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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 47
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先生が真田希望に話しかけます。
「さあ、もう教室にお帰り。そろそろホームルームが始まる時間だろ?」
「はい!」
真田希望は立ち上がり片引きドアを開けました。廊下に出るドアです。真田希望はここで先生に振り返り、
「失礼します!」
とあいさつ。そのままドアを閉め、出て行きました。
先生は立ち上がると、その片引きドアを開け、真田希望が出て行った方向を見ました。真田希望はちょうど廊下の角を曲がったところ。先生は真逆の方向に歩き始めました。
廊下に面した立派なドア。今このドアを開けようとしてる恰幅のいい初老の男性がいます。この小学校の校長です。そこに、
「校長!」
の声が。校長が振り返ると、先ほどの先生が駆けて来るところでした。
「ん、なんだね?」
先生が校長の前で立ち止まり、横目で立派なドアを見て、
「ここじゃなんです。中でお話しましょう!」
それを聞いて校長は、何か不穏なものを感じました。
「わかった」
2人はドアを開けました。
部屋の中は校長室でした。部屋の中央奥に執務机があり、部屋の中央にはソファセットがあります。今部屋に入ってきた校長と先生がこのソファに相対して座りました。まず校長が切り出しました。
「何かあったようだな?」
「ええ。実は・・・ また例の4人がカツアゲ・・・ 恐喝をやってるという報告を受けました」
「は~ またか・・・」
と言うと、校長は右手で頭を掻きました。そして質問。
「誰が訴えた? また匿名か?」
「真田希望。私のクラスの女子です」
「君のクラスの?・・・ てことは、例の4人と同じクラスか?・・・」
「はい。被害者もこの前の報告と同じ山際怜子でした」
「匿名の手紙だったな、この前の報告は?」
「はい。今回とまったく同じ内容でした」
「前回は匿名の手紙じゃ信用できないと結論付けたが、今回は直に言ってきたか・・・ は~・・・」
校長は頭を抱えました。
「例の4人ていうことは、金目ひなたもいるってことだな?」
先生は力なく肯定しました。
「はい・・・」
校長は金目ひなたの父親を思い浮かべました。金目ひなたの父親は3者面談にも授業参観にも毎回来てたのです。そのたびに校長は金目ひなたの父に直接会い、あいさつをしてました。
校長はぱつり。
「あの娘の父親は高級官僚。ふつーに考えたら仕事に忙しくって子どもの教育はおざなりになると思うが、あの父親は3者面談にも授業参観にも有給を取って学校に来るくらいの教育熱心だ。
そんな父親にあなたの子が恐喝をやってると報告したら、われわれはどんな報復を受けることか・・・」
「ここは静観するしかないんですか?」
「う~む・・・」
校長は黙り込んでしまいました。公立小学校の校長や教師は公務員。どうやらこの2人はただの木端役人だったようです。
なお、匿名の手紙を送付したのは広川雫でした。毎日毎日金目ひなたにカツアゲされる山際怜子が不憫になってしまい、内部告発に踏み切ったようです。
けど、広川雫の告発も真田希望の告発も、握り潰されてしまうようです。
本格的な登校の時間となりました。ここは小学校の廊下。山際怜子がランドセルを背負ってとぼとぼと歩いてきました。そこに1つの人影が現れ、立ちふさがりました。はっとする山際怜子。え、朝なのにもうひなたたちがたかりにきた?・・・
が、その人影は真田希望でした。山際怜子はほっとします。
「な、なんだ、真田ちゃんか・・・」
「さあ、もう教室にお帰り。そろそろホームルームが始まる時間だろ?」
「はい!」
真田希望は立ち上がり片引きドアを開けました。廊下に出るドアです。真田希望はここで先生に振り返り、
「失礼します!」
とあいさつ。そのままドアを閉め、出て行きました。
先生は立ち上がると、その片引きドアを開け、真田希望が出て行った方向を見ました。真田希望はちょうど廊下の角を曲がったところ。先生は真逆の方向に歩き始めました。
廊下に面した立派なドア。今このドアを開けようとしてる恰幅のいい初老の男性がいます。この小学校の校長です。そこに、
「校長!」
の声が。校長が振り返ると、先ほどの先生が駆けて来るところでした。
「ん、なんだね?」
先生が校長の前で立ち止まり、横目で立派なドアを見て、
「ここじゃなんです。中でお話しましょう!」
それを聞いて校長は、何か不穏なものを感じました。
「わかった」
2人はドアを開けました。
部屋の中は校長室でした。部屋の中央奥に執務机があり、部屋の中央にはソファセットがあります。今部屋に入ってきた校長と先生がこのソファに相対して座りました。まず校長が切り出しました。
「何かあったようだな?」
「ええ。実は・・・ また例の4人がカツアゲ・・・ 恐喝をやってるという報告を受けました」
「は~ またか・・・」
と言うと、校長は右手で頭を掻きました。そして質問。
「誰が訴えた? また匿名か?」
「真田希望。私のクラスの女子です」
「君のクラスの?・・・ てことは、例の4人と同じクラスか?・・・」
「はい。被害者もこの前の報告と同じ山際怜子でした」
「匿名の手紙だったな、この前の報告は?」
「はい。今回とまったく同じ内容でした」
「前回は匿名の手紙じゃ信用できないと結論付けたが、今回は直に言ってきたか・・・ は~・・・」
校長は頭を抱えました。
「例の4人ていうことは、金目ひなたもいるってことだな?」
先生は力なく肯定しました。
「はい・・・」
校長は金目ひなたの父親を思い浮かべました。金目ひなたの父親は3者面談にも授業参観にも毎回来てたのです。そのたびに校長は金目ひなたの父に直接会い、あいさつをしてました。
校長はぱつり。
「あの娘の父親は高級官僚。ふつーに考えたら仕事に忙しくって子どもの教育はおざなりになると思うが、あの父親は3者面談にも授業参観にも有給を取って学校に来るくらいの教育熱心だ。
そんな父親にあなたの子が恐喝をやってると報告したら、われわれはどんな報復を受けることか・・・」
「ここは静観するしかないんですか?」
「う~む・・・」
校長は黙り込んでしまいました。公立小学校の校長や教師は公務員。どうやらこの2人はただの木端役人だったようです。
なお、匿名の手紙を送付したのは広川雫でした。毎日毎日金目ひなたにカツアゲされる山際怜子が不憫になってしまい、内部告発に踏み切ったようです。
けど、広川雫の告発も真田希望の告発も、握り潰されてしまうようです。
本格的な登校の時間となりました。ここは小学校の廊下。山際怜子がランドセルを背負ってとぼとぼと歩いてきました。そこに1つの人影が現れ、立ちふさがりました。はっとする山際怜子。え、朝なのにもうひなたたちがたかりにきた?・・・
が、その人影は真田希望でした。山際怜子はほっとします。
「な、なんだ、真田ちゃんか・・・」
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