84 / 120
第8章:堕天使の代償
第84話 全知全能のパラドックス
しおりを挟む
「さてじゃあ、作戦会議よ。時間は無駄にできないから」
文月が離れられない為、操縦室に一同は集められた。愛月以下幹部陣と、『月軍』のリーダーである。
幹部会議を見たことがない魔女達の間に緊張感が生まれている。
「議題は?」
アルバートが投げ掛ける。
「というより説明会ね。月の軍人さんも入ったし、一度お話を整理しましょう」
「ああ頼む」
月の兵のリーダー、ホウラも頷く。彼も上から急に命令されての参加である。
「経緯とかはもういいわよね。天界がムカつくから倒すってだけ」
「ああ構わん」
「(構わんのかよ……)」
文月は心の中で突っ込んだ。
——
「敵のボスは当然、『全知全能』よ」
「!」
愛月は説明を始める。相手が神だとか、そういうことではなく。現実的な情報を。
「何でも知ってて何でもできる。今、この会議だって聞かれてる。昨日の晩の恥ずかしいコトだって見られてる。今考えてるどうでも良いことだって知られてる。明日どうするかも既にバレてる。そんな相手よ」
「……最悪」
きさらぎがぼやく。
「そんなの勝てないだろ」
「そうよ。『絶対に勝てない』。だって、全知全能だものね」
「どうすんだよ」
アルバートはお手上げである。否、全員お手上げであろう。
何もかもが全て思いのままなどという『能力者』に。勝てる訳がない。
「なのにどうして、わたし達は今滅ぼされていないのかしらね」
「!」
美裟は気付いた。そうだ。
『全知全能』には、矛盾がある。それはあらゆる宗教の世界で存在するものだ。
全能の神は、『神でも持てない岩を作る』ことができるか? といった類いのもの。
「ここからは、わたしの仮説。
①油断説。
②実は全知全能ではない説。
③『神』には意思が無い説。
④全知全能となる場合が唯一ではなく、また制約がある説。
この4つよ」
「……それは、今現在我々が神に滅ぼされていない理由の予想と説明だな」
「ええ。月人は飲み込みが早くて助かるわ」
ホウラと同じく頷いたのがウゥルペスときさらぎと美裟。アルバートは眉を捻らせてなんとか理解しようとし、文月はまだ付いていけていない。リーはもう寝そうである。
「つまりね。相手が真に全知全能であるなら、今わたし達全員を殺せるじゃない。どうしてしないの? っていうことよ」
「……ああ……なるほど……?」
「まあ、既に殺されていてこれが夢の中という予想もできなくはないけど。取り敢えずそれは論外にするわ」
「…………!」
美裟は少し恐怖した。『本物の全知全能』であるなら、『なにもかも』があり得るのだ。今この瞬間に自分のトラウマが全て襲い掛かってくる可能性もあり得る。急に文月が即死する可能性もあり得る。一瞬で、気が付けば地球に帰されており天災に巻き込まれる可能性も。宇宙空間に投げ出されて死ぬ可能性も。身体が即座に爆発する可能性も。
それが、『全知全能』を相手にするということである。
「まず①油断説。これは、まあ自分が全知全能になったと思えば分かりやすいわよね。なにもかもどうとでもなるのに、いちいち雑魚相手にアクション起こさないわよ。目の前まで攻められた所で、鼻息でも吹き掛ければ塵にできるんだから。地球だって罰を与えたあと、すっかり再生することだって自在なんだから」
「……!」
いつか、美裟が言っていたと、文月は思い出していた。
何故、『全能の神』がいるのに。世界から戦争は無くならず、悲しみは溢れ、苦しむ人が出てくるのか。
神にとっては『そんなもの』『どうでも良い』からだと。面倒くさくなれば全て消し去って新たに人間を創れば良いだけだ。それすら一瞬も掛からずできるのだから。
「次に②実は全知全能ではない説。まあこれだとありがたいけどね。限りなく強大で、全知全能に近いだろうけど、実はそうではなく、この世の矛盾はその齟齬から生まれているという説。宇宙の歴史の中でできていないことは、神にもできなかったんだと捉える説ね」
「……でも、逆に考えると」
「そう。宇宙創生から今までの全ての出来事が『可能』な能力者ということになる。これだけでも恐ろしいほどの強敵だけどね。でも、①よりは弱い方ね」
完璧な全知全能ではないが、それに近い場合。なんでもはできないが『大抵のこと』はできるということになる。今我々を消滅させるようなことはできないが、それでも遠隔で地上に災害をもたらすことはできるのだ。
「続いて③『神』に意思が無い説ね。全知全能ではあるのだけど、他者にコントロールを委ねている場合。つまり人格は無くてモノであるということ。能力は完璧だけど使用者が馬鹿なら宝の持ち腐れ。そんな馬鹿が、天界に居る説ってこと。まあこれの可能性は低いわね」
「……月人は『人間』ていうことなら、太陽人も人間でしょ? 確かに人間の脳みそじゃ、とても『全知』なんて知識量抱えきれないわよね」
「ええ。全て網羅して使いこなすのは不可能だと思うわ。『全知』の前ではいかなる天才も無知の馬鹿の雑魚よ」
「(言い過ぎ……)」
考えていけば、まだまだ可能性はあるだろう。これは愛月が、カエルムから得た知識を元に、現状と照らし合わせて思い付く『より有力な』説だ。勿論この4つのどれでもない可能性も存在する。
「最後に④全知全能となる場合が唯一ではなく、また制約がある説。これも有力ね。天界では、トップが何人も居るのよ。そしてその中の数人、もしくは全員の合意の上で発動できるのが『全知全能』ということ。国連理事みたいなものかしら。だから奴等が内輪揉めしている間は、『全知全能』は使ってこない、ということ」
「!」
「ルール大好きな連中だからね。一歩間違えば宇宙が滅びかねない、余りにも危険な『全知全能』を、ルールによって厳しく管理している、ということ。で、中々合意できないなと、揉めているのよ。地上への『怒り』は昔からのルール通りだからすんなり合意できたけど、わたし達に対して。『地上からの侵略者』に対してのルールは作ってなかったんじゃないかしら」
「…………なるほど」
「でも神話なら、バベルの塔とかイカロスの翼とかあるけど」
「イカロスは別にアレ、アポロンは何もしていないからね。勝手に熱で蝋を溶かしただけ。全知全能は無関係よ」
「バベルは?」
「……そこよね」
神の座まで到達しようとした者を罰する神話はいくつもある。今の『夜』がそれに該当するかどうかは、天界の判断ではあるのだが。
「言語を別った、なんて。正に『全能』の為せる業よね。その例があるから、この④に確証を持たせられないのよ。好意的に解釈すればなんとでも予想できるけれど。その当時のトップはーとか、バベルと今回の相違点がーとか、ね」
「…………」
説明が終わり。操縦室に静寂が戻る。
「……さて。つまりあり得そうなのが②と④ね。①は本当にどうしようもないから考慮するだけ無駄。③なら馬鹿相手だから一番楽。わたし達の最終目標と『敵のボス』についてはこんなところかしら」
「改めて、ムリゲーね。この世で一番のムリゲーだわ」
「そうなの? わたしはゲームやったことないから分からないわ」
「…………じゃあ今度鬼畜ゲー教えてあげる」
「お願いねっ」
きさらぎはやはり終始不機嫌だった。彼女は本当に神が嫌いなのだ。それよりは、鬼畜ゲーを体験した際の愛月の反応の方が興味がある。
「さて、次に兵隊の方ね。『天軍九隊』。この島と同じ名前だけれど……。文月? お話、付いていけてる?」
次の話題に進めようとして、愛月の目に息子の姿が留まった。
彼は正にちんぷんかんぷんといった様子で、あちこちキョロキョロしていた。
「……あ。えっと……」
愛月に呼ばれて、全員の目が彼へと向く。さらに目線は泳ぐ。
「あー。大丈夫です。後で私が彼に説明するので。進めてください」
そこで美裟が挙手して発言した。
「そう。ならお願いね美裟ちゃん」
文月には、基本的な宗教知識すら無い。バベルやイカロスと言われても分からない。全知全能についてなど考えたこともなく、そもそもそこまで想像力がある方ではない。
「(誰に似たのかしら。……いえ、これはわたしの教育不足。わたしとカエルムの子よ? 素材は馬鹿では無いもの。『優しさ』に振りすぎたのね。美裟ちゃんが居てくれて助かったわ)」
現に、誕生からずっと手元で教育してきたアルテとセレネは、タイプの違いはあれど、どちらも聡明で優秀だ。精神的にも発達している。
双子を産んですぐに迎えに行っていれば良かったのだろうか。だが当時は当時で難しかったのだ。
……それも言い訳だ。
「(あれ。……わたし、子育てを後悔してる? 駄目よ愛月。それは文月に失礼だわ)」
そんな考えをしたが。直ぐ様切り換えた。
美裟が居るのだ。もう文月のことで悩む必要は無い。とっくに親離れしている。
「じゃあ続けるわね? アルバートが理解できてなくても続けるわ」
「だっ! 大丈夫だよ! 大体は!」
「なら、アルバートさんには僕が後で優しく教えてあげますので」
「黙れウゥルペス」
「あははっ」
最後に、アルバートを弄って文月へのフォローをしつつ。
「——その『ボス』に辿り着くまでが、また困難よ」
会議は続く。
文月が離れられない為、操縦室に一同は集められた。愛月以下幹部陣と、『月軍』のリーダーである。
幹部会議を見たことがない魔女達の間に緊張感が生まれている。
「議題は?」
アルバートが投げ掛ける。
「というより説明会ね。月の軍人さんも入ったし、一度お話を整理しましょう」
「ああ頼む」
月の兵のリーダー、ホウラも頷く。彼も上から急に命令されての参加である。
「経緯とかはもういいわよね。天界がムカつくから倒すってだけ」
「ああ構わん」
「(構わんのかよ……)」
文月は心の中で突っ込んだ。
——
「敵のボスは当然、『全知全能』よ」
「!」
愛月は説明を始める。相手が神だとか、そういうことではなく。現実的な情報を。
「何でも知ってて何でもできる。今、この会議だって聞かれてる。昨日の晩の恥ずかしいコトだって見られてる。今考えてるどうでも良いことだって知られてる。明日どうするかも既にバレてる。そんな相手よ」
「……最悪」
きさらぎがぼやく。
「そんなの勝てないだろ」
「そうよ。『絶対に勝てない』。だって、全知全能だものね」
「どうすんだよ」
アルバートはお手上げである。否、全員お手上げであろう。
何もかもが全て思いのままなどという『能力者』に。勝てる訳がない。
「なのにどうして、わたし達は今滅ぼされていないのかしらね」
「!」
美裟は気付いた。そうだ。
『全知全能』には、矛盾がある。それはあらゆる宗教の世界で存在するものだ。
全能の神は、『神でも持てない岩を作る』ことができるか? といった類いのもの。
「ここからは、わたしの仮説。
①油断説。
②実は全知全能ではない説。
③『神』には意思が無い説。
④全知全能となる場合が唯一ではなく、また制約がある説。
この4つよ」
「……それは、今現在我々が神に滅ぼされていない理由の予想と説明だな」
「ええ。月人は飲み込みが早くて助かるわ」
ホウラと同じく頷いたのがウゥルペスときさらぎと美裟。アルバートは眉を捻らせてなんとか理解しようとし、文月はまだ付いていけていない。リーはもう寝そうである。
「つまりね。相手が真に全知全能であるなら、今わたし達全員を殺せるじゃない。どうしてしないの? っていうことよ」
「……ああ……なるほど……?」
「まあ、既に殺されていてこれが夢の中という予想もできなくはないけど。取り敢えずそれは論外にするわ」
「…………!」
美裟は少し恐怖した。『本物の全知全能』であるなら、『なにもかも』があり得るのだ。今この瞬間に自分のトラウマが全て襲い掛かってくる可能性もあり得る。急に文月が即死する可能性もあり得る。一瞬で、気が付けば地球に帰されており天災に巻き込まれる可能性も。宇宙空間に投げ出されて死ぬ可能性も。身体が即座に爆発する可能性も。
それが、『全知全能』を相手にするということである。
「まず①油断説。これは、まあ自分が全知全能になったと思えば分かりやすいわよね。なにもかもどうとでもなるのに、いちいち雑魚相手にアクション起こさないわよ。目の前まで攻められた所で、鼻息でも吹き掛ければ塵にできるんだから。地球だって罰を与えたあと、すっかり再生することだって自在なんだから」
「……!」
いつか、美裟が言っていたと、文月は思い出していた。
何故、『全能の神』がいるのに。世界から戦争は無くならず、悲しみは溢れ、苦しむ人が出てくるのか。
神にとっては『そんなもの』『どうでも良い』からだと。面倒くさくなれば全て消し去って新たに人間を創れば良いだけだ。それすら一瞬も掛からずできるのだから。
「次に②実は全知全能ではない説。まあこれだとありがたいけどね。限りなく強大で、全知全能に近いだろうけど、実はそうではなく、この世の矛盾はその齟齬から生まれているという説。宇宙の歴史の中でできていないことは、神にもできなかったんだと捉える説ね」
「……でも、逆に考えると」
「そう。宇宙創生から今までの全ての出来事が『可能』な能力者ということになる。これだけでも恐ろしいほどの強敵だけどね。でも、①よりは弱い方ね」
完璧な全知全能ではないが、それに近い場合。なんでもはできないが『大抵のこと』はできるということになる。今我々を消滅させるようなことはできないが、それでも遠隔で地上に災害をもたらすことはできるのだ。
「続いて③『神』に意思が無い説ね。全知全能ではあるのだけど、他者にコントロールを委ねている場合。つまり人格は無くてモノであるということ。能力は完璧だけど使用者が馬鹿なら宝の持ち腐れ。そんな馬鹿が、天界に居る説ってこと。まあこれの可能性は低いわね」
「……月人は『人間』ていうことなら、太陽人も人間でしょ? 確かに人間の脳みそじゃ、とても『全知』なんて知識量抱えきれないわよね」
「ええ。全て網羅して使いこなすのは不可能だと思うわ。『全知』の前ではいかなる天才も無知の馬鹿の雑魚よ」
「(言い過ぎ……)」
考えていけば、まだまだ可能性はあるだろう。これは愛月が、カエルムから得た知識を元に、現状と照らし合わせて思い付く『より有力な』説だ。勿論この4つのどれでもない可能性も存在する。
「最後に④全知全能となる場合が唯一ではなく、また制約がある説。これも有力ね。天界では、トップが何人も居るのよ。そしてその中の数人、もしくは全員の合意の上で発動できるのが『全知全能』ということ。国連理事みたいなものかしら。だから奴等が内輪揉めしている間は、『全知全能』は使ってこない、ということ」
「!」
「ルール大好きな連中だからね。一歩間違えば宇宙が滅びかねない、余りにも危険な『全知全能』を、ルールによって厳しく管理している、ということ。で、中々合意できないなと、揉めているのよ。地上への『怒り』は昔からのルール通りだからすんなり合意できたけど、わたし達に対して。『地上からの侵略者』に対してのルールは作ってなかったんじゃないかしら」
「…………なるほど」
「でも神話なら、バベルの塔とかイカロスの翼とかあるけど」
「イカロスは別にアレ、アポロンは何もしていないからね。勝手に熱で蝋を溶かしただけ。全知全能は無関係よ」
「バベルは?」
「……そこよね」
神の座まで到達しようとした者を罰する神話はいくつもある。今の『夜』がそれに該当するかどうかは、天界の判断ではあるのだが。
「言語を別った、なんて。正に『全能』の為せる業よね。その例があるから、この④に確証を持たせられないのよ。好意的に解釈すればなんとでも予想できるけれど。その当時のトップはーとか、バベルと今回の相違点がーとか、ね」
「…………」
説明が終わり。操縦室に静寂が戻る。
「……さて。つまりあり得そうなのが②と④ね。①は本当にどうしようもないから考慮するだけ無駄。③なら馬鹿相手だから一番楽。わたし達の最終目標と『敵のボス』についてはこんなところかしら」
「改めて、ムリゲーね。この世で一番のムリゲーだわ」
「そうなの? わたしはゲームやったことないから分からないわ」
「…………じゃあ今度鬼畜ゲー教えてあげる」
「お願いねっ」
きさらぎはやはり終始不機嫌だった。彼女は本当に神が嫌いなのだ。それよりは、鬼畜ゲーを体験した際の愛月の反応の方が興味がある。
「さて、次に兵隊の方ね。『天軍九隊』。この島と同じ名前だけれど……。文月? お話、付いていけてる?」
次の話題に進めようとして、愛月の目に息子の姿が留まった。
彼は正にちんぷんかんぷんといった様子で、あちこちキョロキョロしていた。
「……あ。えっと……」
愛月に呼ばれて、全員の目が彼へと向く。さらに目線は泳ぐ。
「あー。大丈夫です。後で私が彼に説明するので。進めてください」
そこで美裟が挙手して発言した。
「そう。ならお願いね美裟ちゃん」
文月には、基本的な宗教知識すら無い。バベルやイカロスと言われても分からない。全知全能についてなど考えたこともなく、そもそもそこまで想像力がある方ではない。
「(誰に似たのかしら。……いえ、これはわたしの教育不足。わたしとカエルムの子よ? 素材は馬鹿では無いもの。『優しさ』に振りすぎたのね。美裟ちゃんが居てくれて助かったわ)」
現に、誕生からずっと手元で教育してきたアルテとセレネは、タイプの違いはあれど、どちらも聡明で優秀だ。精神的にも発達している。
双子を産んですぐに迎えに行っていれば良かったのだろうか。だが当時は当時で難しかったのだ。
……それも言い訳だ。
「(あれ。……わたし、子育てを後悔してる? 駄目よ愛月。それは文月に失礼だわ)」
そんな考えをしたが。直ぐ様切り換えた。
美裟が居るのだ。もう文月のことで悩む必要は無い。とっくに親離れしている。
「じゃあ続けるわね? アルバートが理解できてなくても続けるわ」
「だっ! 大丈夫だよ! 大体は!」
「なら、アルバートさんには僕が後で優しく教えてあげますので」
「黙れウゥルペス」
「あははっ」
最後に、アルバートを弄って文月へのフォローをしつつ。
「——その『ボス』に辿り着くまでが、また困難よ」
会議は続く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる