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すると火焔旋風が発生。ブリュンが乗るマシーンに火焔旋風が突進します。が、ブリュンにその火災旋風がヒットする寸前、再び光の球体が発生、火災旋風を弾きました。
「む!?」
ブリュンが火災旋風が飛んできた方向を見ると、そこには姫と準一を乗せた箒が。準一は鎌鼬の剣を握ってます。
ブリュンはニヤリと笑い、
「ふ、女王様、やっとお出ましのようね!」
ヒルド。
「火焔旋風だなんて、少しはお勉強したのかしら?」
姫は空飛ぶマシーンに乗ったブリュンとヒルドをにらみます。
「2頭の空飛ぶ鉄の馬?・・・ もしかしてあれ、おじい様の命を奪った?・・・」
そのセリフに準一は違和感を感じました。
「え、おじい様?」
そして姫に質問しました。
「君は先代の王様の娘じゃなかったのか?」
その質問に姫は、関係のない質問で返しました。
「あれはあなたの世界のもの?」
準一は宙に浮かぶブリュンとヒルドが乗ったマシーンを見ました。一見して排気量1500ccをはるかに超えるバイクです。
ただ、通常のバイクは2つの車輪が地面に垂直に付いてますが、このバイクは巨大な吸盤のようなものが2つ、地面に水平についてます。その吸盤のようなものから何か淡い光が放射されてます。これで空中に浮いてるようです。
準一は応えます。
「いや、あれはオレが住んでた世界のものじゃないよ。もっともっと未来のものだよ」
すると姫はちょっと考え、ぽつりと、
「あいつら、魔女だ!」
思わぬつぶやきに準一はびっくり。
「ええ~!?・・・」
「あいつら、はるか未来まで時間旅行してあの空飛ぶ鉄の馬をこの時代に持ってきたんだよ! 魔法が使える証拠。あいつら、絶対魔女だよ!」
「き、君だって魔法が使えるじゃん?」
「この国じゃ、魔法を使える人間はこの国の王だけ。つまり私! それ以外の魔法を使える者はみんな魔女なの!」
「ええ~っ!?」
それを聞いて準一は呆れ、思いました。
「なんだよ、その都合のいい解釈は?」
姫は大声でブリュンとヒルドに質問しました。
「去年私のおじい様・・・ 先代ノルン王国国王を海に沈めたの者は、あなたたちなの?」
ブリュンが応えます。
「ふふ、大正解!」
ヒルドは光弾銃を姫たちに見せつけ、
「私たちが沈めてやったのよ、これを使って」
姫は怒り心頭。
「おじい様の仇、取らせてもらうわよ!」
ブリュンは光弾銃を姫と準一に向けました。
「ふ、殺れるものなら殺ってみな。ほら!」
ブリュンが光弾銃を発射。その光弾が姫と準一に向かいます。
「防御魔法!」
姫がそう宣言すると、防御魔法の光が発生。その光の球体が姫と準一を囲みます。
光弾が光の球体に命中。光弾は弾かれました。が、光弾が当たった箇所にひび割れが発生しました。姫はびっくり。
「ええ~ たった1発で?・・・」
ひび割れは防御魔法の光の球体の半分に及びました。それを見て準一も焦ります。
「くっ、なんて威力だ・・・」
ブリュンはほくそ笑み、
「なんだ、あなたの魔法も大したことないようね!」
ブリュンは再び光弾銃を撃ちました。
「とどめよ!」
「ちっ!」
姫は防御魔法の光の球体を張ったまま、横にスライド、その光弾を避けようとします。が、光の球体の真ん中から少しはずれた箇所に光弾が命中。バリーン! 光の球体はガラスのように粉々に砕け散ってしまいました。
光弾はさらに姫のすぐ脇を通過し、後ろの準一の二の腕に当たるコース。準一はそれに気づき、
「うっ・・・」
準一は身体を捻り光弾を避けようとしますが、バランスを崩してしまいました。
「うわーっ!」
準一は箒から落ちてしまいました。姫はそれに気づき、叫びます。
「準一ーっ!」
「む!?」
ブリュンが火災旋風が飛んできた方向を見ると、そこには姫と準一を乗せた箒が。準一は鎌鼬の剣を握ってます。
ブリュンはニヤリと笑い、
「ふ、女王様、やっとお出ましのようね!」
ヒルド。
「火焔旋風だなんて、少しはお勉強したのかしら?」
姫は空飛ぶマシーンに乗ったブリュンとヒルドをにらみます。
「2頭の空飛ぶ鉄の馬?・・・ もしかしてあれ、おじい様の命を奪った?・・・」
そのセリフに準一は違和感を感じました。
「え、おじい様?」
そして姫に質問しました。
「君は先代の王様の娘じゃなかったのか?」
その質問に姫は、関係のない質問で返しました。
「あれはあなたの世界のもの?」
準一は宙に浮かぶブリュンとヒルドが乗ったマシーンを見ました。一見して排気量1500ccをはるかに超えるバイクです。
ただ、通常のバイクは2つの車輪が地面に垂直に付いてますが、このバイクは巨大な吸盤のようなものが2つ、地面に水平についてます。その吸盤のようなものから何か淡い光が放射されてます。これで空中に浮いてるようです。
準一は応えます。
「いや、あれはオレが住んでた世界のものじゃないよ。もっともっと未来のものだよ」
すると姫はちょっと考え、ぽつりと、
「あいつら、魔女だ!」
思わぬつぶやきに準一はびっくり。
「ええ~!?・・・」
「あいつら、はるか未来まで時間旅行してあの空飛ぶ鉄の馬をこの時代に持ってきたんだよ! 魔法が使える証拠。あいつら、絶対魔女だよ!」
「き、君だって魔法が使えるじゃん?」
「この国じゃ、魔法を使える人間はこの国の王だけ。つまり私! それ以外の魔法を使える者はみんな魔女なの!」
「ええ~っ!?」
それを聞いて準一は呆れ、思いました。
「なんだよ、その都合のいい解釈は?」
姫は大声でブリュンとヒルドに質問しました。
「去年私のおじい様・・・ 先代ノルン王国国王を海に沈めたの者は、あなたたちなの?」
ブリュンが応えます。
「ふふ、大正解!」
ヒルドは光弾銃を姫たちに見せつけ、
「私たちが沈めてやったのよ、これを使って」
姫は怒り心頭。
「おじい様の仇、取らせてもらうわよ!」
ブリュンは光弾銃を姫と準一に向けました。
「ふ、殺れるものなら殺ってみな。ほら!」
ブリュンが光弾銃を発射。その光弾が姫と準一に向かいます。
「防御魔法!」
姫がそう宣言すると、防御魔法の光が発生。その光の球体が姫と準一を囲みます。
光弾が光の球体に命中。光弾は弾かれました。が、光弾が当たった箇所にひび割れが発生しました。姫はびっくり。
「ええ~ たった1発で?・・・」
ひび割れは防御魔法の光の球体の半分に及びました。それを見て準一も焦ります。
「くっ、なんて威力だ・・・」
ブリュンはほくそ笑み、
「なんだ、あなたの魔法も大したことないようね!」
ブリュンは再び光弾銃を撃ちました。
「とどめよ!」
「ちっ!」
姫は防御魔法の光の球体を張ったまま、横にスライド、その光弾を避けようとします。が、光の球体の真ん中から少しはずれた箇所に光弾が命中。バリーン! 光の球体はガラスのように粉々に砕け散ってしまいました。
光弾はさらに姫のすぐ脇を通過し、後ろの準一の二の腕に当たるコース。準一はそれに気づき、
「うっ・・・」
準一は身体を捻り光弾を避けようとしますが、バランスを崩してしまいました。
「うわーっ!」
準一は箒から落ちてしまいました。姫はそれに気づき、叫びます。
「準一ーっ!」
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