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箒に乗って上空を飛ぶ姫と準一。準一はトランシーバーに話しかけてます。
「はい、わかりました!」
準一はトランシーバーを切り、姫に、
「ウルズ王国の軍艦も全部平らげたって」
「あは、圧倒的だね、我が軍は!」
それを聞いて準一は苦笑。心の中でつぶやきました。
「だから~ それは言っちゃいけないセリフなんだってばさ~!」
ノルン王国の宮殿の広場のようなテラス。侍従長がトランシーバーに出ており、彼の背後には無線機の本体を背負ってる兵士がいます。侍従長は微笑んでます。
「今日我がノルン王国は3つの国に侵攻されたが、グラニ帝国軍もスクルド王国軍もウルズ王国軍も瞬く間に撃破した。ふふ、姫の時代は当分続きそうじゃな!」
次の瞬間、侍従長の背中の方からドピュッ!という音が。はっとして振り返る侍従長。
「何じゃ、今の音は!?」
そこには無線機を背負った兵が立ってました。が、その首から上がありません。兵の身体がゆっくりと倒れました。びっくりする侍従長。
「な、なんじゃ? 何が起きたんじゃ?・・・」
侍従長が顔をあげると、そこには2つの天馬のようなものに跨った何者かがいました。逆光で顔は見えませんが、2人とも巨大な帽子を被ってます。
飛行してる姫と準一。
「私ね、ずーっと私が嫌いだった」
その姫のつぶやきにびっくりする準一。
「ええ、どうして?」
「女の子に生まれてきたから。男の子に生まれてきたら、私、きっと誰もが望む地震魔法が使えたんだと思う。女の子に生まれてきて、本当に嫌だった。
けど、そんな私に準一は力を与えてくれた。私の魔法と準一の魔法が合わされば、地震魔法ほどじゃないけど、かなりの破壊力になるわよね。
私と準一て最高のコンビだよね。私、このまま準一と結婚したい」
準一はびっくり。
「ええ?・・・
あ、あの~ 結婚ってなんのことだかわかってんの?」
「わかってんわよ。性交して子どもを作ることでしょ」
あまりにもストレートな回答に準一は唖然としてしまいました。
「ええ~・・・」
けど、このまま黙っててはいけないと判断し、質問してみることにしました。
「君、まだ12歳だろ?」
「うん!」
「12歳じゃ、性交はまだ早いんじゃないの?」
「え~ なんで? 私のお母さんは12歳でこの国にお嫁に来たんだよ。13歳で妊娠して、14歳で私を産んだんだよ。早過ぎるなんてこと、絶対ないよ!」
うわっ、そんな身近な人が12歳で結婚してたのかよ・・・
準一もロ〇○ンです。12歳の女の子が性交したいと言ってきたら、喜んでズボンを脱いで行為に及びます。けど、相手は女王様。あまりにも身分が違い過ぎます。そんなことしたらきっと・・・
準一の脳裏に巨漢のコマンダーの姿が浮かび上がりました。準一は苦笑して心の中でつぶやきます。
「絶対あの人に殺されるな・・・
ともかくここはなんとか誤魔化さないと・・・」
「はい、わかりました!」
準一はトランシーバーを切り、姫に、
「ウルズ王国の軍艦も全部平らげたって」
「あは、圧倒的だね、我が軍は!」
それを聞いて準一は苦笑。心の中でつぶやきました。
「だから~ それは言っちゃいけないセリフなんだってばさ~!」
ノルン王国の宮殿の広場のようなテラス。侍従長がトランシーバーに出ており、彼の背後には無線機の本体を背負ってる兵士がいます。侍従長は微笑んでます。
「今日我がノルン王国は3つの国に侵攻されたが、グラニ帝国軍もスクルド王国軍もウルズ王国軍も瞬く間に撃破した。ふふ、姫の時代は当分続きそうじゃな!」
次の瞬間、侍従長の背中の方からドピュッ!という音が。はっとして振り返る侍従長。
「何じゃ、今の音は!?」
そこには無線機を背負った兵が立ってました。が、その首から上がありません。兵の身体がゆっくりと倒れました。びっくりする侍従長。
「な、なんじゃ? 何が起きたんじゃ?・・・」
侍従長が顔をあげると、そこには2つの天馬のようなものに跨った何者かがいました。逆光で顔は見えませんが、2人とも巨大な帽子を被ってます。
飛行してる姫と準一。
「私ね、ずーっと私が嫌いだった」
その姫のつぶやきにびっくりする準一。
「ええ、どうして?」
「女の子に生まれてきたから。男の子に生まれてきたら、私、きっと誰もが望む地震魔法が使えたんだと思う。女の子に生まれてきて、本当に嫌だった。
けど、そんな私に準一は力を与えてくれた。私の魔法と準一の魔法が合わされば、地震魔法ほどじゃないけど、かなりの破壊力になるわよね。
私と準一て最高のコンビだよね。私、このまま準一と結婚したい」
準一はびっくり。
「ええ?・・・
あ、あの~ 結婚ってなんのことだかわかってんの?」
「わかってんわよ。性交して子どもを作ることでしょ」
あまりにもストレートな回答に準一は唖然としてしまいました。
「ええ~・・・」
けど、このまま黙っててはいけないと判断し、質問してみることにしました。
「君、まだ12歳だろ?」
「うん!」
「12歳じゃ、性交はまだ早いんじゃないの?」
「え~ なんで? 私のお母さんは12歳でこの国にお嫁に来たんだよ。13歳で妊娠して、14歳で私を産んだんだよ。早過ぎるなんてこと、絶対ないよ!」
うわっ、そんな身近な人が12歳で結婚してたのかよ・・・
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「絶対あの人に殺されるな・・・
ともかくここはなんとか誤魔化さないと・・・」
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