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傍観者はぶれません。
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「おや?そうなのかい?」
あら?お兄様もご存知ありませんでしたの?
「ん?うん、まだ、大事なお姉様を盗られたくなかったから会わせなかったの。
『お姉様はちゃんとこの城に存在してるけど、父である王に冷遇されてるから王子は会えないと思うよ?』
って伝えておいたよ?」
お兄様に、偉いでしょ?って、褒めて欲しそうな顔をして...もう!可愛いんだから!
で、どっちの国の王子なの??
私はそこが一番気になるのぉー!!
「そうか...ジリスベルト王国の、レイハルト王子か...それならばまだ安心だね。」
え、お兄様!どうして、お分かりになられましたの??
ヒューリーは、全く言葉に出しておりませんでしたわよ?
「レイハルト王子?!」
あ、アホ父がとっても狼狽えているわ!
そりゃあそうよね...レイハルト王子って、あの子がとてもとても好きな人ですものね...一方的に、ですけれど。
一番、知られたら不味いと思うわ。
ま、私は特に知らない人なのですけれど。
遠目から見た程度で、一度も会ったことありませんもの。
「うん、まだ教えてないのに、お兄様よく分かったね。」
本当に、凄いわ!
私は全く気付かなかったもの。
流石はお兄様ね。
「まだ会わせなかったってことは、いつかは会わせることもあるってことだろ?
それなら、アレではないと直ぐに分かるよ。」
そうなのかしら?
まぁ、このまま成人したら夜会などでいつかは会うのかもしれないわね。
国が主催している夜会などを特別な理由なく欠席出来るのは、未成人の間だけですものね。
...まさか、成人してからも私を参加させないだなんてありませんわよね?
そうなりますと、同盟国から同盟を切られる原因となりえますわ。
そして、最悪の場合、戦争に発展するやもしれませんわよ?
そのくらいは、いくらアホ父でも分かっておられますわよね?
そうよね?...ね?
「うん、レイハルト王子にならお姉様を任せられるかな?って思ってるよ。」
ん?どういうことかしら?
どうして、レイハルト王子に私を任せるとかいう話しになっているの?
「そうか。
まぁ、たしかに...レイハルト王子ならばリヴェラを任せても構わないかもしれないな......。」
お兄様?!
「ちょっと待ちなさい!!
レイハルト王子へは、ミシェールを!」
あ、やっぱり!あの子分かりやすいものね。
「ん?レイハルト王子から聞いていないのですか?
レイハルト王子は、ミシェールのような傲慢で我が儘な女性がお嫌いだそうですよ?
こちらから何度改めて打診したとしても、またあちらから拒否されるでしょうから...ミシェールは嫁がせられないでしょうね。」
あぁ、レイハルト王子にあの子の本性はもうバレてるのね。
ミシェール、ご愁傷様です。
「なっ?!」
あら、他人から見ても身内から見ても、あの子は相当な傲慢で我が儘な王女ですわよ!
まぁ、ドロドロに甘やかしすぎたアホ父とあの嫉妬に狂った性悪オバさんが悪いと思いますわ。
自業自得ですわよね。
「当然だよねー。
お姉様の方が美しくて可愛らしいからって、僻んで嫉妬して...お義母様の形見であるドレスを勝手に捨てさせたりしてさ?
ま、直ぐに僕が見付け出しましたけど...。
最低の行動だよね。」
あぁ、あの時はとても悲しかったけれど...直ぐにヒューリーが探し出してくれて、本当に嬉しかったわ!
王女に命じられたとはいえ、アホ父が贈られた王族用の生地で作られたドレスでしたからね。
通常であれば一メイドには触れられる筈もない、とても高価なお品で...命じられたメイドも粗雑になど扱えず、ゴミ捨て場には持っていったけれど、とても丁寧に扱っていたらしいのよね。
それで、ゴミを外に捨てに行ったり燃やしたりする担当の使用人は、見るからに高価なドレスをどうすることも出来なくて...その場に保管していたらしいのですわ。
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あら?お兄様もご存知ありませんでしたの?
「ん?うん、まだ、大事なお姉様を盗られたくなかったから会わせなかったの。
『お姉様はちゃんとこの城に存在してるけど、父である王に冷遇されてるから王子は会えないと思うよ?』
って伝えておいたよ?」
お兄様に、偉いでしょ?って、褒めて欲しそうな顔をして...もう!可愛いんだから!
で、どっちの国の王子なの??
私はそこが一番気になるのぉー!!
「そうか...ジリスベルト王国の、レイハルト王子か...それならばまだ安心だね。」
え、お兄様!どうして、お分かりになられましたの??
ヒューリーは、全く言葉に出しておりませんでしたわよ?
「レイハルト王子?!」
あ、アホ父がとっても狼狽えているわ!
そりゃあそうよね...レイハルト王子って、あの子がとてもとても好きな人ですものね...一方的に、ですけれど。
一番、知られたら不味いと思うわ。
ま、私は特に知らない人なのですけれど。
遠目から見た程度で、一度も会ったことありませんもの。
「うん、まだ教えてないのに、お兄様よく分かったね。」
本当に、凄いわ!
私は全く気付かなかったもの。
流石はお兄様ね。
「まだ会わせなかったってことは、いつかは会わせることもあるってことだろ?
それなら、アレではないと直ぐに分かるよ。」
そうなのかしら?
まぁ、このまま成人したら夜会などでいつかは会うのかもしれないわね。
国が主催している夜会などを特別な理由なく欠席出来るのは、未成人の間だけですものね。
...まさか、成人してからも私を参加させないだなんてありませんわよね?
そうなりますと、同盟国から同盟を切られる原因となりえますわ。
そして、最悪の場合、戦争に発展するやもしれませんわよ?
そのくらいは、いくらアホ父でも分かっておられますわよね?
そうよね?...ね?
「うん、レイハルト王子にならお姉様を任せられるかな?って思ってるよ。」
ん?どういうことかしら?
どうして、レイハルト王子に私を任せるとかいう話しになっているの?
「そうか。
まぁ、たしかに...レイハルト王子ならばリヴェラを任せても構わないかもしれないな......。」
お兄様?!
「ちょっと待ちなさい!!
レイハルト王子へは、ミシェールを!」
あ、やっぱり!あの子分かりやすいものね。
「ん?レイハルト王子から聞いていないのですか?
レイハルト王子は、ミシェールのような傲慢で我が儘な女性がお嫌いだそうですよ?
こちらから何度改めて打診したとしても、またあちらから拒否されるでしょうから...ミシェールは嫁がせられないでしょうね。」
あぁ、レイハルト王子にあの子の本性はもうバレてるのね。
ミシェール、ご愁傷様です。
「なっ?!」
あら、他人から見ても身内から見ても、あの子は相当な傲慢で我が儘な王女ですわよ!
まぁ、ドロドロに甘やかしすぎたアホ父とあの嫉妬に狂った性悪オバさんが悪いと思いますわ。
自業自得ですわよね。
「当然だよねー。
お姉様の方が美しくて可愛らしいからって、僻んで嫉妬して...お義母様の形見であるドレスを勝手に捨てさせたりしてさ?
ま、直ぐに僕が見付け出しましたけど...。
最低の行動だよね。」
あぁ、あの時はとても悲しかったけれど...直ぐにヒューリーが探し出してくれて、本当に嬉しかったわ!
王女に命じられたとはいえ、アホ父が贈られた王族用の生地で作られたドレスでしたからね。
通常であれば一メイドには触れられる筈もない、とても高価なお品で...命じられたメイドも粗雑になど扱えず、ゴミ捨て場には持っていったけれど、とても丁寧に扱っていたらしいのよね。
それで、ゴミを外に捨てに行ったり燃やしたりする担当の使用人は、見るからに高価なドレスをどうすることも出来なくて...その場に保管していたらしいのですわ。
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