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38. 帰国した俺
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「ああ、やはりそうなのか」
「はい、猊下」
第一王子の元を辞した最高司祭は、転移装置の置かれた広間へと向かう途中の公主に追いついた。
親睦会最終日、転移するのは、初日とは逆の順番だった。
ソウェイサズ王国が一番最後、公国は最後から二番目である。
荷物はすでに転送しており、あとは公主達が転移をすれば完了だった。
「保護は望まないと、おっしゃられました」
「まぁ、そうだろうな」
第一王子と公主が接した機会はほとんどなかったが、人柄については公子や侍従達から聞いていた。
自分の意見を持つ、しっかりした六歳だという。
「加護は」
「不明です」
「そうか…残念だな」
最高司祭が追いついた際、二人に限定した防音結界を張った為、音量を気にする必要はなかったが、それでも最高司祭は口元をローブの袖で隠す。
ここはまだ、他国だった。
「能力がない、ということは、あるのだろうか」
「…わかりかねます。何しろ、一例しか存じませんので」
「やれやれ。どうやら変わった星回りを持つ王子のようだな」
ため息混じりに呟きながらも、公主はどこか楽しそうだった。
「…来年は我が国で親睦会だ。彼が来たら、君も話をするといい」
「かしこまりました」
もし素晴らしい能力を持っているなら、仲良くしておくに越したことはない。
教会の立場としても、彼の様子は見ておくに越したことはないのだった。
「…あの国の王都にある教会に、上手く言っておくように」
「かしこまりました」
公主は、後ろを公妃と並んで歩いている公子を見る。
第一王子を気に入っていた。
幼い頃から、進んで誰かと親しくしようとしない子どもだった。
学園に入学した今も、友人と呼べる者はいないと聞く。
一人でいることが気楽だといい、自分のやりたいことだけやっていたいという気質だった。
何でも器用にはこなすけれども、興味の範囲が極端に狭い。
そんな息子が、六歳の子どもを「友人」と呼んだのだった。
喜べばいいのか、戸惑えばいいのかわからなかった。
公子が聖騎士団に入りたがっていることは、知っている。
才能があることも知っている。
教皇位については、やれるだろうけれども、性格的には向いていないと知っている。
それでもそつなくこなすだろうと、思っている。
公主と教皇は、死後次代が即位する。
つまり現公主が長生きすれば、息子が好きな事を出来る時間は増えるのだった。
息子なら上手くやるだろう。
親としても、息子に出来たせっかくの友人を、失いたくはないのだった。
ミカエルが目を覚ました時、ベッドサイドには腰掛けた第二王子アルヴィスがいて、本を読んでいた。
カーテンが閉められた薄暗い室内の、サイドボードに置かれたランタンが、優しくオレンジ色に光っているのが、やけに目についた。
「……」
あれ、と思い、室内を見渡した。
視界が回る感覚が抜けず、手で顔を押さえる。
本を閉じる音がして、そっと頭を撫でられた。
「おかえり」
「…た、ただいま…」
間違いなく、自国の王子宮へと帰って来たようだった。
アルヴィスの手はすぐ離れ、寝室の扉が開く音がして、すぐに侍女が入って来た。
「殿下、お加減はいかがでございますか?カーテンを、開けてもよろしいでしょうか」
ミルラではない、彼女はマリーベルという名の侍女だった。
四十代半ばで、この王子宮では侍女長をしている。
「うん。…今、何時だろうか」
「今は十三時でございます。アルヴィス殿下は昼食後、様子を見に来て下さったのですよ」
「そうだったんだ…」
カーテンが開けられると、明るい陽光が室内へと差し込んだ。
見慣れた室内に、ミカエルは身体の力が抜けるのを自覚した。
「アル、ありがとう。僕寝過ぎたね」
「いや」
簡潔な一言だったが、ミカエルの状態は把握しているのだろう、ミカエルの身体を無理に起こそうとはせず、また椅子に腰掛けていた。
じっと見つめてくる視線に、懐かしさを覚える。
さすがに寝起きは勘弁して欲しいと思ったけれど、自分の顔はどんな時でも美しいからまぁいいか、と開き直った。
どうせ寝顔も見られていたのだろうから、今更である。
「殿下、お食事は摂れそうですか?血の増える食事で、消化の良いものをと、料理長が用意しております」
「…食べないと、血が増えないよね。おなかは減っているし、頂くよ」
「かしこまりました。こちらへお運び致しますね」
「…いや、居室で食べる」
いくらなんでも寝室で食事なんて、と思い身体を起こすが、やはり視界が回って頭からシーツに突っ込みそうになり、両腕で身体を支えた。
「…おい、無理するな」
肩を支えるようにアルヴィスの手が添えられている間に、マリーベルが枕とクッションで背中の支えを作ってくれていた。
「…殿下、御身を大事になさって下さいませ。眩暈が治まるまでは、こちらでお食事をなさって下さい」
マリーベルに窘められ、ミカエルは渋々頷いた。
「…そうする。迷惑をかけるね」
「そのようなことを、おっしゃらないで下さいまし。すぐに元気になれるよう、わたくしどもも精一杯、お仕えさせて頂きます」
「ありがとう」
昨日から、状態は全く変わっていなかった。
食事をしていないのだから、当然か。
おなかは空いているような気がした。
とにかく眩暈が酷く、身体に力が入らない。
ベッドヘッドに凭れかかり、ミカエルは目を閉じため息をついた。
「…あー…血が足りない…」
「…血を摂ればマシになるか?」
「え?あ」
マリーベルが退出したので、気が抜けてしまっていた。
アルヴィスがいることを忘れるなんて、失礼極まりないことだ。
「…えーっと…無理じゃないかな…?そもそも血、美味しくないし、口にしたくはないかな…」
「そうか」
自分が医療従事者であったなら、輸血についての詳しい知識もあっただろうに。
今はただ、無理をせず血を増やしていくしかなかった。
病人のように(病人なのだが)、ベッドの上に食事を乗せたトレーを運ばれ、アルヴィスに見守られながら食事をする日々が当分続くことになるなど、この時のミカエルには想像もつかなかった。
一週間は長い、長いよ!
居室まで歩けるようにはなったものの、まだ眩暈は完全には治まっておらず、それからさらに二週間、王子宮まで教師を招いて勉強をした。
毎日欠かさず頑張っていたトレーニングが出来ずに、体力はすっかり落ち、また一から始めなければならないことに、内心ミカエルは泣いたのだった。
各国の王や公子王太子から大量の見舞い品が届き、少しずつお礼を返している間に、一ヶ月が経っていた。
カノラド王には直接会って、酒と助けてもらったことへのお礼を言いたかったのだが叶わず、申し訳ないと思いつつ手紙を書いた。
素直にお礼と、第四王子ともまた遊びたいです、と、子どもらしく微笑ましい内容を心がけて、手紙を送った。
王からの返事は、『俺に会いにおいで』だった。
いや、なんでだよ。
「はい、猊下」
第一王子の元を辞した最高司祭は、転移装置の置かれた広間へと向かう途中の公主に追いついた。
親睦会最終日、転移するのは、初日とは逆の順番だった。
ソウェイサズ王国が一番最後、公国は最後から二番目である。
荷物はすでに転送しており、あとは公主達が転移をすれば完了だった。
「保護は望まないと、おっしゃられました」
「まぁ、そうだろうな」
第一王子と公主が接した機会はほとんどなかったが、人柄については公子や侍従達から聞いていた。
自分の意見を持つ、しっかりした六歳だという。
「加護は」
「不明です」
「そうか…残念だな」
最高司祭が追いついた際、二人に限定した防音結界を張った為、音量を気にする必要はなかったが、それでも最高司祭は口元をローブの袖で隠す。
ここはまだ、他国だった。
「能力がない、ということは、あるのだろうか」
「…わかりかねます。何しろ、一例しか存じませんので」
「やれやれ。どうやら変わった星回りを持つ王子のようだな」
ため息混じりに呟きながらも、公主はどこか楽しそうだった。
「…来年は我が国で親睦会だ。彼が来たら、君も話をするといい」
「かしこまりました」
もし素晴らしい能力を持っているなら、仲良くしておくに越したことはない。
教会の立場としても、彼の様子は見ておくに越したことはないのだった。
「…あの国の王都にある教会に、上手く言っておくように」
「かしこまりました」
公主は、後ろを公妃と並んで歩いている公子を見る。
第一王子を気に入っていた。
幼い頃から、進んで誰かと親しくしようとしない子どもだった。
学園に入学した今も、友人と呼べる者はいないと聞く。
一人でいることが気楽だといい、自分のやりたいことだけやっていたいという気質だった。
何でも器用にはこなすけれども、興味の範囲が極端に狭い。
そんな息子が、六歳の子どもを「友人」と呼んだのだった。
喜べばいいのか、戸惑えばいいのかわからなかった。
公子が聖騎士団に入りたがっていることは、知っている。
才能があることも知っている。
教皇位については、やれるだろうけれども、性格的には向いていないと知っている。
それでもそつなくこなすだろうと、思っている。
公主と教皇は、死後次代が即位する。
つまり現公主が長生きすれば、息子が好きな事を出来る時間は増えるのだった。
息子なら上手くやるだろう。
親としても、息子に出来たせっかくの友人を、失いたくはないのだった。
ミカエルが目を覚ました時、ベッドサイドには腰掛けた第二王子アルヴィスがいて、本を読んでいた。
カーテンが閉められた薄暗い室内の、サイドボードに置かれたランタンが、優しくオレンジ色に光っているのが、やけに目についた。
「……」
あれ、と思い、室内を見渡した。
視界が回る感覚が抜けず、手で顔を押さえる。
本を閉じる音がして、そっと頭を撫でられた。
「おかえり」
「…た、ただいま…」
間違いなく、自国の王子宮へと帰って来たようだった。
アルヴィスの手はすぐ離れ、寝室の扉が開く音がして、すぐに侍女が入って来た。
「殿下、お加減はいかがでございますか?カーテンを、開けてもよろしいでしょうか」
ミルラではない、彼女はマリーベルという名の侍女だった。
四十代半ばで、この王子宮では侍女長をしている。
「うん。…今、何時だろうか」
「今は十三時でございます。アルヴィス殿下は昼食後、様子を見に来て下さったのですよ」
「そうだったんだ…」
カーテンが開けられると、明るい陽光が室内へと差し込んだ。
見慣れた室内に、ミカエルは身体の力が抜けるのを自覚した。
「アル、ありがとう。僕寝過ぎたね」
「いや」
簡潔な一言だったが、ミカエルの状態は把握しているのだろう、ミカエルの身体を無理に起こそうとはせず、また椅子に腰掛けていた。
じっと見つめてくる視線に、懐かしさを覚える。
さすがに寝起きは勘弁して欲しいと思ったけれど、自分の顔はどんな時でも美しいからまぁいいか、と開き直った。
どうせ寝顔も見られていたのだろうから、今更である。
「殿下、お食事は摂れそうですか?血の増える食事で、消化の良いものをと、料理長が用意しております」
「…食べないと、血が増えないよね。おなかは減っているし、頂くよ」
「かしこまりました。こちらへお運び致しますね」
「…いや、居室で食べる」
いくらなんでも寝室で食事なんて、と思い身体を起こすが、やはり視界が回って頭からシーツに突っ込みそうになり、両腕で身体を支えた。
「…おい、無理するな」
肩を支えるようにアルヴィスの手が添えられている間に、マリーベルが枕とクッションで背中の支えを作ってくれていた。
「…殿下、御身を大事になさって下さいませ。眩暈が治まるまでは、こちらでお食事をなさって下さい」
マリーベルに窘められ、ミカエルは渋々頷いた。
「…そうする。迷惑をかけるね」
「そのようなことを、おっしゃらないで下さいまし。すぐに元気になれるよう、わたくしどもも精一杯、お仕えさせて頂きます」
「ありがとう」
昨日から、状態は全く変わっていなかった。
食事をしていないのだから、当然か。
おなかは空いているような気がした。
とにかく眩暈が酷く、身体に力が入らない。
ベッドヘッドに凭れかかり、ミカエルは目を閉じため息をついた。
「…あー…血が足りない…」
「…血を摂ればマシになるか?」
「え?あ」
マリーベルが退出したので、気が抜けてしまっていた。
アルヴィスがいることを忘れるなんて、失礼極まりないことだ。
「…えーっと…無理じゃないかな…?そもそも血、美味しくないし、口にしたくはないかな…」
「そうか」
自分が医療従事者であったなら、輸血についての詳しい知識もあっただろうに。
今はただ、無理をせず血を増やしていくしかなかった。
病人のように(病人なのだが)、ベッドの上に食事を乗せたトレーを運ばれ、アルヴィスに見守られながら食事をする日々が当分続くことになるなど、この時のミカエルには想像もつかなかった。
一週間は長い、長いよ!
居室まで歩けるようにはなったものの、まだ眩暈は完全には治まっておらず、それからさらに二週間、王子宮まで教師を招いて勉強をした。
毎日欠かさず頑張っていたトレーニングが出来ずに、体力はすっかり落ち、また一から始めなければならないことに、内心ミカエルは泣いたのだった。
各国の王や公子王太子から大量の見舞い品が届き、少しずつお礼を返している間に、一ヶ月が経っていた。
カノラド王には直接会って、酒と助けてもらったことへのお礼を言いたかったのだが叶わず、申し訳ないと思いつつ手紙を書いた。
素直にお礼と、第四王子ともまた遊びたいです、と、子どもらしく微笑ましい内容を心がけて、手紙を送った。
王からの返事は、『俺に会いにおいで』だった。
いや、なんでだよ。
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