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六畳間の天使とゲーム
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僕、中野 道行、18歳はこのたび重大決心をしました。
自殺未遂を経て、学業と初めての一人暮らしに追われながら苦節3ヶ月。僕はついに一つの決心をしたのです。
「ただいまー」
「おう、ミチユキ。遅かったな」
「ただいま、悪魔さん。今日はバイトだったからね」
"一人暮らし"と言ったけど、僕には二人の同居人がいる。けど、その二人は人間ではない。
「最近頑張ってるな。なんか欲しいものでもあんのか?」
くたびれたスーツを纏った長身のサラリーマンの、首だけ黒山羊に挿げ替えたようなこの人(?)が悪魔さん。僕にとっては、気の良い兄貴分のような存在だ。
「フッフッフ、よくぞ聞いてくれたね、悪魔さん。コレだよ、コレ」
僕は手に持っていた袋を悪魔さんの方へ突き出した。
「こ、コレはお前ぇ、まさか!?」
「そう! Ni○tendo Sw○tch だよ!」
「バ、バカな! 万年貧乏学生のお前ぇが何故それを!?」
「これの為に最近バイトを増やしてたんだ。今日、給料日だったから、ようやくお金が貯まったんだよ!」
「おおーー!! 最高だぜ! お前ぇは最高にクールだぜ。もうテレビしか娯楽のないこの部屋には飽き飽きしてたんだ!」
「うん、早速やろう! 天使さんも一緒にどう?」
僕は部屋の隅に座っている天使さんに話しかける。
今日も今日とて超絶グラマラス美女な天使さんは、無言のまま首を振った。
最近呼びかけると反応してくれてちょっと嬉しい。
「ほっとけ、ほっとけ! どうせやりゃしねぇよ。それよりほら、早く早く、このコードどこに繋ぐんだ?」
悪魔さんのテンションがいつになく高い。
ジャケットの下から伸びる山羊のような尻尾を振っているのが、テンションが一段と高い証拠だ。
このことは直接言うと怒られそうだから、まだ本人には言っていない。
「よし、これで準備完了だよ」
「よっしゃ!」
一度ゲームを始めると僕と悪魔さんは熱中してしまって、その日は結局朝日が登る頃までプレイし続けてしまった。
♢♢
ゲームを買って以来、悪魔さんのニートっぷりが酷い。
いや、あの部屋から出られないのは以前からだが(強力な結界が発生しているらしい)、今では昼夜逆転は当たり前で、僕が眠っている間にゲームをやり続け、僕が起きる朝方に眠りについている。
「おはよう、悪魔さん」
「おう、起きたか、ミチユキ。もうそんな時間か」
「悪魔さんは今日もずっとゲーム?」
「おうよ、今晩はずっと厳選をだな」
「そ、そっか」
と、こんな調子で僕よりもゲームをやり込んでいる。
それは別にいいのだが、ある日小さな事件が起こった。
「ただいまー、悪魔さん天使さん」
「おう、おかえりミチユキ」
「……」
天使さんは相変わらず黙ったまま。
悪魔さんは珍しくゲームをしていなかった。
「あれ、悪魔さん、珍しいね、ゲームしてないの」
「いやぁ、今日はさっき起きたトコだからまだやってねえんだ」
「さっきって……、もう5時だよ?」
「まぁ昨日も朝までゲームしてたからなぁ」
「ふーん、じゃあ今から僕使っていい?」
「おう、もちろん」
ゲームを起動する。
しかし、しばらくするとおかしなことに気付く。
「あれ、手持ちのレベルが上がってる……。悪魔さん、僕のデータでプレイした?」
「いいや、俺は自分のデータでやってるぜ? 他にやるヤツもいねぇし、勘違いじゃねえか?」
「うーん、そうかも」
と、このときは納得したのだが、この日から度々僕のデータが誰かにプレイされた形跡が見つかった。
こう連日であれば勘違いではないだろう。
(悪魔さんが嘘を付いてる? いや、でも嘘をつく理由もないか……)
ただやっぱり気になったので、僕はある日、作戦を仕掛けた。気付かれないようにスマホのカメラで部屋を撮影したまま出掛けたのだ。
♢♢
1時間程して帰ってきてスマホの録画を止めた。
パッと見て、部屋に変わった様子は無い。
悪魔さんは昼間だから相変わらず寝ていたし、天使さんはいつもと変わらず部屋の隅に佇んでいた。
録ったビデオを確認する。すると、そこには悪魔さんや天使さんの姿も含めて何も写っていなかった。
(そうか、この二人は写真に映らないのか!)
考えてみれば窓にも鏡にも写らないし当然だ。
(結局、謎は解けず仕舞いか……)
と思った矢先、動画の中でゲームが勝手に起動して、コントローラーが宙に浮き上がった。
誰かがゲームを始めたのだ!
僕もゲームを起動して自分のデータを見てみると、やはりプレイした痕跡があった!
やっぱり犯人は悪魔さんだったのだ!
「ちょっと、悪魔さん!」
「ふわぁ、あれ、もう帰ってきたのか、ミチユキ」
悪魔さんは眠そうに目を擦った。
「前、僕のデータはプレイしてないって言ってたけど、やっぱり悪魔さんじゃないか。ほら、こっちには証拠の動画がーー」
「ほえ? いやいや、違う違う! だって俺、今の今まで寝てたんだぜ? 俺じゃねぇよ」
「じゃあ一体誰が……」
ここで僕は答えに辿り着く。そうだ、予想もしなかったが、それしかない。
「え、……まさか、天使さん?」
天使さんの方を見ると、彼女は真っ赤になった顔を手の平で覆い隠していた。
「なんだなんだ、まさか天使のヤツが隠れてゲームしてたのかよ?」
悪魔さんがそれを聞いてカラカラと笑った。
天使さんは笑われて、顔が余計真っ赤になった。
「なんだ、天使さんもゲームやりたかったの?」
天使さんは答える代わりにコクンと小さく頷いた。
「なんだよ、そんなら最初っから言やいいのによ」
「天使さん、恥ずかしかったんだね……」
天使さんは部屋の隅でいつにも増して体を丸めて小さくなってしまった。
「それならさ、みんなで一緒にやろうよ。ちょうど今新しいソフトを買いに行ってたんだ」
僕はゲーム屋さんの袋から、買ったばかりのソフトを取り出した。
「ミチユキ、そりゃお前ぇ、ス○ブラじゃねえか!」
「コントローラーもあるよ」
「おお、ミチユキ! お前ぇは最高だぜ!」
「だから、天使さんも一緒にやろう?」
天使さんは俯いた顔を上げて、大きな瞳でこちらを見た。
そして僕の差し出したコントローラーを恐る恐る手に取った。
「よし、昼寝は終わりだ! 早くやろうぜ!」
「悪魔さんはいつも元気だね」
悪魔さんが手慣れた手付きでゲームを起動した。
僕も自分の分のコントローラーを手に取った。
「……ありがとう」
そのとき後ろで、すごく小さな声だったけど、天使さんの声が聞こえた気がした。
「え、今の天使さん!?」
僕は聞き返したけど、天使さんはいつも通り澄ました顔で座っていた。
いつもと違うのはゲームのコントローラーを持っていること、それも妙に手慣れた手付きで……。
♢♢
自殺未遂を経て、学業と初めての一人暮らしに追われながら苦節3ヶ月。僕はついに一つの決心をしたのです。
「ただいまー」
「おう、ミチユキ。遅かったな」
「ただいま、悪魔さん。今日はバイトだったからね」
"一人暮らし"と言ったけど、僕には二人の同居人がいる。けど、その二人は人間ではない。
「最近頑張ってるな。なんか欲しいものでもあんのか?」
くたびれたスーツを纏った長身のサラリーマンの、首だけ黒山羊に挿げ替えたようなこの人(?)が悪魔さん。僕にとっては、気の良い兄貴分のような存在だ。
「フッフッフ、よくぞ聞いてくれたね、悪魔さん。コレだよ、コレ」
僕は手に持っていた袋を悪魔さんの方へ突き出した。
「こ、コレはお前ぇ、まさか!?」
「そう! Ni○tendo Sw○tch だよ!」
「バ、バカな! 万年貧乏学生のお前ぇが何故それを!?」
「これの為に最近バイトを増やしてたんだ。今日、給料日だったから、ようやくお金が貯まったんだよ!」
「おおーー!! 最高だぜ! お前ぇは最高にクールだぜ。もうテレビしか娯楽のないこの部屋には飽き飽きしてたんだ!」
「うん、早速やろう! 天使さんも一緒にどう?」
僕は部屋の隅に座っている天使さんに話しかける。
今日も今日とて超絶グラマラス美女な天使さんは、無言のまま首を振った。
最近呼びかけると反応してくれてちょっと嬉しい。
「ほっとけ、ほっとけ! どうせやりゃしねぇよ。それよりほら、早く早く、このコードどこに繋ぐんだ?」
悪魔さんのテンションがいつになく高い。
ジャケットの下から伸びる山羊のような尻尾を振っているのが、テンションが一段と高い証拠だ。
このことは直接言うと怒られそうだから、まだ本人には言っていない。
「よし、これで準備完了だよ」
「よっしゃ!」
一度ゲームを始めると僕と悪魔さんは熱中してしまって、その日は結局朝日が登る頃までプレイし続けてしまった。
♢♢
ゲームを買って以来、悪魔さんのニートっぷりが酷い。
いや、あの部屋から出られないのは以前からだが(強力な結界が発生しているらしい)、今では昼夜逆転は当たり前で、僕が眠っている間にゲームをやり続け、僕が起きる朝方に眠りについている。
「おはよう、悪魔さん」
「おう、起きたか、ミチユキ。もうそんな時間か」
「悪魔さんは今日もずっとゲーム?」
「おうよ、今晩はずっと厳選をだな」
「そ、そっか」
と、こんな調子で僕よりもゲームをやり込んでいる。
それは別にいいのだが、ある日小さな事件が起こった。
「ただいまー、悪魔さん天使さん」
「おう、おかえりミチユキ」
「……」
天使さんは相変わらず黙ったまま。
悪魔さんは珍しくゲームをしていなかった。
「あれ、悪魔さん、珍しいね、ゲームしてないの」
「いやぁ、今日はさっき起きたトコだからまだやってねえんだ」
「さっきって……、もう5時だよ?」
「まぁ昨日も朝までゲームしてたからなぁ」
「ふーん、じゃあ今から僕使っていい?」
「おう、もちろん」
ゲームを起動する。
しかし、しばらくするとおかしなことに気付く。
「あれ、手持ちのレベルが上がってる……。悪魔さん、僕のデータでプレイした?」
「いいや、俺は自分のデータでやってるぜ? 他にやるヤツもいねぇし、勘違いじゃねえか?」
「うーん、そうかも」
と、このときは納得したのだが、この日から度々僕のデータが誰かにプレイされた形跡が見つかった。
こう連日であれば勘違いではないだろう。
(悪魔さんが嘘を付いてる? いや、でも嘘をつく理由もないか……)
ただやっぱり気になったので、僕はある日、作戦を仕掛けた。気付かれないようにスマホのカメラで部屋を撮影したまま出掛けたのだ。
♢♢
1時間程して帰ってきてスマホの録画を止めた。
パッと見て、部屋に変わった様子は無い。
悪魔さんは昼間だから相変わらず寝ていたし、天使さんはいつもと変わらず部屋の隅に佇んでいた。
録ったビデオを確認する。すると、そこには悪魔さんや天使さんの姿も含めて何も写っていなかった。
(そうか、この二人は写真に映らないのか!)
考えてみれば窓にも鏡にも写らないし当然だ。
(結局、謎は解けず仕舞いか……)
と思った矢先、動画の中でゲームが勝手に起動して、コントローラーが宙に浮き上がった。
誰かがゲームを始めたのだ!
僕もゲームを起動して自分のデータを見てみると、やはりプレイした痕跡があった!
やっぱり犯人は悪魔さんだったのだ!
「ちょっと、悪魔さん!」
「ふわぁ、あれ、もう帰ってきたのか、ミチユキ」
悪魔さんは眠そうに目を擦った。
「前、僕のデータはプレイしてないって言ってたけど、やっぱり悪魔さんじゃないか。ほら、こっちには証拠の動画がーー」
「ほえ? いやいや、違う違う! だって俺、今の今まで寝てたんだぜ? 俺じゃねぇよ」
「じゃあ一体誰が……」
ここで僕は答えに辿り着く。そうだ、予想もしなかったが、それしかない。
「え、……まさか、天使さん?」
天使さんの方を見ると、彼女は真っ赤になった顔を手の平で覆い隠していた。
「なんだなんだ、まさか天使のヤツが隠れてゲームしてたのかよ?」
悪魔さんがそれを聞いてカラカラと笑った。
天使さんは笑われて、顔が余計真っ赤になった。
「なんだ、天使さんもゲームやりたかったの?」
天使さんは答える代わりにコクンと小さく頷いた。
「なんだよ、そんなら最初っから言やいいのによ」
「天使さん、恥ずかしかったんだね……」
天使さんは部屋の隅でいつにも増して体を丸めて小さくなってしまった。
「それならさ、みんなで一緒にやろうよ。ちょうど今新しいソフトを買いに行ってたんだ」
僕はゲーム屋さんの袋から、買ったばかりのソフトを取り出した。
「ミチユキ、そりゃお前ぇ、ス○ブラじゃねえか!」
「コントローラーもあるよ」
「おお、ミチユキ! お前ぇは最高だぜ!」
「だから、天使さんも一緒にやろう?」
天使さんは俯いた顔を上げて、大きな瞳でこちらを見た。
そして僕の差し出したコントローラーを恐る恐る手に取った。
「よし、昼寝は終わりだ! 早くやろうぜ!」
「悪魔さんはいつも元気だね」
悪魔さんが手慣れた手付きでゲームを起動した。
僕も自分の分のコントローラーを手に取った。
「……ありがとう」
そのとき後ろで、すごく小さな声だったけど、天使さんの声が聞こえた気がした。
「え、今の天使さん!?」
僕は聞き返したけど、天使さんはいつも通り澄ました顔で座っていた。
いつもと違うのはゲームのコントローラーを持っていること、それも妙に手慣れた手付きで……。
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