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傍観者はぶれません。
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「そんな!酷いこと言うなんて!!」
あらら、酷いかしら?
貴族ならば普通のことですわよね?
この方、オツムが弱すぎてなんだか苛苛いたしますわ。
是非に、シバキ倒したいですわね。
「酷くはありませんわ。
これらは、学園で学ぶ常識的なことですわよ?」
それらを一切理解出来ていないから、その方は卒業出来ませんのよ?
「私に愛されないからと、嫉妬して!
私の愛するマリーナを侮辱するな!!」
あらまぁ、このお馬鹿、そろそろ縛り上げたいのですけれど...駄目かしら?
あ、私が手を出したら駄目よね?
私は傍観者なのですもの。
「?私は貴方を愛してなどおりませんから、そちらの方に嫉妬したりはいたしませんわ。
むしろ、婚約の破棄を申し出てくださったことを感謝しておりますの。
それに、侮辱に関しましては、先程からそちらがなさっておりますでしょう?」
あ、あのお馬鹿を愛してるとか思われていたのだと知って、本当に気持ち悪そうにしておりますわ。
あぁ、あんなにも不快そうにしているのを見てしまいますと、どうにか助けてあげたくなりますわ。
でも、我慢ですわよ?
「あのぉ、僕は王子なので、その婚約破棄、僕が承りましょうか?」
あら、あの子、我慢出来ませんでしたのね?
「王子!」
クリフが側にいたのに、止められませんでしたのね?
ま、あの子は猪突猛進の気がありますもの...誰に似たのかしらね?
「クリフ、このままではフールリカ嬢が可哀相だよ。
王家が生まれる前に主導した婚約者がこんな男だったなんて、きちんとフールリカ嬢に謝罪しなければならないと思うよ?」
それは当然ですわ。
貴方の生まれる前の出来事ですから、貴方が謝る必要はありませんけれどね。
もっと年齢が上の王族の過失ですわよ。
「姉上と同じ...不幸になる婚約は、見たくないよ。」
あら、可愛いことを言いますのね?
嫌がられたとしても、後で沢山撫でて差し上げましょう。
「姉君は、自力で破棄されましたからね...。」
えぇ、あんな屑、誰だって嫌ですわ!!
コソコソとしておられた不貞や罵倒などなどの証拠を積み重ねて、アホ父に直談判いたしましたの。
私と会う時間はなかなか作ってくださいませんから、謁見の間へと乗り込みましたのよ?
止めに来る兵士を槍で薙ぎ倒すのは楽しかったですし、唖然としたアホ父のお顔も面白かったですわ!
ま、アホ父の不貞の証が私なのですけれど...それはそれ、これはこれ。
そうそう、フールリカ様の婚約も、なんとか潰そうとしておりましたのよ?
ま、この馬鹿共は堂々としておられましたから証拠は沢山あるのですけれど...あのアホ父が、嫉妬に狂った王妃の顔色を伺ってばかりで、ろくに話し合いの時間を作ってくれないのが悪いのですわ!!
そうね、あの子を沢山撫でた後で突撃いたしましょう。
そして、バックドロップとコブラツイストをかけて差し上げましょう。
「王子?!...なんと!なんと慈悲深いのだ!!」
あら、あの馬鹿、案の定盛大に勘違いしましたわ。
『王子が自分を擁護しようとしてくれているんだ!』
とか思っているのかしらね?
あの子は、フールリカ様が可哀相だと何度も言っておりますのに...やはり馬鹿なのね。
「あ、クリフー!
このデブとそのお花畑を、適切に縛り上げておいてね?
王家主導の婚約を勝手に破棄するなんて王家への侮辱をしたし、爵位の上の相手への態度とか悪すぎだよねぇー!
後できっちり調べあげて適切に不敬罪を適用するから!
姉上、褒めてくれるかなぁ?」
えぇ、沢山褒めてあげるわ!
私は、優しい貴方が大好きよ?
「ハッ!」
あら、その縛り方は...クリフが、騎士としてあの子に仕えることになったからと挨拶に来た日に、私が教えた亀甲縛りじゃない!
ボケたつもりだったのだけれど、覚えていてくれたのね?
クリフ以外の騎士は、私への挨拶になんて来なかったから、あの子はクリフ以外全員を拒否しちゃったのよね...。
ウフフ、とっても可愛いわよね!
*
あらら、酷いかしら?
貴族ならば普通のことですわよね?
この方、オツムが弱すぎてなんだか苛苛いたしますわ。
是非に、シバキ倒したいですわね。
「酷くはありませんわ。
これらは、学園で学ぶ常識的なことですわよ?」
それらを一切理解出来ていないから、その方は卒業出来ませんのよ?
「私に愛されないからと、嫉妬して!
私の愛するマリーナを侮辱するな!!」
あらまぁ、このお馬鹿、そろそろ縛り上げたいのですけれど...駄目かしら?
あ、私が手を出したら駄目よね?
私は傍観者なのですもの。
「?私は貴方を愛してなどおりませんから、そちらの方に嫉妬したりはいたしませんわ。
むしろ、婚約の破棄を申し出てくださったことを感謝しておりますの。
それに、侮辱に関しましては、先程からそちらがなさっておりますでしょう?」
あ、あのお馬鹿を愛してるとか思われていたのだと知って、本当に気持ち悪そうにしておりますわ。
あぁ、あんなにも不快そうにしているのを見てしまいますと、どうにか助けてあげたくなりますわ。
でも、我慢ですわよ?
「あのぉ、僕は王子なので、その婚約破棄、僕が承りましょうか?」
あら、あの子、我慢出来ませんでしたのね?
「王子!」
クリフが側にいたのに、止められませんでしたのね?
ま、あの子は猪突猛進の気がありますもの...誰に似たのかしらね?
「クリフ、このままではフールリカ嬢が可哀相だよ。
王家が生まれる前に主導した婚約者がこんな男だったなんて、きちんとフールリカ嬢に謝罪しなければならないと思うよ?」
それは当然ですわ。
貴方の生まれる前の出来事ですから、貴方が謝る必要はありませんけれどね。
もっと年齢が上の王族の過失ですわよ。
「姉上と同じ...不幸になる婚約は、見たくないよ。」
あら、可愛いことを言いますのね?
嫌がられたとしても、後で沢山撫でて差し上げましょう。
「姉君は、自力で破棄されましたからね...。」
えぇ、あんな屑、誰だって嫌ですわ!!
コソコソとしておられた不貞や罵倒などなどの証拠を積み重ねて、アホ父に直談判いたしましたの。
私と会う時間はなかなか作ってくださいませんから、謁見の間へと乗り込みましたのよ?
止めに来る兵士を槍で薙ぎ倒すのは楽しかったですし、唖然としたアホ父のお顔も面白かったですわ!
ま、アホ父の不貞の証が私なのですけれど...それはそれ、これはこれ。
そうそう、フールリカ様の婚約も、なんとか潰そうとしておりましたのよ?
ま、この馬鹿共は堂々としておられましたから証拠は沢山あるのですけれど...あのアホ父が、嫉妬に狂った王妃の顔色を伺ってばかりで、ろくに話し合いの時間を作ってくれないのが悪いのですわ!!
そうね、あの子を沢山撫でた後で突撃いたしましょう。
そして、バックドロップとコブラツイストをかけて差し上げましょう。
「王子?!...なんと!なんと慈悲深いのだ!!」
あら、あの馬鹿、案の定盛大に勘違いしましたわ。
『王子が自分を擁護しようとしてくれているんだ!』
とか思っているのかしらね?
あの子は、フールリカ様が可哀相だと何度も言っておりますのに...やはり馬鹿なのね。
「あ、クリフー!
このデブとそのお花畑を、適切に縛り上げておいてね?
王家主導の婚約を勝手に破棄するなんて王家への侮辱をしたし、爵位の上の相手への態度とか悪すぎだよねぇー!
後できっちり調べあげて適切に不敬罪を適用するから!
姉上、褒めてくれるかなぁ?」
えぇ、沢山褒めてあげるわ!
私は、優しい貴方が大好きよ?
「ハッ!」
あら、その縛り方は...クリフが、騎士としてあの子に仕えることになったからと挨拶に来た日に、私が教えた亀甲縛りじゃない!
ボケたつもりだったのだけれど、覚えていてくれたのね?
クリフ以外の騎士は、私への挨拶になんて来なかったから、あの子はクリフ以外全員を拒否しちゃったのよね...。
ウフフ、とっても可愛いわよね!
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