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第6章:佐々原きさらぎ
第68話 そのように
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公園には、街灯がひとつ。遊具は無い。長椅子とゴミ箱があるだけの、ただの広場である。
アルテとセレネは。
目隠し、ヘッドホン、猿轡をされ、手足を縛られて居た。
その傍らに、髪の長い女性が倒れている。
「やあ、遅かったな。何してたんだ? お前ら」
見せ付けるようにそれらを配置して、長椅子に大股を開いて座る、男がひとり。
男の背後に護衛らしき者がふたり。
「赤橋!!」
文月が叫ぶ。
「……久し振りだな文月。ちょっと痩せたか?」
「俺の妹を放せ」
「は? お前らが届けてくれたんだろ? 取引じゃねえか」
「その倒れている人はなんだ」
「これか? 佐々原きさらぎだよ」
妹を放す訳は無く、その人は状況的に佐々原きさらぎで確定している。
意味の無い問答。文月の狙いは時間稼ぎだ。
「娘の神奈ちゃんは」
「今はぐっすり眠ってるよ。ほら」
赤橋の隣に、幼児が横たわっている。
「取引だ。文月」
「!」
何故、こんなに早く赤橋が日本へ帰ってきているのか。
「母親は流れ弾で死んだ。だが娘は生きてる。……『お前と交換』だ。こっちへ来い文月」
「ふざけるな」
「ならどうする。妹のひとりでも殺せば気が変わるか?」
「…………!」
余裕が見える口調の赤橋。対して文月には焦りが見える。
この状態。流石にアルテセレネも、何もできやしないだろう。
「あのなあ文月」
「なんだ」
「お前の目からは、俺は『悪者』に見えるか?」
「!?」
余裕のある赤橋は、会話を続ける。
「悪魔や魔女は、世界の敵だ。何故なら、世界を滅ぼそうとしているからだ」
「……」
「これに反論できるか? お前達は社会に何か、ひとつでも貢献してるか?」
「…………」
天変地異が『夜』による『九歌島』占領によって起きていると割れている。
時間的猶予は無い。赤橋も時間稼ぎなのだ。
『軍隊』が到着すれば。もう取引も何もなくなる。
これは赤橋の遊びだった。
「俺のやっていることは正義じゃねえか? なあ」
「ああそうだな」
「おっ。認めるかい」
「(『神のルール』を破壊した後のことを——恐らく母さんは考えてない)」
文月は。
思考が交錯する前に。アルテとセレネのこと『だけ』を考えるようにした。
「『まだ世界は滅んでない』のに、『正義側に妹を差し出す悪』なんか居ない」
「あ?」
「美裟頼む」
「ええ」
無駄だった。
そもそも初めから、この男の話など聞くだけ時間の無駄である。どんな取引を持ち掛けようと、無駄。
「文月の隣に『あたし』が居る。その時点で、取引なんて成立しない」
「おい待て! ガキを殺すぞ! 止ま——!」
「たった3人しか日本に戻せなかった訳だ」
例え今すぐ神奈の首を捻ろうが。
瞬時に文月が触ってしまえば良い。その間美裟が、敵の相手をすれば良い。
こちらには『奇跡持ち』と、半魔ふたりに『神通力』を持つ暴力女。
人間などに負けていては、『この先』戦っても足を引っ張るだけだ。
「——萩、原ァ……!」
「文月と半魔に夢中で、あんたあたしのことは何も調べなかったでしょ」
瞬く間に、美裟がこの場を制圧した。
——
——
「ぷはっ!!」
「アルテちゃん! セレネちゃん!」
「げほっ! げほっ! ぅ……ミサ姉?」
双子の拘束を解く。セレネの焦点が合わない。恐らくは失明している。
「どうなりましたか?」
「取り敢えず敵は全員のしたわ。アルテちゃん——」
アルテは起き上がれない。
これも『罰』だろう。
このふたりも一度、戦闘しているのだと分かった。
そのお陰で赤橋の兵が残り3人であったのなら。感謝をしなければならない。
「……大丈夫よふたりとも。すぐに文月の元へ」
「お兄さまはっ?」
「…………すぐ近くに居るわ」
美裟はアルテを抱き上げながら、文月を見た。
彼は『佐々原きさらぎ』の手を握っていた。
「…………どう?」
「……無理だ。もう既に、亡くなってる」
「ごめんなさい」
「!」
セレネが、文月の声のした方へと向かって。
転びながら倒れ込んだ。
「ごめんなさい。……守れなかった」
「!!」
文月は、たったひとりしか居ない。
「…………そう、か」
どうすることもできない。どうすることもできなかった。この優秀な双子ふたりで失敗したのなら。
「あたしのせいね」
「美裟」
美裟が、涙を浮かべた。
「4人で行ってれば、多分この人は死ななかった。敵はあたしがやるし、文月も居た。……あたしが結局、家族を気にしたから」
「違います。……分断を提案したアルテの責任です」
「違うわよ……」
誰が誰を責められるのか。
無駄で不要な会話だ。文月は心底そう思った。
「ママは?」
「!」
背後から。……長椅子から声がした。
「さむい。ママは?」
「……神奈、ちゃん」
「うん。おねえちゃんは?」
3歳くらいだろうか。
しっかり、はっきりと言葉を口にしている。
母を捜している。
「神奈ちゃん、ママはこっちで眠ってるよ」
「かんなもママとねる。さむい」
「ああ。……ちゃんとお休みなさいするんだ」
「うん。おやすみなさい」
母に触れて。
地面の上だというのにまたすやすやと眠りに入ってしまった。
「…………移動魔術だ」
「えっ」
文月には。
ある種の責任感があった。
「美裟。ふたりをこっちへ。治すから」
「ええ」
美裟がふたりを抱えて、公園の真ん中へ。
文月は妹達を、暖かく迎えた。
「フミ兄……」
「すまないなお前達。まだ魔術使えるか?」
「……はい。お兄さまに回復していただいたら、いくらでも」
「うん。もう、日本に用事、無いよね」
「…………ああ」
本当は、あった。この任務の次いでに、やろうとしていた事が。『考え』があったのだ。
だが。
もう、その猶予は無い。無いことを知った。
「神奈ちゃんと、きさらぎさんも連れていこう。……帰ろう」
「ええ」
任務は失敗である。
愛月の計画に、どれほど支障が出るのかは分からない。
だがもう、死んでしまった者は生き返らない。それが、『神の定めたルール』なのだから。
「じゃあ、いくよ。……『移動魔術』」
夜の公園から、闇に紛れて。
彼らは『地上』から姿を消した。
——
——
——
家族に会うことは、罪なのか?
母親に会う為には、世界を敵に回さなければならない。
父親に会う為には、世界を滅ぼさなければならない。
恋人は、自分への愛を貫く為に、自らの両親を見捨てなければならなかった。
駄目だ。何を言っても言い訳の、自己正当化。
間違っているのは、誰だ? 何だ?
正しいとはなんだ? 正義とはなんだ?
また、目の前で人が死んだ。
世界中で人が死んでいる。
勝手に、天界へ乗り込むんじゃなくて。
世界中の人々を巻き込んでいる。
それは、そんな犠牲を払ってでもやるべきことなのか?
父に。母に。
会うことを望まなければ世界は平和だったのか?
そもそも世界は平和だったのか? 悲しむ人は居なかったのか?
神のルールって、なんなんだ?
——
『落ち着け』
「!」
声がした。また背後から。
しかしやはり、振り向いても誰も居ない。声の主も、美裟達も。
『正しい正しくないは、勝利者が決める』
「堕天使……」
愛月から聞いている。この声の主は堕天使だと。
『このままだとお前達は史上最悪のテロリストだが。勝利してしまえば世界最高の英雄だ』
「……そんなこと」
『人間の歴史はそう作られてきた。キリスト教徒は二元論が好きでな。善悪から敵味方、全てをふたつに分けて考える』
以前と同じ声のようにも感じるが、別人かもしれない。
『未来の子供達を救う為に、今の人間を殺せるか?』
「……無理だ。どちらも救う方法をまず考える」
『お前が決めたルールが、今より良くなる確証があるのか?』
「……ある訳無いだろ」
以前と同じように、意味不明な質問。
『ならばどうする。お前はどこへ向かっている』
「…………」
『直接ではないにせよ、お前の母の行動を引き金に世界は既に混乱の中だ』
「……」
『知っていれば母を止めていたか?』
「……多分。話を聞きには行ったと思う」
『お前の母親はそれを見越していた。だから「早急に」お前達を島へ呼び、世界との繋がりを絶ったのだ』
「!」
『多少の自覚はしていただろうが、恐らくお前が思うより、あの女はお前を「道具」として見ている』
「…………なん、だと」
今度は。
より深く『夜』を掘る話題だった。
『扱いはしやすいだろうな。愛を囁いて頭でも撫でてやれば、お前は家族に逆らえない。テロの片棒でもなんでも、話も聞かずに無条件で「担いでしまう」』
「!!」
違う。
文月を、抉る話題だった。
『「そのように」育てられたからな。お前は』
「違う!!」
『そうか。お前はそう思うのか』
「……ぅ……!」
川上愛月は。
堕天使の入れ知恵により、人間の中で最も『全知』に近い。だから、目的の為に必要なことはなんだって『できる』。息子の育て方などは特に。
『まずは落ち着け。落ち着いたら、考えろ。……今回はここまでだな。今の精神状態では話にならん』
バサ……、と音がして。
文月は意識が遠退く感覚に襲われる。
アルテとセレネは。
目隠し、ヘッドホン、猿轡をされ、手足を縛られて居た。
その傍らに、髪の長い女性が倒れている。
「やあ、遅かったな。何してたんだ? お前ら」
見せ付けるようにそれらを配置して、長椅子に大股を開いて座る、男がひとり。
男の背後に護衛らしき者がふたり。
「赤橋!!」
文月が叫ぶ。
「……久し振りだな文月。ちょっと痩せたか?」
「俺の妹を放せ」
「は? お前らが届けてくれたんだろ? 取引じゃねえか」
「その倒れている人はなんだ」
「これか? 佐々原きさらぎだよ」
妹を放す訳は無く、その人は状況的に佐々原きさらぎで確定している。
意味の無い問答。文月の狙いは時間稼ぎだ。
「娘の神奈ちゃんは」
「今はぐっすり眠ってるよ。ほら」
赤橋の隣に、幼児が横たわっている。
「取引だ。文月」
「!」
何故、こんなに早く赤橋が日本へ帰ってきているのか。
「母親は流れ弾で死んだ。だが娘は生きてる。……『お前と交換』だ。こっちへ来い文月」
「ふざけるな」
「ならどうする。妹のひとりでも殺せば気が変わるか?」
「…………!」
余裕が見える口調の赤橋。対して文月には焦りが見える。
この状態。流石にアルテセレネも、何もできやしないだろう。
「あのなあ文月」
「なんだ」
「お前の目からは、俺は『悪者』に見えるか?」
「!?」
余裕のある赤橋は、会話を続ける。
「悪魔や魔女は、世界の敵だ。何故なら、世界を滅ぼそうとしているからだ」
「……」
「これに反論できるか? お前達は社会に何か、ひとつでも貢献してるか?」
「…………」
天変地異が『夜』による『九歌島』占領によって起きていると割れている。
時間的猶予は無い。赤橋も時間稼ぎなのだ。
『軍隊』が到着すれば。もう取引も何もなくなる。
これは赤橋の遊びだった。
「俺のやっていることは正義じゃねえか? なあ」
「ああそうだな」
「おっ。認めるかい」
「(『神のルール』を破壊した後のことを——恐らく母さんは考えてない)」
文月は。
思考が交錯する前に。アルテとセレネのこと『だけ』を考えるようにした。
「『まだ世界は滅んでない』のに、『正義側に妹を差し出す悪』なんか居ない」
「あ?」
「美裟頼む」
「ええ」
無駄だった。
そもそも初めから、この男の話など聞くだけ時間の無駄である。どんな取引を持ち掛けようと、無駄。
「文月の隣に『あたし』が居る。その時点で、取引なんて成立しない」
「おい待て! ガキを殺すぞ! 止ま——!」
「たった3人しか日本に戻せなかった訳だ」
例え今すぐ神奈の首を捻ろうが。
瞬時に文月が触ってしまえば良い。その間美裟が、敵の相手をすれば良い。
こちらには『奇跡持ち』と、半魔ふたりに『神通力』を持つ暴力女。
人間などに負けていては、『この先』戦っても足を引っ張るだけだ。
「——萩、原ァ……!」
「文月と半魔に夢中で、あんたあたしのことは何も調べなかったでしょ」
瞬く間に、美裟がこの場を制圧した。
——
——
「ぷはっ!!」
「アルテちゃん! セレネちゃん!」
「げほっ! げほっ! ぅ……ミサ姉?」
双子の拘束を解く。セレネの焦点が合わない。恐らくは失明している。
「どうなりましたか?」
「取り敢えず敵は全員のしたわ。アルテちゃん——」
アルテは起き上がれない。
これも『罰』だろう。
このふたりも一度、戦闘しているのだと分かった。
そのお陰で赤橋の兵が残り3人であったのなら。感謝をしなければならない。
「……大丈夫よふたりとも。すぐに文月の元へ」
「お兄さまはっ?」
「…………すぐ近くに居るわ」
美裟はアルテを抱き上げながら、文月を見た。
彼は『佐々原きさらぎ』の手を握っていた。
「…………どう?」
「……無理だ。もう既に、亡くなってる」
「ごめんなさい」
「!」
セレネが、文月の声のした方へと向かって。
転びながら倒れ込んだ。
「ごめんなさい。……守れなかった」
「!!」
文月は、たったひとりしか居ない。
「…………そう、か」
どうすることもできない。どうすることもできなかった。この優秀な双子ふたりで失敗したのなら。
「あたしのせいね」
「美裟」
美裟が、涙を浮かべた。
「4人で行ってれば、多分この人は死ななかった。敵はあたしがやるし、文月も居た。……あたしが結局、家族を気にしたから」
「違います。……分断を提案したアルテの責任です」
「違うわよ……」
誰が誰を責められるのか。
無駄で不要な会話だ。文月は心底そう思った。
「ママは?」
「!」
背後から。……長椅子から声がした。
「さむい。ママは?」
「……神奈、ちゃん」
「うん。おねえちゃんは?」
3歳くらいだろうか。
しっかり、はっきりと言葉を口にしている。
母を捜している。
「神奈ちゃん、ママはこっちで眠ってるよ」
「かんなもママとねる。さむい」
「ああ。……ちゃんとお休みなさいするんだ」
「うん。おやすみなさい」
母に触れて。
地面の上だというのにまたすやすやと眠りに入ってしまった。
「…………移動魔術だ」
「えっ」
文月には。
ある種の責任感があった。
「美裟。ふたりをこっちへ。治すから」
「ええ」
美裟がふたりを抱えて、公園の真ん中へ。
文月は妹達を、暖かく迎えた。
「フミ兄……」
「すまないなお前達。まだ魔術使えるか?」
「……はい。お兄さまに回復していただいたら、いくらでも」
「うん。もう、日本に用事、無いよね」
「…………ああ」
本当は、あった。この任務の次いでに、やろうとしていた事が。『考え』があったのだ。
だが。
もう、その猶予は無い。無いことを知った。
「神奈ちゃんと、きさらぎさんも連れていこう。……帰ろう」
「ええ」
任務は失敗である。
愛月の計画に、どれほど支障が出るのかは分からない。
だがもう、死んでしまった者は生き返らない。それが、『神の定めたルール』なのだから。
「じゃあ、いくよ。……『移動魔術』」
夜の公園から、闇に紛れて。
彼らは『地上』から姿を消した。
——
——
——
家族に会うことは、罪なのか?
母親に会う為には、世界を敵に回さなければならない。
父親に会う為には、世界を滅ぼさなければならない。
恋人は、自分への愛を貫く為に、自らの両親を見捨てなければならなかった。
駄目だ。何を言っても言い訳の、自己正当化。
間違っているのは、誰だ? 何だ?
正しいとはなんだ? 正義とはなんだ?
また、目の前で人が死んだ。
世界中で人が死んでいる。
勝手に、天界へ乗り込むんじゃなくて。
世界中の人々を巻き込んでいる。
それは、そんな犠牲を払ってでもやるべきことなのか?
父に。母に。
会うことを望まなければ世界は平和だったのか?
そもそも世界は平和だったのか? 悲しむ人は居なかったのか?
神のルールって、なんなんだ?
——
『落ち着け』
「!」
声がした。また背後から。
しかしやはり、振り向いても誰も居ない。声の主も、美裟達も。
『正しい正しくないは、勝利者が決める』
「堕天使……」
愛月から聞いている。この声の主は堕天使だと。
『このままだとお前達は史上最悪のテロリストだが。勝利してしまえば世界最高の英雄だ』
「……そんなこと」
『人間の歴史はそう作られてきた。キリスト教徒は二元論が好きでな。善悪から敵味方、全てをふたつに分けて考える』
以前と同じ声のようにも感じるが、別人かもしれない。
『未来の子供達を救う為に、今の人間を殺せるか?』
「……無理だ。どちらも救う方法をまず考える」
『お前が決めたルールが、今より良くなる確証があるのか?』
「……ある訳無いだろ」
以前と同じように、意味不明な質問。
『ならばどうする。お前はどこへ向かっている』
「…………」
『直接ではないにせよ、お前の母の行動を引き金に世界は既に混乱の中だ』
「……」
『知っていれば母を止めていたか?』
「……多分。話を聞きには行ったと思う」
『お前の母親はそれを見越していた。だから「早急に」お前達を島へ呼び、世界との繋がりを絶ったのだ』
「!」
『多少の自覚はしていただろうが、恐らくお前が思うより、あの女はお前を「道具」として見ている』
「…………なん、だと」
今度は。
より深く『夜』を掘る話題だった。
『扱いはしやすいだろうな。愛を囁いて頭でも撫でてやれば、お前は家族に逆らえない。テロの片棒でもなんでも、話も聞かずに無条件で「担いでしまう」』
「!!」
違う。
文月を、抉る話題だった。
『「そのように」育てられたからな。お前は』
「違う!!」
『そうか。お前はそう思うのか』
「……ぅ……!」
川上愛月は。
堕天使の入れ知恵により、人間の中で最も『全知』に近い。だから、目的の為に必要なことはなんだって『できる』。息子の育て方などは特に。
『まずは落ち着け。落ち着いたら、考えろ。……今回はここまでだな。今の精神状態では話にならん』
バサ……、と音がして。
文月は意識が遠退く感覚に襲われる。
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(2022.04.04)
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