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作戦会議前の顔合わせといきましょう
生贄探し2
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静かな図書館の中で。
「ねぇ」
「ん?」
「委員長に立候補しよ?」
「…ん?」
私の申し出に、彼女ー佐原斗亜は微笑んだまま首を傾げた。
斗亜は私の同級生で、小学校の時同じクラスだったのもあって割と親しい関係だ。
一言は言えない人間である。二言でないと言えない、そういう奴だ。
何を隠そう斗亜について語るには、「ど天然」と「機械の天才」という非常に一緒にしずらいワードで表現する必要があるからである。
文字通り機械に関しては全てにおいて天才としか言いようがない。
具体的言えば、自作の盗聴器を作ったり、自分の使いやすいプログラミングのソフトを自作でプログラムしたり、まぁそういう事だ。
…が、機械系以外に関しては異様に頭が回らない。
非常にマイペースで、性格も基本のんびりとしている。
そう、ど天然なら勢いで説得することなど容易いのだ!
斗亜はうーん、と唸ると、困惑した表情になって口を開く。
「1年生だから…私には難しいと思うよ?」
ですよねー。
「そこをなんとかして欲しいんだよね…私の運命がかかってるから。命といっても過言ではない」
「命は困るねぇ」
「うん、だから頼む」
食い下がる私に、うーんとまたも唸る斗亜。
ここまではまぁ予想内なので、私は切り札を出すことにする。
「ねぇ、斗亜」
「んー?」
「学習委員ってさ、」
そこまで言って、少し間を開けて勿体ぶる。
斗亜が不思議そうにこちらを見たのを確認して、続ける私。
「放送担当なんだよね」
「うん、それがどうしたの?」
「放送担当ってことは、放送機器の管理もできるんだよね」
「………」
黙ったまま、斗亜の元に大きな瞳がさらに見開かれる。
「あと、ついでにそれ以外にも学校内の全ての機械類の管理も仕事なんだよね」
「………へぇ…」
「使わない機械なんかは特に教師の監視もないし、持ち帰っても戻せばバレないだろうね、放送室の鍵が持てる委員長なら。」
「…………っ」
「機械管理室は特に人が来ることなんか無いから、放課後改造し放題だろうなぁ。あぁ、でも委員長だけが鍵を持てるから斗亜には無理かぁ」
いやー、残念残念!
畳み掛けるように言ったあと、わざとらしく付け加えて、あははははと笑う。
肝心の斗亜を見ると、暫く黙り込んで下を向いたまま動かない。よく見ると、心なしか細かく震えているように思える。
…うーむ、駄目か?ってかいじめすぎたか?
行けると思ったんだけどな。
食い下がろうと斗亜の肩に手を置いて声を掛けようと口を開きかけた瞬間、斗亜が物凄い勢いで顔を上げる。
思わず俊敏な動きで肩に置いた手を退ける私。
「何々?え、何どうした?」
「……………………やる」
「え?」
「やります、学習委員長に立候補します!やれば良いんでしょー!」
投げやりに叫ぶ斗亜。図書館内の全ての視線を集めるが知ったこっちゃない。
…ぉお、やっぱ効果抜群だったじゃあないか!人質2人目無事確保!
私は飛び上がりそうな気持ちを抑えて、穏やかな微笑みを作る。
「うん、ありがとう!じゃあこの紙に書いて提出してね」
「はいはい」
「今日中だからね、絶対だよ」
「あいよー」
うーむ、心配だ。能天気な返事に不安を覚える。
何しろ締め切り今日だし。
それを分かった上で即日2人もの人間に立候補させろとか、さっすが悪魔女。
しかし悪魔に負けないのが私。まどかの驚いた顔が目に浮かぶわ…!
高笑いしたい気持ちを抑えて、私は斗亜にしっかり念を押したあと、足早に図書館を立ち去った。
「ねぇ」
「ん?」
「委員長に立候補しよ?」
「…ん?」
私の申し出に、彼女ー佐原斗亜は微笑んだまま首を傾げた。
斗亜は私の同級生で、小学校の時同じクラスだったのもあって割と親しい関係だ。
一言は言えない人間である。二言でないと言えない、そういう奴だ。
何を隠そう斗亜について語るには、「ど天然」と「機械の天才」という非常に一緒にしずらいワードで表現する必要があるからである。
文字通り機械に関しては全てにおいて天才としか言いようがない。
具体的言えば、自作の盗聴器を作ったり、自分の使いやすいプログラミングのソフトを自作でプログラムしたり、まぁそういう事だ。
…が、機械系以外に関しては異様に頭が回らない。
非常にマイペースで、性格も基本のんびりとしている。
そう、ど天然なら勢いで説得することなど容易いのだ!
斗亜はうーん、と唸ると、困惑した表情になって口を開く。
「1年生だから…私には難しいと思うよ?」
ですよねー。
「そこをなんとかして欲しいんだよね…私の運命がかかってるから。命といっても過言ではない」
「命は困るねぇ」
「うん、だから頼む」
食い下がる私に、うーんとまたも唸る斗亜。
ここまではまぁ予想内なので、私は切り札を出すことにする。
「ねぇ、斗亜」
「んー?」
「学習委員ってさ、」
そこまで言って、少し間を開けて勿体ぶる。
斗亜が不思議そうにこちらを見たのを確認して、続ける私。
「放送担当なんだよね」
「うん、それがどうしたの?」
「放送担当ってことは、放送機器の管理もできるんだよね」
「………」
黙ったまま、斗亜の元に大きな瞳がさらに見開かれる。
「あと、ついでにそれ以外にも学校内の全ての機械類の管理も仕事なんだよね」
「………へぇ…」
「使わない機械なんかは特に教師の監視もないし、持ち帰っても戻せばバレないだろうね、放送室の鍵が持てる委員長なら。」
「…………っ」
「機械管理室は特に人が来ることなんか無いから、放課後改造し放題だろうなぁ。あぁ、でも委員長だけが鍵を持てるから斗亜には無理かぁ」
いやー、残念残念!
畳み掛けるように言ったあと、わざとらしく付け加えて、あははははと笑う。
肝心の斗亜を見ると、暫く黙り込んで下を向いたまま動かない。よく見ると、心なしか細かく震えているように思える。
…うーむ、駄目か?ってかいじめすぎたか?
行けると思ったんだけどな。
食い下がろうと斗亜の肩に手を置いて声を掛けようと口を開きかけた瞬間、斗亜が物凄い勢いで顔を上げる。
思わず俊敏な動きで肩に置いた手を退ける私。
「何々?え、何どうした?」
「……………………やる」
「え?」
「やります、学習委員長に立候補します!やれば良いんでしょー!」
投げやりに叫ぶ斗亜。図書館内の全ての視線を集めるが知ったこっちゃない。
…ぉお、やっぱ効果抜群だったじゃあないか!人質2人目無事確保!
私は飛び上がりそうな気持ちを抑えて、穏やかな微笑みを作る。
「うん、ありがとう!じゃあこの紙に書いて提出してね」
「はいはい」
「今日中だからね、絶対だよ」
「あいよー」
うーむ、心配だ。能天気な返事に不安を覚える。
何しろ締め切り今日だし。
それを分かった上で即日2人もの人間に立候補させろとか、さっすが悪魔女。
しかし悪魔に負けないのが私。まどかの驚いた顔が目に浮かぶわ…!
高笑いしたい気持ちを抑えて、私は斗亜にしっかり念を押したあと、足早に図書館を立ち去った。
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