの全魔力を注ぐ。
 クロウは全魔力を注いだため倒れそうになるが何とか立ち続ける。
 今まで各上の敵と戦ったことなんてないから使ったことのない聖剣の力。
 聖剣の力を今まで使ったことがなかったためほんとにうまく使えてるのか心配になるが、手元の聖剣を見るとその疑いは一瞬にして消える。
 聖剣は今まで刀身が銀色だったのに対し、今は刀身が金色に光り輝いている。
 先ほどまでの聖剣とは別物と言っても疑わないほど見た目が変わっていた。
 しかしどんどん力が湧いてくるなぁ。
 どんな効果があるんだろうか...

――――――――――――
『聖剣カリバーン(開放状態)』
この世に存在する神器の一つ。
魔力を注げば注ぐほど次放つ攻撃の威力が増える
時間経過とともにステータス上昇。
全ステータス五倍。
解放時間一日十分まで。
この剣が壊れることは無い。
――――――――――――

 あれ強すぎない?解放する前の効果が確か...

――――――――――――
『聖剣カリバーン』
この世に存在する神器の一つ。
解放条件:スキル『剣術S級』所持者。
     職業が勇者であること。
この剣が壊れることは無い。
――――――――――――

 解放する前は、効果が剣が壊れることがないってだけだったのか。
 いや、それだけでもすごいよ?
 でもね、解放した後とする前じゃ、天と地の差ほどあって比べ物にならないっていうか...
 とにかくすごいね!
 こんなの見たらもう負けないと思ってしまうほどだね!
 これならリヴァイアサンにも余裕で勝てそうだ。

「やってやるよ、おらあああああああああああ!!!!!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

最後まで見てくださりありがとうございます!

最近ストーリーが思いつかないので、毎日投稿というのは無理かもしれません!

すみません!でも頑張るので投稿した際見ていただけるととてもうれしいです!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました

かにくくり
ファンタジー
 魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。  しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。  しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。  勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。  そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。  相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。 ※小説家になろうにも掲載しています。

魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。 名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。 絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。 運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。 熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。 そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。 これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。 「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」 知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした

夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。 しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。 やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。 一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。 これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

処理中です...