トゥインクル

明太子

文字の大きさ
1 / 1

トゥインクル

しおりを挟む


誰かと恋し合う
そんな奇跡の妄想に
問題点があるとしたら

それは

私がキミといることなんだ




◇◇




キミとは一緒にいすぎたから、好きになっちゃうのも仕方ないよね。
いつ好きになったかなんて覚えてないけれど、気づいた頃にはもう遅くて。


「何時でも何でも話したり、時にはバカしたりし合える、そんなくだらない関係がずっと続くといいね」


そんなことを言っていたのはいつだったかな。

私もそれでよかったから、
だから、この気持ちは隠そうと思ったのに、

でも上手くいかなくて。

隠しても隠しても出てきちゃうこの気持ちを、私はどうすればいいの?

そんな私の苦労も知らないで、キミは今日も呑気で楽しそうね。

「顔赤くない?大丈夫?」

なんて

顔近づけられたら余計赤くなるでしょ!!

ほんとにキミはなんにも知らないで、バカで、大バカで、




………優しくて、ズルいわ、、





トキメク条件なんて無くて。そんなのいらないよ、キミならなんでもいいの。

そんなの無くても目は勝手にキミのことを追ってしまうんだ。

本当に、なんでキミなんだ…


キミのことが好きだって自覚してからずっと、毎日キラキラで、
でもキミの思わせぶりな言葉ひとつで毎日はドキドキに変わってしまう。
……そんなことありえないでしょ?

キミの言葉は冗談なのか本気なのかよく分かんないけど。
私たちにシリアスなシチュエーションなんて似合わないよね。



平凡な日常も、ドキドキも、キミがいるなら選べないよ、どっちも大切だから。

幸せで、楽しいけど胸が苦しい。


これが恋なんだよね。



◇◇




キミと愛し合うような、そんな奇跡の妄想に、問題点なんて探しても仕方ないよ。


だって、キミがいいんだ。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

妻を蔑ろにしていた結果。

下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。 主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。 小説家になろう様でも投稿しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

お姉様から婚約者を奪い取ってみたかったの♪そう言って妹は笑っているけれど笑っていられるのも今のうちです

山葵
恋愛
お父様から執務室に呼ばれた。 「ミシェル…ビルダー侯爵家からご子息の婚約者をミシェルからリシェルに換えたいと言ってきた」 「まぁそれは本当ですか?」 「すまないがミシェルではなくリシェルをビルダー侯爵家に嫁がせる」 「畏まりました」 部屋を出ると妹のリシェルが意地悪い笑顔をして待っていた。 「いつもチヤホヤされるお姉様から何かを奪ってみたかったの。だから婚約者のスタイン様を奪う事にしたのよ。スタイン様と結婚できなくて残念ね♪」 残念?いえいえスタイン様なんて熨斗付けてリシェルにあげるわ!

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども

神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」 と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。 大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。 文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

処理中です...