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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 88
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どっちにしろ父親が殺されたと聞いたら、すみれ隊員は悲しむはず?・・・
いや、すみれ隊員は脳に大けがを負ってて、心が希薄になってます。父親が殺されたと聞いても、何も反応しないかもしれません。
間もなくメガヒューマノイド改造手術が終わります。その時が来たら今来た刑事を呼んで、すみれ隊員に会わせないといけません。はたしてすみれ隊員はそのときどんな反応を示すのでしょうか?・・・
隊長がいろいろと思いを巡らせてると、突然固定電話が鳴りました。隊長はその受話器を取りました。
「もしもし・・・」
受話器から、
「あ、もしもし、南原です!」
電話の相手は南原主管でした。
「香川さん、いいお知らせですよ。黒部隊員の改造手術がもう少しで終わります。今最後のチェックを行ってます」
噂をすればなんとやら。この話を聞いて隊長の顔色が変わりました。
「ほ~ じゃ、今日帰宅?」
「いや~ それはちょっと・・・ 明日飛行実験しようと思います。そのときに」
「いきなりメガヒューマノイド黒部すみれのお披露目ですか?」
「そちらも急いでるんじゃないですか?」
隊長はニヤッとした顔を見せ、
「ふふ、まあ・・・」
「じゃ、明日、例の演習場で!」
電話が切れました。隊長は受話器を元に戻しました。
すみれが帰って来る。それを想像するだけで隊長の顔は上機嫌になります。けど、頭の片隅には一抹の不安がありました。それは夜の針葉樹林で巨大な幽霊になって出現した海老名隊員の予言。
「隊長はすみれをかばって死にます! 隊長が戦死したせいで戦況は一気に悪化して、地球はあっという間に占領されてしまいます!
すみれを戦場に連れていかないでください。それだけで最悪は回避できます。地球はテレストリアルガードで守られます!
簡単ですよ。すみれをメガヒューマノイドに改造しなければいいのです!」
このような警告を与えられていたのに、すみれ隊員のメガヒューマノイド改造手術を許してしまいました。なら、いろいろと理由をつけてすみれ隊員を戦場に連れて行かなければよいのでは?
でも、今のテレストリアルガードの戦力だけじゃ、侵略してくる宇宙人に抗いきれません。すみれ隊員も戦力として最前線に連れていかないと・・・ この矛盾、どうしましょうか?
まあ、今から考えてもしょうがありません。隊長はあとあと考えることにしました。
さて、やることがなくなった隊長ですが、こんなときはたいていいつもの趣味、深夜に放送してるアニメの鑑賞です。昨晩、正確には今朝未明放送され、録画しておいたアニメをさっそく再生しました。
ひとつのアニメが終わり、次のアニメが始まるころ、引き分けの自動ドアがすーっと開きました。隊長が横眼で確認すると、上溝隊員が室内に入って来るところでした。隊長は振り返り、
「ん、どうした、1時間もしないうちに帰ってきて? お前、まだあいつが嫌いなのか?」
上溝隊員は苦笑い。
「ふっ、別に。彼女、ほんとうに反省してますよ」
「おいおい、そんなこと、お前でもわかるのか?」
「女のカンですよ」
「あは、そっか。じゃ、なんで早く帰って来た?」
上溝隊員は黙ってしまいました。隊長は不思議に思います。
「ん、どした?」
「隊長、小6に勉強教えるなんて、私には到底ムリですよ・・・」
隊長は苦笑い。
「あは、お前もオレとおんなじか?・・・」
と、ここで隊長は自分の首をはずし、それを胸の前に保持してる日向隊員をふと思い出しました。少し前の日向隊員です。で、上溝隊員に質問。
「ところで、上溝、あいつ、何かいたずらしなかったか?」
「え、例えば?・・・」
「う~ん・・・」
いや、すみれ隊員は脳に大けがを負ってて、心が希薄になってます。父親が殺されたと聞いても、何も反応しないかもしれません。
間もなくメガヒューマノイド改造手術が終わります。その時が来たら今来た刑事を呼んで、すみれ隊員に会わせないといけません。はたしてすみれ隊員はそのときどんな反応を示すのでしょうか?・・・
隊長がいろいろと思いを巡らせてると、突然固定電話が鳴りました。隊長はその受話器を取りました。
「もしもし・・・」
受話器から、
「あ、もしもし、南原です!」
電話の相手は南原主管でした。
「香川さん、いいお知らせですよ。黒部隊員の改造手術がもう少しで終わります。今最後のチェックを行ってます」
噂をすればなんとやら。この話を聞いて隊長の顔色が変わりました。
「ほ~ じゃ、今日帰宅?」
「いや~ それはちょっと・・・ 明日飛行実験しようと思います。そのときに」
「いきなりメガヒューマノイド黒部すみれのお披露目ですか?」
「そちらも急いでるんじゃないですか?」
隊長はニヤッとした顔を見せ、
「ふふ、まあ・・・」
「じゃ、明日、例の演習場で!」
電話が切れました。隊長は受話器を元に戻しました。
すみれが帰って来る。それを想像するだけで隊長の顔は上機嫌になります。けど、頭の片隅には一抹の不安がありました。それは夜の針葉樹林で巨大な幽霊になって出現した海老名隊員の予言。
「隊長はすみれをかばって死にます! 隊長が戦死したせいで戦況は一気に悪化して、地球はあっという間に占領されてしまいます!
すみれを戦場に連れていかないでください。それだけで最悪は回避できます。地球はテレストリアルガードで守られます!
簡単ですよ。すみれをメガヒューマノイドに改造しなければいいのです!」
このような警告を与えられていたのに、すみれ隊員のメガヒューマノイド改造手術を許してしまいました。なら、いろいろと理由をつけてすみれ隊員を戦場に連れて行かなければよいのでは?
でも、今のテレストリアルガードの戦力だけじゃ、侵略してくる宇宙人に抗いきれません。すみれ隊員も戦力として最前線に連れていかないと・・・ この矛盾、どうしましょうか?
まあ、今から考えてもしょうがありません。隊長はあとあと考えることにしました。
さて、やることがなくなった隊長ですが、こんなときはたいていいつもの趣味、深夜に放送してるアニメの鑑賞です。昨晩、正確には今朝未明放送され、録画しておいたアニメをさっそく再生しました。
ひとつのアニメが終わり、次のアニメが始まるころ、引き分けの自動ドアがすーっと開きました。隊長が横眼で確認すると、上溝隊員が室内に入って来るところでした。隊長は振り返り、
「ん、どうした、1時間もしないうちに帰ってきて? お前、まだあいつが嫌いなのか?」
上溝隊員は苦笑い。
「ふっ、別に。彼女、ほんとうに反省してますよ」
「おいおい、そんなこと、お前でもわかるのか?」
「女のカンですよ」
「あは、そっか。じゃ、なんで早く帰って来た?」
上溝隊員は黙ってしまいました。隊長は不思議に思います。
「ん、どした?」
「隊長、小6に勉強教えるなんて、私には到底ムリですよ・・・」
隊長は苦笑い。
「あは、お前もオレとおんなじか?・・・」
と、ここで隊長は自分の首をはずし、それを胸の前に保持してる日向隊員をふと思い出しました。少し前の日向隊員です。で、上溝隊員に質問。
「ところで、上溝、あいつ、何かいたずらしなかったか?」
「え、例えば?・・・」
「う~ん・・・」
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