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傍観者はぶれません。
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「取り敢えず、婚約破棄に関しては、私といたしましてはとても嬉しいお申し出ですので、父には私から話しておきますわ。
クルティヴァル侯爵様には息子の貴方からお話ししていただいて、クルティヴァル侯爵様がご帰国なされてから両家での話し合いをいたしましょう。
まさか!お父上のご不在中に、この婚約破棄が罷り通るだなんて考えておられませんわよね?
私といたしましては、今直ぐにでも破棄してしまいたいのですけれど...この婚約は、私達の産まれる前に王家主導で結ばれた婚約ですのよ?
両家での取り決めに関しての新たな取り決めを話し合わなければなりませんし、主導なされた王家への報告もございますもの。
当主同士で話し合わなければなりませんわ。」
反論を許さないという感じが、とても格好良いわね。
反論しようとして、口をパクパクと開けたり閉めたりしている阿呆2人が、とてもとても面白いわ。
「そ、そそそそそれは!
ちちちちち父上に手紙を送ってだな??
は、は破棄だけでも早くに決めてしまえれば良かろう!?!」
動揺を隠しきれないのか、吃り過ぎていてかなりキモいわ。
「ですから、それはこの婚約の性質上出来ませんと、今ご説明いたしましたわ。
これが、家同士のみの政略結婚であれば出来ますけれど、王家が主導している以上は...王家の許可が必要となりますの。」
何度説明しても、恋に溺れているそのボンクラには理解出来ないのではない?
そのボンクラの隣で、プンスカ私怒ってますよ?って頬を膨らませてアピールなさっているお馬鹿にも、何1つ理解出来ていないのでしょうね。
流石はお馬鹿様方ですわ。
「それってぇ、すっごく可哀想よねぇ。
貴女のワガママで結ばれた婚約なんでしょぉ?」
ん?どこをどうして解釈なさったら、王家主導での婚約が1人の人間の我が儘でってことになったのかしら?
それも、お2人が産まれる前に決められたことなのに、どうやって我が儘を言うのかしらね?
オツムが本当に弱いのねぇ...可哀相に。
「...?いえ、先程、私の産まれる前に決まった婚約ですとご説明いたしましたわ。」
説明を聞いても分からないのよ。
類い稀なるお馬鹿だから...その人。
「貴女のワガママでないのならぁ、どぉしてぇ、王様が貴女とぉ、マーカス様をぉ、婚約させるのよぉ!」
血が関係してるのでしょうね...多分。
「家と家との結び付きや、血の濃さを調節するためだと聞いておりますわ。
血が濃くなりすぎたり薄くなりすぎたりしないように、全ての貴族家の結婚に関して、王家が管理しておりますの。」
そうなのよ...私も、産まれる前から婚約者がいたわ。
ま、屑男でしたから早々に証拠を固めて破棄いたしましたけれどね?
「血が濃いとか、薄いとか、王様には関係ないでしょう?」
王様じゃなくて、王家だと何度も発言しておりますのに...。
まだ王様って言うのね...いつまで言うのかしら?
「過去に、血が濃くなりすぎて健康な子供が生まれにくくなったり、薄くなりすぎて固有魔法が弱くなったりという弊害が出ておりますの。」
あらまぁ、ちゃんと説明してあげるのね...お優しい方ね。
私は、こんなのは時間の無駄だと思いますわ。
「わざと難しく話してぇ、私をバカにしてるのねぇ?!」
あら、この程度で難しく感じるのね?
流石はお馬鹿だわ......まぁ、阿呆でもあるけれども。
「いいえ?そのような無駄なことはいたしませんわ。
このくらいの会話を理解出来ないのであれば、貴女はそちらの方と婚約なんて出来ませんわよ?」
あら、まぁ!教えて差し上げますのね?
私なら面倒ですから、説明などせずに帰りますけれど......本当にお優しいのね。
*
クルティヴァル侯爵様には息子の貴方からお話ししていただいて、クルティヴァル侯爵様がご帰国なされてから両家での話し合いをいたしましょう。
まさか!お父上のご不在中に、この婚約破棄が罷り通るだなんて考えておられませんわよね?
私といたしましては、今直ぐにでも破棄してしまいたいのですけれど...この婚約は、私達の産まれる前に王家主導で結ばれた婚約ですのよ?
両家での取り決めに関しての新たな取り決めを話し合わなければなりませんし、主導なされた王家への報告もございますもの。
当主同士で話し合わなければなりませんわ。」
反論を許さないという感じが、とても格好良いわね。
反論しようとして、口をパクパクと開けたり閉めたりしている阿呆2人が、とてもとても面白いわ。
「そ、そそそそそれは!
ちちちちち父上に手紙を送ってだな??
は、は破棄だけでも早くに決めてしまえれば良かろう!?!」
動揺を隠しきれないのか、吃り過ぎていてかなりキモいわ。
「ですから、それはこの婚約の性質上出来ませんと、今ご説明いたしましたわ。
これが、家同士のみの政略結婚であれば出来ますけれど、王家が主導している以上は...王家の許可が必要となりますの。」
何度説明しても、恋に溺れているそのボンクラには理解出来ないのではない?
そのボンクラの隣で、プンスカ私怒ってますよ?って頬を膨らませてアピールなさっているお馬鹿にも、何1つ理解出来ていないのでしょうね。
流石はお馬鹿様方ですわ。
「それってぇ、すっごく可哀想よねぇ。
貴女のワガママで結ばれた婚約なんでしょぉ?」
ん?どこをどうして解釈なさったら、王家主導での婚約が1人の人間の我が儘でってことになったのかしら?
それも、お2人が産まれる前に決められたことなのに、どうやって我が儘を言うのかしらね?
オツムが本当に弱いのねぇ...可哀相に。
「...?いえ、先程、私の産まれる前に決まった婚約ですとご説明いたしましたわ。」
説明を聞いても分からないのよ。
類い稀なるお馬鹿だから...その人。
「貴女のワガママでないのならぁ、どぉしてぇ、王様が貴女とぉ、マーカス様をぉ、婚約させるのよぉ!」
血が関係してるのでしょうね...多分。
「家と家との結び付きや、血の濃さを調節するためだと聞いておりますわ。
血が濃くなりすぎたり薄くなりすぎたりしないように、全ての貴族家の結婚に関して、王家が管理しておりますの。」
そうなのよ...私も、産まれる前から婚約者がいたわ。
ま、屑男でしたから早々に証拠を固めて破棄いたしましたけれどね?
「血が濃いとか、薄いとか、王様には関係ないでしょう?」
王様じゃなくて、王家だと何度も発言しておりますのに...。
まだ王様って言うのね...いつまで言うのかしら?
「過去に、血が濃くなりすぎて健康な子供が生まれにくくなったり、薄くなりすぎて固有魔法が弱くなったりという弊害が出ておりますの。」
あらまぁ、ちゃんと説明してあげるのね...お優しい方ね。
私は、こんなのは時間の無駄だと思いますわ。
「わざと難しく話してぇ、私をバカにしてるのねぇ?!」
あら、この程度で難しく感じるのね?
流石はお馬鹿だわ......まぁ、阿呆でもあるけれども。
「いいえ?そのような無駄なことはいたしませんわ。
このくらいの会話を理解出来ないのであれば、貴女はそちらの方と婚約なんて出来ませんわよ?」
あら、まぁ!教えて差し上げますのね?
私なら面倒ですから、説明などせずに帰りますけれど......本当にお優しいのね。
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