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それぞれの過ごす冬
行ってらっしゃい、うさぎちゃん
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おや、と俺は驚く。洗面所から出てきた鵜鷺さんがビシッとスーツを着ていたんだ。
服装に合った化粧をしているし、赤い唇には大人としての色気がある。やっぱり鵜鷺さんって美人だなーと思っていると、こちらに冷たい瞳を向けてきた。
「出かけるわ」
「みたいですね。お仕事ですか?」
「ええ、こっちに来たのは観光目的じゃないのよ。ホテルの広告も打たないといけないし」
うん? わざわざ自分で動くって、代理店を挟んでいないのかな。
ホテル経営をする上で円滑な広告運用は欠かせない。しかし経営者みずから足を運ぶというのは珍しい。
そう思っているとバッグを肩に下げながら彼女は足を止めた。
「任せっぱなしは嫌いなのよね。せっかく東京まで来たんだし有効活用するわ。広告勤務をしている知人は週末じゃないと時間が合わなかったし」
「なるほど、そういうことでしたか。それで、昨日言っていた大事な話というのはまだ教えてくれないんですか?」
「話せなかったのはあなたのせいでしょう。昨夜は……と、克樹君は?」
「あいつなら受験生らしく図書館ですよ」
そう答えるとホッと胸を撫で下ろしていた。
昨夜はもちろんマッサージだけで終わらなかったというか究極のマッサージをしたというか……ともかく天童寺家に関する重要な話はできなかったんだ。その、時間がなくて。
「人を待たせるのは好きじゃないし、帰ってからでいいわよね?」
「つまり急ぎの用件ではないということですね」
「私次第ということよ。ついでに徹君、あなたにも関わってもらおうと思っているわ」
にやりと笑いかけられたが……さて、どんな内容なのだろう。気になりはするが、仕事の邪魔をするのは好きじゃない。玄関までお見送りして、行ってらっしゃいと言うのが俺の役目だ。
しかし試したいことを思いつき、鵜鷺さんが靴を履いているあいだに背後から近づく。
「うさぎちゃん」
「なによ」
顔を近づけてみると……たぶん無意識だったのだろう。わずかに赤い唇を開いて、彼女はそのまま重ねてきた。
のぷっという口紅の厚みを感じるキスをして、それからようやく彼女は瞳を見開く。
「……あら」
私としたことが……という軽い後悔の表情をしたあとに「もう」と文句を言いながらまた口づけてきた。
昨夜からことあるごとに俺は口づけを誘っており、こうして勝手に身体が動いてしまうくらいすり込むことに成功したわけだ。
「行ってらっしゃい、うさぎちゃん」
そう言って笑いかけると彼女はさらに不機嫌そうな顔をする。年下相手にいいようにされて、それで良しとしないのが鵜鷺さんなんだよね。
目には目を。挑発には挑発を。それは俺のモットーなんだけど、彼女も近しいことを思ったのかもしれない。ぺろりと俺の唇を舐めて視界をふさぎながら、撫でてくる指先を感じた。
俺の腹部を撫でて、おへそをつつき、そしてさらに下へ向かうと……唾液で濡れた舌を見せながら、ふと彼女は視線を下に向ける。
「あらー?」
視線を誘導された先には、ズボンごしに掴まれたものがある。勃起していると分かる形をしており、これはなにかしらと問い詰めるように切れ長の瞳がこちらを向いた。
じいと見つめられたままアレがゆっくりとシゴかれてゆく。いつも使う玄関であり、ビジネスモードの服装をした鵜鷺さんの姿に興奮しているのは明らかだ。
「どうしたの、これ?」
ふう、と吐息混じりに囁かれて、思わず俺は呻いた。しこ、しこ、と彼女の手が動き始めたからだ。腰が引けそうになったけど、いつの間にか腕が巻きついており逃げられない。
紺色混じりの魔性の瞳は、どちらが優位であるかを確かめようとしているみたいだった。
彼女は精神的マゾヒストだ。昨夜の行為を通じてようやく分かったけど、屈服させてくれる相手を常に探している。潜在面の話であり、外見や口調、強気な態度とは関係ない。だから俺が命じたときは、ものすごく大人しく従う。
この挑発的な行為も、実はその延長だと思っている。内心では「命令して」「命令して」と誘っている気がするし、実際に手を出したらすぐに大人しくなると思う。
なるほどね。親密だったはずの吉實から離れたのは、俺の影響があったのかもしれない。などと内心で思った。
「こっち、窮屈そうね」
ぺろりと唇を舐めて、片方の乳房を俺に当てながら鵜鷺さんはそう言う。なにが窮屈であるかは尋ねるまでもなく、こんもりと膨れ上がったものを指しているのだろう。
はてさて、どうしたものかなと思っていると、するんとズボンの内側に彼女の手はもぐりこんだ。
「私たち、似ているわ」
「え、どういうところがです?」
「攻めるのが好きなところがよ」
そう言い、容赦なくズボンがずり落とされてゆく。ゴム紐ごときでは止められるわけもなく、口づけされながらついに怒張したものが露わにされた。真上を向いたそれを彼女の指先が撫でて、それから瞳を細めた。
ようやく離れてゆく唇は、なにも俺を許したわけじゃない。しぃ、と唇をすぼめて囁いたあと、彼女はゆっくりと跪いていく。
はぁー、と湿った息をアレに吹きかけて、躊躇することなく真っ赤に塗られた唇が先端に触れる。はむっという生温かい感触、それと見上げてくる瞳によってビクリと震えた。
あーん、という声を上げたのはたぶんわざとだ。横髪を耳にかけながら、容赦なく舌と唇がなぶっていく。るろろと口のなかで蠢く舌は、俺の段差のところをしつこく舐めていた。
ぬぼ、ぬぼ、と前後に動き始めると、甘美な痺れが腰全体に広がる。息が熱くなっていくのを感じるし、見下ろすとペニスが唾液でぬるぬるにされていた。
真っ赤な口紅、いいかもしれない。フェチなどではないが、はっきりと興奮するのを自覚した。
のぷっと肉棒の根元に熱いキスをされて、その姿勢のまま内側では熱いとさえ思える舌がぬたうつ。喉奥がきゅっと締まった状態でそれはたまらない。思わず彼女の肩に手を置いて、湯気だつような熱い息を吐いた。
ぬぼっ、ぬぼっ、と動き出す。吸いつくようでありながら蠢く舌は容赦せず、生温かい唾液が床に落ちていく。
亀頭をかっぽりと咥え、冷え切った瞳をしているけど舌の動きが激しい。べろんべろんと下品さを感じるほどの動きであり、俺をさらに興奮させようと仕掛けてくる。
ぬもも……っ!
また奥まで咥えられて、喉奥で絞められた。後ろ頭しか俺には見えないけど、ぬぽっぬぽっという艶めかしい感触が伝わっているのだからたまらない。
引き抜かれてゆくと、やはり唾液まみれのペニスはひどく淫猥な形になっていた。
射精したいの? 私にゴクゴク飲ませたいの? そう瞳で問いかけてくるのは反則だ。ぶるっと腰が震えてしまうし、それを見て咥えたまま彼女は瞳を細めた。
ぐぼっ、ぐぼっ、ぐぼっ……。
淫猥な音を立てて彼女の頭が前後する。跪いた姿勢で両手を地面につきながら。
ああ、出る、出る、もうすぐたくさん出る。そう思い、熱いため息をしたときに……ぬぼぉっと音を立てて唇が離れた。
「若いっていいわね。朝から元気みたいだし。あなた、私が帰るまでそこで待っていなさい」
ハンカチで唾液をぬぐうと、鵜鷺さんはしれっとそう言う。
あ、なるほどね。これが寸止めってやつか。さっきキスをしてしまった腹いせみたいなもんだ。
そう冷静になろうとするけれど、下半身はまるっきり逆の考えだ。射精しかけの苦しい状態で、いますぐ押し倒したい欲望に駆られながらぎこちなく俺はこう言う。
「い、行ってらっしゃい」
「ええ、行ってくるわ。そうそう、一人きりだからって、自慰《オナニー》はやめておきなさい。あんなのはバカげた行為よ」
そう言い残して、ぴしゃっと玄関を閉じられた。
残されたおれは中腰のまま一歩も動けず……うーん、これはひどい。まったくなんて人だ。ムラムラしてるし、帰ったら泣いても喚いても容赦しないからな。
そう敗者みたいなことを思いながら洗面所に向かう。
唾液で濡れたままだし洗わないとね……。ああ、せつない。
さて、本日は珍しく完全オフか。昼間の下らない番組でも観ようかな。
そう思って伸びをしながら廊下を歩いてゆくと、クポォという不思議な音がする。スマホを取り出すと「いまそっち行く」という千夏ちゃんからの短いメッセージが届いていた。
「んー、相変わらず急だな。あ、こうしちゃいられない」
そうつぶやいて、すぐさま俺は二階に向かう。洗濯物や旅行カバンなどなどを押し入れにしまうのだが、まるっきり浮気現場を気づかれないようにする行動だなと他人ごとのように思う。
茜ちゃん、志穂さん、鵜鷺さん、そしてこれから訪れる千夏ちゃんと結局のところ俺は天童寺家のすべての女性と関わりを持ってしまった。
すでに言い訳が通じる段階をとっくに通り過ぎているし、あとはもういかに気づかれないようにするかという状況だ。
破滅フラグというのかな。いくつかの悪い状況が頭に浮かぶ。
茜ちゃんは、まだなにも知らない。よって全ての女性との関係に気づかれてはいけない。
千夏ちゃんには、姉を除く女性との関係に気づかれてはいけない。
志穂さんには、鵜鷺さんと旦那の関係を知られたらいけない。ただし千夏ちゃんに関しては知られても許されそうな気はする。
鵜鷺さんは全てを知っている。俺の知らないことも含めてだが、それは近いうちに分かるだろう。
「うーん、なんてひどい状況だ。とはいえ逃げたりはしないけど」
バッドエンドは避けたいが、もしそうなっても天罰としか言いようがない。甘んじて受けるし、しかしその前にいくつか解決したいことがあるんだよね。
などと思っていたところでピンポンと呼び鈴が鳴る。はーい、いま行くよと洗面所の化粧品を片づけながら返事をした。
まずはひとつ目の問題を解決しないとさ。
シュゴーッとミルクを泡立てる音を響かせて、特製のカフェラテができあがる。受け取るのはもちろん千夏ちゃんで、にっこり笑顔で「ありがと!」とお礼を言われた。
「徹の家ってさ、これだけお金がかかってるよね」
「まあな。ただ、買ってみて分かったけどさ、珈琲メーカーってメンテがかなりめんどくさいぞ。千夏ちゃんの手にした一杯には言葉にできないほどの労力をかけているとだけ言っておく」
「あーあ、それを聞いたら一気に欲しくなくなったぁ。ま、徹が作ればいいんだし、そのうち同じ家に住むんだからどうでもいっか」
そう言い、マグカップを手に千夏ちゃんは歩いていく。ボアつきのジャンパーは冬らしくて暖かそうでありながら、下に目を向けると一転して半ズボンだ。小麦色の健康的な太ももを見せつけながら上着を脱いで、ついでのように形の良いお尻を向けてきた。
なんというか、天童寺家の血筋らしく育ってきたな。
乳房の形をはっきりさせてきたし、上着を脱いだだけで色気がある。きっと同級生の子たちも気になっているだろう。
よいしょと言って、千夏ちゃんはソファーに腰かけた。
「急に来てごめんね。徹にちょっと見てもらいたいものがあってさ」
「いや、ぜんぜん。これでも千夏先生のマネージャーみたいなものだし、最近は家庭教師の役目もあるけど、気ままに呼んでくれていいよ」
「徹って無趣味の暇人だもんね。ゲームとかしないの?」
しないしない。というか手を出したらのめり込む気がしてできない。これでも一家の大黒柱だし、遊びよりも生活費のほうが大事なんだよね。
などと答えながら隣に座ると、千夏ちゃんはカバンからノートパソコンを取り出す。持ち歩きしやすい小型のもので、金や銀のデコシールが貼られていた。
「ネットに上げたテキストを綺麗に整えているところなんだけどさ、どうもしっくりこない。徹、読んでみて」
「んー、了解。前もって送ってくれたら読んでおいたのに」
「そう思ったけどさ、その場で思ったことを口にしたほうが早いでしょ。着飾らない率直な意見のほうが嬉しいしさ」
ふむふむ、そういうものかと頷きながらノートパソコンを膝に乗せると、小麦色の太ももをくっつけながら千夏ちゃんも覗き込んできた。
こういうときも天童寺家の血筋を感じるな。角度のせいで鎖骨から先、谷間の暗がりまで見えてしまう。色気があることに本人だけが気づけず、その無防備さには舌を巻く。
しばらくテキストを読み続けて、一章の半ばで俺はこう口にした。
「縦組みって難しいな」
「……そうなの。難しいの。書けば書くほど文字数だけが膨らんで、どんどん希薄になっていく気がする」
「そっか、ネット小説って内容が分かればそれで良かったけど、縦組みにすると他の書籍と比べられるのか。一気にハードルが上がった感じがする」
ざっと読んだだけで、いくつか課題が浮き上がる。
ひとつは場面のつながりや文脈の流れが不自然なこと。ぱっと次に移ってしまい、なにが起きているのか読者が分からない。そうなると読み進める目が止まるし、先ほど一章の半ばで俺が口を開いたように、読み手はギブアップをしかねない。
「千夏ちゃん、これの初稿はいつ上げるの?」
「伊武さんは受験が終わるまで待ってくれるって。だから半年はあると思うけど、気になってしょうがなくて……」
「それは分かる。こなせるか分からない宿題を残しているようなものだもんな。ただ、時間があるならありがたい」
どういう意味? と見つめられた。
まつげの長いくっきりとした瞳をしており、少しだけ無防備さが気になるけど女の子としての可愛さを日々増している子だ。
ねーねーと猫がじゃれつくような声を聞きながら、俺はモニターを指さした。
「思うままに書き進めて、まずは一冊分を終えてから考えよう。読みやすさや分かりやすさといった点については俺も指摘できるし、どう気になったかをまとめておく。要は日本語の勉強だ」
「日本語の勉強……」
嫌そうにせず、真面目な表情で千夏ちゃんはそう言う。
これは学校の授業とはまったく違う。小説というのは日本人に対して文字を介して伝えるものだ。挿絵もあるがそれは想像力の補助に過ぎず、小説家はまっこうからテキスト文で挑まないといけない。
内容はいい。しかし荒いし分かりづらい。というのは商業として認められないと思う。たとえそれが官能小説であったとしても。
そういう意味で、小説家としての勉強になると俺たちは思ったんだよな。
「さっき言ったみたいに、書き終えたらまず気になるところを直そうか。全体の流れがおかしくないかのチェックはその次だけど、つじつま合わせと同じくらい大事だと思う。優先順位というのかな……最初のストーリーが一番大事。次にそれをきちんと正しく伝えることと気持ち良く読めるかどうか」
要点をその3つに絞ろう。
書いているうち、そして何度も読んでいるうち、どれが正しいのか分からなくなりそうだけど、こういうときにタッグを組んでいるのは俺たちなりの強みだろうね。だってほら、一人で悩むことがないんだし気が楽になるでしょ。
方向性が分かって多少なりともやる気になったのだろう。千夏ちゃんはぎゅっと俺の太ももを掴んできた。
「うん、分かった。そうする。徹ってやっぱり頼りになるし、えっとね、あんまり言ったらいけないんだけど、だいすき」
ちゅっと頬にキスをされて、わずかに視界がグラつきそうだった。
こんな子供みたいな告白をされただけなのに動じたのは、たぶん想いが純粋だからだと思う。お、おお、とぎこちない返事しかできないし、でもこれはお礼みたいなものだから、と自分に言い聞かせる。
じいっとその子は見ていた。
観察するような瞳であり、いったいだれに似たのかなと内心で俺は汗をかく。いたたまれず、そっと視線を外すと女の子はわずかに身を寄せてきた。
「もしかして、どきっとした?」
「う……。するよ、そりゃあ。キスは女の子の武器なんだし」
ふうん、とその子はつぶやいて、なぜかノートパソコンを俺から取り上げる。近くのテーブルに乗せるあいだも大きな瞳で俺を見ており、これはやばい空気だぞと俺は警戒した。
よいしょ、と言って上にまたがってくる。半ズボン越しに張りのあるお尻が乗ってきて、それに気を取られているうちに腕が首に巻きついてきた。
「知ってる? エロ小説を書いていると、すごく性欲が強くなるって。ずっとムラムラして、悶々して……ほら、おっぱいも張ってるでしょう」
ぐいと身を寄せてくる様子に息を呑む。シャツは確かに乳房の形を強調するほどであり、ふわんとした女の子の香りまで届く。すう、ふう、と呼吸するたびにそれが届いて、その唇がだんだん近づいてきた。
「徹、どうしよう。かなり興奮してきちゃった」
「こらこら、千夏ちゃん。これ以上は……」
「動いちゃだめ」
そう言いつけられて俺は身動きできなくなる。ぷちゅ、とひと思いに重なった唇はやわらかく、また乳房が胸に乗ってきた。
フェロモンとでもいうのかな。甘酸っぱい香りを鼻腔で感じており、舌先は姉と同じように清純な唾液をしていた。
べったりと抱きつかれたまま唇はだんだん開いていく。
服を挟んで触れ合う股間は湿度と熱に包まれており、互いの性的興奮を伝え合う。
これはあれだ、朝方に鵜鷺さんから寸止めをされたせいで、かなり抑えが効かなくなっている。しかしいつもであれば大人の対応をできるかというと、正直なところあまり自信がない。
はぷっ、と音を立てて唇が離れると、たくさんの唾液で互いに濡れていたと気づく。はあ、はあ、と熱い息を吐きながら、小さな唇をぺろっと舐めた。
「エッチ、する……?」
カーテン越しの陽を浴びながら、彼女は首を傾げてそう言う。
なかなか返事をしない俺を見て、きっと心からがっかりしたのだろう。珍しく泣きそうな顔をして身体を離してゆく様子に……身を起こして、俺は鎖骨に口づけた。
この瞬間、俺は合意した。合意してしまった。
伊豆でしたときと異なり、決して言いわけが効かないと自覚をしておきながら。
なめらかな肌には汗が浮きかけており、唇で触れると小さな身体がわななく。はあ、あ、と艶めかしい息を吐き、そして頭に抱きついてくる。
少女は耳たぶにこう囁きかけてきた。
「舐めて」
みずみずしい肌を舌で舐めて、もっと奥、はっきりとした谷間に息を吹きかける。それだけできっとたまらない衝動があったのだろう。腰をぐねっとクネらせて、少女はすがりついてきた。
服装に合った化粧をしているし、赤い唇には大人としての色気がある。やっぱり鵜鷺さんって美人だなーと思っていると、こちらに冷たい瞳を向けてきた。
「出かけるわ」
「みたいですね。お仕事ですか?」
「ええ、こっちに来たのは観光目的じゃないのよ。ホテルの広告も打たないといけないし」
うん? わざわざ自分で動くって、代理店を挟んでいないのかな。
ホテル経営をする上で円滑な広告運用は欠かせない。しかし経営者みずから足を運ぶというのは珍しい。
そう思っているとバッグを肩に下げながら彼女は足を止めた。
「任せっぱなしは嫌いなのよね。せっかく東京まで来たんだし有効活用するわ。広告勤務をしている知人は週末じゃないと時間が合わなかったし」
「なるほど、そういうことでしたか。それで、昨日言っていた大事な話というのはまだ教えてくれないんですか?」
「話せなかったのはあなたのせいでしょう。昨夜は……と、克樹君は?」
「あいつなら受験生らしく図書館ですよ」
そう答えるとホッと胸を撫で下ろしていた。
昨夜はもちろんマッサージだけで終わらなかったというか究極のマッサージをしたというか……ともかく天童寺家に関する重要な話はできなかったんだ。その、時間がなくて。
「人を待たせるのは好きじゃないし、帰ってからでいいわよね?」
「つまり急ぎの用件ではないということですね」
「私次第ということよ。ついでに徹君、あなたにも関わってもらおうと思っているわ」
にやりと笑いかけられたが……さて、どんな内容なのだろう。気になりはするが、仕事の邪魔をするのは好きじゃない。玄関までお見送りして、行ってらっしゃいと言うのが俺の役目だ。
しかし試したいことを思いつき、鵜鷺さんが靴を履いているあいだに背後から近づく。
「うさぎちゃん」
「なによ」
顔を近づけてみると……たぶん無意識だったのだろう。わずかに赤い唇を開いて、彼女はそのまま重ねてきた。
のぷっという口紅の厚みを感じるキスをして、それからようやく彼女は瞳を見開く。
「……あら」
私としたことが……という軽い後悔の表情をしたあとに「もう」と文句を言いながらまた口づけてきた。
昨夜からことあるごとに俺は口づけを誘っており、こうして勝手に身体が動いてしまうくらいすり込むことに成功したわけだ。
「行ってらっしゃい、うさぎちゃん」
そう言って笑いかけると彼女はさらに不機嫌そうな顔をする。年下相手にいいようにされて、それで良しとしないのが鵜鷺さんなんだよね。
目には目を。挑発には挑発を。それは俺のモットーなんだけど、彼女も近しいことを思ったのかもしれない。ぺろりと俺の唇を舐めて視界をふさぎながら、撫でてくる指先を感じた。
俺の腹部を撫でて、おへそをつつき、そしてさらに下へ向かうと……唾液で濡れた舌を見せながら、ふと彼女は視線を下に向ける。
「あらー?」
視線を誘導された先には、ズボンごしに掴まれたものがある。勃起していると分かる形をしており、これはなにかしらと問い詰めるように切れ長の瞳がこちらを向いた。
じいと見つめられたままアレがゆっくりとシゴかれてゆく。いつも使う玄関であり、ビジネスモードの服装をした鵜鷺さんの姿に興奮しているのは明らかだ。
「どうしたの、これ?」
ふう、と吐息混じりに囁かれて、思わず俺は呻いた。しこ、しこ、と彼女の手が動き始めたからだ。腰が引けそうになったけど、いつの間にか腕が巻きついており逃げられない。
紺色混じりの魔性の瞳は、どちらが優位であるかを確かめようとしているみたいだった。
彼女は精神的マゾヒストだ。昨夜の行為を通じてようやく分かったけど、屈服させてくれる相手を常に探している。潜在面の話であり、外見や口調、強気な態度とは関係ない。だから俺が命じたときは、ものすごく大人しく従う。
この挑発的な行為も、実はその延長だと思っている。内心では「命令して」「命令して」と誘っている気がするし、実際に手を出したらすぐに大人しくなると思う。
なるほどね。親密だったはずの吉實から離れたのは、俺の影響があったのかもしれない。などと内心で思った。
「こっち、窮屈そうね」
ぺろりと唇を舐めて、片方の乳房を俺に当てながら鵜鷺さんはそう言う。なにが窮屈であるかは尋ねるまでもなく、こんもりと膨れ上がったものを指しているのだろう。
はてさて、どうしたものかなと思っていると、するんとズボンの内側に彼女の手はもぐりこんだ。
「私たち、似ているわ」
「え、どういうところがです?」
「攻めるのが好きなところがよ」
そう言い、容赦なくズボンがずり落とされてゆく。ゴム紐ごときでは止められるわけもなく、口づけされながらついに怒張したものが露わにされた。真上を向いたそれを彼女の指先が撫でて、それから瞳を細めた。
ようやく離れてゆく唇は、なにも俺を許したわけじゃない。しぃ、と唇をすぼめて囁いたあと、彼女はゆっくりと跪いていく。
はぁー、と湿った息をアレに吹きかけて、躊躇することなく真っ赤に塗られた唇が先端に触れる。はむっという生温かい感触、それと見上げてくる瞳によってビクリと震えた。
あーん、という声を上げたのはたぶんわざとだ。横髪を耳にかけながら、容赦なく舌と唇がなぶっていく。るろろと口のなかで蠢く舌は、俺の段差のところをしつこく舐めていた。
ぬぼ、ぬぼ、と前後に動き始めると、甘美な痺れが腰全体に広がる。息が熱くなっていくのを感じるし、見下ろすとペニスが唾液でぬるぬるにされていた。
真っ赤な口紅、いいかもしれない。フェチなどではないが、はっきりと興奮するのを自覚した。
のぷっと肉棒の根元に熱いキスをされて、その姿勢のまま内側では熱いとさえ思える舌がぬたうつ。喉奥がきゅっと締まった状態でそれはたまらない。思わず彼女の肩に手を置いて、湯気だつような熱い息を吐いた。
ぬぼっ、ぬぼっ、と動き出す。吸いつくようでありながら蠢く舌は容赦せず、生温かい唾液が床に落ちていく。
亀頭をかっぽりと咥え、冷え切った瞳をしているけど舌の動きが激しい。べろんべろんと下品さを感じるほどの動きであり、俺をさらに興奮させようと仕掛けてくる。
ぬもも……っ!
また奥まで咥えられて、喉奥で絞められた。後ろ頭しか俺には見えないけど、ぬぽっぬぽっという艶めかしい感触が伝わっているのだからたまらない。
引き抜かれてゆくと、やはり唾液まみれのペニスはひどく淫猥な形になっていた。
射精したいの? 私にゴクゴク飲ませたいの? そう瞳で問いかけてくるのは反則だ。ぶるっと腰が震えてしまうし、それを見て咥えたまま彼女は瞳を細めた。
ぐぼっ、ぐぼっ、ぐぼっ……。
淫猥な音を立てて彼女の頭が前後する。跪いた姿勢で両手を地面につきながら。
ああ、出る、出る、もうすぐたくさん出る。そう思い、熱いため息をしたときに……ぬぼぉっと音を立てて唇が離れた。
「若いっていいわね。朝から元気みたいだし。あなた、私が帰るまでそこで待っていなさい」
ハンカチで唾液をぬぐうと、鵜鷺さんはしれっとそう言う。
あ、なるほどね。これが寸止めってやつか。さっきキスをしてしまった腹いせみたいなもんだ。
そう冷静になろうとするけれど、下半身はまるっきり逆の考えだ。射精しかけの苦しい状態で、いますぐ押し倒したい欲望に駆られながらぎこちなく俺はこう言う。
「い、行ってらっしゃい」
「ええ、行ってくるわ。そうそう、一人きりだからって、自慰《オナニー》はやめておきなさい。あんなのはバカげた行為よ」
そう言い残して、ぴしゃっと玄関を閉じられた。
残されたおれは中腰のまま一歩も動けず……うーん、これはひどい。まったくなんて人だ。ムラムラしてるし、帰ったら泣いても喚いても容赦しないからな。
そう敗者みたいなことを思いながら洗面所に向かう。
唾液で濡れたままだし洗わないとね……。ああ、せつない。
さて、本日は珍しく完全オフか。昼間の下らない番組でも観ようかな。
そう思って伸びをしながら廊下を歩いてゆくと、クポォという不思議な音がする。スマホを取り出すと「いまそっち行く」という千夏ちゃんからの短いメッセージが届いていた。
「んー、相変わらず急だな。あ、こうしちゃいられない」
そうつぶやいて、すぐさま俺は二階に向かう。洗濯物や旅行カバンなどなどを押し入れにしまうのだが、まるっきり浮気現場を気づかれないようにする行動だなと他人ごとのように思う。
茜ちゃん、志穂さん、鵜鷺さん、そしてこれから訪れる千夏ちゃんと結局のところ俺は天童寺家のすべての女性と関わりを持ってしまった。
すでに言い訳が通じる段階をとっくに通り過ぎているし、あとはもういかに気づかれないようにするかという状況だ。
破滅フラグというのかな。いくつかの悪い状況が頭に浮かぶ。
茜ちゃんは、まだなにも知らない。よって全ての女性との関係に気づかれてはいけない。
千夏ちゃんには、姉を除く女性との関係に気づかれてはいけない。
志穂さんには、鵜鷺さんと旦那の関係を知られたらいけない。ただし千夏ちゃんに関しては知られても許されそうな気はする。
鵜鷺さんは全てを知っている。俺の知らないことも含めてだが、それは近いうちに分かるだろう。
「うーん、なんてひどい状況だ。とはいえ逃げたりはしないけど」
バッドエンドは避けたいが、もしそうなっても天罰としか言いようがない。甘んじて受けるし、しかしその前にいくつか解決したいことがあるんだよね。
などと思っていたところでピンポンと呼び鈴が鳴る。はーい、いま行くよと洗面所の化粧品を片づけながら返事をした。
まずはひとつ目の問題を解決しないとさ。
シュゴーッとミルクを泡立てる音を響かせて、特製のカフェラテができあがる。受け取るのはもちろん千夏ちゃんで、にっこり笑顔で「ありがと!」とお礼を言われた。
「徹の家ってさ、これだけお金がかかってるよね」
「まあな。ただ、買ってみて分かったけどさ、珈琲メーカーってメンテがかなりめんどくさいぞ。千夏ちゃんの手にした一杯には言葉にできないほどの労力をかけているとだけ言っておく」
「あーあ、それを聞いたら一気に欲しくなくなったぁ。ま、徹が作ればいいんだし、そのうち同じ家に住むんだからどうでもいっか」
そう言い、マグカップを手に千夏ちゃんは歩いていく。ボアつきのジャンパーは冬らしくて暖かそうでありながら、下に目を向けると一転して半ズボンだ。小麦色の健康的な太ももを見せつけながら上着を脱いで、ついでのように形の良いお尻を向けてきた。
なんというか、天童寺家の血筋らしく育ってきたな。
乳房の形をはっきりさせてきたし、上着を脱いだだけで色気がある。きっと同級生の子たちも気になっているだろう。
よいしょと言って、千夏ちゃんはソファーに腰かけた。
「急に来てごめんね。徹にちょっと見てもらいたいものがあってさ」
「いや、ぜんぜん。これでも千夏先生のマネージャーみたいなものだし、最近は家庭教師の役目もあるけど、気ままに呼んでくれていいよ」
「徹って無趣味の暇人だもんね。ゲームとかしないの?」
しないしない。というか手を出したらのめり込む気がしてできない。これでも一家の大黒柱だし、遊びよりも生活費のほうが大事なんだよね。
などと答えながら隣に座ると、千夏ちゃんはカバンからノートパソコンを取り出す。持ち歩きしやすい小型のもので、金や銀のデコシールが貼られていた。
「ネットに上げたテキストを綺麗に整えているところなんだけどさ、どうもしっくりこない。徹、読んでみて」
「んー、了解。前もって送ってくれたら読んでおいたのに」
「そう思ったけどさ、その場で思ったことを口にしたほうが早いでしょ。着飾らない率直な意見のほうが嬉しいしさ」
ふむふむ、そういうものかと頷きながらノートパソコンを膝に乗せると、小麦色の太ももをくっつけながら千夏ちゃんも覗き込んできた。
こういうときも天童寺家の血筋を感じるな。角度のせいで鎖骨から先、谷間の暗がりまで見えてしまう。色気があることに本人だけが気づけず、その無防備さには舌を巻く。
しばらくテキストを読み続けて、一章の半ばで俺はこう口にした。
「縦組みって難しいな」
「……そうなの。難しいの。書けば書くほど文字数だけが膨らんで、どんどん希薄になっていく気がする」
「そっか、ネット小説って内容が分かればそれで良かったけど、縦組みにすると他の書籍と比べられるのか。一気にハードルが上がった感じがする」
ざっと読んだだけで、いくつか課題が浮き上がる。
ひとつは場面のつながりや文脈の流れが不自然なこと。ぱっと次に移ってしまい、なにが起きているのか読者が分からない。そうなると読み進める目が止まるし、先ほど一章の半ばで俺が口を開いたように、読み手はギブアップをしかねない。
「千夏ちゃん、これの初稿はいつ上げるの?」
「伊武さんは受験が終わるまで待ってくれるって。だから半年はあると思うけど、気になってしょうがなくて……」
「それは分かる。こなせるか分からない宿題を残しているようなものだもんな。ただ、時間があるならありがたい」
どういう意味? と見つめられた。
まつげの長いくっきりとした瞳をしており、少しだけ無防備さが気になるけど女の子としての可愛さを日々増している子だ。
ねーねーと猫がじゃれつくような声を聞きながら、俺はモニターを指さした。
「思うままに書き進めて、まずは一冊分を終えてから考えよう。読みやすさや分かりやすさといった点については俺も指摘できるし、どう気になったかをまとめておく。要は日本語の勉強だ」
「日本語の勉強……」
嫌そうにせず、真面目な表情で千夏ちゃんはそう言う。
これは学校の授業とはまったく違う。小説というのは日本人に対して文字を介して伝えるものだ。挿絵もあるがそれは想像力の補助に過ぎず、小説家はまっこうからテキスト文で挑まないといけない。
内容はいい。しかし荒いし分かりづらい。というのは商業として認められないと思う。たとえそれが官能小説であったとしても。
そういう意味で、小説家としての勉強になると俺たちは思ったんだよな。
「さっき言ったみたいに、書き終えたらまず気になるところを直そうか。全体の流れがおかしくないかのチェックはその次だけど、つじつま合わせと同じくらい大事だと思う。優先順位というのかな……最初のストーリーが一番大事。次にそれをきちんと正しく伝えることと気持ち良く読めるかどうか」
要点をその3つに絞ろう。
書いているうち、そして何度も読んでいるうち、どれが正しいのか分からなくなりそうだけど、こういうときにタッグを組んでいるのは俺たちなりの強みだろうね。だってほら、一人で悩むことがないんだし気が楽になるでしょ。
方向性が分かって多少なりともやる気になったのだろう。千夏ちゃんはぎゅっと俺の太ももを掴んできた。
「うん、分かった。そうする。徹ってやっぱり頼りになるし、えっとね、あんまり言ったらいけないんだけど、だいすき」
ちゅっと頬にキスをされて、わずかに視界がグラつきそうだった。
こんな子供みたいな告白をされただけなのに動じたのは、たぶん想いが純粋だからだと思う。お、おお、とぎこちない返事しかできないし、でもこれはお礼みたいなものだから、と自分に言い聞かせる。
じいっとその子は見ていた。
観察するような瞳であり、いったいだれに似たのかなと内心で俺は汗をかく。いたたまれず、そっと視線を外すと女の子はわずかに身を寄せてきた。
「もしかして、どきっとした?」
「う……。するよ、そりゃあ。キスは女の子の武器なんだし」
ふうん、とその子はつぶやいて、なぜかノートパソコンを俺から取り上げる。近くのテーブルに乗せるあいだも大きな瞳で俺を見ており、これはやばい空気だぞと俺は警戒した。
よいしょ、と言って上にまたがってくる。半ズボン越しに張りのあるお尻が乗ってきて、それに気を取られているうちに腕が首に巻きついてきた。
「知ってる? エロ小説を書いていると、すごく性欲が強くなるって。ずっとムラムラして、悶々して……ほら、おっぱいも張ってるでしょう」
ぐいと身を寄せてくる様子に息を呑む。シャツは確かに乳房の形を強調するほどであり、ふわんとした女の子の香りまで届く。すう、ふう、と呼吸するたびにそれが届いて、その唇がだんだん近づいてきた。
「徹、どうしよう。かなり興奮してきちゃった」
「こらこら、千夏ちゃん。これ以上は……」
「動いちゃだめ」
そう言いつけられて俺は身動きできなくなる。ぷちゅ、とひと思いに重なった唇はやわらかく、また乳房が胸に乗ってきた。
フェロモンとでもいうのかな。甘酸っぱい香りを鼻腔で感じており、舌先は姉と同じように清純な唾液をしていた。
べったりと抱きつかれたまま唇はだんだん開いていく。
服を挟んで触れ合う股間は湿度と熱に包まれており、互いの性的興奮を伝え合う。
これはあれだ、朝方に鵜鷺さんから寸止めをされたせいで、かなり抑えが効かなくなっている。しかしいつもであれば大人の対応をできるかというと、正直なところあまり自信がない。
はぷっ、と音を立てて唇が離れると、たくさんの唾液で互いに濡れていたと気づく。はあ、はあ、と熱い息を吐きながら、小さな唇をぺろっと舐めた。
「エッチ、する……?」
カーテン越しの陽を浴びながら、彼女は首を傾げてそう言う。
なかなか返事をしない俺を見て、きっと心からがっかりしたのだろう。珍しく泣きそうな顔をして身体を離してゆく様子に……身を起こして、俺は鎖骨に口づけた。
この瞬間、俺は合意した。合意してしまった。
伊豆でしたときと異なり、決して言いわけが効かないと自覚をしておきながら。
なめらかな肌には汗が浮きかけており、唇で触れると小さな身体がわななく。はあ、あ、と艶めかしい息を吐き、そして頭に抱きついてくる。
少女は耳たぶにこう囁きかけてきた。
「舐めて」
みずみずしい肌を舌で舐めて、もっと奥、はっきりとした谷間に息を吹きかける。それだけできっとたまらない衝動があったのだろう。腰をぐねっとクネらせて、少女はすがりついてきた。
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