236 / 311
232. 冬の魔族領で過ごす俺3
しおりを挟む
「あーん起きたら朝だったぁ!ジーン、姫と一緒にテント入ったよねぇ?」
「おはようございます、ご友人様。わたくしは、エントランスでお暇致しましたよ」
「えぇー!ベッドインしたんじゃないのぉ?なんで姫、覚えてないのかなぁ…」
「ご自分で、ベッドまで歩いていらっしゃいましたよ。よほどお疲れだったようですね」
「疲れてはいるよぉ~!だって朝起きたら筋肉痛だもん!」
「回復して差し上げたいのは山々なのですが、体力と筋力をつける為には、そのまま我慢して頂くしかありません」
「えぇー!歩けないよぉ!」
「今日も一日、頑張りましょう」
「あーん、ロベルト助けてぇ!ジーンがいじめるのぉ!」
「…ご友人殿の為を思っての発言だと思うがな」
朝七時。
睡眠時間の足りない身体に鞭打ちながら、ミカエルがテントを出ると、すでに全員が揃っていた。
聖女とご友人は、魔獣の襲撃があっても呼び出さず放置していたので、睡眠は十分に足りているように見える。
Aランク冒険者の面々は、聖女とご友人のテント周辺に防御陣を張って護衛をしてもらっていた為、おそらく寝不足であるだろうが、表面上は平然としているように見えた。
バージルとロベルトは騎士団での訓練で慣れているようだったが、アベルとジーンは眠そうだ。
シャリエルは、椅子に座りながら寝ていた。
歴代勇者達が残してくれた、安全地帯以外で夜営することになった場合、寝不足を覚悟しなければならない、ということを、痛感した一夜だった。
一日二日は耐えられても、連日になると日中の活動に支障が出そうだ。
ミカエルは規則正しい生活をしてきた影響で、睡眠時間が減ると身体が重く、怠く感じる。
命の危機に晒されてはいても、王宮で恵まれた生活をさせてもらっている自覚はあった。
こういうトラブルは、今後勇者パーティーの精神を鍛えることに役立つだろう。
冬期休暇の間に、色々な経験をしておきたい所である。
「おはようございます」
ミカエルがタープ下のテーブルへと歩み寄ると、全員から挨拶を返してもらった。
なんとなく決まっている席に着くと、今日の給仕当番である勇者アベルが、明るい笑顔を向けながらインスタントコーヒーを淹れてくれた。
「昨日あれから、また襲って来たらどうしようって考えてたら、ほとんど眠れませんでした。ミカエル様は、眠れましたか?」
「僕は眠れたよ。さすがに徹夜は辛そうだなと思って、無理矢理」
礼を言いつつコーヒーカップを受け取って答えると、「さすがだ」と感心されたが、単にアルヴィスの体温が温かくて気づいたら眠っていた、とは言えない。
アルヴィスはおはようの挨拶をした後は転移で戻って行ったので、また夜になったら現れるのだろう。
六人掛けのテーブルを二つ並べ、バージルとミカエルとロベルト、向かいにシャリエルとアベルとジーンが座り、隣のテーブルは聖女とご友人、向かいに冒険者三名が座るようになっているのだが、ご友人はこちらのテーブルに座りたいと、何度も文句を言っていた。
「姫だけ仲間外れ、ひどい!!」
「意味が分からない」
バージルの、ご友人に対する口癖と化してしまった台詞に、勇者パーティーの全員が内心で同意している。
彼女が望んでいるのは、勇者パーティーのテーブルの真ん中…ミカエルやアベルの位置に自分が座り、周囲のメンバー全員におだてられ、褒め称えられ、ちやほやされる、逆ハーレム状態になることだ。
彼女の望みは知っている。
だが、叶えてやる義理はない。
これが好人物であったなら、女性が一人、という環境も鑑みて、自然と気を遣って逆ハーレム状態になったかもしれない。
残念ながら彼女は、好感度上げに失敗している。
それも、致命的に全員分。
よくぞここまで全員の神経を逆撫で出来るな、と感心する程だ。
共に行動する勇者パーティーのメンバーが、自分と同じような感性を持ってくれていることに、ミカエルは感謝していた。
おそらく一人でも彼女の味方がいたら、分裂していたことだろう。
その点、聖女はご友人の味方、とは言い難かった。
友人は友人でも、随分とドライな関係のようだ。
互いに庇い合うことはなく、助け合うこともない。
どちらも我関せずで、自分が良ければそれでいい、という考えのようだ。
似た者同士で、気は合うのだろう。
しかしながら、今のようにご友人が一人、頑なになってしまった場合、仲裁に入る存在がいないことが、厄介だった。
バージルとご友人の雰囲気が険悪になっているので、ミカエルは止めに入った。
「ご友人殿は、こちらで食事をしたいのですか?」
「そう!そうなの!皆と楽しくお喋りしながら、食べたいの!」
力説されたが、それならバージルと険悪な雰囲気を作ったらダメなのでは?と、思わずにはいられない。
「なるほど。では朝食は、こちらでされますか?」
「えっいいの!?」
「ちょっと、ミカエル…」
咎めるようなバージルの視線に微笑みを向けてから、ご友人へと向き直る。
「ただ、昼食と夕食は、進捗や計画の見直しなどの話をしないといけませんし、聖女殿と一緒に食事をして頂いてもよろしいでしょうか」
「えー…」
「一緒に攻略の話をされますか?」
おまえの機嫌を取る話題はしない、と遠回しに言うと、ご友人は攻略の話は興味がないようで、不満そうな顔をしながら首を振った。
「姫、戦いの話とか、わかんないもん。怖いし」
「そうですよね。血生臭い話題も出るでしょうし、ご無理はなさらない方が」
「…え、ミカエル、姫のこと、心配してくれてるんだ…!?」
「もちろんです」
心配しているのは、進捗ですけど。
優しく微笑んで見せると、わかりやすくご友人のテンションが上がった。
「そういうことなら、朝食だけで我慢してあげてもいいよ…!順調にいけば、昼も夜も皆と食べられるってことだもんね!」
「そうですね」
「…ミカエル」
眉を顰めたロベルトだけでなく、勇者パーティー全員に後で謝ろうと思う。
折衷案としては、これが最善だった。
「ではご友人殿は、私の席にどうぞ。聖女殿の隣、失礼しますね」
聖女に向けて言えば、聖女はコーヒーを啜りながら、片手をひらひらと振った。
「勝手にどーぞー」
「えーっ!ミカエル行っちゃうの!?」
「誰かが移動しないと、ご友人殿が座れませんから」
「でもぉ…!」
さらに言い募られる前に席を立ち、コップと並べられた皿、カトラリーを持って移動した。
ご友人の分もミカエルがいた席に運んでやると、もう機嫌は直っていた。
男は無条件で自分をちやほやするものだと、信じて疑っていないのだろう。
相手が彼女のことを好きでなければ成立しない大前提なのだが、彼女はそこに疑問を持つことはないのだろうか。
過去の成功体験からの自信なのかもしれないが、この世界では通用していない、ということに、どうか最後まで、気づきませんように。
結局毎朝、聖女の隣は交替で座る、ということに落ち着いて、ご友人だけが楽しい朝を過ごしていた。
ちなみに、その日から「オススメ夜営地」以外で夜営をしていても、魔獣に襲われることはなくなった。
「ゆっくり眠れるな」
「…アル、なんかした?」
「俺はなにもしていない」
「…そっかぁ」
毎晩やって来るアルヴィスが、自信満々にベッドへ連れ込もうとするので、なんかやったな?とは思うものの、証拠はなかった。
ミカエル達が夜営地に張った結界を覆うように、ラダーニエが広範囲に結界を張り、魔獣の侵入自体を防いでいた、ということを知ったのは、魔王討伐を終えてからのことである。
「我が君は、一帯の魔獣を殲滅しようとなさいましたが、そうするとリポップ時間の関係で、ミカエル様のレベル上げに影響が出かねませんので」
と言われて、自分は過保護にされているな、と思ったのだった。
「おはようございます、ご友人様。わたくしは、エントランスでお暇致しましたよ」
「えぇー!ベッドインしたんじゃないのぉ?なんで姫、覚えてないのかなぁ…」
「ご自分で、ベッドまで歩いていらっしゃいましたよ。よほどお疲れだったようですね」
「疲れてはいるよぉ~!だって朝起きたら筋肉痛だもん!」
「回復して差し上げたいのは山々なのですが、体力と筋力をつける為には、そのまま我慢して頂くしかありません」
「えぇー!歩けないよぉ!」
「今日も一日、頑張りましょう」
「あーん、ロベルト助けてぇ!ジーンがいじめるのぉ!」
「…ご友人殿の為を思っての発言だと思うがな」
朝七時。
睡眠時間の足りない身体に鞭打ちながら、ミカエルがテントを出ると、すでに全員が揃っていた。
聖女とご友人は、魔獣の襲撃があっても呼び出さず放置していたので、睡眠は十分に足りているように見える。
Aランク冒険者の面々は、聖女とご友人のテント周辺に防御陣を張って護衛をしてもらっていた為、おそらく寝不足であるだろうが、表面上は平然としているように見えた。
バージルとロベルトは騎士団での訓練で慣れているようだったが、アベルとジーンは眠そうだ。
シャリエルは、椅子に座りながら寝ていた。
歴代勇者達が残してくれた、安全地帯以外で夜営することになった場合、寝不足を覚悟しなければならない、ということを、痛感した一夜だった。
一日二日は耐えられても、連日になると日中の活動に支障が出そうだ。
ミカエルは規則正しい生活をしてきた影響で、睡眠時間が減ると身体が重く、怠く感じる。
命の危機に晒されてはいても、王宮で恵まれた生活をさせてもらっている自覚はあった。
こういうトラブルは、今後勇者パーティーの精神を鍛えることに役立つだろう。
冬期休暇の間に、色々な経験をしておきたい所である。
「おはようございます」
ミカエルがタープ下のテーブルへと歩み寄ると、全員から挨拶を返してもらった。
なんとなく決まっている席に着くと、今日の給仕当番である勇者アベルが、明るい笑顔を向けながらインスタントコーヒーを淹れてくれた。
「昨日あれから、また襲って来たらどうしようって考えてたら、ほとんど眠れませんでした。ミカエル様は、眠れましたか?」
「僕は眠れたよ。さすがに徹夜は辛そうだなと思って、無理矢理」
礼を言いつつコーヒーカップを受け取って答えると、「さすがだ」と感心されたが、単にアルヴィスの体温が温かくて気づいたら眠っていた、とは言えない。
アルヴィスはおはようの挨拶をした後は転移で戻って行ったので、また夜になったら現れるのだろう。
六人掛けのテーブルを二つ並べ、バージルとミカエルとロベルト、向かいにシャリエルとアベルとジーンが座り、隣のテーブルは聖女とご友人、向かいに冒険者三名が座るようになっているのだが、ご友人はこちらのテーブルに座りたいと、何度も文句を言っていた。
「姫だけ仲間外れ、ひどい!!」
「意味が分からない」
バージルの、ご友人に対する口癖と化してしまった台詞に、勇者パーティーの全員が内心で同意している。
彼女が望んでいるのは、勇者パーティーのテーブルの真ん中…ミカエルやアベルの位置に自分が座り、周囲のメンバー全員におだてられ、褒め称えられ、ちやほやされる、逆ハーレム状態になることだ。
彼女の望みは知っている。
だが、叶えてやる義理はない。
これが好人物であったなら、女性が一人、という環境も鑑みて、自然と気を遣って逆ハーレム状態になったかもしれない。
残念ながら彼女は、好感度上げに失敗している。
それも、致命的に全員分。
よくぞここまで全員の神経を逆撫で出来るな、と感心する程だ。
共に行動する勇者パーティーのメンバーが、自分と同じような感性を持ってくれていることに、ミカエルは感謝していた。
おそらく一人でも彼女の味方がいたら、分裂していたことだろう。
その点、聖女はご友人の味方、とは言い難かった。
友人は友人でも、随分とドライな関係のようだ。
互いに庇い合うことはなく、助け合うこともない。
どちらも我関せずで、自分が良ければそれでいい、という考えのようだ。
似た者同士で、気は合うのだろう。
しかしながら、今のようにご友人が一人、頑なになってしまった場合、仲裁に入る存在がいないことが、厄介だった。
バージルとご友人の雰囲気が険悪になっているので、ミカエルは止めに入った。
「ご友人殿は、こちらで食事をしたいのですか?」
「そう!そうなの!皆と楽しくお喋りしながら、食べたいの!」
力説されたが、それならバージルと険悪な雰囲気を作ったらダメなのでは?と、思わずにはいられない。
「なるほど。では朝食は、こちらでされますか?」
「えっいいの!?」
「ちょっと、ミカエル…」
咎めるようなバージルの視線に微笑みを向けてから、ご友人へと向き直る。
「ただ、昼食と夕食は、進捗や計画の見直しなどの話をしないといけませんし、聖女殿と一緒に食事をして頂いてもよろしいでしょうか」
「えー…」
「一緒に攻略の話をされますか?」
おまえの機嫌を取る話題はしない、と遠回しに言うと、ご友人は攻略の話は興味がないようで、不満そうな顔をしながら首を振った。
「姫、戦いの話とか、わかんないもん。怖いし」
「そうですよね。血生臭い話題も出るでしょうし、ご無理はなさらない方が」
「…え、ミカエル、姫のこと、心配してくれてるんだ…!?」
「もちろんです」
心配しているのは、進捗ですけど。
優しく微笑んで見せると、わかりやすくご友人のテンションが上がった。
「そういうことなら、朝食だけで我慢してあげてもいいよ…!順調にいけば、昼も夜も皆と食べられるってことだもんね!」
「そうですね」
「…ミカエル」
眉を顰めたロベルトだけでなく、勇者パーティー全員に後で謝ろうと思う。
折衷案としては、これが最善だった。
「ではご友人殿は、私の席にどうぞ。聖女殿の隣、失礼しますね」
聖女に向けて言えば、聖女はコーヒーを啜りながら、片手をひらひらと振った。
「勝手にどーぞー」
「えーっ!ミカエル行っちゃうの!?」
「誰かが移動しないと、ご友人殿が座れませんから」
「でもぉ…!」
さらに言い募られる前に席を立ち、コップと並べられた皿、カトラリーを持って移動した。
ご友人の分もミカエルがいた席に運んでやると、もう機嫌は直っていた。
男は無条件で自分をちやほやするものだと、信じて疑っていないのだろう。
相手が彼女のことを好きでなければ成立しない大前提なのだが、彼女はそこに疑問を持つことはないのだろうか。
過去の成功体験からの自信なのかもしれないが、この世界では通用していない、ということに、どうか最後まで、気づきませんように。
結局毎朝、聖女の隣は交替で座る、ということに落ち着いて、ご友人だけが楽しい朝を過ごしていた。
ちなみに、その日から「オススメ夜営地」以外で夜営をしていても、魔獣に襲われることはなくなった。
「ゆっくり眠れるな」
「…アル、なんかした?」
「俺はなにもしていない」
「…そっかぁ」
毎晩やって来るアルヴィスが、自信満々にベッドへ連れ込もうとするので、なんかやったな?とは思うものの、証拠はなかった。
ミカエル達が夜営地に張った結界を覆うように、ラダーニエが広範囲に結界を張り、魔獣の侵入自体を防いでいた、ということを知ったのは、魔王討伐を終えてからのことである。
「我が君は、一帯の魔獣を殲滅しようとなさいましたが、そうするとリポップ時間の関係で、ミカエル様のレベル上げに影響が出かねませんので」
と言われて、自分は過保護にされているな、と思ったのだった。
624
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる