リトルクイーンのいけない魔法(R18+)

のどか

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22.1

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 準一はコマンダーを見て、姫に小声で、
「もしかして、あの人が将軍なの?」
 と質問。すると姫は、
「ううん」
 と、否定。そして兵の中にいる老兵を見て、
「将軍はあの人よ」
「ええ~?・・・」
 たしかにその老兵は他の兵とは違う立派な甲冑を装備してます。けど、全体的に小柄。容貌も将軍て雰囲気を醸し出してません。この人が将軍て?・・・ 準一は思わず苦笑してしまいました。
 と、ここで侍従長ははっとしました。何かを思い出したようです。
「おお、そうじゃ!」
 侍従長は先ほど鎌鼬かまいたちの剣を持ってきた兵を見て、
「おい、例のものを姫に!」
「御意!」
 兵は身を低くして宝石入れのような小さなケースを姫に差し出しました。
「姫!」
 そのケースをまじまじと見る姫。
「何、これ?」
 侍従長。
「中をご覧ください」
 兵はケースを開けました。中には碧い宝石がついたブローチがありました。侍従長が説明します。
「それは3代前の王がいつも身につけていたブローチですぞ!」
「ええ、ってことは?・・・」
「はい。防御魔法が使える者がそのブローチを持てば、その防御能力が何倍にも、何十倍にも、何百倍にもなると言われてる魔法のアイテムです。
 長い間行方不明になってましたが、鎌鼬かまいたちの剣を捜してるときに偶然発見しました」
 姫は眼をキラキラさせ、そのブローチを見ます。
「あは!」
 そして自分の左の袖を見ました。左手はなくなってます。袖のみ。
「これがあれば、もう腕を落とすことはない、かな?・・・
 あは、自分の左手のことを考えてたら、なんか急に疲れてきちゃった」
 姫は準一を見て、
「ねぇ、準一。一緒に寝よ!」
 それを聞いて準一はびっくり。
「ええ~!?・・・」
 コマンダーも、その他の兵もびっくり。
「ひ、姫?・・・」
 侍従長はお冠。
「姫、いったい何を考えてるんですか!?」
「私、準一からたくさんのマナの力をもらった。それで蘇ることができた!
 今私、とっても疲れてんの。また準一からマナの力をもらわないと。それには添い寝が一番でしょ?」
「男女が同じ布団に入るって、どういう意味だかわかってますか、姫!? 男はみんな本能がありますぞ!」
 侍従長は準一を指差して、
「この男は間違いなしにベッドの中で本性を剥き出しにしますぞ!」
 いきなり指をさされ、罵詈雑言を言われた準一はびっくり。
「ええ~!?・・・」
 けど、姫は平然とした顔で、
「いいじゃん、本性を剥き出しにしたって。私、もう12よ。そろそろ初体験ていうものを味わってみたいわ」
 じゅ、12歳で初体験? それは準一のいる世界ではあまりにも早すぎる初体験。準一の脳みそは理解不能になり、眼がくるくる廻り始めました。
 侍従長の怒りは続きます。
「なりません! 忘れましたか、姫!? この国では13歳になるまで結婚も性行為も法律で禁じられてますぞ! たとえ王族の者であっても、この法律には従ってもらいます!
 姫のみさお王婿おうせいをいただく日まで大事に取っておいてください!」
 姫は不満顔。
「ぶ~・・・」
 侍従長は懐から小さなベルを取り出し、それをチリンチリンと鳴らしました。すると観音開きの立派なドアが開き、お側ご用人の2人が入ってきました。侍従長は2人に命令します。
「姫に就寝の用意を」
「御意!」
 2人のお側ご用人は姫を挟むように立ちました。
「さあ、姫様」
 姫は膨れっ面。
「もう、納得いかない!・・・」
 姫はお側ご用人の2人を見て、
「ねぇ、お風呂に行こ。今夜もまたあれ、やって見せてよ!」
 侍従は笑みを浮かべ、
「御意!」
 侍女も笑みを浮かべ、
「いくらでもお見せしますよ。それが私たちの仕事ですから」
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