26 / 131
第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 26
しおりを挟む
ユランの発言が続いてます。
「これは自分たちの母星が侵略されたときと同じ手だった。自分たちがやられた屈辱を今自分たちがやろうとしている。これはたまらんかったな・・・
そのうち地球から迎撃ミサイルが飛んできた。自分たちが乗ってた船は惑星に降下することだけに特化した船で、迎撃ミサイルを迎撃する光学兵器やミサイルはないに等しかった。船は次々と迎撃されていったな。
自分は死を覚悟したが、なんとか無事に地球に降下することができた。地球に降りた自分は無我夢中で銃を乱射した。死にたくなかった。今思えば、何人地球人を殺したことか・・・」
ユランは寒川隊員を見て、
「君とあのバイオレットという娘には、ほんとすまないことをした」
「いや、自分の家族は最初の水素核融合弾で全員死んでます。あなたのせいじゃないですよ」
「ふ、そう言ってもらえるとうれしいよ。
戦争はずーっと続くと思ってたが、ヴィーヴルが介入したと聞いて、降下強襲用宇宙船はさっさと撤収して行った。気がついたら自分は地球に取り残されていたんだ。
自分は慌てて近くにあった地球人の死体から衣服をはぎ取り、それを着た。そのまま地球人として生きてくことにしたんだ。母星はユミル星人に占領されてる。それを考えると地球はパラダイスだったよ。
けど、半年前、自分の眼の前に別のリントブルム星人が現れ、こう教えてくれたんだ。
実は別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊した。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになった。
自分もその独立戦争に参加するつもりだ! 今は惑星リントブルムからの迎えを待ってるところなんだ」
「半年前? まだその迎えは来ないんですか?」
「ああ、リントブルム独立の中核となる部隊は今、ヴィーヴルの兵隊として別のところで戦争してるようだ。その戦争が終わるまで動けないらしい。けど、その戦争も終結間近と聞いた。いつ迎えがきてもおかしくない状況なんだ」
ユランは再び寒川隊員を見て、
「今まで騙しててすまなかった」
「いいえ。こんな事情です。自分でもきっとそうしてましたよ。気にしないでください。
実は昨日折り紙コンサートホールに申し込みしました。来月すみれと一緒に歌います。できればユランさんにも出て欲しいんですが・・・」
「ん、すみれ?」
「あは、バイオレットのことですよ」
ユランはすみれを思い浮かべ、
「ふ、あの娘の本当の名前はすみれていうんだ・・・」
と言うと、ユランは考え込んでしまいました。寒川隊員はそれを不審に思い、声をかけました。
「ユランさん?」
「あ? ああ・・・
いや、悪いな。そのときはもう宇宙に帰ってると思うよ」
「あは、そうですよね・・・」
「折り紙コンサートホールは大ホールと小ホールがあったな? どっちでやるんだ?」
「小です」
「あは、そうだろうなあ。でも、その次は大でやるように努力してくれ」
「ええ、わかりました」
寒川隊員とユランは固く握手しました。
この後テレストリアルガードの基地に戻った寒川隊員は、ユランとの会話をすべて隊長に報告しました。
寒川隊員はこの夜の出来事をすべて胸にしまっておくつもりだったのですが、ブランコに乗ってたとき、他に人の視線を感じてました。公安7課の監視の可能性大。このままだとユランさんに迷惑がかかるかもしれないと思い、隊長に報告しました。
「これは自分たちの母星が侵略されたときと同じ手だった。自分たちがやられた屈辱を今自分たちがやろうとしている。これはたまらんかったな・・・
そのうち地球から迎撃ミサイルが飛んできた。自分たちが乗ってた船は惑星に降下することだけに特化した船で、迎撃ミサイルを迎撃する光学兵器やミサイルはないに等しかった。船は次々と迎撃されていったな。
自分は死を覚悟したが、なんとか無事に地球に降下することができた。地球に降りた自分は無我夢中で銃を乱射した。死にたくなかった。今思えば、何人地球人を殺したことか・・・」
ユランは寒川隊員を見て、
「君とあのバイオレットという娘には、ほんとすまないことをした」
「いや、自分の家族は最初の水素核融合弾で全員死んでます。あなたのせいじゃないですよ」
「ふ、そう言ってもらえるとうれしいよ。
戦争はずーっと続くと思ってたが、ヴィーヴルが介入したと聞いて、降下強襲用宇宙船はさっさと撤収して行った。気がついたら自分は地球に取り残されていたんだ。
自分は慌てて近くにあった地球人の死体から衣服をはぎ取り、それを着た。そのまま地球人として生きてくことにしたんだ。母星はユミル星人に占領されてる。それを考えると地球はパラダイスだったよ。
けど、半年前、自分の眼の前に別のリントブルム星人が現れ、こう教えてくれたんだ。
実は別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊した。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになった。
自分もその独立戦争に参加するつもりだ! 今は惑星リントブルムからの迎えを待ってるところなんだ」
「半年前? まだその迎えは来ないんですか?」
「ああ、リントブルム独立の中核となる部隊は今、ヴィーヴルの兵隊として別のところで戦争してるようだ。その戦争が終わるまで動けないらしい。けど、その戦争も終結間近と聞いた。いつ迎えがきてもおかしくない状況なんだ」
ユランは再び寒川隊員を見て、
「今まで騙しててすまなかった」
「いいえ。こんな事情です。自分でもきっとそうしてましたよ。気にしないでください。
実は昨日折り紙コンサートホールに申し込みしました。来月すみれと一緒に歌います。できればユランさんにも出て欲しいんですが・・・」
「ん、すみれ?」
「あは、バイオレットのことですよ」
ユランはすみれを思い浮かべ、
「ふ、あの娘の本当の名前はすみれていうんだ・・・」
と言うと、ユランは考え込んでしまいました。寒川隊員はそれを不審に思い、声をかけました。
「ユランさん?」
「あ? ああ・・・
いや、悪いな。そのときはもう宇宙に帰ってると思うよ」
「あは、そうですよね・・・」
「折り紙コンサートホールは大ホールと小ホールがあったな? どっちでやるんだ?」
「小です」
「あは、そうだろうなあ。でも、その次は大でやるように努力してくれ」
「ええ、わかりました」
寒川隊員とユランは固く握手しました。
この後テレストリアルガードの基地に戻った寒川隊員は、ユランとの会話をすべて隊長に報告しました。
寒川隊員はこの夜の出来事をすべて胸にしまっておくつもりだったのですが、ブランコに乗ってたとき、他に人の視線を感じてました。公安7課の監視の可能性大。このままだとユランさんに迷惑がかかるかもしれないと思い、隊長に報告しました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる