【完結】前世ハイスペックブサメンの俺、今世ではイージーモードを歩みたい

影清

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188. 夜を迎える俺

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「…我が君は、ミカエル様を待っておられます」
 ラダーニエの言葉に、ミカエルの身体が震え出す。
「…ちょ、っと、そんな、もう死んじゃうみたいな、」
「……」
 ラダーニエは唇を噛んで下を向き、ニーデリアは嗚咽を漏らした。
 
 いやいや、待って待って。
 嘘でしょ?
 
 冗談でしょ、と言うには、アルヴィスの魔力も、ラダーニエ達の表情も、あまりにも深刻だった。
「なんで…?だって、助けに来てくれたじゃん」
 口調に気を遣う余裕は、なくなった。
 この暗い雰囲気、闇に染まる室内、泣き出しそうなラダーニエ、すでに泣いているニーデリア。
 状況が、深刻過ぎた。

 だって。
 いつものように転移して、いつものように「ただいま」って言うつもりだったのだ。
 そして今日はありがとう、って、言うつもりだった。

 なんで?
 こんなことに?

「……」
 ラダーニエは唇を噛んだまま、答えることはなかった。
 その沈黙が、嫌な想像をかき立てる。
「…まさか…僕を助けたから?」
 
 それしか、原因が思いつかない。

 ラダーニエは答えなかったが、否定もしなかった。
「…なんで…」
「…み、ミカエルちゃん、おねがい、…っ早く、早く我が君に、会いに行ってあげて…!」
 顔を上げたニーデリアの顔は涙でぐちゃぐちゃで、メイクも崩れてしまっていた。
「…ニーデリア」
「もう、もう、時間がないの!我が君の器が、完全に壊れてしまう前に、移動しないといけないの!」
「い、移動って…」
「魔力が爆発しちゃったら、この国終わりなの!ミカエルちゃんだけ連れて逃げたいけど、間に合わないかもしれないから、…っ」
「は…?」 
「はやく!我が君は、アナタに会う為だけに、待ってるの!!おねがいっ!お願いします!」
 ニーデリアが立ち上がってミカエルの腕を掴み、結界の境界まで引っ張った。
「アナタは、これから好きなだけ、恋愛出来るでしょう、結婚だって出来るでしょう。ジルだって、いるもの!けど!我が君には、アナタしかいないの!アナタだけなの!だから、今だけは、お願いだから、我が君と、過ごして欲しい。お願いします…!」
 泣きながら頭を下げられ、ミカエルは嫌でも思い知らされる。

 アルヴィスが、本当に、死ぬのだ。

 ラダーニエは、ニーデリアのすぐ隣に立っていた。
 悲しみに染まった瞳で、同じように頭を下げた。
 ミカエルは、眉間に力を込め、一つ深呼吸をした。

 まだ、泣かない。

「…中に入れて下さい」
「はい」
 ラダーニエが結界に触れ、人一人が入れるスペース分、魔力を緩めて場所を作ってくれた。
 そこへ入りながら、ミカエルは振り返った。
「ニーデリア。…誤解のないよう言っておきますけど、僕だってアルしかいない。勝手に人の未来を想像しないで」
「……え」
 ゆらりと揺らぐ境界を超え、ミカエルの姿は闇の中へと見えなくなった。 

「…え、え?今の、どういう意味…?」
「えっと…世界一美しい死体が、二つになるかも…?」
「…喜ぶべきこと、よね?それ?で、でも、我が君が、それを望むかしら…」
「わからない…」

 我が君が何を考えているかなんて、わからない。
 「最後にしようと思う」と言われて初めて、ああ、主はもう、疲れたのだということに、気がついたくらいだった。
 
 魔王討伐までのストーリーが始まってしまった以上、主は自身の死による混乱は望んでいない。

 予定通りに。
 
 それが、主の望みだった。
 ミカエル王子を引き剥がしてでも、主を別の場所に移動すべきなのか、それとも、共にと望むのか。

 ラダーニエ達には、わからなかった。
 ただ静かに、その時を待つのみだった。





 アルヴィスはかつて、指一本動かすことも、考えることも、呼吸をすることも、もう全てがどうでもよくなった瞬間に、「終わりにしよう」と決意した。
 決断出来る理性が残っているうちに、終わりにするべきだと思った。
 全ての準備を終えるまでにずいぶんとかかってしまい、それを待つ間の苦痛すら、磨耗する思考の中ではどうでもいいことになっていた。
 正気を手放すことが、出来たら良かった。
 静かに病んでいけたら、良かった。
 神はアルヴィスに自由をくれたが、自死する自由は与えてくれなかった。
 ようやく死ねる環境が整った、ところだった。

「…今じゃなかったんだがな」

 居室のソファに寝そべって、アルヴィスはため息を漏らす。
 脆弱な人間の身体に転生したのは、死ぬ為ではなかった。
 この世界の主人公である人族としての生を、一度は生きて世界を見てみようという、心の奥底に残った、ひとかけらの好奇心を満たす為だけのものだった。

 親がいて、親族がいて、友人がいて、未来がある。
 
 人族の命の繋がり、横の繋がり。
 …ソウェイサズ王国の第二王子として生まれてしまったアルヴィスに、そんなものはなかったが。
 生まれた瞬間、母親は死んだ。
 潮が引くように、宮から人が去っていく。
 乳母は最後まで残りたいと言っていたが、しばらくすると宮を去る決断をした。

 さすがに世話をする者がいなければ、死ぬ。

 赤子の身体で使える魔力は微々たるもので、乳母を洗脳するだけで精一杯だった。
 ラダーニエもニーデリアもまめに様子を見に来てはいたが、赤子の世話はさすがにしたことはない。
 乳母と共に、それでも頑張ってくれていた。
 捨てられた王子なのに、衣食住が満たされていては不審に思われる。
 最低限の物資、最低限の世話。
 ラダーニエ達は不満そうだったが、忘れ去られた立場であることは、都合が良かった。
 傍観者の立場で、この国を、そして世界を見る。
 人間が何を考え、どう行動するのかを、見る。
 魔王復活の時期は決定していた。
 ラダーニエ達には調整作業を任せ、自分はただ、傍観していた。
 
 人族の為に、お膳立てをしてやるのは、これが最後だ。
 最後を見届けて、終わるつもりだった。

 …最後を見届ける前に、終わることになるとは。
 だが、後悔はなかった。

 二階に張られたラダーニエの結界は、まもなく壊れる。
 壊れる前に、移動しなければならない。
 今のアルヴィスは、魔力がコントロール出来ない。
 魔法も使えない。
 壊れた器から際限なく溢れ出そうとする魔力を、身の内に留めておくことがもはや、困難になっていた。

 時間がない。

 それでもここに留まっているのは、たった一人を待っているからだった。
 ギリギリまで待って、来ないようなら、ラダーニエが無理にでも連れて来てくれるだろう。
 
 主の最期の望みは、叶えようとするだろうから。

 だからアルヴィスは、待っていた。
 結界が揺れて、待ち人がやって来るのを。

「…アル!」

「…おかえり」
 結界の外にいるラダーニエ達に話を聞いたのだろう、ミカエルは泣きそうな顔をしていた。
 室内に充満しているアルヴィスの魔力はすでに、人には瘴気と変わらぬ劇薬に近い濃度であるのに、平気な顔をして近づいて来るのだから、やはりミカエルは、『妖精の落とし子』で間違いない。
  
 アルヴィスの為に遣わされた、唯一だった。

 誰の番かなんて、関係ない。
 アルヴィスが出会った、唯一だった。

「なんでこんなことになってるんだよ…!」
 起き上がれないまま迎えたアルヴィスが横たわるソファの端に腰掛けて、ミカエルはアルヴィスの手を取った。
「…仕方ない。今の俺では、あの結界は超えられなかった」
「…何をしたの」
「従魔と俺の位置を、入れ替えた。…従魔が戦闘不能状態だと、座標が安定しなかったから、治癒してくれて助かった」
「……そんなこと、出来るんだ…」
 驚くミカエルに笑って見せて、アルヴィスは取られた手を握り返した。
 力は入らなかった。
「元々それ用に、作ったモノだ」
「…どういう意味?」
 首を傾げるミカエルは、泣きそうな顔をしていても美しかった。
 アルヴィスは、怒るだろうかと思いつつ、もはや黙っている意味もなく、口を開く。
「おまえを守る為に作ったモノを、ニーデリアに持たせた。…俺の魔力で作ったモノだから、操れるし、見ることも聞くことも出来る」
「……ん?…それは…す、ストーカーの所業では…?」
「今日、役に立っただろう」
「……う、…そ、そう、だね…うん、いや、…うん、助かった、から、これ以上聞くのはやめる」
「そうか。…犬を飼いたいと言っていたから、犬にした」
 かつて、神が世界の監視用に遣わした種だ。
 世界が完成した後、消えた種だった。
「…昔言ったこと、覚えてたの?…ノアは可愛いよ。ありがとう」
「良かった」
 葛藤しているミカエルの頬に手を伸ばしたかったが、そこまで届きそうになかった。
 握った手を手前に引っ張ると、ミカエルの上半身が傾いた。
 頬に触れ、軽く撫でる。
「…結界を超える時に罅が入り、ニーズヘッグを殺した時に壊れた」
「……なにが…?」
「この人間の器が」
「……っ」
「まだ完全に崩壊はしていない。…時間の問題だが。魔力が、器を破壊しようとしている」
「…なんで、そんな無茶したの。わかってたんでしょ!結界超えたらヤバイな、とか!」
「それはそうだが」
 
 大人になってから泣くミカエルは、初めて見た。

 涙を流すその顔も、美しいとアルヴィスは思った。
「おまえが死ぬよりマシだ」
「…っ、」
「あの聖女にスキルを使わせて中に入ったのに、結界の外だった時の俺の気持ちよりマシだ」
「…戦闘中だったからか…」
「外で何も出来ず、おまえが殺されるのをただ見ているよりは、マシだ」
「……っ僕、死ぬとこだったね」
「ああ」
「ごめんね」
「謝って欲しくないな」
「…間違えた。ありがとうアル。助けて、くれて…っ」
「ああ」
「…アルは?どうやったら、助かるの…!」
「……」
「僕だけ助かるなんて、ダメでしょ…!」
「…おまえが助かって良かった」
 パラパラと、壊れた器が崩壊していく音が、アルヴィスには聞こえていた。
 ラダーニエの結界も、もう限界だった。
 結界ごと移動して、瘴気の「内」にでも入らなければ、この世界に甚大な被害を及ぼす危険があった。
 魔力暴走の危険性はよく知られているが、アルヴィスの魔力は人と比べられるものではない。
 涙の止まらないミカエルを、抱き寄せた。

 誓約を結ぶ前で、良かった。
 道連れにしてしまう所だった。

「っ…どんだけ僕のこと好きなんだよ!馬鹿過ぎるだろ!!」
「…今更?俺はずっと、おまえのことしか愛してない」
「そんなの、何で今言うんだよっ!!馬鹿!!」
「今しか、言う機会がない」
「…っ、ふざけんな。そんなの、許すわけないだろ!」

 涙に濡れた瞳で睨みつけられても、ちっとも怖くない。

「…最後に、キスをしていいか」
「最後とか言うな!…僕は諦めないからな…っ」
「…そう言われてもな」
 カウントダウンは、始まっているのだ。
 あと何分共にいられることか。
 アルヴィスの諦観に、ミカエルが眦を吊り上げた。
「諦めたら、そこで試合終了なんだからな!」
「…前にも聞いたな」
 ミカエルが言ったことは、一言一句、覚えていた。
「じゃぁこれは初めて言うけど、アルが死ぬっていうなら、僕も一緒に死んでやるからな」
「…は?」
「せっかく助けてくれたのに、一緒に死なれて残念だね」
「……おい」
 ミカエルに生きていて欲しいから助けたのに、死なれたら元も子もない。
 
 …いや、共に死ねるなら、本望と思うべきなのだろうか?
 元々誓約は、そういうもので、あることだし。

「時間がないんだったらなおさら、しっかりして、アル。僕だって今、脳味噌フル回転してるんだから」 
「……おまえ」

 本当に、諦めないのか。
 この状況で?

 呆然とするアルヴィスの腕を、ミカエルは掴んだ。
「…身体、起こせる?座るの辛い?」
「…いや、…大丈夫だ」
 
 大丈夫じゃないけど。
 全身が軋み、ナイフで全身を刺されているような痛みに襲われるけど。 
 
 だがミカエルが、望むなら。
 
 アルヴィスは身体を起こし、ミカエルと並んでソファに座り直した。
「アルの魔力は、魔石からなの?」
「ああ。…核だ」
「…器、というのは、核を覆うように作っていたっていう、認識でいいの?」
「…正確には、人間として転生するに当たって、期限付き、制限付きの殻に封印した、という認識が正しい」
「…成人したら、制限が外れる?」
「ああ。元の…魔族に戻る」
「…人間の身体だと耐えられないから、魔力を抑え込む処置をして、それが壊れた、っていう、こと?」
「その通り。人間の限界を超える魔力を、使いすぎた」
「…そう。器は壊れてしまって、元には戻せない?」
「無理だ。崩壊が進んでいる」
「…っ、魔力は、抑えられないの?」
「もう、無理だ。制御出来ない」
「……。器が完全に壊れたら、終わり?」
「ああ。魔族に戻ることもない。それだけの強力な制約をかけないと、転生は無理だった」
 ミカエルは真剣な顔をして、考え込んでいた。
「…人間に転生したい理由があったんだろうけど、今は聞かない。成人まで、何かで器の代わりをさせられない?」
「…なにか、とは?」
「新しく作れない?魔力を封じるような、何かを」
「…封じるだけなら、今張られているこの結界」
「うん?…あ」
 気づいたように周囲を見渡すミカエルに、頷いてみせた。
「そろそろ壊れそうだが、俺の魔力は一応、封じられている」
「ホントだ。…この結界、どれくらい維持できてるの?」
「戻ってきてすぐから」
「…結構保ってる」
 呟いて、ミカエルが立ち上がった。
「…アル、あとどれくらい保ちそう?」
「…わからないが、一時間は無理だろう」
「わかった。待ってて」
「……」
 すぐさまミカエルが居室から出て行き、そして廊下で叫んだ。

「ラダーニエさん!この結界のコード、教えて!!」

「こ、…コード…?とは…?」
「チートコード使うから!どれ!?」
「え?は?え?」
 ラダーニエの困惑しきった声が、居室まで聞こえていた。
 わざわざ術式を切り替え、防音を切ったのだろう。
 器用な男だった。
 
 それにしてもミカエル。

 アルヴィスの寿命があと一時間もない、と言ったにも関わらず、あっさりと離れていった。
 笑いがこみ上げた。
 全身が痛みにひきつっているというのに、笑いの衝動でさらに激痛が走ったが、止められなかった。
 
 悲しむだろうと思っていた。
 別れを惜しんでくれるだろうとも、思っていた。
 それだけ長く共にいた。
 プロポーズすると言った時も、キスをした時も、ずっと拒絶はなかった。
 だから、期待した。
 ミカエルを守って死ぬことで、彼はきっと、一生アルヴィスのことを忘れない。
 幸せに生きて欲しいと願いはしても、忘れて欲しいわけではなかった。

 ずっと、刻まれればいい。

 その程度のことしか考えなかった己の浅さに、自嘲した。
 ミカエルのことを、まだ理解しきれていなかった。
 
 どれだけ強いのか。
 
 彼はおそらく、本当にダメだという瞬間でさえ、諦めない。

 なんて美しいのだろう。
 あまりにも眩しくて、こちらまで灼かれてしまう。

「アル!!今すぐ!魔石に刻むから!絶対間に合わせるから!!我慢して!!」 

 ひたむきで、強くて、賢くて、美しい。
 
「我慢って…そんな、子どもじゃあるまいし…」
「笑ってる場合か!僕今超マジモードだから!!デスク使う!!」
「…わかった」

 なぜかアルヴィスが、怒られている。

 意味が分からない。
 こちらは、死にかけているのに。

 どれだけ。


 


 どれだけ愛しても、まだ足りない。
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