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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 87
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隊長は卵型テーブルのイスを見て、
「まあ、立ってるのもなんですから、こちらにお座りください!」
2人の刑事は言われた通り、イスに座りました。隊長も2人と相対してイスに座りました。まず園田刑事が切り出しました。
「実は1ケ月前、板橋線のガード下で殺人事件がありまして、そのことでお訊きしたいことがありまして・・・」
隊長が反応。
「ああ、あの事件・・・」
芹川刑事はちょっとびっくり。
「おお、ご存じでしたか?」
「ええ、かなり大きなニュースになってましたよねぇ。まだ捜査中でしたか?」
今度は園田刑事が反応しました。
「ええ。犯人どころか、被害者の身元すらなかなかわからなくって・・・ 昨日やっと判明したところなんですよ」
今度は隊長がびっくり。
「ええっ、1ケ月も経ってんのに?」
園田刑事。
「まあ、恥ずかしい話ですが・・・
実はあの事件の被害者はコンクリートブロックで何回も何回も顔面を殴打されてまして、頭蓋骨の顔面部分はぐちゃぐちゃ。そのせいで身元がまったく判別できない状態でした」
芹川刑事。
「スーパーインポーズ法や復顔法もだめ。歯も一部の奥歯以外全部折れてまして、歯の治療痕から調べることもできない状況でした」
園田刑事。
「DNA型鑑定も行いましたが、我々警察が持ってるデータベースに登録はありませんでした。他のデータベースにもアクセスしましたが、なかなか見つからなくって・・・
けど、やっと発見することができました。特別な許可をもらい公安部のデータベースにアクセスしたところ、ようやく血縁者が見つかったのです!
被害者は豊原辰巳さんでした!」
「豊原辰巳?」
隊長はその名はまったく知らない固有名詞でした。園田刑事のセリフには続きがありました。
「テレストリアルガードに在籍している黒部すみれさんの父親です」
それを聞いて隊長はまたもやびっくり。
「ええ~!?」
す、すみれの父親? すみれの父親が殺されてた?・・・ 隊長は唖然としてしまいました。
園田刑事はさらに言葉を続けます。
「黒部すみれさんに会わせてもらいたいのですが?」
けど、隊長は唖然としたまま、反応しません。2人の刑事は焦り顔で質問します。
「あ、あの~ 香川さん?・・・」
隊長はふと我に返りました。
「あ?・・・ ああ、すみません。
黒部隊員は6年前の戦争で全身に大けがを負いまして、ときどき人間ドックのような検査を受けないといけないんですよ。今その最中で、あと2・3日は・・・」
隊長はメガヒューマノイドの話を避けるため、わざとウソの説明をしました。
2人の刑事は残念そう。芹川刑事がぽつり。
「あ~ そうですか・・・」
園田刑事は立ち上がり、
「それじゃ、黒部さんが退院したら、またお伺いすることにします」
2人の刑事は自動ドアを開け、出て行きました。それを起立して見送る隊長。隊長はつぶやきました。
「まさかあの事件の被害者が、すみれの父親だったなんて・・・」
実は隊長はある程度すみれ隊員のプロフィールを知ってました。
1歳のときに両親が離婚。すみれ隊員は母親に引き取られ、育てられました。
母親1人で育てられたというとかなり苦心したような感じがありますが、この母親は結婚前から立ち上げていた化粧品のブランドが好調で、金に苦労することはまったくありませんでした。
ちなみに、この母親、6年前の戦争で亡くなってます。
すみれ隊員は父親をどう思ってるのでしょう? 親権は母にあったとはいえ、父と逢うことはできてたのでしょうか? それとも1度も逢うことはなかった?
「まあ、立ってるのもなんですから、こちらにお座りください!」
2人の刑事は言われた通り、イスに座りました。隊長も2人と相対してイスに座りました。まず園田刑事が切り出しました。
「実は1ケ月前、板橋線のガード下で殺人事件がありまして、そのことでお訊きしたいことがありまして・・・」
隊長が反応。
「ああ、あの事件・・・」
芹川刑事はちょっとびっくり。
「おお、ご存じでしたか?」
「ええ、かなり大きなニュースになってましたよねぇ。まだ捜査中でしたか?」
今度は園田刑事が反応しました。
「ええ。犯人どころか、被害者の身元すらなかなかわからなくって・・・ 昨日やっと判明したところなんですよ」
今度は隊長がびっくり。
「ええっ、1ケ月も経ってんのに?」
園田刑事。
「まあ、恥ずかしい話ですが・・・
実はあの事件の被害者はコンクリートブロックで何回も何回も顔面を殴打されてまして、頭蓋骨の顔面部分はぐちゃぐちゃ。そのせいで身元がまったく判別できない状態でした」
芹川刑事。
「スーパーインポーズ法や復顔法もだめ。歯も一部の奥歯以外全部折れてまして、歯の治療痕から調べることもできない状況でした」
園田刑事。
「DNA型鑑定も行いましたが、我々警察が持ってるデータベースに登録はありませんでした。他のデータベースにもアクセスしましたが、なかなか見つからなくって・・・
けど、やっと発見することができました。特別な許可をもらい公安部のデータベースにアクセスしたところ、ようやく血縁者が見つかったのです!
被害者は豊原辰巳さんでした!」
「豊原辰巳?」
隊長はその名はまったく知らない固有名詞でした。園田刑事のセリフには続きがありました。
「テレストリアルガードに在籍している黒部すみれさんの父親です」
それを聞いて隊長はまたもやびっくり。
「ええ~!?」
す、すみれの父親? すみれの父親が殺されてた?・・・ 隊長は唖然としてしまいました。
園田刑事はさらに言葉を続けます。
「黒部すみれさんに会わせてもらいたいのですが?」
けど、隊長は唖然としたまま、反応しません。2人の刑事は焦り顔で質問します。
「あ、あの~ 香川さん?・・・」
隊長はふと我に返りました。
「あ?・・・ ああ、すみません。
黒部隊員は6年前の戦争で全身に大けがを負いまして、ときどき人間ドックのような検査を受けないといけないんですよ。今その最中で、あと2・3日は・・・」
隊長はメガヒューマノイドの話を避けるため、わざとウソの説明をしました。
2人の刑事は残念そう。芹川刑事がぽつり。
「あ~ そうですか・・・」
園田刑事は立ち上がり、
「それじゃ、黒部さんが退院したら、またお伺いすることにします」
2人の刑事は自動ドアを開け、出て行きました。それを起立して見送る隊長。隊長はつぶやきました。
「まさかあの事件の被害者が、すみれの父親だったなんて・・・」
実は隊長はある程度すみれ隊員のプロフィールを知ってました。
1歳のときに両親が離婚。すみれ隊員は母親に引き取られ、育てられました。
母親1人で育てられたというとかなり苦心したような感じがありますが、この母親は結婚前から立ち上げていた化粧品のブランドが好調で、金に苦労することはまったくありませんでした。
ちなみに、この母親、6年前の戦争で亡くなってます。
すみれ隊員は父親をどう思ってるのでしょう? 親権は母にあったとはいえ、父と逢うことはできてたのでしょうか? それとも1度も逢うことはなかった?
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