62 / 131
第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 62
しおりを挟む
金目ひなたの父親の詰問が続いてます。
「毎日毎日弱い立場の女の子から5,000円恐喝してたのか、おまえ!?」
金目ひなたは重苦しく口を開きました。
「だって・・・ だってあいつの家、障害者がいるっていう理由で国からたくさんお金をもらってるんだよ。こんなことってありなの?」
それを聞いて父親は愕然としました。
「そ、そんな理由で・・・」
「お父さん、税金が高い、苦しいて毎日言ってたから・・・ お父さんからむしり取った税金があいつの家に廻ってるなんて、私、絶体許せなかった・・・」
これを聞いて父親は激怒。
「それとこれとは話が別だろ!
いいか、強い者が弱い者を助ける。民主主義の世界じゃ、当たり前のことだろ! お前、そんなことも理解してなかったのか、オレの娘だろ!?・・・」
オレ・・・ 父親がこの一人称を使うときは、気分がかなり高揚してるとき。めったにありません。父親はなげきます。
「ああ、なんてことだ。オレの娘がこんなモンスターになってたなんて・・・」
その言葉は金目ひなたの心にグサリと刺さりました。私はモンスターじゃないよ・・・ けど、金目ひなたは反論することができませんでした。
と、ここで突然のベルの音が。固定電話の呼び出し音です。父親はその電話を見て、舌打ち。
「ちっ!」
そして母親に質問しました。
「さっきから鳴ってんのか、電話!?」
「いえ、今日初めて・・・」
「マスコミじゃないのか?・・・」
どうやらこの家の電話番号はまだマスコミ等に知られてないようです。
父親が電話に出ました。
「もしもし・・・」
電話の向こうから、
「あ、こちら○○小学校です」
それを聞いて父親は一安心。が、続く、
「金目陽一さん、まだ学校に来てないのですが?・・・」
の声に、
「え?・・・」
父親の顔からさっと血の気が引きました。
金目陽一とはこの男性の息子、金目ひなたの弟です。現在小学校4年生。金目ひなたは地元の小学校に通ってますが、金目陽一は私立の名門小学校に通ってました。
母親は金目ひなたも私立の小学校に通わすつもりでした。が、父親の、
「市民感覚も大切だ」
という理由で、あえて公立の小学校を選択しました。けど、息子の方は母親の意見が優先しました。
その息子がまだ小学校に来ていない。これは一大事! 父親は振り返り、ドアを開けました。母親はそれを見て、
「あなた、どこに行くの?」
「息子を捜しに行ってくる!」
金目ひなたも慌てて、
「待って、私も行く!」
父親は振り返り、
「バカ言うな! お前は家の中にじっとしてろ! マスコミの餌食になりたいのか!?」
ドアが閉まりました。金目ひなたはただ茫然とするだけでした。
金目家車庫前。突然シャッターが開き、金目ひなたの父親が姿を現しました。するとそこに待ち受けていたテレビ局のクルーややじ馬たちが騒めきました。女性リポーターがマイク片手に叫びます。
「あー、たった今ガレージのシャッターが開きました!」
父親がそのリポーターに近づき、
「うちの息子が行方不明になってるんだ。頼む、通してくれ!」
父親はそう言い終わるときびすを返しました。が、
「はぁ、それがなんだってゆーんだ!?」
父親は振り返ると、そこには2人の男が。1人はカメラ(ゴープロ)を父親に向けてます。さっき車庫に侵入してきて、警備員に押し返された数人の中の2人でした。半グレなのか、かなり悪い人相です。
2人は再びガレージの中に入ろうとします。3人の警備員が慌てて2人の前に立ち、
「君たち、ここは私有地だ。出て行きたまえ!」
それに2人が反論します。
「はあ、何言ってんだ、お前? 報道の自由だろ!」
「毎日毎日弱い立場の女の子から5,000円恐喝してたのか、おまえ!?」
金目ひなたは重苦しく口を開きました。
「だって・・・ だってあいつの家、障害者がいるっていう理由で国からたくさんお金をもらってるんだよ。こんなことってありなの?」
それを聞いて父親は愕然としました。
「そ、そんな理由で・・・」
「お父さん、税金が高い、苦しいて毎日言ってたから・・・ お父さんからむしり取った税金があいつの家に廻ってるなんて、私、絶体許せなかった・・・」
これを聞いて父親は激怒。
「それとこれとは話が別だろ!
いいか、強い者が弱い者を助ける。民主主義の世界じゃ、当たり前のことだろ! お前、そんなことも理解してなかったのか、オレの娘だろ!?・・・」
オレ・・・ 父親がこの一人称を使うときは、気分がかなり高揚してるとき。めったにありません。父親はなげきます。
「ああ、なんてことだ。オレの娘がこんなモンスターになってたなんて・・・」
その言葉は金目ひなたの心にグサリと刺さりました。私はモンスターじゃないよ・・・ けど、金目ひなたは反論することができませんでした。
と、ここで突然のベルの音が。固定電話の呼び出し音です。父親はその電話を見て、舌打ち。
「ちっ!」
そして母親に質問しました。
「さっきから鳴ってんのか、電話!?」
「いえ、今日初めて・・・」
「マスコミじゃないのか?・・・」
どうやらこの家の電話番号はまだマスコミ等に知られてないようです。
父親が電話に出ました。
「もしもし・・・」
電話の向こうから、
「あ、こちら○○小学校です」
それを聞いて父親は一安心。が、続く、
「金目陽一さん、まだ学校に来てないのですが?・・・」
の声に、
「え?・・・」
父親の顔からさっと血の気が引きました。
金目陽一とはこの男性の息子、金目ひなたの弟です。現在小学校4年生。金目ひなたは地元の小学校に通ってますが、金目陽一は私立の名門小学校に通ってました。
母親は金目ひなたも私立の小学校に通わすつもりでした。が、父親の、
「市民感覚も大切だ」
という理由で、あえて公立の小学校を選択しました。けど、息子の方は母親の意見が優先しました。
その息子がまだ小学校に来ていない。これは一大事! 父親は振り返り、ドアを開けました。母親はそれを見て、
「あなた、どこに行くの?」
「息子を捜しに行ってくる!」
金目ひなたも慌てて、
「待って、私も行く!」
父親は振り返り、
「バカ言うな! お前は家の中にじっとしてろ! マスコミの餌食になりたいのか!?」
ドアが閉まりました。金目ひなたはただ茫然とするだけでした。
金目家車庫前。突然シャッターが開き、金目ひなたの父親が姿を現しました。するとそこに待ち受けていたテレビ局のクルーややじ馬たちが騒めきました。女性リポーターがマイク片手に叫びます。
「あー、たった今ガレージのシャッターが開きました!」
父親がそのリポーターに近づき、
「うちの息子が行方不明になってるんだ。頼む、通してくれ!」
父親はそう言い終わるときびすを返しました。が、
「はぁ、それがなんだってゆーんだ!?」
父親は振り返ると、そこには2人の男が。1人はカメラ(ゴープロ)を父親に向けてます。さっき車庫に侵入してきて、警備員に押し返された数人の中の2人でした。半グレなのか、かなり悪い人相です。
2人は再びガレージの中に入ろうとします。3人の警備員が慌てて2人の前に立ち、
「君たち、ここは私有地だ。出て行きたまえ!」
それに2人が反論します。
「はあ、何言ってんだ、お前? 報道の自由だろ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる