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266. 交渉する俺2
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魔王討伐を成した勇者パーティーへの扱いは、決められている。
玉座の上から見下ろして、「ご苦労だった」という軽い労いで済ませる国王など、この世界には存在しない。
救世の英雄達は、各国の王に匹敵する扱いを受けるものであり、英雄となった者は、どこの国に行こうとも、王に頭を下げる必要はなくなるのだ。
「王の友」となり、「英雄」としてどの国でも貴賓として扱われる。
神器を持たねば、魔族領を歩くことも出来ない。
相応の強さがなければ、魔王城に辿り着くことさえなく、魔獣の餌となって死ぬ。
選ばれし勇者パーティー以外に、一般の冒険者が魔族領深くまで侵入出来た試しはなく、だからこそ、特別なのだった。
死地に向かわせるなら、相応の報いがあるのは当然だ。
勇者達に逃げられたら、魔獣は増え、世界が飲み込まれてしまう。
過去に経験しているからこそ、どの国も勇者パーティーは大切に扱う。
ソウェイサズ王国だけが例外のわけが、ないのだ。
絶句した王弟を見下ろしながら、ミカエルは笑みの形に口角を上げた。
目は、笑っていなかった。
「法典を読み返すがいい。私が帰国し公爵になったとしても、おまえに跪くことなど永遠にない。頭を垂れることもない。私に命令することも、出来ると思うな」
「……な、なんだと…っ!」
「当然だろう?救世の英雄とは、そういう存在なのだ」
「…そんなこと、あるわけが…っ」
王弟の様子を見るに、凱旋した勇者達の扱いについては、本当に知らなかったと見える。
もうすぐ魔王討伐に、勇者達が向かうというのに?
自分が王になろうとしているのに?
勉強不足である。
世界の最優先事項の確認を怠っている王弟に、ミカエルは再び失望した。
こんな調子で王になり、凱旋した勇者達を玉座から見下ろして労おうものなら、この国は他国から見向きもされなくなることだろう。
「直近だと百年前。聖女が魔王の核を使って大結界を構築してくれた時、当時の王が、跪いて感謝した」
「…それは、大結界、という成果があったからだ!」
「そうとも。別におまえに跪けとは言ってない。が、英雄という存在を、跪かせようなどと思い上がった思考は、捨てるんだな」
「…な、生意気なことを…!」
「そんなことも知らずに、私を公爵にしようとしていたのか?愚かだな」
鼻で笑うと、王弟は明らかに気分を害した。
「…夜の世話係として、勇者パーティーに入ったくせに…!」
「それ、本気で言っているのか?私はすでに、ドラゴンスレイヤーの称号を得ているのに?」
「認定時にいた各国の王と、寝ているという話じゃないか!」
「それが?ドラゴンを倒したことと、何の関係が?」
「…本当にドラゴンだったのか、疑わしいものだな!」
何度も聞いた論調を繰り返す王弟に、ミカエルは本心から鼻で笑い飛ばした。
「はっ…話にならないな。魔王を討伐して無事に戻って来れば、はっきりすることだ。その際には、その態度を改めるんだな。王であっても英雄を蔑ろにすることは、許されないのだから」
「…っ、……失礼する!!」
王弟はティーカップを叩きつける勢いでソーサーに戻し、立ち上がって大股でドアを開け、退出して行った。
「……はぁ」
ミカエルは大きくため息をついたが、すぐに傲慢に見える仕草でソファに腰掛け、高く足を組んだ。
王弟派の侍女が入室して来て、カップを片づけようとしながら、ちらちらとこちらへと視線を向けてくるので、見返した。
「何だ?」
「い、いえっ…そ、その、王弟殿下が、お怒りのようでしたので…!」
「私を怒らせるから、やり返しただけだ」
「…やり返す、というのは…?」
片づけの手が止まっているが、ミカエルは指摘しなかった。
僭越に過ぎる侍女に対し、苛立ちを隠さないまま吐き捨てる。
「魔王討伐を完了して戻って来た暁には、私は英雄だ。王弟が王になっていようとも、私を敬わねばならない。立場をわからせてやったのだ」
「…さ、左様でしたか…」
「…不愉快だ。さっさと王弟のカップを片づけろ」
「か、かしこまりました…!」
これでこの侍女からも、報告が行くだろう。
ミカエルは、王弟に服従する気のない、不遜な王子であるということが。
望む所である。
後の誘導は、アルヴィスとラダーニエの担当だ。
やれるだけのことはやった。
疲れた。
一人になった居室で、ミカエルはソファに寝転び、再び大きなため息をついたのだった。
別室に待たせていた侍従と合流した王弟フィリップは、これ以上ない程に不機嫌を顔に出し、馬車に乗り込んだ。
足を組み、貧乏揺すりをするのは無意識であり、侍従二名は互いに顔を見合わせて、心配そうな表情を作った。
「殿下、何があったのですか?」
「第一王子は、王位継承権を放棄することに、同意したのですよね?」
「……したさ。したが、クソッ…あの顔だけ王子め…!!」
舌打ちしながらぶつぶつと、第一王子を罵倒する王弟に、侍従の一人が気遣うような視線を向ける。
「殿下。あの第一王子、放置しておいて良いのでしょうか?」
「…どういう意味だ?」
「公爵になったとしても、ずっと殿下の邪魔になり続けるのではないかと、心配してしまいます」
「…それは、余もそう思い始めた所だ。大人しく服従すればいいものを、するつもりがないと明言したのだ、あの男は!」
「不遜極まりないですね」
「そう思うだろう!?…だが、どうしようもない。さすがに魔王討伐を控えた相手を、邪魔するようなことも出来ぬ。余は、世界を敵に回したいわけではないのだ。あの愚かな王妃のようになるつもりも、ないしな」
つい先日、第一王子暗殺に失敗した王妃が、返り討ちされたのだ。
第一王子は、愚かではない。
とはいえ、第一王子に英雄と呼ばれるだけの実力があるとは、思ってはいなかった。
つまりフィリップは、第一王子を「顔のおかげで過大評価されているだけで、実力自体はそれほどでもない」と理解していた。
そこそこはやるだろう、だが自分以上ではない。
学園の試験は、暗記すれば解ける問題がほとんどだった。
死ぬ気で覚え、満点を取ったのだろうと思えば、泣けてくる話ではないか。
そこまでして主席を取り、自分を認めて欲しかったということなのだから。
フィリップ自身は、そこまで学園の成績に重きを置いていなかった為、満点を取る必要はなく、上位をキープできていれば良かった。
「おまえが次の王になるのだ」とずっと言われて育って来たし、厳しい教育を受けてきた。
周囲にも次期王として扱われて来たし、そうなるのが当然だと思ってきた。
困難があるのは当然で、立ちはだかる壁が高くとも、必ず越えられるものであると、教えられてきたのだった。
だがあの第一王子は、「高い壁」ではなく、「ただの障害」でしかない。
障害は、排除すべきである。
「魔王討伐が成されれば、世界は平和になります。第一王子は、我が国に不要になるのではありませんか?」
「…何?」
侍従の一人の呟きに、フィリップは反応した。
もう一人の侍従がなるほど、と手を打ち、フィリップへと顔を向ける。
「我が国に居づらくさせて、自主的に出て行くように仕向けてはどうでしょう」
「…例えば?」
「名声も実もない、名ばかりの公爵にするのです」
「あまりおおっぴらにやるのは、対外的によろしくない」
「考えがあります」
侍従の意見に耳を傾け、フィリップはほくそ笑んだ。
「…なんだ、卿はなかなか策士だな」
「畏れ多いことでございます。第一王子が自ら国外へ出たいと言えば、追放してやればよろしいかと」
「それは良い案だと思います。国内にいるより国外の方がいい、と思わせてやれば良いわけですから」
「我が国の平和は保たれ、殿下の治世も穏やかに続いていくことでしょう」
「…なるほどな。余は卿達が最側近としてついていてくれて、誇りに思うぞ」
「ありがたきお言葉にございます」
機嫌の上向いたフィリップは、馬車の窓から外へと視線を向けて、鼻歌を歌い出す。
侍従二人は顔を見合わせ、気づかれないよう頷き合った。
一人は洗脳済みで、一人はラダーニエが認識阻害で化けている姿であることを、王弟が気づくことはなかった。
玉座の上から見下ろして、「ご苦労だった」という軽い労いで済ませる国王など、この世界には存在しない。
救世の英雄達は、各国の王に匹敵する扱いを受けるものであり、英雄となった者は、どこの国に行こうとも、王に頭を下げる必要はなくなるのだ。
「王の友」となり、「英雄」としてどの国でも貴賓として扱われる。
神器を持たねば、魔族領を歩くことも出来ない。
相応の強さがなければ、魔王城に辿り着くことさえなく、魔獣の餌となって死ぬ。
選ばれし勇者パーティー以外に、一般の冒険者が魔族領深くまで侵入出来た試しはなく、だからこそ、特別なのだった。
死地に向かわせるなら、相応の報いがあるのは当然だ。
勇者達に逃げられたら、魔獣は増え、世界が飲み込まれてしまう。
過去に経験しているからこそ、どの国も勇者パーティーは大切に扱う。
ソウェイサズ王国だけが例外のわけが、ないのだ。
絶句した王弟を見下ろしながら、ミカエルは笑みの形に口角を上げた。
目は、笑っていなかった。
「法典を読み返すがいい。私が帰国し公爵になったとしても、おまえに跪くことなど永遠にない。頭を垂れることもない。私に命令することも、出来ると思うな」
「……な、なんだと…っ!」
「当然だろう?救世の英雄とは、そういう存在なのだ」
「…そんなこと、あるわけが…っ」
王弟の様子を見るに、凱旋した勇者達の扱いについては、本当に知らなかったと見える。
もうすぐ魔王討伐に、勇者達が向かうというのに?
自分が王になろうとしているのに?
勉強不足である。
世界の最優先事項の確認を怠っている王弟に、ミカエルは再び失望した。
こんな調子で王になり、凱旋した勇者達を玉座から見下ろして労おうものなら、この国は他国から見向きもされなくなることだろう。
「直近だと百年前。聖女が魔王の核を使って大結界を構築してくれた時、当時の王が、跪いて感謝した」
「…それは、大結界、という成果があったからだ!」
「そうとも。別におまえに跪けとは言ってない。が、英雄という存在を、跪かせようなどと思い上がった思考は、捨てるんだな」
「…な、生意気なことを…!」
「そんなことも知らずに、私を公爵にしようとしていたのか?愚かだな」
鼻で笑うと、王弟は明らかに気分を害した。
「…夜の世話係として、勇者パーティーに入ったくせに…!」
「それ、本気で言っているのか?私はすでに、ドラゴンスレイヤーの称号を得ているのに?」
「認定時にいた各国の王と、寝ているという話じゃないか!」
「それが?ドラゴンを倒したことと、何の関係が?」
「…本当にドラゴンだったのか、疑わしいものだな!」
何度も聞いた論調を繰り返す王弟に、ミカエルは本心から鼻で笑い飛ばした。
「はっ…話にならないな。魔王を討伐して無事に戻って来れば、はっきりすることだ。その際には、その態度を改めるんだな。王であっても英雄を蔑ろにすることは、許されないのだから」
「…っ、……失礼する!!」
王弟はティーカップを叩きつける勢いでソーサーに戻し、立ち上がって大股でドアを開け、退出して行った。
「……はぁ」
ミカエルは大きくため息をついたが、すぐに傲慢に見える仕草でソファに腰掛け、高く足を組んだ。
王弟派の侍女が入室して来て、カップを片づけようとしながら、ちらちらとこちらへと視線を向けてくるので、見返した。
「何だ?」
「い、いえっ…そ、その、王弟殿下が、お怒りのようでしたので…!」
「私を怒らせるから、やり返しただけだ」
「…やり返す、というのは…?」
片づけの手が止まっているが、ミカエルは指摘しなかった。
僭越に過ぎる侍女に対し、苛立ちを隠さないまま吐き捨てる。
「魔王討伐を完了して戻って来た暁には、私は英雄だ。王弟が王になっていようとも、私を敬わねばならない。立場をわからせてやったのだ」
「…さ、左様でしたか…」
「…不愉快だ。さっさと王弟のカップを片づけろ」
「か、かしこまりました…!」
これでこの侍女からも、報告が行くだろう。
ミカエルは、王弟に服従する気のない、不遜な王子であるということが。
望む所である。
後の誘導は、アルヴィスとラダーニエの担当だ。
やれるだけのことはやった。
疲れた。
一人になった居室で、ミカエルはソファに寝転び、再び大きなため息をついたのだった。
別室に待たせていた侍従と合流した王弟フィリップは、これ以上ない程に不機嫌を顔に出し、馬車に乗り込んだ。
足を組み、貧乏揺すりをするのは無意識であり、侍従二名は互いに顔を見合わせて、心配そうな表情を作った。
「殿下、何があったのですか?」
「第一王子は、王位継承権を放棄することに、同意したのですよね?」
「……したさ。したが、クソッ…あの顔だけ王子め…!!」
舌打ちしながらぶつぶつと、第一王子を罵倒する王弟に、侍従の一人が気遣うような視線を向ける。
「殿下。あの第一王子、放置しておいて良いのでしょうか?」
「…どういう意味だ?」
「公爵になったとしても、ずっと殿下の邪魔になり続けるのではないかと、心配してしまいます」
「…それは、余もそう思い始めた所だ。大人しく服従すればいいものを、するつもりがないと明言したのだ、あの男は!」
「不遜極まりないですね」
「そう思うだろう!?…だが、どうしようもない。さすがに魔王討伐を控えた相手を、邪魔するようなことも出来ぬ。余は、世界を敵に回したいわけではないのだ。あの愚かな王妃のようになるつもりも、ないしな」
つい先日、第一王子暗殺に失敗した王妃が、返り討ちされたのだ。
第一王子は、愚かではない。
とはいえ、第一王子に英雄と呼ばれるだけの実力があるとは、思ってはいなかった。
つまりフィリップは、第一王子を「顔のおかげで過大評価されているだけで、実力自体はそれほどでもない」と理解していた。
そこそこはやるだろう、だが自分以上ではない。
学園の試験は、暗記すれば解ける問題がほとんどだった。
死ぬ気で覚え、満点を取ったのだろうと思えば、泣けてくる話ではないか。
そこまでして主席を取り、自分を認めて欲しかったということなのだから。
フィリップ自身は、そこまで学園の成績に重きを置いていなかった為、満点を取る必要はなく、上位をキープできていれば良かった。
「おまえが次の王になるのだ」とずっと言われて育って来たし、厳しい教育を受けてきた。
周囲にも次期王として扱われて来たし、そうなるのが当然だと思ってきた。
困難があるのは当然で、立ちはだかる壁が高くとも、必ず越えられるものであると、教えられてきたのだった。
だがあの第一王子は、「高い壁」ではなく、「ただの障害」でしかない。
障害は、排除すべきである。
「魔王討伐が成されれば、世界は平和になります。第一王子は、我が国に不要になるのではありませんか?」
「…何?」
侍従の一人の呟きに、フィリップは反応した。
もう一人の侍従がなるほど、と手を打ち、フィリップへと顔を向ける。
「我が国に居づらくさせて、自主的に出て行くように仕向けてはどうでしょう」
「…例えば?」
「名声も実もない、名ばかりの公爵にするのです」
「あまりおおっぴらにやるのは、対外的によろしくない」
「考えがあります」
侍従の意見に耳を傾け、フィリップはほくそ笑んだ。
「…なんだ、卿はなかなか策士だな」
「畏れ多いことでございます。第一王子が自ら国外へ出たいと言えば、追放してやればよろしいかと」
「それは良い案だと思います。国内にいるより国外の方がいい、と思わせてやれば良いわけですから」
「我が国の平和は保たれ、殿下の治世も穏やかに続いていくことでしょう」
「…なるほどな。余は卿達が最側近としてついていてくれて、誇りに思うぞ」
「ありがたきお言葉にございます」
機嫌の上向いたフィリップは、馬車の窓から外へと視線を向けて、鼻歌を歌い出す。
侍従二人は顔を見合わせ、気づかれないよう頷き合った。
一人は洗脳済みで、一人はラダーニエが認識阻害で化けている姿であることを、王弟が気づくことはなかった。
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