地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 61

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 テレビ局の女性リポーターの1人が金目ひなたたちが乗るクルマに気づきました。持っていたマイクに、
「あ、今1台の高級車が現れました!」
 車中、父親が横目で金目ひなたを見て、
「頭を引っ込めろ!」
 金目ひなたはきょとん。
「え?」
 父親の声は怒鳴り声に。
「頭を引っ込めろと言ってんだよ!」
 金目ひなたはやっと理解したようです。
「あ、はい!」
 金目ひなたは慌てて頭を引っ込めました。
 プッ! プッ! プーッ! 父親は思いっきりクラクションを鳴らしました。そのまま人だかりに突っ込んで行きます。父親はクラクションで人だかりは避けると思ってましたが、逆に寄ってきてしまいました。
 クルマは完全に人ごみに囲まれてしまいました。マイクを握るテレビ局の女性リポーター。
「金目さん、あの映像に映ってる少女は、あなたの娘さんですよね!?」
 ゴープロやスマホを構えてるネット民が叫びます。
「おらーっ! 金目ひなた、出て来ーい!」
 さらに、
「殺すぞ、金目ひなた!」
「金目ひなた、レイプしてやる! みんなで輪姦まわしてやんぞーっ!」
 その罵詈雑言に金目ひなたは恐怖を感じました。さらに金目ひなたのすぐそばのドアから「バーン!」というすさまじい音が。誰かがドアを蹴飛ばしたようです。
「殺される・・・」
 金目ひなたはマジびびりました。
 クルマが車庫に入りました。テレビ局のカメラクルーはさすがに車庫に入ってきませんが、一般人が数人侵入してきました。それを3人の警備員が押し返します。
「おらっ! どけよーっ!」
「報道の自由だろ!」
 飛び交う怒号。3人の警備員が押し返した頃合いを見計らって、父親がクルマのドアを開けました。それを見てやじ馬たちが騒めきます。
「こらーっ! 金目ーっ! 責任取れよーっ!」
「死ねーっ、死んじまえーっ!」
 それらの怒号を無視するように父親は手動シャッターを一気に降ろしました。そしてジャケットからスマホを取り出し、電話。
「あ、もしもし、金目だ・・・ おい、なんで警備員が3人しかいないんだ?」
 電話から。
「い、いくらなんでもいきなり電話をかけてきて、ありったけの警備員をよこせと言われても・・・」
「ともかく、警備員をじゃんじゃんよこしてくれ。金はいくらでも出す! 同業他社に頼んでもいいから! ああ、頼む!・・・」
 この電話の最中、金目ひなたはドアを開け、車外に出ました。そのドアの外側を見ると、ど真ん中に靴の跡がくっきりとスタンプされてました。
 ガレージの中に入るだけでこれほどの命の危険を感じるなんて・・・ 金目ひなたは愕然としました。
 父親もドアについた靴の跡に気づきました。すると再び指でスマホの画面にタッチ。電話をかけました。
「あ、もしもし・・・ 警視総監ですか? 私です、金目です! 突然の電話、失礼します!
 たった今私のクルマが傷つけられました。ただちに捜査員をよこしてください! ええ~ 蹴飛ばされたんですよ! お願いします!」
 電話を切ると父親は、金目ひなたを見ました。
「行くぞ!」

 金目家、リビング。雨戸がすべて締まっており、そのせいで照明が煌々と光ってます。金目ひなたが部屋に入ってくると、心配顔の母親が待ち受けてました。
「あなた、いったい何をしたの!?」
 金目ひなたは応えません。今度は父親の質問。
「黙ってちゃわからんよ! 何をしたのか、言ってくれよ、はっきりと!」
 金目ひなたは黙ったまま。父親の質問が続きます。
 父親はタブレットに映ってた、モザイクで隠された女の子(真田希望のぞみ)を思い出し、
「あのが言ってたことはほんとうなのか?」
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