地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

文字の大きさ
25 / 131
第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 25

しおりを挟む
 金目ひなたは隊長が見せたスマホの画面を見て、愕然。そして苦笑い。
「あははは・・・ なんか妖怪みたい」
 隊長は応えます。
「これでも生きてるんだから、テレストリアルガードの技術ってすごいな。次に会うときは君の身体は完璧な身体になってるはずだ。じゃ、またな!」

 その日の夜、ここはユラン岡崎が住んでるアパート。その前の駐車スペースにユランの軽ワンボックス車が帰ってきました。運転してるのはユラン。変装してないユランです。
 ユランは軽ワンボックスを降りると、そのままアパート入り口に入って行きました。

 2階の外廊下。奥にある階段からユランの姿が現れました。手前に向かって歩き出すユラン。そのユランの前に立ちふさがるように人影が現れました。その人影を見てユランははっとしました。その人影は私服の寒川隊員だったのです。
 この日の日中、寒川隊員は隊長に、
「今の話は聞かなかったことにしますか・・・」
 と応えましたが、どうしても我慢できなくなり、ユランに会いに来たようです。
 ユランは何事もなかったように寒川隊員の横を通り過ぎようとしました。が、
「ユランさん、ちょっと待ってくださいよ!」
 寒川隊員のこの一言で、ユランはビクンとして立ち止まりました。寒川隊員はユランの横顔を鋭い眼で見て、
「あなたがユラン岡崎てことはすでにバレてますよ。
 あなたはリントブルムて国の人じゃないですよね。リントブルムて惑星からやってきた宇宙人だ!」
 今度はユランが寒川隊員を見ました。
「君はいったいなんなんだ!?」
「ストリートミュージシャンですよ。昼間はテレストリアルガードの隊員をやってますが」
 それを聞いてユランは衝撃を受けました。
「テ、テレストリアルガード?・・・ 私を逮捕しに来たのか!?」
「テレストリアルガードは侵略の意志のある宇宙人だけを拘束してます。あなたは対象外です」
 それを聞いてユランは一瞬安心した顔を見せました。寒川隊員の発言は続きます。
「けど、いろいろと訊きたいことがあります」
 ユランは少し考え、
「ここじゃなんだ。公園に行かないか?」

 夜の公園のブランコ。寒川隊員とユラン岡崎が並んで座ってます。それ以外の人影は皆無です。ユランはぽつりと寒川隊員に話しかけてます。
「オレの星の尺度で12年前、オレの母星惑星リントブルムはユミル星人に侵略された。リントブルムはあっという間に占領されてしまったんだ。
 それからはひどいものだった。税金はとてつもなく上がり、少しでも不満を言えば公開処刑。しかも処刑は本人だけではなく、2等身まで処刑になった。親族がいなきゃ、向こう3件まで連座制公開処刑になった。だから誰も文句を言えなかった。
 ある日地球侵攻のお触れが出て、自分たちは兵隊に取られた。集められたリントブルム星人は、まず脳に圧力をかけられ、無理やり地球の言語をインプットされた。これによって3割のリントブルム星人が廃人になったな。
 次に肌。自分たちの肌は紫色だったが、無理やり脱色させられた。こいつはとてつもなく痛かったなあ・・・ あまりの痛さに、自分も何日も泣いたよ。
 そして軍事訓練。短期間で覚えさせるために、毎日毎日半日以上訓練させられたな。少しでもヘマすりゃ、銃床でブン殴られた。半分は脱走したが、全員射殺されたようだ。
 いよいよ作戦の日が来た。自分たちはコイダ星人とともに降下強襲用宇宙船に押し込められ、地球へ飛ばされた。
 オレたちの前には水素核融合弾のミサイルが飛んでいた。まず地球に水素核融合弾を撃ちこみ、つぎに自分たちがその爆心地周辺に降りて、橋頭保を築く。そのあとユミル星人本隊がやってきて、地球を占領する」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」

(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。 王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。 風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...