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傍観者はぶれません。
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「父上、そういう理由から婚約破棄を僕が承ってきましたが、異論はありませんよね?」
フールリカ様にも姉上と同じ思いをさせるなんて!と、可愛いお顔を険しくさせて、アホ父へとなかなかの圧をかけておりますわね...。
ヒューリー、とても格好いいわよ!
「そ、そうか...分かった、了承しよう。
それぞれの家には、王命として伝えることとする。」
まだ、8歳の息子に気圧されてどうするのでしょうね?
ウフフ、私が一喝して差し上げましょうか?
傍観者の今はしませんけれど...後で、ね?
「あ、姉上の新しい婚約はどうなりました?」
あら、そのアホ父のことですから、王妃の産んだミシェールを優先して私のことは棚上げしてるのでは?
「それは、まだ決まっておらん。」
胸を張って言うことではありませんわよ?
娘の婚約を決められないなんて、父として無能ですわ。
「姉上があの屑との婚約を破棄してから、もう5年も経っているのにまだ決まっていないのですか?
最近はミシェールの婚約を探していると聞いておりますが、姉上の婚約がまだ決まっていないのに、ミシェールの婚約を探すなんて可笑しくありませんか?
まさか!第1王女の姉上よりも、第2王女のミシェールを優先している...なんてことはありませんよね?
いくら王妃の尻に敷かれている父上でも、そんな恥知らずなことはしませんよね?」
ヒューリーは驚いているようだけど、そのアホ父なら、そういう非常識なことを平然とするわよ?
王妃の家に弱いんだもの...ハァ、王宮で侍女をしていた私の母になど、手を出さなければ良かったのに...馬鹿よね。
「それは、ミシェールももう5歳だからだな、そろそろ婚約者を決めなければならないだろう。」
あら、確かにミシェールは5歳ですけど、私は15歳よ?
このアホ父は、私の年齢すら忘れているのかしら?
もう少し上手い言い訳を考えておけば良いのに、馬鹿過ぎるわよ?
「そうですか...ミシェールは確かに5歳ですね。
それならば、その玉座から降りていただきましょうか?
アハハ、心配しなくても大丈夫ですよ?
優秀な兄上がおりますから、父上がいなくても国は安泰です。」
あら、これってクーデターになるのかしら?
なんだか面白くなってきたわね!
「な、何を言っているのだ!」
まぁまぁ、タラタラと冷や汗をかいて、随分と怯えてますわねぇ...8歳の息子に。
「こんなにも簡単なことなのに、父上はもう理解出来ないのか...もう少し早めにしても良かったな......リヴェラ。」
お兄様、私は今、傍観者をしておりますので、話しかけないでくださいます?
さっさとヒューリーのお手伝いをしてきてくださいませ!
「はいはい、行ってきます。」
はい、行ってらっしゃいませ!全く...私は傍観者なのですから、放っておいてくださいませんと......。
「父上?私が跡を継ぎますので、安心して退いてくださいね?」
あらまぁ、お兄様の額に青筋が浮かんでますわ。
あれは、相当怒ってらっしゃいますわね...父上の馬鹿さがいけないのでしょう。
それでも麗しいわ...美人って得よね。
「な、何を!!」
あらあら、目をグリングリンと泳がせて、とても狼狽えてますわ!
ウフフ、なんだかいい気味よね。
「隣国などの知り合い達から、ミシェールの釣書が届いたと連絡がありまして...あれ?そう言えば、リヴェラの婚約がまだ決まっていないなぁと.....ね?
何度も確認しておりましたが、その都度、有耶無耶にされておりましたから...調べさせていただきました。」
まぁ!私の婚約に関しては、今は他国と縁を結ぶ必要が無いからと自国で済ませようとしておりましたけれど、ミシェールは他国へと嫁がせようとなさっておりましたの?
あらまぁ、通常であれば逆ではありませんか?
甘やかし放題に育てた可愛い娘を、他国へと...遠くへと嫁がせたいと思うものなのでしょうか?
うーん、親に愛された記憶なんてありませんから、私には分かりませんわね。
「それは!」
お顔が真っ赤ですわよ?
あら、今度は青くなりましたわ。
お兄様の圧のせいなのでしょうけれど、コロコロと顔色が変わるのが楽しいわね。
*
フールリカ様にも姉上と同じ思いをさせるなんて!と、可愛いお顔を険しくさせて、アホ父へとなかなかの圧をかけておりますわね...。
ヒューリー、とても格好いいわよ!
「そ、そうか...分かった、了承しよう。
それぞれの家には、王命として伝えることとする。」
まだ、8歳の息子に気圧されてどうするのでしょうね?
ウフフ、私が一喝して差し上げましょうか?
傍観者の今はしませんけれど...後で、ね?
「あ、姉上の新しい婚約はどうなりました?」
あら、そのアホ父のことですから、王妃の産んだミシェールを優先して私のことは棚上げしてるのでは?
「それは、まだ決まっておらん。」
胸を張って言うことではありませんわよ?
娘の婚約を決められないなんて、父として無能ですわ。
「姉上があの屑との婚約を破棄してから、もう5年も経っているのにまだ決まっていないのですか?
最近はミシェールの婚約を探していると聞いておりますが、姉上の婚約がまだ決まっていないのに、ミシェールの婚約を探すなんて可笑しくありませんか?
まさか!第1王女の姉上よりも、第2王女のミシェールを優先している...なんてことはありませんよね?
いくら王妃の尻に敷かれている父上でも、そんな恥知らずなことはしませんよね?」
ヒューリーは驚いているようだけど、そのアホ父なら、そういう非常識なことを平然とするわよ?
王妃の家に弱いんだもの...ハァ、王宮で侍女をしていた私の母になど、手を出さなければ良かったのに...馬鹿よね。
「それは、ミシェールももう5歳だからだな、そろそろ婚約者を決めなければならないだろう。」
あら、確かにミシェールは5歳ですけど、私は15歳よ?
このアホ父は、私の年齢すら忘れているのかしら?
もう少し上手い言い訳を考えておけば良いのに、馬鹿過ぎるわよ?
「そうですか...ミシェールは確かに5歳ですね。
それならば、その玉座から降りていただきましょうか?
アハハ、心配しなくても大丈夫ですよ?
優秀な兄上がおりますから、父上がいなくても国は安泰です。」
あら、これってクーデターになるのかしら?
なんだか面白くなってきたわね!
「な、何を言っているのだ!」
まぁまぁ、タラタラと冷や汗をかいて、随分と怯えてますわねぇ...8歳の息子に。
「こんなにも簡単なことなのに、父上はもう理解出来ないのか...もう少し早めにしても良かったな......リヴェラ。」
お兄様、私は今、傍観者をしておりますので、話しかけないでくださいます?
さっさとヒューリーのお手伝いをしてきてくださいませ!
「はいはい、行ってきます。」
はい、行ってらっしゃいませ!全く...私は傍観者なのですから、放っておいてくださいませんと......。
「父上?私が跡を継ぎますので、安心して退いてくださいね?」
あらまぁ、お兄様の額に青筋が浮かんでますわ。
あれは、相当怒ってらっしゃいますわね...父上の馬鹿さがいけないのでしょう。
それでも麗しいわ...美人って得よね。
「な、何を!!」
あらあら、目をグリングリンと泳がせて、とても狼狽えてますわ!
ウフフ、なんだかいい気味よね。
「隣国などの知り合い達から、ミシェールの釣書が届いたと連絡がありまして...あれ?そう言えば、リヴェラの婚約がまだ決まっていないなぁと.....ね?
何度も確認しておりましたが、その都度、有耶無耶にされておりましたから...調べさせていただきました。」
まぁ!私の婚約に関しては、今は他国と縁を結ぶ必要が無いからと自国で済ませようとしておりましたけれど、ミシェールは他国へと嫁がせようとなさっておりましたの?
あらまぁ、通常であれば逆ではありませんか?
甘やかし放題に育てた可愛い娘を、他国へと...遠くへと嫁がせたいと思うものなのでしょうか?
うーん、親に愛された記憶なんてありませんから、私には分かりませんわね。
「それは!」
お顔が真っ赤ですわよ?
あら、今度は青くなりましたわ。
お兄様の圧のせいなのでしょうけれど、コロコロと顔色が変わるのが楽しいわね。
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