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第6章:佐々原きさらぎ
第69話 命芽吹く春の復活
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文月達が帰ってきた。
実に、たったひと晩。移動時間を含めても、6時間程度で。
優秀である、と同時に。
「……今の文月を見たら、あなたはどう思うかしらね。……カエルム」
愛月にとっても、少しだけ『賭け』だった。
佐々原母娘については、誰か別の使用人を用いて保護するつもりだった。それが、赤橋の裏切りと釈放により後れを取り、双子の娘を要求された。
ふたりで行かせれば、文月が黙っていないことは簡単に予想できる。だから初めから、彼に命令を下したのだ。
文月が計画の要とは言え、美裟も付いているなら人間相手に後れは取らないだろう。そこの心配はしていなかった。
だが。
文月らが地上へ降りれば。
『知って』しまう。勘の鋭い双子も付いている。恐らく、天変地異について知ることになる。
「わたしのせいだと、思ってしまうわよねえ。まあ、文月に殺されるなら最高の幸せだけれど。でも目的は達成してからにしたいわねえ」
愛月は間違いなく、文月を愛している。愛しすぎるほどに。道具としてではなく、ひとりの人間として愛している。
だが同時に、それは『一般的な』物の考え方では無かった。
「……また、堕天使が要らぬ干渉をしたわね。……わたしを殺すかしら、説得かしら、拘束かしら。……尚も従ってくれるかしら」
愛月自身の『子』の成長具合だけは、少なからず彼女の計算を上回る可能性がある。
双子はこの場合、愛月にとって論外だ。
双子が否定しても、結局は兄の意思に従うだろう。「そのように」教育してきたのだから。兄の文月だけを制御すれば良いように。
「……ねえカエルム。あなたなら何て言うかしら」
その表情はどこまでも、いつものように穏やかだった。
——
——
「——っ!」
目が覚めた。
いつもの天井。いつもの壁。
「……俺の部屋」
「ねえ」
「!」
身体の右側に、温かく柔らかい感触。
美裟が隣に座っていた。
「あんたが急に気絶すると、あたしの心臓がいくつあっても足りないんだけど」
「……泣いてたのか」
「馬鹿」
窓を見る。もう日が暮れようとしていた。
丸一日、気絶していたのだろうか。
「2日、目を覚まさなかったのよ」
「えっ。2日か」
「……ねえ」
「!」
安心した様子の美裟が、文月に体重を掛ける。そのまま彼の上に覆い被さるように倒れ込んだ。
「泣いてたわよ」
「……ん」
死んだのだ。
守ろうとしていた人が。
例え、話したこともない人だったとしても。
目の前に、遺体を見せ付けられては。
「弱いわね。あたしは弱い。後から後から、ショックと後悔がやってくる」
佐々原きさらぎの件だけではない。美裟は、両親のことも併せて、泣いていた。
「…………ああ、弱いな」
美裟を見る。
泣いていた。
悲しんでいた。両親のこと、佐々原きさらぎのこと、遺された神奈のことを思って。
これは。
本物だろうと、文月は考える。
「(俺は母さんに『造られた』のか)」
美裟は、母親から純粋な親の愛情を注がれて育った筈だ。
では自分は。
少し、歪んでいるのではないか。
この。
今の感情すら。
愛月の思惑通りで、手の平の上なのではないか。
「……弱い」
強く抱き締めた。
自分も、泣けてきた。
「…………」
最悪は、全滅。全員死ぬか、全員捕まるかだった。ならば『死者1名』は、最悪より随分マシなのだろうか?
否。
全員生還が大前提だった。だから、ひとりでも失えばもうそれは最悪なのだ。
——
——
次の日。
何とか、起き上がる。いつまでも悲しんではいられない。
生き残った命があるのだ。神奈に対する『責任』は、文月や美裟が一番抱いていた。
「おはよう、文月」
「!」
流石に空腹には抗えない。会食場へと向かう途中で、車椅子の音が聞こえた。
「母さん」
「お帰りなさい。『大変』だったわね?」
「…………」
いつものように。笑顔を向けられる。無意識の内に、その胸に飛び込みそうになる。
「……まずさ」
「えっ?」
「腹、減ったよ。また気絶してたし。……任務の報告はそれからで良いかな」
「!」
その笑顔に充てられると、彼女を責める気にはなれなかった。
「……ええ。でもごめんなさい。その前に向かう場所があるわ」
「えっ?」
「その為に声を掛けたのよ。アルテとセレネはもう向こうに居るわ」
「……?」
いらっしゃい、と手招きして。エマが車椅子を反転させて押し始める。
文月は美裟と顔を見合わせ、取り敢えず付いていくことにした。
——
「——涼君はしばらく再起不能でしょう。まあ、再起してきてももう関係無いけれど。一切縁は切ろうと思うわ」
「…………」
「アルバート達の活躍で『月影島』も取り戻した。『堕天島』と一緒に、結界と警備を強化したわ。これで、人間には捕捉されない。……一帯をとにかく焼き払うような無照準の広範囲無差別核攻撃とかされない限りは心配ないわ。当然、自然災害もね」
「…………」
「なあに、いつもより顔が暗いわね。もしかしてきさらぎちゃんの事で悩んでいるの?」
「!」
ひとつの扉の前に辿り着いた。エマが開ける。
「さあ入って。歴史の目撃者になりたいならね」
「……?」
促されるまま、その部屋に入る。中には白いソファがあり、アルテとセレネ、そして神奈が座っていた。
——
「フミ兄」
「お兄さま。ご気分どうですか?」
「大丈夫だよ。ありがとう」
この部屋で何が起こるのか。何やら不穏な雰囲気が漂っている。ふたりの表情からは何も窺えない。
「……えっ?」
「は?」
その、向かいの。
テーブルを挟んで奥のソファに。
長髪の女性。
佐々原きさらぎが白装束で横たわっていた。
「……どういうことだ?」
「良いから。見てらっしゃい」
「!?」
脈は無い。
呼吸もしていない。
それはもう、何度も何度も確認している。
文月が。触れて、確認している。
完全に死亡していると。
その日から——
「みっかご」
「!!」
2日気絶していて。
もう1日休み。
任務の日から、3日後の朝。
神奈が、小さく呟いた。
「……神奈ちゃん、全く泣かなかったんです。……死んでいると、分かっているのですけど」
「…………『なんだって』?」
「きょうだよ」
緊張感に、包まれた。
どくんと、自身の鼓動が聴こえる。それは徐々に速くなる。
「…………まさか」
「え……」
死んだ者は、生き返らない。
かつて、その『ルール』を唯一、破った者が居る。
「…………そうよ」
「えっ?」
文月より、先に辿り着いた美裟が呟く。
信じられないと言った風に、口を抑えながら。
「今日は4月————」
「??」
まるで。
今から起こる『あり得ないこと』を、分かっていながら信じられないように。
「——『イースター』」
「正解」
「!」
その言葉を。
愛月が肯定した。
「ママ」
「!」
同時に。神奈がきさらぎの元へと近寄る。
その、瞼が。
指が。
動いた。
「……ん……」
声が。
「!!」
「!?」
「…………!!」
目が開き。
こちらを見て。
「あら、神奈。おはよう」
「うんママ。おはよ」
神奈の頭を撫でて、上体を起こした。
「……な…………!!」
文月も。美裟も。アルテもセレネも。
ただただ、驚くしかなかった。
「……えっと、ここはどこかしら」
「久し振りね。きさらぎちゃん」
「うん? あ、愛月ちゃん?」
愛月が、きさらぎへ話し掛ける。それを見付けたきさらぎも、徐々に状況を飲み込んでいく。
「……じゃあ、私はもう狙われたんだ。ちょっと愛月ちゃんしっかりしてよ」
「あはは。ごめんなさい。ちょっと予想外が続いてねえ」
「しかも白装束って。……まあ荊の冠よりマシか」
「うふふ。お腹空いているでしょう? 皆で一緒に食べましょう」
「そうね。はぁ。仕方無い。あそこでの生活も結構気に入ってたんだけどなあ。パートも」
やれやれと言った具合に、きさらぎは立ち上がる。そしてようやく、向かいのソファに座る彼らを見付けた。
「あれ。……もしかして、フミ君?」
「!!」
文月を見て。
「……俺のことを」
「ええー。ほんとに? 大きくなったねえ」
「!」
笑った。
「そうね。フミ君まだ赤ちゃんだったもんねえ。じゃあ改めて」
目が合った。
長い睫毛と、少しだけ厚い唇が特徴的な、綺麗な女性だ。
愛月やソフィアのような穏やかな感じではなく、はきはきとした印象を受ける。
「佐々原きさらぎです。えっと、22歳で、シングルマザーやってて。特技が——」
自信満々に言った。
「『復活』ですっ。なんてね」
実に、たったひと晩。移動時間を含めても、6時間程度で。
優秀である、と同時に。
「……今の文月を見たら、あなたはどう思うかしらね。……カエルム」
愛月にとっても、少しだけ『賭け』だった。
佐々原母娘については、誰か別の使用人を用いて保護するつもりだった。それが、赤橋の裏切りと釈放により後れを取り、双子の娘を要求された。
ふたりで行かせれば、文月が黙っていないことは簡単に予想できる。だから初めから、彼に命令を下したのだ。
文月が計画の要とは言え、美裟も付いているなら人間相手に後れは取らないだろう。そこの心配はしていなかった。
だが。
文月らが地上へ降りれば。
『知って』しまう。勘の鋭い双子も付いている。恐らく、天変地異について知ることになる。
「わたしのせいだと、思ってしまうわよねえ。まあ、文月に殺されるなら最高の幸せだけれど。でも目的は達成してからにしたいわねえ」
愛月は間違いなく、文月を愛している。愛しすぎるほどに。道具としてではなく、ひとりの人間として愛している。
だが同時に、それは『一般的な』物の考え方では無かった。
「……また、堕天使が要らぬ干渉をしたわね。……わたしを殺すかしら、説得かしら、拘束かしら。……尚も従ってくれるかしら」
愛月自身の『子』の成長具合だけは、少なからず彼女の計算を上回る可能性がある。
双子はこの場合、愛月にとって論外だ。
双子が否定しても、結局は兄の意思に従うだろう。「そのように」教育してきたのだから。兄の文月だけを制御すれば良いように。
「……ねえカエルム。あなたなら何て言うかしら」
その表情はどこまでも、いつものように穏やかだった。
——
——
「——っ!」
目が覚めた。
いつもの天井。いつもの壁。
「……俺の部屋」
「ねえ」
「!」
身体の右側に、温かく柔らかい感触。
美裟が隣に座っていた。
「あんたが急に気絶すると、あたしの心臓がいくつあっても足りないんだけど」
「……泣いてたのか」
「馬鹿」
窓を見る。もう日が暮れようとしていた。
丸一日、気絶していたのだろうか。
「2日、目を覚まさなかったのよ」
「えっ。2日か」
「……ねえ」
「!」
安心した様子の美裟が、文月に体重を掛ける。そのまま彼の上に覆い被さるように倒れ込んだ。
「泣いてたわよ」
「……ん」
死んだのだ。
守ろうとしていた人が。
例え、話したこともない人だったとしても。
目の前に、遺体を見せ付けられては。
「弱いわね。あたしは弱い。後から後から、ショックと後悔がやってくる」
佐々原きさらぎの件だけではない。美裟は、両親のことも併せて、泣いていた。
「…………ああ、弱いな」
美裟を見る。
泣いていた。
悲しんでいた。両親のこと、佐々原きさらぎのこと、遺された神奈のことを思って。
これは。
本物だろうと、文月は考える。
「(俺は母さんに『造られた』のか)」
美裟は、母親から純粋な親の愛情を注がれて育った筈だ。
では自分は。
少し、歪んでいるのではないか。
この。
今の感情すら。
愛月の思惑通りで、手の平の上なのではないか。
「……弱い」
強く抱き締めた。
自分も、泣けてきた。
「…………」
最悪は、全滅。全員死ぬか、全員捕まるかだった。ならば『死者1名』は、最悪より随分マシなのだろうか?
否。
全員生還が大前提だった。だから、ひとりでも失えばもうそれは最悪なのだ。
——
——
次の日。
何とか、起き上がる。いつまでも悲しんではいられない。
生き残った命があるのだ。神奈に対する『責任』は、文月や美裟が一番抱いていた。
「おはよう、文月」
「!」
流石に空腹には抗えない。会食場へと向かう途中で、車椅子の音が聞こえた。
「母さん」
「お帰りなさい。『大変』だったわね?」
「…………」
いつものように。笑顔を向けられる。無意識の内に、その胸に飛び込みそうになる。
「……まずさ」
「えっ?」
「腹、減ったよ。また気絶してたし。……任務の報告はそれからで良いかな」
「!」
その笑顔に充てられると、彼女を責める気にはなれなかった。
「……ええ。でもごめんなさい。その前に向かう場所があるわ」
「えっ?」
「その為に声を掛けたのよ。アルテとセレネはもう向こうに居るわ」
「……?」
いらっしゃい、と手招きして。エマが車椅子を反転させて押し始める。
文月は美裟と顔を見合わせ、取り敢えず付いていくことにした。
——
「——涼君はしばらく再起不能でしょう。まあ、再起してきてももう関係無いけれど。一切縁は切ろうと思うわ」
「…………」
「アルバート達の活躍で『月影島』も取り戻した。『堕天島』と一緒に、結界と警備を強化したわ。これで、人間には捕捉されない。……一帯をとにかく焼き払うような無照準の広範囲無差別核攻撃とかされない限りは心配ないわ。当然、自然災害もね」
「…………」
「なあに、いつもより顔が暗いわね。もしかしてきさらぎちゃんの事で悩んでいるの?」
「!」
ひとつの扉の前に辿り着いた。エマが開ける。
「さあ入って。歴史の目撃者になりたいならね」
「……?」
促されるまま、その部屋に入る。中には白いソファがあり、アルテとセレネ、そして神奈が座っていた。
——
「フミ兄」
「お兄さま。ご気分どうですか?」
「大丈夫だよ。ありがとう」
この部屋で何が起こるのか。何やら不穏な雰囲気が漂っている。ふたりの表情からは何も窺えない。
「……えっ?」
「は?」
その、向かいの。
テーブルを挟んで奥のソファに。
長髪の女性。
佐々原きさらぎが白装束で横たわっていた。
「……どういうことだ?」
「良いから。見てらっしゃい」
「!?」
脈は無い。
呼吸もしていない。
それはもう、何度も何度も確認している。
文月が。触れて、確認している。
完全に死亡していると。
その日から——
「みっかご」
「!!」
2日気絶していて。
もう1日休み。
任務の日から、3日後の朝。
神奈が、小さく呟いた。
「……神奈ちゃん、全く泣かなかったんです。……死んでいると、分かっているのですけど」
「…………『なんだって』?」
「きょうだよ」
緊張感に、包まれた。
どくんと、自身の鼓動が聴こえる。それは徐々に速くなる。
「…………まさか」
「え……」
死んだ者は、生き返らない。
かつて、その『ルール』を唯一、破った者が居る。
「…………そうよ」
「えっ?」
文月より、先に辿り着いた美裟が呟く。
信じられないと言った風に、口を抑えながら。
「今日は4月————」
「??」
まるで。
今から起こる『あり得ないこと』を、分かっていながら信じられないように。
「——『イースター』」
「正解」
「!」
その言葉を。
愛月が肯定した。
「ママ」
「!」
同時に。神奈がきさらぎの元へと近寄る。
その、瞼が。
指が。
動いた。
「……ん……」
声が。
「!!」
「!?」
「…………!!」
目が開き。
こちらを見て。
「あら、神奈。おはよう」
「うんママ。おはよ」
神奈の頭を撫でて、上体を起こした。
「……な…………!!」
文月も。美裟も。アルテもセレネも。
ただただ、驚くしかなかった。
「……えっと、ここはどこかしら」
「久し振りね。きさらぎちゃん」
「うん? あ、愛月ちゃん?」
愛月が、きさらぎへ話し掛ける。それを見付けたきさらぎも、徐々に状況を飲み込んでいく。
「……じゃあ、私はもう狙われたんだ。ちょっと愛月ちゃんしっかりしてよ」
「あはは。ごめんなさい。ちょっと予想外が続いてねえ」
「しかも白装束って。……まあ荊の冠よりマシか」
「うふふ。お腹空いているでしょう? 皆で一緒に食べましょう」
「そうね。はぁ。仕方無い。あそこでの生活も結構気に入ってたんだけどなあ。パートも」
やれやれと言った具合に、きさらぎは立ち上がる。そしてようやく、向かいのソファに座る彼らを見付けた。
「あれ。……もしかして、フミ君?」
「!!」
文月を見て。
「……俺のことを」
「ええー。ほんとに? 大きくなったねえ」
「!」
笑った。
「そうね。フミ君まだ赤ちゃんだったもんねえ。じゃあ改めて」
目が合った。
長い睫毛と、少しだけ厚い唇が特徴的な、綺麗な女性だ。
愛月やソフィアのような穏やかな感じではなく、はきはきとした印象を受ける。
「佐々原きさらぎです。えっと、22歳で、シングルマザーやってて。特技が——」
自信満々に言った。
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