4 / 27
不義とか言うんじゃない!
しおりを挟む
「それはつまり、私という婚約者がありながら殿下は不義をしているという事ですね」
「なっ!? 言うに事欠いて不義だとぉ!! ボクらの真実の愛を侮辱するなぁっっ!」
目をくわっと見開いて目力で圧迫してやる!
だがメガネは圧など感じてない様子で平然とした顔で。
「それが殿下の錯覚であるか気の迷いであるか、はたまた真の真実の愛であるのかは私には判りかねますが」
「お前のようなハートが欠落した女に判るはずがなーい!」
さらに目力アップだ!
だが効かない! なぜ効かないのだっ!?
「それは殿下とテレーズ嬢が男女の交際をしているという宣言であり、正当な婚約者である私がいながら、他の女との情に流されるままに、正当な契約を破ったという宣言でしかありません。
王家が結んだ契約を破るといいうことは、王家への反逆とみなされます」
「なっっ」
なっなにを言い出すんだこいつは!
ボクが! このボクが悪いみたいじゃないかっ!
悪いのは真実の愛を妨害するお前に決まっているのにっ!
「大法典によれば、王家に対する反逆は、その軽重によって、死罪、財産没収、追放と決まっております。
殿下は王家の人間。先程までは後継者でもありましたから、死罪から罪一等を減じられて、廃嫡、追放といったところでしょう」
ボクは激怒した。
なんだこいつは! せっかくボクが王者のやさしさを示したというのに!
こうなったらこいつの罪をあらいざらいぶちまけて破滅させてやるうっ!
うらむなよ! お前が悪いんだからな!
「情けをかけてやればつけあがりおって! お前には罪がある――」
「私が不正不義をなしていたと告発するのはおやめになったほうがよろしいかと」
「なっ!? 言うに事欠いて不義だとぉ!! ボクらの真実の愛を侮辱するなぁっっ!」
目をくわっと見開いて目力で圧迫してやる!
だがメガネは圧など感じてない様子で平然とした顔で。
「それが殿下の錯覚であるか気の迷いであるか、はたまた真の真実の愛であるのかは私には判りかねますが」
「お前のようなハートが欠落した女に判るはずがなーい!」
さらに目力アップだ!
だが効かない! なぜ効かないのだっ!?
「それは殿下とテレーズ嬢が男女の交際をしているという宣言であり、正当な婚約者である私がいながら、他の女との情に流されるままに、正当な契約を破ったという宣言でしかありません。
王家が結んだ契約を破るといいうことは、王家への反逆とみなされます」
「なっっ」
なっなにを言い出すんだこいつは!
ボクが! このボクが悪いみたいじゃないかっ!
悪いのは真実の愛を妨害するお前に決まっているのにっ!
「大法典によれば、王家に対する反逆は、その軽重によって、死罪、財産没収、追放と決まっております。
殿下は王家の人間。先程までは後継者でもありましたから、死罪から罪一等を減じられて、廃嫡、追放といったところでしょう」
ボクは激怒した。
なんだこいつは! せっかくボクが王者のやさしさを示したというのに!
こうなったらこいつの罪をあらいざらいぶちまけて破滅させてやるうっ!
うらむなよ! お前が悪いんだからな!
「情けをかけてやればつけあがりおって! お前には罪がある――」
「私が不正不義をなしていたと告発するのはおやめになったほうがよろしいかと」
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
幼馴染に「つまらない」と捨てられた俺、実は学校一のクール美少女(正体は超人気覆面配信者)の「生活管理係」でした。
月下花音
恋愛
「つまらない」と幼馴染に振られた主人公・相沢湊。しかし彼には、学校一のクール美少女・天道玲奈の「生活管理係」という秘密の顔があった。生活能力ゼロの彼女を世話するうち、二人は抜け出せない共依存関係へ……。元カノが後悔してももう遅い、逆転ラブコメディ。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
平民とでも結婚すれば?と言われたので、隣国の王と結婚しました
ゆっこ
恋愛
「リリアーナ・ベルフォード、これまでの婚約は白紙に戻す」
その言葉を聞いた瞬間、私はようやく――心のどこかで予感していた結末に、静かに息を吐いた。
王太子アルベルト殿下。金糸の髪に、これ見よがしな笑み。彼の隣には、私が知っている顔がある。
――侯爵令嬢、ミレーユ・カスタニア。
学園で何かと殿下に寄り添い、私を「高慢な婚約者」と陰で嘲っていた令嬢だ。
「殿下、どういうことでしょう?」
私の声は驚くほど落ち着いていた。
「わたくしは、あなたの婚約者としてこれまで――」
悪役令嬢として断罪? 残念、全員が私を庇うので処刑されませんでした
ゆっこ
恋愛
豪奢な大広間の中心で、私はただひとり立たされていた。
玉座の上には婚約者である王太子・レオンハルト殿下。その隣には、涙を浮かべながら震えている聖女――いえ、平民出身の婚約者候補、ミリア嬢。
そして取り巻くように並ぶ廷臣や貴族たちの視線は、一斉に私へと向けられていた。
そう、これは断罪劇。
「アリシア・フォン・ヴァレンシュタイン! お前は聖女ミリアを虐げ、幾度も侮辱し、王宮の秩序を乱した。その罪により、婚約破棄を宣告し、さらには……」
殿下が声を張り上げた。
「――処刑とする!」
広間がざわめいた。
けれど私は、ただ静かに微笑んだ。
(あぁ……やっぱり、来たわね。この展開)
断罪された悪役令嬢ですが、なぜか攻略対象全員がついてきました
ゆっこ
恋愛
「――アナスタシア・フォン・ヴァレンシュタイン。あなたの数々の悪行はもはや看過できぬ。ゆえに、王家と公爵家との婚約は破棄とする!」
玉座の間に響き渡る国王の声。
視線は私に集中し、嘲笑と侮蔑が入り混じったざわめきが広がった。
――はいはい、これがいわゆる「断罪イベント」ってやつね。
私は心の中で肩をすくめていた。だって、この展開、知っているのだもの。
ここは前世で遊んでいた乙女ゲーム『真実の花冠』の世界。そして私はその中で悪役令嬢として登場する、典型的な“ざまぁ要員”なのだ。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷 むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる