61 / 103
5.番の魔術講師
12.魔力暴走 ※
しおりを挟む
協定の期間が守られるなら、残りは三ヶ月といったところだろうか。居室には記録を取れるような紙などの用意がなく、ただ一日が過ぎていくだけで、日数感覚は大まかなものになっていた。
当然のように目隠しのまま磔にされるが、暴走を起こした者の気配は遠い。
「今日はふたりに訪問者だ」
気配を探ろうとしても、判断がつかない。気配を消すように魔力を張っているのかもしれないが、中途半端で隠しきれてはおらず、不思議な魔力が漂っている。強い結界のある居室では上手く休息を取れないため、魔力を良い状態で使えないことも関係しているだろう。
ミアも、魔力を張っていた。監獄で会話することはできないが、同じことを試みたと分かるだけでも安心できる。
「…久しぶりだな」
(この声、この妙な魔力……、っ!)
おそらく二種類の魔力を体内に持っていても平気な、ルークに攻撃魔術を当てたあの魔術師だ。その気配が近付いてきて、ルークの目の前に立ったのだろう。
「一応言うと、魔力を張っても無駄だぜ? この管理下じゃ、さすがのオッドアイも回復できないんだろ? お前は、ここで攻撃されたらどうなるんだ?」
嫌な予感がする。魔力制限のある手枷をされているから、魔術で応戦することは不可能だ。威嚇の魔力を張るくらいしか、許されていない。
ミアの魔力が動いた感じはしなかった。ルークが攻撃されそうになっても、ルークの指輪なしで動揺を隠せるようになった。ミアが強くなった証拠だ。
「ぐっ…!」
何か鋭利なものが左肩に触れ、そこから血が流れている。傷を作られ、他人の魔力がルークの体内へと押し込まれる。魔力を傷口に集め防御しようとしても、手枷の制限や入り込んでくる魔力のせいで、上手く支配することができない。
小瓶への魔力封印、ミアやルーク自身への魔術など、エスト王国に来る前に使った魔力も多い。ミアと何度も交わっていたから、総量は増えるばかりで、魔力量においては何も気にしていなかった。暴走と魔力量は、関連がないのかもしれない。
そんなことを考えている暇は、もう少ない。目の前にいる魔術師は、確実に魔力暴走を起こさせようとしている。
「あれ、お前の魔力この程度? オレ、こんなやつに負けたと思いたくないんだけど」
「はあ、はっ……」
他人の魔力が入った状態で、これ以上魔力を放出するとなると、制御が利かなくなってしまう。耐えていても、暴走するまで魔力を流し込まれるのだろう。
「ううっ…」
「きたきた、魔力暴走! オッドアイの暴走だ!」
「これが…、こんなにも強い魔力を感じたことは…」
どさっと、人が倒れた音がする。魔術師のくせに、ルークの魔力放出に耐えきれなかったのだろう。手枷の先にある鎖を握り締め、身体を引き上げるように力を込めたあと、抜いて腰を下ろした。少しでも意識を逸らすものが欲しい。拘束されていなければきっと、ミアに乗りかかっていただろう。
身体が、熱い。何も身に着けていないのに、痛いほど下半身が滾って、交わりたくて仕方ない。
「はあっ、はあっ、くっ……」
「どう対処するのか、楽しみにしてるよ。さ、暴走状態のみんな、交わっておいで」
扉の閉まる音は、かろうじて分かった。上に乗るために触れられただけで、身体は跳ねた。もうすでに、感覚は制御できず、快感のままに腰を振ってしまう。感じ取る魔力が多すぎて、中和はしないまま入り混じって、頭がおかしくなる。入れ替わり立ち代わり、ルークに触れる人の気配が変わる。
「は、あっ…、あ、うぐっ、…っあああ!」
いくら叫んで果てても、熱さが落ち着かない。また別の気配に触れられる。相手がミアではないから、中和できず暴走を終えられない。気を失うまで、この苦しさが続く。
(……っ!)
ミアだ、ミアの魔力が近くにある。どれがミアの魔力なのか、必死に掴もうとするが、大量の魔力が溢れてしまっているこの部屋で、魔力暴走を起こしたルークが、ひとつの魔力を掴むことは難しかった。
果てるたびに、目隠しで真っ暗な視界がちかちかと光り、意識の遠のく瞬間が増えた。一度、魔力に完全に飲まれるタイミングが近い。前に暴走したときは、ミアに中和してもらえたから助かった。
(早く、終わっ…、っ)
☆
(あっ……)
ルークの気配が、消えた。同じように暴走状態と言われる人たちが、こうして交わりに来てる人たちだから、その状態になったルークが、今すぐに死んでしまうことにはならないはずだけど、目隠しはされたままで何も分からない。
魔力暴走のせいで、叫びながら鎖の音を立てていたルークは、もう何の音も立てていない。魔力も感じないし、意識を失ったのだろう。
これが、ルークが教えてくれていた事態で、ルークはルークだし、ミアはミアだ。一生隣にいたいのは間違いないけど、それはふたりともが正気でいられた場合の話で、今は割り切って、流れに身を任せる。心配はするけど、動揺はしないし、抵抗もしない。ルークだって、それを望んでいるはずだ。
「お疲れさまでした。本日はミア様のみ部屋へお連れします」
(やっぱり、そうなんだ)
魔力暴走を起こしたルークは、監獄に繋がれたままだ。たぶん、意識が戻っても、居室に戻されはしない。
ぎゅっと、唇を結ぶ。ルークの意識があるうちに、辿り着けなかったのは悲しかった。でもルークは、暴走を強制的に引き起こされるかもしれないと、予想していた。
だからミアにできることは、ルークを信じて耐えるだけだ。条約の期間は残り三ヶ月くらいで、ここまでふたり揃っていられたのが奇跡だったのかもしれない。近いうちに、ミアもルークと同じ状態にされるのかもしれない。
いつもルークがしてくれていたように、秘部をタオルで冷やしながら、ルークの温もりを思い出す。うっすらと出す自分の魔力で、自分を覆う。回復はしないけど、少しでもあたたかくなりたかった。
☆
ルークが目を覚ましても、真っ暗な視界は変わらない。手枷もまだついているし、何より身体が怠い。腰が重い。相当、欲のままに振ったのだろう。誰の気配も周辺にはない。ミアは、居室に戻ったのだろう。
記憶が曖昧だ。暴走して、気を失うまで果てたのだろう。ルークの魔力には当然大きな違和感があって、何か魔力が滾るようなきっかけがあれば、また暴走状態になるのは明らかだ。それが繰り返されれば、魔力が浸食され、全て相手の魔力に置き換わってしまう。交わりに来る暴走状態の魔術師と同じで、ただ快感を得たいがために動く獣になる。
ルークの魔力は暴走して制御できずに放出されている。相手にも魔力暴走が起こっていれば、強力な魔力にも耐えられるのだろうかなどと考えたところで、何かの成果に繋がることはない。今の任務はエスト王国の王の機嫌を取りつつ、条約の期限を待つだけだ。推論を持ち帰ることができたとしても、再現実験は倫理的に不可能で、チャールズに求められるのは、見聞きしたことの報告だけだろう。
(意外と、まだ冷静でいられる…)
どれくらいの時間が経っているのだろうか。目隠しもあって全く分からないが、条約の期間中に、自分の魔力を失うわけにはいかない。自分を見失わなければ、小瓶の魔力とミアの魔力でどうにかできるはずだ。
そういえばあのとき、ミアの魔力を掴めなかった。ミアは後悔しているだろうか。いや、しないように伝えてきた。想い合っているからこそ、生き延びるために。ミアは強くなった。大丈夫だと、信じるだけだ。
当然のように目隠しのまま磔にされるが、暴走を起こした者の気配は遠い。
「今日はふたりに訪問者だ」
気配を探ろうとしても、判断がつかない。気配を消すように魔力を張っているのかもしれないが、中途半端で隠しきれてはおらず、不思議な魔力が漂っている。強い結界のある居室では上手く休息を取れないため、魔力を良い状態で使えないことも関係しているだろう。
ミアも、魔力を張っていた。監獄で会話することはできないが、同じことを試みたと分かるだけでも安心できる。
「…久しぶりだな」
(この声、この妙な魔力……、っ!)
おそらく二種類の魔力を体内に持っていても平気な、ルークに攻撃魔術を当てたあの魔術師だ。その気配が近付いてきて、ルークの目の前に立ったのだろう。
「一応言うと、魔力を張っても無駄だぜ? この管理下じゃ、さすがのオッドアイも回復できないんだろ? お前は、ここで攻撃されたらどうなるんだ?」
嫌な予感がする。魔力制限のある手枷をされているから、魔術で応戦することは不可能だ。威嚇の魔力を張るくらいしか、許されていない。
ミアの魔力が動いた感じはしなかった。ルークが攻撃されそうになっても、ルークの指輪なしで動揺を隠せるようになった。ミアが強くなった証拠だ。
「ぐっ…!」
何か鋭利なものが左肩に触れ、そこから血が流れている。傷を作られ、他人の魔力がルークの体内へと押し込まれる。魔力を傷口に集め防御しようとしても、手枷の制限や入り込んでくる魔力のせいで、上手く支配することができない。
小瓶への魔力封印、ミアやルーク自身への魔術など、エスト王国に来る前に使った魔力も多い。ミアと何度も交わっていたから、総量は増えるばかりで、魔力量においては何も気にしていなかった。暴走と魔力量は、関連がないのかもしれない。
そんなことを考えている暇は、もう少ない。目の前にいる魔術師は、確実に魔力暴走を起こさせようとしている。
「あれ、お前の魔力この程度? オレ、こんなやつに負けたと思いたくないんだけど」
「はあ、はっ……」
他人の魔力が入った状態で、これ以上魔力を放出するとなると、制御が利かなくなってしまう。耐えていても、暴走するまで魔力を流し込まれるのだろう。
「ううっ…」
「きたきた、魔力暴走! オッドアイの暴走だ!」
「これが…、こんなにも強い魔力を感じたことは…」
どさっと、人が倒れた音がする。魔術師のくせに、ルークの魔力放出に耐えきれなかったのだろう。手枷の先にある鎖を握り締め、身体を引き上げるように力を込めたあと、抜いて腰を下ろした。少しでも意識を逸らすものが欲しい。拘束されていなければきっと、ミアに乗りかかっていただろう。
身体が、熱い。何も身に着けていないのに、痛いほど下半身が滾って、交わりたくて仕方ない。
「はあっ、はあっ、くっ……」
「どう対処するのか、楽しみにしてるよ。さ、暴走状態のみんな、交わっておいで」
扉の閉まる音は、かろうじて分かった。上に乗るために触れられただけで、身体は跳ねた。もうすでに、感覚は制御できず、快感のままに腰を振ってしまう。感じ取る魔力が多すぎて、中和はしないまま入り混じって、頭がおかしくなる。入れ替わり立ち代わり、ルークに触れる人の気配が変わる。
「は、あっ…、あ、うぐっ、…っあああ!」
いくら叫んで果てても、熱さが落ち着かない。また別の気配に触れられる。相手がミアではないから、中和できず暴走を終えられない。気を失うまで、この苦しさが続く。
(……っ!)
ミアだ、ミアの魔力が近くにある。どれがミアの魔力なのか、必死に掴もうとするが、大量の魔力が溢れてしまっているこの部屋で、魔力暴走を起こしたルークが、ひとつの魔力を掴むことは難しかった。
果てるたびに、目隠しで真っ暗な視界がちかちかと光り、意識の遠のく瞬間が増えた。一度、魔力に完全に飲まれるタイミングが近い。前に暴走したときは、ミアに中和してもらえたから助かった。
(早く、終わっ…、っ)
☆
(あっ……)
ルークの気配が、消えた。同じように暴走状態と言われる人たちが、こうして交わりに来てる人たちだから、その状態になったルークが、今すぐに死んでしまうことにはならないはずだけど、目隠しはされたままで何も分からない。
魔力暴走のせいで、叫びながら鎖の音を立てていたルークは、もう何の音も立てていない。魔力も感じないし、意識を失ったのだろう。
これが、ルークが教えてくれていた事態で、ルークはルークだし、ミアはミアだ。一生隣にいたいのは間違いないけど、それはふたりともが正気でいられた場合の話で、今は割り切って、流れに身を任せる。心配はするけど、動揺はしないし、抵抗もしない。ルークだって、それを望んでいるはずだ。
「お疲れさまでした。本日はミア様のみ部屋へお連れします」
(やっぱり、そうなんだ)
魔力暴走を起こしたルークは、監獄に繋がれたままだ。たぶん、意識が戻っても、居室に戻されはしない。
ぎゅっと、唇を結ぶ。ルークの意識があるうちに、辿り着けなかったのは悲しかった。でもルークは、暴走を強制的に引き起こされるかもしれないと、予想していた。
だからミアにできることは、ルークを信じて耐えるだけだ。条約の期間は残り三ヶ月くらいで、ここまでふたり揃っていられたのが奇跡だったのかもしれない。近いうちに、ミアもルークと同じ状態にされるのかもしれない。
いつもルークがしてくれていたように、秘部をタオルで冷やしながら、ルークの温もりを思い出す。うっすらと出す自分の魔力で、自分を覆う。回復はしないけど、少しでもあたたかくなりたかった。
☆
ルークが目を覚ましても、真っ暗な視界は変わらない。手枷もまだついているし、何より身体が怠い。腰が重い。相当、欲のままに振ったのだろう。誰の気配も周辺にはない。ミアは、居室に戻ったのだろう。
記憶が曖昧だ。暴走して、気を失うまで果てたのだろう。ルークの魔力には当然大きな違和感があって、何か魔力が滾るようなきっかけがあれば、また暴走状態になるのは明らかだ。それが繰り返されれば、魔力が浸食され、全て相手の魔力に置き換わってしまう。交わりに来る暴走状態の魔術師と同じで、ただ快感を得たいがために動く獣になる。
ルークの魔力は暴走して制御できずに放出されている。相手にも魔力暴走が起こっていれば、強力な魔力にも耐えられるのだろうかなどと考えたところで、何かの成果に繋がることはない。今の任務はエスト王国の王の機嫌を取りつつ、条約の期限を待つだけだ。推論を持ち帰ることができたとしても、再現実験は倫理的に不可能で、チャールズに求められるのは、見聞きしたことの報告だけだろう。
(意外と、まだ冷静でいられる…)
どれくらいの時間が経っているのだろうか。目隠しもあって全く分からないが、条約の期間中に、自分の魔力を失うわけにはいかない。自分を見失わなければ、小瓶の魔力とミアの魔力でどうにかできるはずだ。
そういえばあのとき、ミアの魔力を掴めなかった。ミアは後悔しているだろうか。いや、しないように伝えてきた。想い合っているからこそ、生き延びるために。ミアは強くなった。大丈夫だと、信じるだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
幼馴染の勇者に「魔王を倒して帰ってきたら何でもしてあげる」と言った結果
景華
恋愛
平和な村で毎日を過ごす村娘ステラ。
ある日ステラの長年の想い人である幼馴染であるリードが勇者として選ばれ、聖女、女剣士、女魔術師と共に魔王討伐に向かうことになる。
「俺……ステラと離れたくない」
そんなリードに、ステラは思わずこう告げる。
「そうだ‼ リードが帰ってきたら、私がリードのお願い、一つだけなんでも叶えてあげる‼」
そんなとっさにステラから飛び出た約束を胸に、リードは村を旅立つ。
それから半年、毎日リードの無事を祈り続けるステラのもとに、リードの史上最速での魔王城攻略の知らせが届く。
勇者一行はこれからたくさんの祝勝パーティに参加した後、故郷に凱旋するというが、それと同時に、パーティメンバーである聖女と女剣士、そして女魔術師の話も耳にすることになる。
戦いの昂りを鎮める役割も担うという三人は、戦いの後全員が重婚の認められた勇者の嫁になるということを知ったステラは思いを諦めようとするが、突然現れたリードは彼女に『ステラの身体《約束のお願い》』を迫って来て──?
誰がどう見ても両片思いな二人がお願いをきっかけに結ばれるまで──。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる